二日続けて同じ山に登ってしまった 
二日目 黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳 〜 渋の湯

東天狗(左)と西天狗(右)





北八ヶ岳、
黒百合ヒュッテ二日目。



朝5時、
目が覚めます。

昨夜は多くのお客さんが泊まっており、
心配したのですが、
大部屋に四人だけ。

内訳は、
私と、
昨晩意気投合した新潟から来たおじさん、
それと、
韓国のソウルから来と言う熟年カップルお二人。

部屋も暖かくて、
一度も目を覚ます事なく、
快眠出来ました。






まずは、
外に出て、

寝起きの一服。

朝6時から朝食なので、
既に、
一階は電気が点いて、
食事の準備中です。



そして、
空を見上げると、

若干雲はありますが、
天気もそこそこ良さそうです。

昨晩は、
飲んだ勢いで、
新潟から来たおじさんに、

『今日一緒に登りましょう!』

って、
言ってしまったのですが、
悪天候なら、
それを理由に断れるかと期待していたのですが、
ダメそうです。

普段は、
雨男なのですが、
こんな時に限って、
晴男なんです。






で、

朝ごはん。

細かい事ですが、
卵は生です。






黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳
昨晩ヒュッテに泊まってた人は、
殆どが昨日天狗に登っており、
今日は、
みどり池や、
白駒池等の北八ヶ岳を散策すると言う事で、
ご飯を食べ終えると、
足速に出発されて行きました。

やっぱ、
これですよね。

初日に天狗に登り、
二日目は北八ヶ岳散策。

 

黒百合ヒュッテ 〜 西天狗
殆どのお客さんが出発し、
我々も思い腰を上げ、
ヒュッテを出発しました。



以後、
新潟から来たおじさんは度々登場するのですが、
「新潟から来たおじさん」ではちょっと長いので、
今後、
「潟っさん(がっさん)」と呼ばせてもらいます。← 承認は得ておりませんが。



では、
紹介します、

「潟っさん」です。






天狗の奥庭から望む東天狗と西天狗。

昨日もたっぷり見たんですが、
今日も見る事になるとは。






マイペースで登る潟っさん。





この岩場は手こずっています。



潟っさんの向こうには、

乗鞍から始まる、
穂高・槍の北アルプスが綺麗に見えます。



さらに、
西に目を向けると、

御嶽ですね。

昨年、
噴火以後長年続いていた山頂への規制が解除され、
登ったんですよね↓↓↓

登山規制が解除された御嶽山に登ってみた






東天狗に取り付きます。



ここからは、

急登が続きます。

距離は大した事はありませんが。





先行のパーティに追いつきました。






歩きにくそうに見えますが、
岩と岩に間に雪がついており、
問題なく登れます。

雪も締まっており、
アイゼンが良く効きます。



潟っさん『結構キツイね』





この急登を登りきると、
東天狗山頂手前の岩峰を巻きます。

ここも岩場ですが、
岩と岩の間に雪の道ができており、
問題なしです。



で、
巻き終え、
直進すれば、
東天狗山頂なのですが、
ここは、

右に下って、
西天狗を目指します。

私『最初に西に行きましょう』
潟っさん『なんでぇ〜』



私は、
昨日東天狗に登ってるので、
今日は西天狗だけ登って、
潟っさんをおいて、
自分だけ下山してしまおうと言う、
卑怯な作戦なんです(笑)






東天狗と西天狗の鞍部でカメラを取り出す潟っさん。



何を撮ってるかと言うと、

硫黄岳、
赤岳、
阿弥陀岳、
南八ヶ岳の主峰達です。



そして、
その向こうには、

仙丈ヶ岳、
甲斐駒ケ岳、
北岳などの南アルプス。






西天狗に取り付きます。





後少し。




潟っさん『結構キツイね』





で、

西天狗山頂。

西天狗山頂は、
東天狗と異なり、
かなり広いです。



展望も素晴らしく、
北を見ると、

右の雪を被ってるのが蓼科、
その向こうの平らなのが美ヶ原(違う?)、
そして、
その向こうは白馬などの後立山連峰。



西には、

中央アルプス。



もちろん、
南アルプスもバッチリ。

東にも、
お山はあるのですが、
全然名前が分からないのでパス(笑)






景色を眺めてると、
潟っさんが登って来ました。



潟っさん『写真撮ってあげるよ』

人に撮ってもらうことがあまり無く、
断ったのですが、

『いいから、
 ポーズとって』



で、
とったポーズが、

これ(笑)

慣れてないと言うか、
何と言うか。

何にも、
思いつきませんでした。






西天狗 〜 東天狗
さて、

次は東天狗です。





西天狗を下ります。

雲海が素敵ですね。






鞍部まで下りて来ました。


  
東天狗に向けて、
登り返します。

実は、
写真でも分かりますが、
トラバース道が何本かあります。
ここをトラバースすると、
東天狗に登らなくても、
下山出来るようなんです。

なので、
私は、
東天狗に登らないで、
ここをトラバースして、
下山しようと思っていたんです。

でも、
この写真に写っていない場所がどのようになってるか不明で、
しかも雪があまりついていないようなので、
この道を通るのはやめました。



と言う事で、

潟っさんと一緒に東天狗山頂を目指します。






で、

東天狗山頂。

シルエットがカッコいい潟っさん(笑)






東天狗 〜 黒百合ヒュッテ
西天狗は風は無かったのですが、
東天狗山頂は、
めっちゃ風が強く、

速攻で下山します。






天狗の奥庭まで、
一気に下りて来ました。

振り返って、

パシャ!

昨日今日と、
散々見てますが、
これが最後だと思うと、
チョット寂しい(笑)






で、

ヒュッテまで戻って来ました。






ヒュッテの前の斜面では、

団体さんが尻セードで遊んでいます。

訓練ですかね?(笑)






ヒュッテのカフェでお茶します。



カフェの中は、

こんな感じで、
売店もあります。






で、
オーダーしたのは、

ケーキセット。

潟っさん『酒も飲んで、甘い物もいけるの?』

私『はい( ̄^ ̄)ビシッ!』






黒百合ヒュッテ 〜 渋の湯
休憩もしたので、
そろそろ、

下山します。



潟っさんも名残惜しそうです。

なんせ、
ヒュッテから即樹林帯に入って、
展望はありませんからね。






途中は、
省略して、
下りて来ました、

奥蓼科登山口。

登りは2時間を要したのですが、
下りは1時間でした。

ほんま、
トレースがついてる雪道は早い。





で、

駐車場。



潟っさんともここでお別れです。

潟っさん『お疲れ!』
私『お疲れさんでした』



挨拶が終わると、
潟っさんは登山靴を脱いだだけで、
速攻で帰って行きました。

着替えないの?





私は、
着替えをし、
一服し、
のんびり帰路につきました。

なんせ、
これから6時間の運転があるのでね。



途中のSAで、

こんなものを食べ、
超安全運転で帰りました。






振り返って

  • 二日続けて登らなくても良い
  • 今年は例年に比べて雪が少ないらしい
  • ヒュッテ〜天狗間で危険な場所は無い
  • 天気が悪ければ、道迷いしそうな場所は有り
  • 黒百合ヒュッテのご飯は普通、小屋番さんは親切
  • 酒を飲む場合、口には注意しよう


こんなとこでしょうか。



二日続けて登ったのは余計ですが、
以前から行ってみたかった天狗岳に行けて、
良かったです。

本当は、
もう少し雪がついてれば、
もっと良かったのですが、
それは、
次回のお楽しみと言う事で。

それに、
次回は、
天狗だけでなく、
白駒池など北八ヶ岳の散策もしてみたいですね。









二日続けて同じ山に登ってしまった
一日目 渋の湯 〜 黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳
二日目 黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳 〜 渋の湯








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