東天狗(左)と西天狗(右) |
ベトナムから帰った翌年(2017年)、
連れと新年会をしました↓↓↓
秘湯で新年会
その時行ったのが、
Snow Monkeyで有名な地獄谷温泉と、
天狗岳の登山口にある渋の湯。
天候が良ければ、
天狗岳に登ろうと思っていたのですが、
最悪の天気で、
結局、
※ 2017年1月13日撮影 |
高見石小屋までしか行けませんでした。
その時から、
いつか行ってみたいと思っていた冬の天狗岳。
今回やっと行けました。
行程
一日目:
神戸 ー<車>ー 渋の湯
渋の湯 〜 黒百合ヒュッテ
黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳(東天狗)
黒百合ヒュッテ泊
二日目:
黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳(東天狗、西天狗)
黒百合ヒュッテ 〜 渋の湯
渋の湯 ー<車>ー 神戸
なんと、
二日続けて同じお山に登ると言う、
結果になってしまいました。
本当は、
一日目は黒百合ヒュッテまで、
二日目に天狗に登るつもりだったのですが、、、
なぜに、
こんなことになったかは、
おいおいと。
渋の湯 〜 黒百合ヒュッテ
と言うことで、やって来たのは、
渋の湯の駐車場。
この駐車場は、
前回お世話になった、
渋御殿湯さんが管理しており、
1,000円/1日の駐車場代を払って、
停めさせてもらいます。
山行きの準備をし、
スタート(9:50)
ここを歩くのは、
二年ぶりです。
懐かしい。
スタートして直ぐに出てくるのが、
奥蓼科登山口。
ここで、
登山届けを提出します。
登山口の橋を渡ると、
黒百合方面と、
高見石方面の分岐があり、
ここは、
もちろん黒百合方面へ。
高見石方面に行っても、
途中から、
黒百合に行けるんですけどね。
で、
後は、
ひたすら、
樹林帯の中を登って行きます。
樹林帯、
これと言って、
楽しいことや、
ご報告することも無いので、
一気にワープして、、、
着きました、
黒百合ヒュッテ(11:50)
予定では、
今日はここまで。
早速、
チェックインすると、
部屋に入れるのは4時半とのこと。
コーヒーを淹れ、
来る途中のコンビニで買ったアンパンで昼ごはん。
本当は、
この小屋の名物のビーフシチューを食べたかったのですが、
既に売り切れとのこと、
残念。
この日は、
平日にも関わらず、
めっちゃ人が多かったんです。
外国の団体さんもいましたしね。
で、
後は、
何しよう。
することが無いんですよね。
色々考えたのですが、
何も思いつかず、
結局、
天狗に登ることにしました。
天気も良さそうなので。
黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳
山歩きされる方はご存知ですが、天狗岳は、
東天狗と西天狗の二つのピークを持つ双耳峰で、
東天狗の標高が2,640m、
西天狗が2,645.8mで、
北八ヶ岳の最高峰です。
ちなみに、
八ヶ岳の最高峰は、
最高峰にしては地味な名前の、
赤岳(2,899m)です。
黒百合ヒュッテ 〜 東天狗
不必要な物は小屋に置かせてもらい、スタート(12:25)
スタートして6分、
中山峠(12:31)
ここは、
十字路で、
真っ直ぐ行くとしらびそ小屋を経由して稲子湯の登山口、
左に行くと高見石、
右に行くと天狗岳。
もちろん、
右に。
また、
ここからは、
東天狗を望むことが出来ます。
中山峠を過ぎて、
最初の急登。
距離は短いですが、
なかなか手強いです。
急登を登りきると、
「天狗の奥庭」と言う場所に出ます。
ここから、
初めて、
東天狗(左)と西天狗(右)を見ることができます。
しかし、
雪が少ないですねぇ〜。
東天狗など、
地肌が見えてますもんね。
天狗の奥庭を過ぎ、
樹林帯に入り、
樹林帯を抜けると現れるのが、
この岩場。
雪がついてれば、
なんてことないのでしょうが、
この状態だと、
アイゼンが邪魔。
脱ぐのも面倒だったので、
そのまま進みましたが、
ある意味、
ここが今日の核心かも。
岩場を過ぎると、
東天狗に取り付きます。
ここから、
しばらく急登が続きます。
途中から振り返って。
正面中央は蓼科ですかね?
しかし、
雪が少ない。
前回来た時は、
木々に雪が付いて、
めっちゃ綺麗だったんですけど、
今日は、
ほぼ緑ですからね。
まだまだ急登が続きます。
とは言っても、
距離はそんなに無いので、
ヘタレの私でも、
ノープロブレム。
中央のピークが山頂では有りません。
山頂は、
あのピークの奥です。
このあたりまで来ると、
目の前には、
西天狗。
山頂手前の岩峰への登り。
このあたりも、
あまり雪がついていません。
岩峰は右から巻きます。
この後、
少しだけ岩場が有りますが、
岩に間に雪がついていたので、
ここも、
ノープロブレム。
岩場を通過すると、
山頂が見えて来ました。
後少し。
で、
東天狗山頂(13:33)
ヒュッテから、
約1時間でした。
ヒュッテからここまで、
ビビリな私でも危ないと思う場所は無く、
この日は風も無く、
結局、
ピッケルはザックに付けたままでした。
振り返ると(北側)、
登って来た道が見えますね。
右の岩峰が巻いたとこです。
中央には、
黒百合ヒュッテも見えます。
南側に見えるのが、
南八ヶ岳の主峰達。
左から、
硫黄岳、
赤岳、
阿弥陀岳。
赤岳と阿弥陀岳の間に見えるのが、
権現岳。
そして、
西側に見えるのが、
西天狗。
普通、
東天狗に登れば、
当然、
西天狗にも登りますよね。
でも、
『どうしよう』
悩んでいるんです。
どうしてかって?
だって、
シンドいですもん(笑)
それに、
理由はもう一つ。
実は、
西天狗より、
この道に興味を惹かれたんです。
この道は、
根石岳を通過して、
硫黄岳に通じる道なんです。
ここから、
硫黄岳を往復すると、
標準CTで約4時間。
4時半までには、
ヒュッテに戻りたかったので、
硫黄の往復は無理でも、
根石岳往復だったら、
行けるんちゃうかな、
な〜んて思ったりして、、、
で、
決めました。
『おしっ、
下山しよう!』
だって、
やっぱ、
シンドいですもん(笑)
東天狗 〜 黒百合ヒュッテ
と言うことで、下ります(14:13)
あっ、
東天狗山頂からの展望については、
明日と言うことで。
岩峰の巻道を10人程の団体さんが登って来ます。
と言うことで、
しばらく通過待ち。
登山業界にうとい私でも知ってる、
有名なガイドさんがリードしていました。
彼らは、
雪山登山教室ツアーだったのですが、
雪が少なくて、
当初予定していた、
訓練が出来なくて、
天狗への登山に変更になったそうです。
ここで、
約10分程、
通過待ちをしながら、
様子を伺っていましたが、
ガイドさんも大変そうですね。
そんなに危なそうな場所ではなかったのですが、
全員に目を配り、
各ハイカーさんに適切なアドバイスをし、
全員の安全を確保し、
そして、
飽きさせないように、
おしゃべりもし、
仕事とは言え、
私には、
とても無理です。
まぁ〜、
歩けない山が多いので、
最初から無理なんですけどね(笑)
すりばち池分岐(14:32)
左に下ると、
すりばち池を通って、
黒百合に下りれるようですが、
踏み跡が明瞭でなかったのでパス。
それに、
今の時期に行っても、
池はないでしょうから。
天狗の奥庭。
中山峠(14:57)
で、
戻って来ました、
黒百合ヒュッテ(15:02)
50分ですか?
通過待ちで10分費やしているので、
実質40分。
やっぱ、
トレースさえ有れば、
雪道は歩きやすいですね。
出発した時には無かったテン場も、
賑やかになっています。
ちなみに、
ミーティング中の皆さんは、
C国語を話しています。
聞いてみると、
香港から来たそうです。
しかし、
わざわざ海外からやって来て、
くっ○寒い雪中キャンプをしなくても、
と思うのですが。
まぁ〜、
私も、
雪中キャンプは好きなので、
偉そうな事は言えませんが(笑)
今日のお宿
今日のお宿は、黒百合ヒュッテ。
通年営業の、
超有名山小屋なので、
説明は割愛。
ちょっと気がついた所だけを、
簡単に説明。
トイレ
まず、 トイレが綺麗。
前回来た時には、
使用しなかったので、
気がつきませんでしたが、
バイオトイレで、
匂いも無く、
洋式も有りました。
女性用には、
更衣室もあるとか。
外からも入れますが、
外来者は、
もちろんチップ制。
飲料水
宿泊者は、無料で使用出来ます。
ただし、
この時期は水は貴重らしく、
テン泊者は、
雪を溶かしてくれと言われてました。
お湯、
お茶は有料です。
洗面所
洗面所は有りません(と思う)皆さん、
外で歯磨き等されていました。
食事
夕食
朝食
ご飯、
お味噌汁はおかわり自由。
これ以外に、
漬物や煮物等が有りました。
この時期、
お弁当は有りません。
軽食・喫茶
山小屋としては、かなり豊富なメニューです。
喫煙室
小屋内に喫煙室は有りません。出入口の横に灰皿が置かれていました。
しかし、
出入口の横に灰皿と言うのは、
どうなんでしょうか?
私のような喫煙者は良いのですが、
タバコが苦手な人も多いと思うし、
それが、
人が一番多く利用する出入口に設置するのは、
どうかと思うのですが。
なので、
私は、
入口からかなり離れた場所で吸って、
吸い殻だけ、
灰皿に捨てておきました。
以上、
黒百合ヒュッテでした。
明日も天狗に登る事に
食事を終え、持ち込んだお酒を飲みながら、
いろんな人と話をします。
これが、
結構楽しいですよね。
テン泊だと、
食事を終えると、
すぐに寝るのですが、
小屋泊だと、
おしゃべりの楽しみもあります。
まぁ〜、
私は山のネタはあまり無いので、
聞くだけですが(笑)
で、
ここで、
新潟から来たソロのおじさんと仲良くなったんです。
歳は私より少し上で、
58歳の時に山登りに目覚め、
以後、
百名山を中心に、
既に80座程登ったとか。
以前は、
夏山だけだったけど、
最近雪山も始めたとか。
で、
このおじさん、
明日、
天狗に登るらしいんです。
おじさんと飲んでいて、
飲んだ勢いて、
『一緒に登りましょう!』
って、
言ってしまったんですよね、
これが。
と言う事で、
明日も、
天狗に登ります (´ω`●)ハァ・・・
二日続けて同じ山に登ってしまった
一日目 渋の湯 〜 黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳
二日目 黒百合ヒュッテ ⇄ 天狗岳 〜 渋の湯
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