そのアイゼンは、
PETZLの「レオパード FL」
雪山シーズンが終わろうとしている今、
なぜにアイゼンをゲットしたのでしょうか?
それは、
軽アイゼンだからです。
これから夏にかけて、
残雪や雪渓などを歩く機会が増えてきます。
そんな場面で、
フルサイズ(12本爪)のアイゼンはオーバースペック。
なので、
一般的には軽アイゼンを使用します。
ですが、
私、
軽アイゼンを持っていなかったんですよ。
軽アイゼンの定義はどんなのか分からりませんが、
「軽アイゼン」でググると、
こんなのが出てきます。
単なる滑り止めから、
チェーンスパイク、
そして、
4〜6本爪のアイゼン等々。
この4〜6本爪のアイゼンは、
土踏まずの部分しか歯が無くて、
どうも好きになれなかったんですよ。
でも、
今年は必要になりそうなので、
チェーンスパイクにでもしようかなと思っていた時に、
このレオパード FLを見つけたんです。
私が探していたものにぴったり、
速攻でポチッとやってしまいました f^^;)
それが、
今日届いたんですよ。
フォレ、
食いもんじゃないよ(笑)
箱を開けると、
本体、収納ケース、取説が入っています。
では、
見ていきますか。
って、
その前に、
各部の名称を。
ソース:取説 |
2 リア
3 調整用コード
4 ストラップ
5 ダブルバックバックル
9 バックフレックス
11フィルフレックス
フロントとリアは、
アルミで出来ています。
爪は、
前が6本、
後が4本、
前爪があるのは心強いですね。
しかし、
オレンジと白と黒って、
オサレです。
さすがおフランスのPETZL。
フロントとリアを連結してるのは、
ダイニーマーの調整コード。
ここが、
このアイゼンのポイントですね。
↓↓↓は、
いつも使ってる、
フルサイズのアイゼンで、
この部分(センターバー)は金属。
この金属部分をコードにすることで、
軽量化とコンパクト化をしてる訳ですね。
軽量化が進む登山用具で、
アイゼンだけは、
どうやって軽量化するのだろと思っていたのですが。
本体のアルミ化や、
爪を短くするくらいしか思いつかなかったのですが、
それを、
コードにするとは。
まさに、
目から鱗。
やります、
PETZL。
そして、
これをコード化することにより、
さらにもう一捻りしています。
それが、
いろんな靴のサイズに合わすための機構。
靴のサイズに合わせて、
コードを引っ掛ける爪の位置を調整します。
取説には、
適応サイズは36〜46(ユーロサイズ)と、
書かれていました。
では、
装着してみますか。
全体的に少し前目ですが、
フィルフレックスが狭くて、
これ以上前に出せないんですよね。
前後の位置以外は、
良さげに装着されているのですが、
良く見ると、
気になる点が、、、
それは、
コードを踏みつけているので、
どうしても、
靴底とアイゼンの間に隙間が出来ます。
まぁ〜、
これはどうしようもないのですが。
問題は、
↓↓↓
靴の内側と外側で、
調整コードの長さが異なるんです。
一般的な靴は、
内側に曲がっているので、
フルサイズのアイゼンでは、
それに合わせて、
センターバーは少し湾曲しています。
しかし、
このアイゼンは、
そこがコードなので、
外側をピンと張ると、
内側が少し弛んできます。
自由度が高すぎます。
なので、
どうしても、
コード全体に少し遊びが出来てしまいます。
アイゼンは、
雪山(雪道)を歩く場合の、
最重要保安パーツ。
車で言えば、
ブレーキみたいな物。
これくらいは問題ないのかもしれませんが、
私的には、
かなり気になり、
取説を見てると、
ソース:取説 |
本来は、
靴のサイズが大き過ぎたり小さ過ぎたり、
特殊な形の靴に、
フィッティングさせるための到着方法らしいのですが。
早速、
やってみました。
※ 外側のコードを一つ分長くしています。
これなら、
コードに緩みが出ません、
いい感じです。
と言うことで、
他の靴にも装着してみました。
ハイカット
ミドルカット
シャンクが弱くても、
コードなので大丈夫。
ローカット
さすがに、
これは厳しいか?
それに、
アッパーが弱いと、
ストラップを締めた時に、
足の甲が痛い。
とりあえず、
ハイ、ミドルカットには問題なく使えそうです。
重さですが、
片足、
196g。
フルサイズが、
434gなので、かなり軽いです。
某○ンベルのチェーンスパイクより軽いです。
フルサイズみたいに、
スタートからゴールまで装着しっぱなしなら、
少しくらい重くても、
気にならないのですが、
軽アイゼンの場合、
もしかしたら、
装着しないかもしれない。
でも、
もしものために、
持って行かないと。
と言うような、
レインウェアと同じような代物。
これは、
極力、
軽くて、
コンパクトな方が良いですよね。
コンパクトと言えば、
収納袋に入れると、
こんな感じ。
袋もダイニーマーで出来てるので、
丈夫です。
でも、
本当は、
二つ別々に収納したほうが、
パッキング効率は良いと思うんですけどね。
以上、
まとめると、
メリット:
- 軽い
- 収納がコンパクト
- ハイ、ミドルカットならコバ無しでも装着可能
- 色・形がオサレ ← 関係ない?
デメリット:
- 装着が少し面倒
- 軽アイゼンにしては値段が高い
こんなとこですかね。
実際には、
- アルミで大丈夫か?
- 雪・岩ミックスを歩いた時、岩との摩擦にダイニーマーのコードは持つのか?
- アンチスノープレートが付いて無いので(オプションで有り)、雪玉は?
等々、
若干の不安はありますが、
早く実戦投入して、
試してみます。
どこに、
行こうかしら。
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