5時半、
外が少し明るくなってきました。
白馬岳山頂には雲がかかっていますが、
この絵も、
なかなか雰囲気があって美しい。
そして、
6時過ぎ、
朝日が登ってきました。
昨晩は、
凄い風が吹いていて、
かなり心配していたのですが、
今は風も収まり、
天気も良くて、
絶好の登山日和です。
と、
この時は思っていたのですが、、、
唐松岳山頂を目指してスタート
したのですが、、、
早い人は、したのですが、、、
3時くらいにスタートしていたのですが、
私たちは、
山荘で朝ごはんを食べ、
6時半にスタート。
北アルプスブルーって、
言うんですか?
言わないか(笑)
風は少し吹いてますが、
めっちゃ良い天気です。
まだ、
リフトが動いていないので、
登ってるのは、
山荘に泊まった人達だけです。
左には、
五竜や鹿島槍、
右には、
白馬。
こういう景色を見ながら歩くと、
足取りも軽い。
本当は、
まだ体が起きてなくて、
足は重いのですが(笑)
雪も適度に締まっていて、
アイゼンが効いて、
歩きやすいです。
とにかく、
前後左右絶景で、
写真を撮りまくって、
中々進みません。
黙々と歩く連れ。
このあたりから、
風が出てきました。
しかし、
まぁ〜、
尾根なので、
このくらいの風は吹くだろうと思い、
先に進んで行ったのですが、、、
そして、
最初のケルン、
八方山ケルン。
丸山が見えてきましたが、
風が強くなって来ました。
前を向いて歩くことが出来ません。
しかも、
かなりの前傾姿勢。
連れも少しずつ遅れて来ます。
風は強いのですが、
天気は最高。
写真では、
風の強さをお見せできないのが残念なのですが、
かなりの強風です。
ほんま、
凄いんです。
連れはゴーグル装着。
私は、
バラクラバ+ゴーグル装着。
第2ケルン。
見事なV字を見せる、
不帰キレット。
ほんま、
怖そうな名前です。
しかし、
ここ八方尾根もここから、
怖かったんですよ。
尾根とは思えない、
広大な八方尾根。
ガスってたら、
とても歩けませんね。
風はますます強くなって来ました。
この絵を見れば、
『ウソやろう』
って、
思われるかもしれませんが、
歩くのもままならない風なんです。
このあたりから、
朝早く登った人達が下りてきます。
私 『登られたんですか?』
下山者『強風で諦めました』
そんな会話をしながら、
何とか、
モアイ・ケルンまで来ました。
もとえ、
八方ケルン。
まだまだ登って来る人もいます。
私たちも、
先に進みます。
で、
ここは第3ケルンへの登りなんですが、
以後、
第3ケルンまで、
写真はありません。
と言うのも、
とても写真が撮れる状況ではないんです。
この斜面を登ると、
尾根が狭くなるのですが、
とてもその尾根を歩くことが出来ません。
風は北から南に吹いてるので、
尾根の南側を歩きたいのですが、
南側は切れ落ちており、
歩けないんです。
なので、
北側を歩くのですが、
風が強く、
とても歩けないんです。
一歩踏み出しては、
耐風姿勢、
の繰り返し。
ちなみに、
登山経験の浅い連れは、
耐風姿勢が取れず、
空中を舞ってました ← 話、盛ってませんから。
私も半世紀以上生きてますが、
人生でも一二を争う風。
おそらく、
風速は20m以上だと思います。
強風ではなく、
爆風。
マジで、
身の危険を感じましたよ。
やっとの思いで、
第3ケルン。
この先行者の方は、
ここで休憩してるのではなく、
ケルンまで行きたいのですが、
風が強くて、
一歩も歩けないんです。
まぁ〜、
私も動けないんですけどね
(笑い事じゃない)
私たちもやっとの思いで、
第3ケルンまで行き、
ケルンにしがみつき、
風が弱まるのを待ちます。
その後も、
続々と登山者がやってきて、
ケルンにしがみつき、
ケルンの周りは、
何かのゲーム状態。
その後登ってきた人は、
ケルンに捕まることが出来ず、
ケルンの先の大きな岩で、
風を避けてます。
撤退
30分くらい、ケルンにしがみついてたでしょうか?
気持ち的には、
『今日は、無理かな』
と思っていたのですが、
なんせ、
この天気。
空は真っ青。
風さえ弱まれば、
何ら問題ないのですが。
戻ろうか、
もう少し待とうか?
しかし、
風は一向に収まる気配がありません。
いつもは陽気な連れも、
冗談一つ言いません。
そんな時、
ケルンにしがみついてたお二人が、
『下ります』
と言って、
下山されて行かれました。
この一言で、
「登る」/「下りる」の心のシーソーが、
一気に「下りる」に固定。
私 『下りよう』
連れ『うん』
撤退します。
第2ケルンあたりまで下りてくると、
嘘みたいな無風。
マジか。
朝は雲を被ってた白馬もピーカン。
五竜、鹿島槍も、
『何かあったん?』
みないな。
もう一度、
登ろうかとも思ったのですが、
そこは、
ヘタレなおっさん二人、
『もう、えぇやん』
山荘が見えてきました。
リフトが動き始めたようで、
登山者が続々とリフトから吐き出されてます。
八方池山荘まで下りてきました。
登山者『もう登って来たんですか?』
本当は、
『はい!』
って、
言いたいのですが、
『風が強くて、撤退したんです』
ちょっと、
悔しい。
多くの方が登って行きます。
風が収まってると、
良いのですが、、、
私たちは、
先に撤退を決めたお二人と、
残念会。
しかし、
まだ朝の9時半。
考えようによっては、
素晴らしい天気の下、
素晴らしい景色を見ながら、
こんな時間から、
飲めるのは、
幸せかも(笑)
お二人と、
山の話などをし、
昼前までマッタリしました。
お昼になり、
スキーヤーやボーダーの人たちが、
お昼を食べに入ってきたので、
我々は撤収。
登ってきた時同様、
二本のリフトと、
ゴンドラを使って、
下山。
そして、
昼ごはん。
今年二回目の北アルプスですが、
前回の西穂同様、
今回も途中撤退です。
『お前らみたいな、
ヘタレが来るとこじゃないよ』
って、
言われるような。
が、
しかし、
ヘタレですが、
諦めの悪いオッさん二人。
私 『北がダメなら、
中央へ行こう』
連れ『おぅ!』
昨日、
ここに来る時、
中央道を走っていたら、
中央アルプスが綺麗に見えていたんです。
途中寄った、
駒ケ岳SAから見た中央アルプス。
元々、
今回は、
北アルプスの唐松岳か、
中央アルプスの木曽駒ケ岳に行こうか迷ったのですが、
楽そうだったので、← 判断基準がヘタレ
唐松岳にしたんです。
駒ヶ根に移動
そうと決まれば、今日の宿を手配し、
駒ヶ根に移動します。
で、
やって来たのは、
木曽駒ケ岳へのバスが出ている、
菅の台バスセンター近くの、
中央アルプス眺望の宿季の川
ホテルの前からは、
木曽駒ケ岳が見えています。
チャチャっとチェックインを済ませ、
温泉に入り、
部屋から南アルプスを眺めながら、
黒霧。
このホテルは、
素泊まりで予約したので、
夕食を食べに行きます。
で、
駒ヶ根と言えば、
やっぱ、
ソースカツ丼でしょう。
ホテルのスタッフに聞くと、
ホテル近くの「ガロ」と言うお店が美味しいと言うことで、
行ってみました。
頼むのは、
もちろん、
ソースカツ丼。
蓋が閉まってなく、
『なんといい加減な』、
と思ったのですが、、、
カツがデカすぎて、
蓋が閉まらないんですね。
普通、
カツ丼と言えば、
カツを卵でとじますが、
駒ヶ根のソースカツ丼は、
千切りのキャベツの上に、
秘伝のソースをくぐらせたカツを載せたものです。
ここのは、
若干甘めのソースでした。
美味しいのですが、
量多すぎ。
申し訳ないのですが、
ご飯、
少し残してしまいました。
ソースカツ丼を食べ(少し残したけど)、
ホテルに帰って、
更に飲み、
9時には就寝。
北アルプスは、
我々を拒んだのですが、
中央アルプスはどうなんでしょうか?
楽しみ半分、
不安半分。
北アルプス遠征だったのですが、、、
1日目 八方尾根へ
二日目 唐松岳登山
三日目 中央アルプス木曽駒ケ岳登山
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