Tシャツを買いに五竜に行ってきた 
二日目 八方 〜 唐松岳

唐松岳頂上山荘から見上げる唐松岳



今日は、
直江津駅から白馬まで列車で移動し、
八方尾根を登って唐松岳頂上山荘まで行きます。






朝5時、
着きました、

直江津駅。

実は、
ここが、
今日の核心部分だったんです。

ここでの列車への乗り継ぎが15分しかなかったので、
バスが遅れたらどうしようと思っていたんです。

なんせ、
列車の本数がメッチャ少ないので。






直江津 〜 八方
その列車が、

1両編成のこちら。

これ、
JRの路線と思ってたら、
「日本海ひすいライン」と言う、
ここ直江津駅と糸魚川市の市振駅を結ぶ、
えちごトキめき鉄道の路線でした。



これで、
糸魚川まで行き、

こちらに乗り換え、
大糸線の南小谷まで行きます。



お客さんは、

私だけ。



ですが、
さすが北アルプスの麓を走る列車、
車内には、

こんな案内が。

これから登る、
唐松や五竜も載ってますね。

しかし、
「五竜」って、
「五龍」なの?



更に、
南小谷で乗り換え、
白馬まで。






そして、
やってきたのは、
八方バスターミナルにある、

八方インフォーメーションセンター。



ここにある更衣室をお借りして、
山歩きの格好に着替え、
やって来たのは、

八方のゴンドラ乗り場。



今回は、

片道チケットを購入。

モンベルクラブ会員でも、
山岳保険加入者でも、
割引が効きます。






八方 〜 八方池山荘
ゴンドラとリフト2基で、
標高差1,060mを一気に運び上げてくれる、
八方アルペンライン。

最初は、
ゴンドラ「アダム」ですね。



ですが、

結構人多い。






次が、

アルペンクワッドリフト。



最後が、

グラードクワッドリフト。



アルペンクワッドリフトもそうですが、
スキーシーズン時と違って、

シート位置を下げています。

お花畑の上を通るための演出でしょうか?

後ろの山ガールのおばさん達、
かなりハイテンションです。






で、
着きました、

八方池山荘。

実は今年3月、
この八方池山荘に泊まってるんです↓↓↓

北アルプス遠征だったのですが、、、
一日目 八方尾根へ
二日目 唐松岳登山



その時も唐松岳に登る予定だったのですが、
爆風であえなく撤退。

今回は、
そのリベンジもあるんです。



しかし、

人多い。

今日は平日なんですけどね。

ハーネス着けたオッチャンまでおるし、
どこ行くんやろ?






八方池山荘 〜 唐松岳頂上山荘
では、
唐松岳頂上山荘を目指して、

スタート(09:15)



八方池山荘 〜 第二ケルン
八方池山荘から、
木道がある南側のルートと、
稜線を登る北側の二つルートに分れます。

私は、

南側のルートを選択。

理由?
急でなかったから(笑)



が、
しかし、
人多い。

皆さん、
団体さんのようで、
かなりスローなペースです。



スローペース大好きな私ですが、
あまりにも遅いので、
途中で、

北の稜線ルートに移動したのですが、
この木の階段を登るのがシンドい ><

最初から北側ルートにしとけば良かった。






で、

八方山ケルン(09:32)






そして、
しばらく進むと、

正面にトイレが見えて来ました。



そのトイレの先が、

北側ルートと南側ルートの合流地点。



更に、
その先が、

第二ケルン(09:44)



ここは、
休憩無しで次に進みます。
 





第二ケルン 〜 第三ケルン
第二ケルンから少し登ると、

八方ケルン(09:50)

モアイ像のようなケルンですが、
1980年に起きた、
逗子開成高校山岳部の遭難を機に 、
再び悲しい遭難事故が起きないように、
との願いを込めて建てられたものです。




ここでも、
休憩は無し。

次進みます。

なんと言っても、
ザックが軽いので、
調子が良い。






八方池が見えて来ました。

条件が良ければ、
湖面に逆さ白馬三山が映るそうですが、
今日は、
真っ白。

と言うことで、
ここはスルー。







八方池から少し登ると、

第三ケルン(10:00)

八方池山荘をスタートして45分ですか。

CTが1:30なので、
半分。

超鈍足の私としては、
信じられん速度。

まぁ〜、
殆どの人を追い越して来ましたからね。

最後までこのペースは持たんので、
最後は帳尻を合わせる思います(笑)



ここ、
三月に来た時、
このケルンにしがみついて、
爆風をしのいでいたのですが、
風が収まらなかったので、
ここで撤退を決めたんです。

爆風で一歩も動けないおじさん

その時、
一緒にいた連れが風で飛ばされたのですが、
思い出しましたよ。

こんな天気良いのにねぇ〜。






第三ケルン 〜 扇雪渓
ここも、
休憩無しで、

次進みます。

これまで休憩無し。
と言うことは、
タバコも吸っていません。

もしかしたら、
できるんちゃう、
禁煙。

もちろん、
冗談ですよ(笑)






右手には、

白馬三山が姿を表しました。

ここも、
近いうちに歩いてみたい。



更に上方には、

不帰ノ嶮。

ここは、
一生歩くことは無いと思います、
はい。






第三ケルンからしばらく登ると、

樹林帯に入ります。



そして、
樹林帯を抜けると、

お花畑。

皆さん、

『これ、○X△よ』
『あら、珍しい』

『こっちは、ほれ、あれよ』
『□●▲ね』
『そうそう』

な〜んて、
興奮気味に写真撮影。



と言うことで、

私もパシャ!

名前?

チューリップ以外、
分かりません。






お花畑を過ぎ、
再び樹林帯に入り、

横に伸びる、
ダケカンバの林を過ぎると、
登山道の下の方に見えて来ました、



扇雪渓(10:45)

ここで、
本日初めての休憩。



ここまで休憩無しできたのですが、
理由は、
涼しい場所が無かったんです。

今日は、
無風で、
メッチャ暑で、
涼しい場所を求めて、
ここまで登って来ました。



しかし、
前回は爆風、
今日は無風。

『中途半端は無いんかい、
 八方尾根は!』






ここは雪渓なので、
ひんやりした風がとても気持ち良い。

大勢の皆さんが休憩しています。

木陰もあって、
ほんま、
砂漠の中のオアシスでした。






扇雪渓 〜 唐松岳頂上山荘
休憩を終え、
唐松岳頂上山荘目指して、

スタート(11:10)






スタートしていきなり、

団体さん。

雪渓に来るまでも、
多くのハイカーさんがいたのですが、
テント泊装備のデカザックを抱えた人はあまりいなかったので、
皆さん、
小屋泊なんでしょうか?

若干と言うか、
かなり心配になって来ました。






そして、

丸山(11:30)

ここでは、
多くの皆さんが休憩したり、
お昼を食べています。

私は、
先ほど休憩してるので、

先に進みます。






しばらく進むと、

んっ!?



桟橋上部の落石防止用ネットで補強されてる間が崩落しています。

と言うことで、
冬道の稜線ルートが、
迂回ルートに設定されています。






岩場の急登を登ります。

正規ルートと異なり、
急登なので、
一気に高度が稼げます。

シンドいですが。






痩せ尾根を登り、



このハシゴを登りきると、



眼下に見えて来ましたよ、
小屋の屋根が。



で、
到着です

唐松岳頂上山荘(12:25)






目の前には、

唐松岳。



ピストンの前にチェックイン。

本館と北館(新館)があるのですが、
北館の方が800円安いので、
北館に。

小屋番さん
『今日は多そうなので、
 1ブロックに8人位になるかもしれません』



やっぱ、
今日は多いんですね。



でも、
1ブロックがそこそこの広さがあるのだろうと思い、
部屋に行き、
指定されたブロックを見ると、

3畳に枕が八つ。

つまり、1畳に2〜3人と言うことですね。



これは、
厳しいやろ。

私、
あまり小屋泊の経験が無いので、
かなり心配になりました。



でも、
私が最初だったので、
後、
誰も来ませんように、
と、
山の神さんにお願いし、

本館の食堂に行き、
昼ごはん。



今日は、
こんなもんいってみました、

チャンポン。

チョット、
量が少ないような。

なんせ、
今日はここまで、
何も食べてなかったので。

味は美味しかったですけどね。






唐松岳頂上山荘 〜 唐松岳 ピストン
チャンポンを食べ終え、

唐松岳にピストンします。






山荘前から登り始め、



これと言った難所もなく、



約20分弱で、



唐松岳山頂(2,696m)





今日は、
雲が多くて、
あまり展望は良くなかったのですが、
それでも、
振り返ると、

唐松岳頂上山荘や、
登って来た八方尾根が見えます。

山荘前からジグザクに下ってる道は、
餓鬼山を経て、
祖母谷温泉、
欅平に下りる、
なが〜い、なが〜い登山道ですね。



西に目を向けると、

剱や立山。



北には、

不帰キレットを経由して白馬に続く稜線。



そして、
南には、
明日登る予定の、

五竜岳。

う〜ん、
カッコいいお山ですね。



10分程山頂にいたのですが、
次から次へと人が登って来るので、
速やかに撤収。






山荘にて
山頂から10分程で、

下山完了。





以上で、
本日の仕事は終了です。

後は飲むだけ。



最初はやっぱ、

生でしょ。



うま〜い。

どこの山小屋が最初に生を始めたか知りませんが、
その山小屋、
グッジョブ!


この後、
もう一杯いき、
その後は、
持ち込みの、

バーボン。
(既に飲んじゃったけど)



チビチビやってると、
隣に、
ソロの山ガールのお姉さんが生を持って着席。

普段、
街なら、
絶対ありえませんが、
こう言うシチュエーションがそうさせるのか、
お姉さんに声をかけられます。

お姉さん『明日はどちらまで?』
私   『五竜に行こうかと』

と言う、
スタート。



彼女、
かなりのベテランのようで、
だいたいいつもソロで、
テン泊装備を担いで、
縦走しているとか。

そして、
冬には、
山登りの他に、
バックカントリーのスキーもするとか。



今回は、
栂池を出発し、
白馬から不帰を越えてここまでやって来て、
明日は、
五竜を越えてキレット小屋まで。

その翌日は、
鹿島槍を越えて種池山荘まで。

最終日は、
柏原新道を下って扇沢に下山するとか。

凄いですねぇ〜。

惚れちゃうよ、
ほんま。



テン泊装備のデカザックを担いで、
不帰や八峰のキレットを通過し、
G4やG5を越える訳ですよね。

私には絶対無理。



彼女に、
いろんな山やルートの話を聞かせてもらい、
私は黙って聞くだけ。

良い勉強になりました。






そうこうしてると、
晩ご飯の時間になりました。



しかし、
16:50って、
チョット早くね?

って、
思いましたが、
今日は4グループとかで、
仕方ありません。



食堂は当然、
満杯。

なので、
写真は遠慮しました。

まぁ〜、
普通の小屋飯でした。






ご飯を食べ終え、
山荘裏の小高いとこに登ってみました。



剱や立山がバッチリ見えます。

剱なんて、
一生登ることは無いと思うけど、
立山は歩いてみたい。






唐松岳に夕日が沈みます。

昼間はメッチャ暑かったのですが、
さすがにこの時間になると、
冷えて来ました。






沈んじゃいましたね。



そろそろ、
部屋に戻りますか。

しかし、
何人なんでしょうかね?



ほんま、
怖いわ。






Tシャツを買いに五竜に行ってきた
一日目 出発
二日目 八方 〜唐松岳
三日目 唐松岳 〜 五竜岳、そして下山








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