河童橋から望む梓川と穂高連峰 |
神河内二日目、
今日は、
このあたりを散策して、
お昼に下山する予定です。
朝6時、
目が覚めました。
普段なら、
7時には寝るので、
3時くらいには目が醒めるのですが、
昨夜は、
日本vsベトナムのサッカーアジアカップを見ていたので、
夜更かして、
こんな時間まで寝ておりました。
で、
外を見ると、
真っ暗。
また、
シュラフのジッパーを閉めて、
(-.-)Zzz・・・
6時40分、
やっと明るくなりました。
昨日は真っ白だったのですが、
今日は青空も見えます、
少しですが。
まずは、
コーヒーを淹れて、
朝ごはんを作ります。
今日は、
朝ラー。
山歩きの朝は、
ラーメンを食べると調子が良い?
と言うことで、
ラーメンが多いです。
適度に塩分と水分が取れるから、
と勝手に思っているのですが。
7時半、
かなり明るくなって来ました。
穂高はまだ雲の中ですが。
そろそろ、
撤収を開始します。
チンタラチンタラ撤収してると、
穂高が顔を出してくれました。
明神も。
で、
撤収完了。
スノーペグを掘り起こすのが大変でした。
なんせ、
ガッチガチに凍ってたもんで。
昔は、
竹ペグをそのまま放置したと聞いてますが、
それは、
どうなんでしょうかね?
では、
行きますか。
神河内散策
最初にやって来たのは、河童橋。
ほぅ〜、
今日は、
焼岳も綺麗に見えますね。
右岸に渡ります。
橋の途中から、
焼岳と、
穂高をパシャ!
昨日は、
モノトーンでしたが、
今日はカラーです。
白樺荘の前にザックをデポして、
右岸を明神方面に向かいます。
河童橋から先の自然研究路は、
全くトレースがついてなかったので、
しばらくは、
除雪されていた車道を歩き、
途中から、
自然研究路に入りました。
そうすると、
こんな足跡が。
手前の足跡は、
ウサギだと思いますが、
奥の足跡は何なんでしょうか?
途中から、
変わることはないので、
ウサギですかね?
ちなみに、
この足跡の下は、
自然研究路です。
動物も遊歩道を歩くんですね(笑)
で、
やって来たのは、
岳沢湿原。
数ある上高地のスポットの中でも、
お気に入りの場所です。
しかし、
この池(湿原?)は浅いのですが、
よく凍らないもんです。
最初の予定では、
明神まで行くつもりだったのですが、
スタートが遅れたので(寝坊)、
時間切れと言うことで、
ここから、
引き返します。
帰りは、
遊歩道を戻ります。
全くトレースの無いモフモフの雪の中を歩くのは、
かなり気持ち良いです。
少し、
シンドイいけどね。
全く、
トレースが無いと思ってたら、
有りました、、、
こんなのが(笑)
これもウサギですね。
ウサギの足跡は特徴的で、
二つの楕円と、
一つの楕円(二つの円も有り)なんです。
ウサギって、
前足は左右交互に動かしますが、
後ろ足はほとんど左右同時に動かすんです。
なので、
こんな足跡になるんですね。
ウサギの足跡は急に無くなる事があるんですよ。
それは、
キツネなどに追跡されないように、
横に大きくジャンプして足跡を途切れさせる、
「うさぎの止め足」
と言う動作なんです。
ちなみに、
このウサギも遊歩道の上を歩いています、
どこを歩いても良いと思うのですが(笑)
河童橋手前まで戻って来ました。
『先週は、
あの上からここを見てたんやね』
先週は、
西穂独標から、
ここを見ていたんですよね。
しかし、
西穂と上高地をセットにすれば良かった。
そうすれば、
二回も来なくてすみますもんね。
ザックを回収して、
また左岸に渡ります。
左岸を大正池方面に進みます。
穂高&明神。
今日も登ってる人多いんでしょうね。
先行者発見。
このオッちゃんは、
カメラが趣味で、
写真を撮りに来てるそうです。
すごい機材を持っていました。
昨日は、
一人しか会わなかったのですが、
今日は、
週末で天気も良いので、
多くのハイカーさんと出会いました。
外人さんも多かったです。
田代橋。
真っ直ぐ橋を渡れば、
焼岳や西穂の登山口です。
西穂に登るには、
新穂高ロープウェイを使うのが一般的ですが、
ロープウェイの始発時間を考えると、
早朝に、
このルートで登るのが、
ロープウェイを使った人達が登って来る前に登れるので、
オススメです。
田代池。
昨日も来ましたが、
かなり雰囲気が違いますね。
昨日の方が、
「神河内」っぽかったです。
ここで、
お昼にします。
今日は、
最近ハマってる、
肉マン。
って、
一つはアンマンですが。
お昼を食べ終え、
更に進んで、
大正池。
今日は、
焼岳もバッチリ。
ここも、
いつか登ってみたい。
焼岳は北峰と南峰があり、
普段は南峰は立ち入り禁止なのですが、
厳冬期は入れるらしいですね。
ほんまかな?
雪を被った木々が、
青い空とマッチして、
とても綺麗です。
下山
さて、そろそろ時間なので、
下山します。
大正池ホテルの手前まで来ました。
ここから先は、
バス道が除雪されているので、
スノーシューはお役御免。
あらっ、
カメラが凄いことになってる(笑)
後は、
バス道を歩いて、
トンネルを抜けるだけです。
機械的に歩いてると、
『んっ !? 』
何か引っかかる物(気配)が。
振り返ると、、、
ワォッ!
神さんが、
『これを見んで帰ったらあかんやろ〜』
と言ってるような。
シーズン中は、
このあたりはバスで通るので、
この景色は中々見ることが出来ません。
昨日は、
ガッスガスで何も見えなかったのですが、
こんな絵が見れるんですね。
歩いて、
登って来たご褒美ですかね?
最後の最後に、
良いもん見させてもらいました。
上高地トンネルの入口です。
で、
出口。
ここからは、
焼岳を見ることが出来ます。
そして、
釜トンネルの入口。
前のお兄ちゃんは、
スキーを担いでますが、
どこ滑ったんやろ?
で、
出口。
行きは、
11%の勾配が厳しかったのですが、
帰りは、
この勾配が快適で、
予定よりメッチャ早く着いてしまいました。
なので、
バスを40分も待つことに(涙)
松本行きのバス停は、
スノーシェルターの下で広場になってるのですが、
この高山行きのバス停は、
ご覧の通り。
結構車が走ってて、
そのたびに、
雪の中に退避(冷汗)
時間があるので、
このあたりをブラブラしてみました。
って、
言っても、
有るのは、
「卜伝の湯」だけですが(笑)
ここは、
ここから3Km程離れた中の湯温泉旅館の外湯でして、
秘湯感漂う洞窟温泉だそうです。
ちなみに、
中の湯温泉旅館は、
昔はこの近くにあったそうですが、
安房トンネル工事中の爆発事故の影響で、
現在の場所に移転を余儀なくされたそうです。
もしかして、
入れるのかと思い、
釜トンネルの入口にある売店に行ってみると、
今日はお休み。
今日がお休みなのか、
今の時期がお休みなのか分かりませんが。
入る場合は、
一人(ー組)30分限定で、
中から鍵をかけるそうです。
今回は入れなかったのですが、
卜伝の湯の下の梓川からは、
湯けむりと硫黄の香りが漂ってきて、
かなりそそられました。
寒かったしね。
ちなみに、
「卜伝の湯」の「卜伝」は、
あの塚原卜伝が修行中にこの湯に入ったことから、
命名されたとか。
そうこうしてると、
バスがやってきました。
バスに乗ること15分、
着きました、
平湯温泉バスターミナル。
当初の予定では、
帰るつもりだったのですが、
今から、
神戸まで車を運転して帰るのはシンドい。
なので、
泊まることにしました。
先週来た時に、
手頃な宿泊施設を見つけてたんです。
となれば、
バスターミナルのレストランで、
プシュ〜。
美味いぞ、
Asahi 飛騨。
更に、
カレー。
飛騨牛のビーフカレーと言う、
そそられるメニューもあったのですが、
年金生活者が食べれる値段ではなかったので、
普通のカツカレー。
これでも、
十分美味しいです。
今日のお宿
カレーを食べ終え、やって来たのは、
バスターミナルの近くにある、
穂高荘倶楽部
先週西穂独標に登った時に、
ここに併設されている、
「いなかや」と言う食事処で、
食事をしました。
その時、
この宿泊施設の事を聞いていたんです。
詳細は前回のブログに書いております↓↓↓
リベンジ、西穂独標
二日目 新穂高ロープウェイ ⇄ 独標ピストン
簡単に言うと、
24時間営業の入浴施設でして、
1,200円で、
温泉入り放題で、
宿泊も可能なんです。
まっ、
この場合、
ソファで寝る事になるので、
私は、
奮発して1,900円を払い、
※ Webサイトよりお借りしました |
部屋に照明は無く(有るのか?)、
枕元のプライベート照明だけなので、
基本真っ暗で、
快適に寝れました。
平湯の近くには、
スキー場が多く、
この日はスキー客が多かったですが、
登山者にも利便性が高いと思いますね。
で、
晩ご飯は、
もちろん、
ここに併設されてる、
お食事処「いなかや」
色々飲み食いしたのですが、
面倒だったので、
写真は撮っておりません m(_ _)m
ですが、
〆で食べたのが、
飛騨牛の牛スジ丼。
これが、
メチャ美味。
感激の美味さでした。
翌日は、
朝から温泉に浸かり、
ゆっくり安全運転で、
神戸まで戻りました。
今回、
神々が降り立つと言う、
「神河内」に入ってみました。
シーズン中は何度と来ている上高地ですが、
閉山中は初めてでして、
やっぱ、
全然違いますね。
まず、
人がいない。
色も、
モノトーンの世界。
初日は、
天気が悪く、
ガッスガスで雪も降っていたのですが、
まさに、
神さんがそこら中にいそうな、
雰囲気を醸し出していました。
かなり気に入りました。
来年は、
焼岳登山とセットで来ようかな。
徳沢にテント張って、
蝶ヶ岳に登るってのも良いかも。
振り返って
- 夏はお気軽に入れますが、この時期はそれなりの経験と装備が必要
- 注意点としては、
- トンネル出口(入口)は雪崩の巣
- 天気が悪い方が「神河内」っぽい
- 上高地単独も良いけど、西穂+上高地、焼岳+上高地のセットがオススメ
- 穂高荘倶楽部は登山者にとって利便性が高い
こんなとこですかね。
神河内に入ってみた
一日目 神河内へ
二日目 神河内散策
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