滑落事故現場に遭遇

穂高湖




久しぶりに六甲に登って来ました。

今回の目的は、
今まで歩いたことがない、
「行者尾根」を歩くこと。



その目的は達成したのですが、
下山時、
滑落した人をレスキューする現場に遭遇しました。

なんで、
こんなとこで落ちるのか?
って言う場所なんですけどね。






登り
やって来たのは、

新神戸駅。

今日は、
ここからスタートして、
ここに戻って来ました。






行きますか(7:13)



新神戸駅の上を通過し、



住宅街を通過し、



雷声寺まで来ました(7:27)

神戸は坂や階段が多いので、
ここまで来るだけで大変です><

雷声寺に入ります。






雷声寺も階段ばっか。



振り返ると、

三宮とポートアイランドが見えています。



まだ階段><






旧摩耶道(もとまやみち)
雷声寺を抜けると、

やっと登山道(旧摩耶道)に入ります。






学校林道分岐(8:09)

ここまでは、
尾根道で結構な急登でした。



ここからは、

フラットなトラバース道になります。






青谷道分岐(8:40)

右に下ると青谷道で、
王子公園に出ます。

もちろん、
ここは真っ直ぐ進みます。






行者堂跡地(8:44)

この広場の先に、

階段があります。

真っ直ぐは旧摩耶道です。

この階段を上がると、

正面に二つの階段があり、
左側の階段を上がると、

行者尾根、
老婆谷への道となります。



しばらく進むと、

橋が有り、
左岸に渡り、
少し進むと、

分岐があります(8:58)


ここは、

案内に従い、
右に進みます。

真っ直ぐ行くと行場のようですが、
今はどうなっているのか?



ここからは、

急登が続きます。






名も無き峠(9:02)



ここは直進したのですが、

『あれッ!?』

正面に砂防ダムが。

どうやら老婆谷に下りたようです。

今日の目的は行者尾根なので、
引き返します。






名も無き峠まで戻って来ました(9:06)






行者尾根
ここで、
右を見ると、

尾根に踏み跡が付いています。

ここが、
行者尾根の取付きみたいです。







行者尾根、
岩場の痩せ尾根で、
かなりの急登です。

距離もそこそこあります。






ルンゼ状の岩場。



マーキングはありませんが、
歩く場所は分かります。

この尾根、
かなり歩かれてるようで、
踏み跡は明瞭です。






唯一高度感を感じた箇所です。

この先を左に回り込み、
登って行きます。



こんなとこを登って来ました。

高いとこ超苦手な私なので、
普通の人なら高度感は感じないと思います。



ここからは、

神戸港を望むことが出来ます。



遠くには紀伊半島も見えています。






まだまだ急登が続きます。



と言うことで、

ガシガシ登ります。







まだまだ。






小ピークに出ました(9:35)

ここは、
展望も開けており、
風も吹いてて気持ちよかったので、

ここで休憩。

今日はメッチャ暑かったんです。

そろそろ涼しかなと思いやって来た六甲ですが、
まだまだ暑かったです。



この場所、

行者尾根のちょうど中間くらいですかね。






先のルンゼ状の岩場からここまで、
海側の展望は開けてますが、
ここから先はまた木々の中に入り展望は有りません。



最後の岩場。

ここを登りきると、

行者尾根終了です。



ここから少し進むと、

天狗道に合流しました(10:07)

右に折れて、
摩耶山掬星台を目指します。






天狗道
一旦下って、
登り返します。

登りは、

階段です。

こんなに階段を作るのなら、
いっそエスカレーターにして貰いたいもんです。






階段を登りきると、

電波塔の建つ摩耶山山頂部です(10:25)



ここを右に入り少し登ると摩耶山山頂ですが、
今日はスルー。






で、
やって来ました、

掬星台(10:32)

人っ子一人いません。




六甲を代表するビューポイントですが、
やっぱ、
ここは夜ですね。



ちなみに、

ソース:カップルの聖地に爺さんと婆さんで行ってみた
夜は「1000万ドルの夜景」とも呼ばれています。






掬星台 〜 穂高湖
ここから、
ロープウェイで下りようかと思ったのですが、
久しぶりに来たので、

穂高湖、シェール槍まで足を伸ばしてみます。



途中にあるのが、

オテル・ド・摩耶(10:51)

ここ、
日帰り入浴も出来るそうです。





ちょっと寄り道して立ち寄ったのが、
摩耶別山に建つ、

天上寺(10:59)

昔は別な場所に建ってたのですが、
賽銭泥棒の放火により全焼し、
この場所に再建されたんです。



願いが良く叶うと言われる一願地蔵さんにお願いをしときました。






ここからアゴニー坂に入ります。



アゴニー坂、
これが激下り。

確かに登りで使う場合アゴ(顎)が上がり、
下りはニー(膝)にくると思います^^;



実際は、

居留地に住む外人さん達が

『Agonyyy(苦しい〜)><』

と言ったのが始まりらしいですけど。






徳川道に合流(11:21)

帰りは左の道を下りますが、
今は真っ直ぐ進みます。



頑張ってます、
好日山荘。






で、
やって来ました、

穂高湖(11:27)

六甲の中でもお気に入りの場所の一つです。

ここでお昼にします。



六甲の良いとこは、
家から近くて時間に余裕が有るんです。

なので、

ゆっくりご飯を作ったりします。



今日は、

カツ丼。
と言うか、
ソースかつ丼。

事前にサトウのごはん、
キャベツ、
トンカツをアルミで包み、
ここで湯煎するだけ。



食後は、

コーヒーとコンビニケーキ。

ちょっと食い過ぎ。





穂高湖 〜 シェール槍
次は、

シェール槍を目指します(12:05)



正面のピークがシェール槍。

北アルプスの鏡池に映る逆さ槍みたいです。
言い過ぎ?






穂高湖湖畔を歩いて、
やって来たのは、

シェール槍の取付き(12:13)



槍だけに岩場です。

梯子は有りませんが ^^;






で、
着きました、

シェール槍(12:20)



『ほぅ〜』

って、
見てるのは、

こんな景色。

北区の花山あたりかな?



穂高湖も見えています。



ちなみに、
「シェール槍」ですが、
この近くに「シェール道」と言う登山道があり、
それで「シェール槍」と言うらしいです。

「シェール」は、
明治時代に居留地に住んでいた、
ドイツ人のシェールさんが好んだ道で、
この名前がついたとか。

六甲には、
このように、
外人さんの名前がついた道や地名が多く残っています。



そろそろ下山します。






下山

徳川道
シェール槍を下り、

この分岐までやって来ました(12:56)

左に折れると穂高湖ですが、
ここは右に折れて、

「徳川道を経て市が原・新神戸駅」を目指します。






「もどれ!!」
って言われても戻りません。

これ、
近くの自然の家が行ってるオリエンテーリングの標識なんです。






好日山荘の分岐(12:59)

来る時は摩耶山からアゴニー坂を下り、
左の道から来たんです。

なので、

帰りは右の徳川道へ。






徳川道、
こんな下りが延々続きます。



江戸末期、
外国人とのトラブルを避けるために、
海沿いの主要幹線のバイパスとして作られた道で、
現在でも西部の一部を除いて、
ほとんどが残されているそうです。

この道もいつか歩いてみたい。






Twenty crossが見えて来ました(13:42)

この分岐を左に折れてTwenty crossに入ります。

ちなみに真っ直ぐ進むと森林植物園です。






Twenty cross

相変わらずデカい「トゥエンティクロス」の道標。





この道、
「Twenty cross」と言うだけに、
20回の渡渉を繰り返します。

と言うのは冗談ですが、

かなりの渡渉を繰り返します。

水量が多くなると結構ヤバそうな箇所も多いです。
 





このへんの雰囲気、
上高地に似ていません? ^^;

真ん中を流れるのが梓川っぽくないですか?無理?

なので、

この橋は、



河童橋 ^^

槍、穂高、河童橋、
なんでも有ります六甲。

今日は行ってませんが新穂高なんてのも有ります^^



立ち枯れした木は、
岳沢湿原か大正池。

もういいですか?
すみません(笑)






あじさい広場まで下りて来ました(14:13)



この先が、

大崩落箇所(恐)

通行は可能ですが、
神戸市は迂回路をすすめています。






Twenty cross終点(14:41)

左に行くと稲妻坂、天狗道を通って摩耶山。

真っ直ぐ行くと市ケ原を通って新神戸駅です。






滑落事故現場に遭遇

ゴミ箱。

ゴミ箱が設置されてる登山道って、
日本広しと言えど、
そんなに無いのでは。






紅葉茶屋(14:54)

ここ、
看板犬がいるのですが、
今日は見かけませんでした。






布引貯水池(15:04)

今日は水が多いです。

なので、

五本松かくれ滝が流れています。

上の布引貯水池がオーバーフローした時だけ流れる滝なので
「かくれ滝」
だそうです。






さっきから気にはなっていたのですが、

消防のヘリが飛んでいます。

と言うか、
ホバリングしています。



そして、
その下には、

レスキュー隊員がいっぱい。

最初は訓練かと思ったのですが、
緊張感がハンパ無い。



近くで見ていたハイカーさんに聞くと、

女性がこの谷底に落ちて、
それを道まで上げたとこだったんです。



良く見ると、
タンカには人らしき姿が。

耳ザンボにしてレスキューさん達の話を聞いていると、
意識は無いとか。



が、
しかし、

この道には立派な柵が設置されており、
積極的にこの柵を乗り越えない限り、
絶対落ちないと思うのですが。

なぜ、
落ちたのでしょうか?



このあたりはハイカーだけで無く、
滝見の一般観光客も多いので、
落ちた人がハイカーかどうかは分かりませんが。

いずれにしろ、
なぜ落ちたか全く分かりません。






元々は布引の滝を全て見ようと思っていたのですが、
あの現場を見た後はその気も失せ、
道沿いの雄滝だけ見て、
戻って来ました、

新神戸駅(15:42)

下山完了です。

しかし、
なぜ、落ちた…






振り返って
今日の目的の行者尾根。

この尾根ルートは、
山と高原地図には載っていません。

いわゆるバリエーション・ルートなのですが、
歩いた感想としては、
西六甲の栂尾山や横尾山の尾根と似ており、
岩場の痩せ尾根です。

一箇所だけ高度感を感じる箇所がありますが、
それ以外は何ら問題も無く、
踏み跡も明瞭で、
何故にこの道が地図に記載されていないか分かりません。

岩場好きな人なら、
旧摩耶道を登るより、
行者尾根を登る方が楽しいと思います。
かなりの急登で距離も長いので時間はかかりますけどね。



そして、
滑落。

マジ、
なんであんなとこから落ちるのか分かりません。

まぁ〜、
色々と想像はしたのですが、
それはあくまで想像なので、
ここでは無しと言うことで。



先々週はクマさんに遭遇、
今日は事故?に遭遇。

しばらく山行き自粛しようかな。








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