カップルの聖地に爺さんと婆さんで行ってみた

六甲山系に摩耶山と言う山があります。

ここには、
「1000万ドルの夜景」が見れると言うことで、
夜な夜な若いカップルが集まって来る「カップルの聖地」、
掬星台(きくせいだい)が有ります。



そこに、
何と、
還暦を過ぎた、
爺さん・婆さんカップルが行ってみようと言う、
とんでもない大胆な企画が持ち上がり、
早速実行に移すことになりました。



理由?

この爺さん・婆さんは、
今まで掬星台からの夜景を見たことがないので、
冥土の土産に、
「1000万ドルの夜景」を一度見ておこうと(笑)






で、
やって来たのは、

布引ロープウェイのハーブ園山麓駅。



今日は、
ここからロープウェイでハーブ園山頂駅まで行き、
そこから、
稲妻坂、天狗道を登り、
摩耶山へ。

そして、
掬星台に行く予定なんです。




まぁ〜、
普通のハイカーなら、
新神戸から市ヶ原まで歩き、
そこから天狗道を登って、
摩耶まで行くと思います。

ですが、
なんせ、
爺さん・婆さんなので、
心臓が破裂しては「土産」を持たないで、
「冥土」に行くことになるので、
ここはロープウェイと言うことで(笑)






結構高いですね。

高所恐怖症の爺さんには辛い。






ハーブ園山頂駅に到着。



これより、

摩耶山を目指して、



スタート(17:30)






10分ほど歩くと、

稲妻坂に出ました(17:40)



さすが、
悪名高き稲妻坂、

最初は少し下りますが、
その後は、



かなりの急登。



岩場も有ります。






やっと終わったと思ったら、、、



再び急登。






悶絶して登ってきたところが、

学校林道分岐(18:10)

ここから先が天狗道で、
摩耶山山頂に行きます。

右が学校林道で、
進むと旧摩耶道(もとまやみち)に合流します。



もちろん真っ直ぐ進むのですが、
その前に少し休憩。






休憩を終え、

スタート(18:15)






最初はこんな穏やかな道だったのですが、、、



段々怪しくなり、、、



岩登りも。



稲妻坂にしても、
この天狗道にしても、
稲妻や天狗でないと登れないので、
この名前をつけたのでしょうか?



スタミナ十分の婆さんも、

ポールの助けが必要らしいです。









反射板を通過。

マイクロ波の反射板らしいけど、
何に使ってるんでしょうかね?

しかし、
こんなに錆びてて大丈夫なん?







そして、

地蔵谷出合(19:00)

左に折れると地蔵谷。



もちろん、

真っ直ぐ天狗道を進みます。






相変わらずの急登。



そして、

岩登り。






天狗道最後の階段です。

これだけ綺麗に作るなら、
エスカレータにして欲しいわ。






この石段を登りきると、

電波塔の建つ摩耶山山頂部に到着(19:20)



そして、
少し歩いて、

掬星台に到着(19:25)



あれっ、
あまり人がいない、
と思ったら、、、




展望台の方に集まっていました。



ちなみに、
ここにお集まりの皆さん、
ほぼ全員、
C国語を話していました。

まぁ〜、
メインランドか香港か台湾か、
その他かはわかりませんが。



しかし、
こんな山の中にも団体で来るんですね。






で、
そんな人達が見ていたのが、
↓↓↓




「1000万ドルの夜景」


写真は全くの素人で、
これが目一杯ですが、
実物はかなり感動もんですよ。

実は今日、
夜景が最も綺麗に撮影出来るという、
日没後30分くらい(マジックアワー)を目指して登って来たんです。

でも、
これでした。

やっぱ、
誰でも綺麗に撮れる訳ではないのね(笑)






ちなみに、
「1000万ドル」ですが、
ここ掬星台から見渡せる市町で、
1日に消費される電気代を1ドル=110円換算すると、
1000万ドルを超えるという結果が出たからだそうです。

って、
ほんまかぁ〜?

なんで、
ドルなん、
「10億円の夜景」じゃ、ダメなん?

確かに、
「10」より「1000」の方が凄そうに聞こえるけど。



しかし、
関電はここらあたりで10億円/日も稼いでいるの?

凄いな。






ここ掬星台からの夜景は、
「日本三大夜景」の一つで、

って、
誰がどうやって決めたのでしょうかね?



と言うことで、
『日本で一番の夜景はうち!』
なんて争ってるとこもあったようですが、
神戸で開かれた「夜景サミット2015」でとうとう決着がついたらしいです。

それが、
日本三大夜景






「日本三大夜景」は、
  • 函館山から望む夜景(函館)
  • 摩耶山掬星台から望む夜景(神戸)
  • 稲佐山から望む夜景(長崎)

「日本三大夜景」は、
  1. 長崎の夜景
  2. 札幌の夜景
  3. 神戸の夜景

こちらは、
順位が付いてますが、
函館が落選してますね。

どうしたんでしょうかね?

札幌市と函館市の間で、
何がしかの裏取引があったのでしょうか?(笑)






さて、
「1000万ドルの夜景」も堪能したので、

ご飯です。

おかずは総菜屋で仕入れたもの。

おにぎりだけ自前。

さすが、
しっかり者の婆さん、
おにぎりの中身と大きさを書いてます。

が、
大きさは見ればわかるやろ(笑)



これを食べてると、
側を通るC国語を話す皆さんが、
覗き込んで、
何やら喋って笑って行きます。

ほっといて。






ご飯も食べ終え、
帰るのですが、

最終のロープウェイ(20:50発)には乗れそうだったのですが、
せっかくなので、
歩いて下りることにしました。






今日は、
新神戸駅近くに車を置いてるので、

上野道を下り、
途中から青谷道、旧摩耶道に入り、
新神戸駅まで下りることにしました。






と言うことで、
新神戸駅目指して、

ナイトハイクのスタート(20:45)



実は、
今日の目的は、
掬星台で「1000万ドルの夜景」を見ること、
そして、
このナイトハイクだったんです。






スタート当初の激下り。

膝にきます。



そして、
予想はしていましたが、
ヘッデン目がけて虫が突進してきます。

中には、
耳の中に入る奴らも。

こいつらからのガードが大変です。






虫と格闘しながら、
下って行くと、
諏訪山史跡公園(旧天上寺跡)に出ました。



そして、

旧天上寺の階段を下ります。

これが、
メチャクチャ長い。

途中まで数えたけど、
300段以上ありましたよ。

私、
登りも弱いけど、
下りはもっと弱いんです。






階段を下りきると、

立派な山門があります(21:00)

ここで、
休憩。

って、
婆さん、
そこに座ったらあかんやろ。






山門から少し行くと、

青谷道に入ります(21:10)

左に行くと、
上野道で、
まやビューライン(ロープウェイ&ケーブル)の中間駅や、
下駅に下りれます。






こんなとこを通過し、
しばらく行くと、



先行してた婆さん、
立ち止まってます。



爺さん『どうしたん?』
婆さん『分岐みたいやけど、
    道が無い』



確かに、

青谷道と旧摩耶道の分岐のようです。



青谷道はこのまま進めば良いのですが、
私達が行きたい旧摩耶道が分かりません。



しばらく探すと、
なんとなく踏み跡があります。



爺さん『ここちゃう?』
婆さん『行ってみるわ』



と言うことで、

婆さん、
林の中へ突入(21:35)



いざとなれば、
女性は強い。



まぁ〜、
結果OK だったんですけどね。

少し、
進むと、
それらしい道に出ました。






旧摩耶道は尾根道ではなく、
尾根の少し下をトラバース気味に走ってる道で、
道も狭いし、
谷側にかなり落ち込んでいます。

落ち葉や砂地で滑りやすいし、
少し注意が必要ですね。






しばらく行くと、

青谷道への分岐が。

婆さん『なんで、
    こんなとこから青谷に行けるん?』



確かに、
地図には載ってないのですが、
私たちはそのまま旧摩耶道を進みます。







学校林道分岐(22:05)

ここは、
十字の分岐なのですが、
全く見えませんね(笑)

少し休憩して、
旧摩耶道を進みます。






摩耶から上野道に入った時から、
林の中で「ガサガサ」言ってるんです。

しばらくすると、
音はなくなるのですが、
また少し行くと、
「ガサガサ」。



まぁ〜、
六甲なので、
イノシシはいますが、
姿が見えないだけ微妙に怖い。



爺さん『歌、大声で歌ったら』
婆さん『アカペラは無理』



な〜んて、
会話をしながら下ってると、

イノシシ除けのフェンスが。

雷声寺のフェンスです。

やっと、
下りてきました。



雷声寺内の旧摩耶道の登山口(22:40)






雷声寺の石段の上。


婆さん『掬星台まで行かんでも、
    ここで良かったんちゃう?』

確かに。






そして、
下りて来ました、

新神戸駅(23:00)



下山終了です。





今日の目的は、
  1. 掬星台から「1000万ドルの夜景」を観る
  2. ナイトハイク
だったのですが、



「1000万ドルの夜景」に関しては、
爺さん・婆さん共、昼間の景色は見たことがなるのですが、
夜景は初めて。

やっぱ、
「1000万ドル」と言うだけあって、
なかなか素晴らしいビューでした。

冥土の土産に持っていけます(笑)

しかし、
確かに「カップルの聖地」だったのですが、
C国のカップルでした。

頑張れ、
日本の若いカップル!



ナイトハイクは、
昼間は暑いので、
夜だと涼しいやろうと思ってたのですが、
これが、
メチャ暑。

気温もオーバー30度。
そして無風。

暗くて、
何も見えない分、損したような。



でも、
昼間とは違って、
何となく良い感じでしたけど。

もう少し涼しくなって、
再トライですね。








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