リベンジ、西穂独標 
二日目 新穂高ロープウェイ ⇄ 独標ピストン

西穂独標





リベンジ、西穂独標、
二日です。

昨日は、
平湯温泉まで来て前泊。

今日は、
いよいよ、
西穂独標にリベンジします。

果たして、
リベンジ出来たのか?

それとも、
返り討ちにあうのでしょうか?






まずは、

朝ごはん。

本当は、
7:30 からなのですが、
平湯温泉7:00発のバスに乗りたかったので、
無理をお願いして、
6時に用意してもらいました。

で、
思い出したんですよ。

ここの朝ごはんには、
朴葉味噌が出ることを。

昨晩、
お金出して、
朴葉焼き定食食べなきゃよかった。






出かける時、
おじいちゃんが、

『山に登るなら、
 お守りにこれを持って行きなさい』

って、

おじいちゃん自作の茅の輪をくれました。

私に特別にくれた訳ではなく、
お客さん全員に渡しており、
昨年も貰ったんですけどね。

もちろん、
ザックのポケットに入れましたよ。

そのおかげで、
こうやって、
ブログが書けてます(笑)






そして、
やって来たのは、

平湯温泉バスターミナル。

当初は、
車でロープウェイまで行こうと思っていたのですが、
昨日下見した時に、
登山者用駐車場からロープウェイまで、
結構距離があるんですよね。

なので、
バスで行きます。

歩くのイヤなんです(笑)






ロープウェイトップの登山口へ
7時発のバスに乗り、
45分程で着きました、

新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅。

まだ、
8時前です。



ロープウェイの始発は、
9時で、
駅の開門が8:40。


8時でこんな状態。

まだ、
この時点では余裕ですが、
この後、
どんどん人が増えて、
凄いことになりました。



私は、
始発に乗れましたが、

ロープウェイの中から下を見ると、
まだまだ並んでいます。



ちなみに、

お客さんは全員登山者です。

今並んでる人も、
ほぼ全員登山者だと思います。

一体、
どんだけの人が登るのでしょうか?

西穂山荘に泊まってる人もいるでしょうしね。






しかし、

今日は天気良さそうです。

なんせ、
てんくらAですからね(笑)






二つのロープウェイを乗り継いで、
着きました、

西穂高口駅



しかし、
マジ、

良い天気。

風も無く、
絶好の登山日和です。






登り
西穂高口駅 〜 独標
今が9時半、
ロープウェイ下りの終発が16:15。

山行きの時間としては、
6時間と45分ですか。

西穂高口駅 〜 独標間の往復標準CTは5時間、
超鈍足・亀足の私ですが、
時間内に戻って来れるのでしょうか?

まっ、
行けるとこまで行きますわ。



西穂高口駅 〜 西穂山荘
と言うことで、
トイレに行き、
準備をし、

スタート(09:47)

アイゼンを付けて、
スタートしました。

担ぐより、
付けた方が楽ですしね。






基本、
樹林帯の中を歩きますが、
所々展望の開けた所があり、

写真撮影でプチ渋滞が発生。

でも、
誰もイヤな顔一つせずに、
前の人の撮影が終わるのを待っています。

そして、
自分の番が来たら撮影して、
進んで行きます。

皆さん穏やかです。

今日は、
天気も良く、
風も弱く絶好の登山日和。

それが、
山に登ると言う高揚感と共に、
登山者を穏やかにするんでしょうかね?






左のピークが西穂高岳、
右のピーク(木の左)が独標でしょうか?

違う?

昨日山荘に泊まった人なら、
すでに、
西穂のてっぺんには行ってる時間。

既に、
下ってる時間ですかね?

どんな絵が見えたんでしょうかね、
てっぺんから?



しかし、
雲一つない天気です。

もう一度言います、
てんくらAですから(笑)






今回、
天気もそうですが、
何が嬉しいって、

完璧なトレースがついてて、
メッチャ歩き易い。

昨年は、

これですからね(笑)






で、
着きました、

西穂山荘(10:44)

西穂高口から約1時間ですか?

昨年は2時間半もかかったんですけど、
やっぱ、
トレースの有無は大きいですね。



テントも張られています。

昨日は、
満杯だったそうです。






しかし、

※ 下山時に撮ったものです
今年の「さかいくん」はスリムです。

昨年は、

こんな感じ。

やっぱ、
今年は雪が少ないんでしょうね。






西穂山荘 〜 独標
15分程休憩し、
独標目指して、

山荘前をスタート(10:57)






振り返ると、

中央に焼岳、
その向こうには乗鞍が見えます。



そして、
それらそうそうたる名山を差し置いて、
圧倒的存在感を見せるのが、

霊峰白山。

白い山々が連なって神々しい。

白山、
「今年登るリスト」に加えときます。






快調に進みます。

嘘です。

西穂山荘を出発してから、
既にかなりヘロヘロです。






丸山が見えて来ました。



で、

丸山(11:12)

向こうに見えるのは笠ヶ岳。

『どこから見ても、
 笠の形に見えるから笠ヶ岳』

と、
ロープウェイのガイドのお姉さんが言ってました。



振り返ると、

焼岳と乗鞍。
 
まだまだ多くの人が登って来てますね。



こちらは、

八ヶ岳。

全然雪無いけど、
大丈夫か?



そして、
進行方向には、

独標(中央左の岩峰)

しかし、
まだこの急坂を登るのね。



折れそうな心にムチ打って、
ここで、

ポールをピッケルに交換し、



バラクラバとヘルメットと、
ゴーグルを被り、、、



って、
ゴーグル忘れた(笑)

ほんま、
何か忘れます。



まぁ〜、
この日は風も弱かったので、
事無きを得ましたが。






この登りが一番シンドかった。



途中、
振り返って。

下りの人が羨ましい。






独標(中央左の岩峰)が少し姿を表して来ました。

その左がピラミッドピーク、
その奥が西穂ですかね?

まっ、
俺には関係ないから、
どうでもいいけど。






独標手前まで来ましたよ。



てっぺんを見ると、

結構混んでますね。



ここからは、

奥穂(左のピーク)から、
前穂(右のピーク)に通じる稜線、
通称「吊尾根」が見えます。



明神も見えます。

その向こうには、
八ヶ岳(左)と南アルプス(右)。

更に、
南アルプスの向こうには、

富士山。



下には、

上高地と、
そこを流れる梓川。

その向こうにそそり立つのは、
常念山脈最南端の霞沢岳。

ここ、
あまり登山情報が無いのですが、
登る人いないんですかね?






まっ、
このあたりまでは、
体はヘロヘロですが、
気持ちには余裕が有ったのですが、、、






独標直下まで来ました。

後は、
ここを登るだけです。

既に、
かなりヘロヘロなんですが、
ゴールが見えると、
力が湧いてきます、、、



少しですが。






力は湧いてきたのですが、
これが、
怖い怖い。

何がって?



とにかく人が多くてスレ違いが大変、
更に、
雪と岩のミックスで岩多め。

そして、
一番は、
何と言っても、
私がビビリなんです(笑)






でも、
何とか登りましたよ、

独標(12:20)






進行方向を見ると、

ピラミッドピーク。

これを登ってる二人が見えますが、
彼らは、
若いカップルさんで、
私が山荘に到着した時、
山荘前をスタートしたんですが、
どこまで行く気でしょうか?

ピラミッドピークまで行って、
戻ってこれるのかな?

しかし、
良いですねぇ〜。

カップルが、
力を合わせて、
お山に登り、
二人だけの山頂で、
愛を語り合うのでしょうか?

俺も、
40年若ければ、、、



無理か。



更に右を見ると、

ピラミッドピークから西穂、
そして、
西穂から奥穂につながる稜線が見れます。

西穂ー奥穂間は、
地図に載っている登山路としては、
日本一の難路とも言われる縦走路ですか、、、

まっ、
私には関係ない道ですな。






さて、
せっかく怖い思いをして、
ここまで登って来たので、
記念の自撮りをしようかと。

最近、
instagram なるものを始めまして、
これを見てると、
皆さん、
山頂で、
自撮りされてるんですよね。

それが、
カッコ良くで、
私もやってみようかと。



で、

パシャ!

う〜ん、
イマイチや。

バラクラバ+サングラスをしてても、
間抜けズラに見えますよね ←実際、間抜けズラなんですが。

それに、
余計な人が写りこんでる ←すみません。

更には、
バックもイマイチで、
やっぱ、
西穂が欲しいですよね。



何枚かトライしたのですが、
中々難しい。

画面が良く見えんし、
人が多過ぎ。

どこに向いて撮っても、
人が入って来ます。



でもね、
努力はしてみるもんですよ。

何度かトライしていると、、、






決まった!(爆)



実際は、
盲滅法適当に撮った中の一枚なんですけどね。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、
って、
奴ですな。

でもね、
本当は、
左右に人が写り込んでいたのですが、
トリミングしてやりました(笑)






下り
独標 〜 西穂高口駅
さて、
セルフィーも撮れたし、
そろそろ下山しますか。

心配していた時間も、
まだ12時半、
これなら、
チンタラ下っても、
ロープウェイには余裕で間に合いそうです。



独標 〜 西穂山荘

下山開始(12:35)






登りより下りの方が何倍も怖い、
と言いますが、
ここもそう。

とにかく、

『登って来る人がいませんように』

って、
祈りながら下ったのですが、
悪い星の下に生まれたのか、
10人程の団体さんが取り付いています。

何とか足場を確保して、
やり過ごすことに。

でも、
雪が薄くて、
ピッケルで確保も出来ません。



私と同じくらいの年齢の方達でしょうか?
かなり、
スローなペースで登って来ます。

それに、
そこそこ危険地帯なので、
一人一人の間隔をあけて登ってます。

『ゆっくりで良いので、
 慎重に登って下さいね〜』

な〜んて口では言ったものの、
心の中では、

『早く行けよ!』



いかん、
いかん、
なんて心の狭い奴なんでしょう。

すみません、
反省します。

マジ、
反省しますです m(_ _)m






で、
何とかやり過ごし、
慎重に、
慎重に、

下りて来ました。

『ふぅ〜』



もう少し雪がついてくれれば、
岩が無くなり、
登り下りしやすいと思いますが、
今日はホンマ大変でした。

私だけかと思ったのですが、
写真に写ってるミスターブルーは、
毎年冬に、
ここに来てるそうですが、
今年は、
例年よりかなり気を使ったと言ってました。






で、
終わったぁ〜、
と思ったら、

前には、
こんな岩壁が。

こんなとこ、
下りて来たっけ?

記憶にないんですけど(笑)



しかし、
写真で見ると大変そうですが、
手がかりも足がかりもあるので、
サクッと登りました。



後は、
ルンルンの下りです。







丸山が見えて来ました。

ガスが上がって来ましたね。



登りでは姿を見せてた笠ヶ岳も雲に隠れようとしています。






丸山で、
プチ休憩をし、
チンタラ、
チンタラ下って、

西穂山荘(13:26)

独標から50分でした。

かなりスローペースで下って来たのですが、
やっぱ、
下りは早い。



ここで、
休憩。

ピッケルからポールに交換し、
ヘルメット、バラクラバを脱ぎます。

アイゼンはそのまま付けて下りることに。

担ぐより、
付けてる方が楽ですしね。



西穂山荘名物のラーメンでも食べようかと思ったのですが、
あまりお腹も空いてないし、
昨日平湯温泉で買ったお饅頭で済ませました。






西穂山荘〜西穂高口駅
15分程の休憩を終え、
ロープウェイの西穂高口駅目指して、

西穂山荘前をスタート(14:00)






登りでは見えてたお山も雲の中。






で、
戻って来ました、

西穂高口駅(14:50)

9:47にここをスタートして、
5時間、
標準CT通りでした。

『終発に間に合って良かった』






今日のお宿
その後は、
ロープウェイ2本を乗り継ぎ、
バスに乗り、
戻って来ました、

平湯温泉。



そして、
今日のお宿は、
昨日同様、

旅荘つゆくさ






早速、

露天へ直行。

ここ、
各浴室に中から施錠できるので、
プライベートが確保されて良いです。

そんなとこも、
外人さんに人気のある理由の一つなんでしょうかね?






風呂上がりは、
もちろん、

プシュ〜。






その後、
持ち込みの黒霧をチビチビやっていたのですが、
お腹が空きました。

なんせ、
お饅頭しか食べていないので。

今日も外食です。



で、
やって来たのは、

お食事処 いなかや



お店の中は、

こんな感じ。



入ると、
C国の中居さんが、

『ロクジ カラデス』

まだ、
6時10分前でした。



でも、
大将みたいな人が、

『もう良いですよ』

さすが、
大将。






生からスタートして、
今日は、

こんなとこいってみました。

これに、
ご飯と味噌汁を付けてね。

もちろん、
生を追加し、
地酒も頂きました。

美味しゅうございました。






話、
少し変わって、
このお店、
穂高荘倶楽部と言う、
24時間営業の入浴施設に併設されているんです。

「24時間営業の入浴施設」って、
神戸で言えば、
三宮の神戸サウナみたいなもんですかね。

って、
ロコの話ですみません。



この穂高荘倶楽部と言う入浴施設が、
登山者にとってかなり利便性が高いと思うので、
簡単にご紹介を。

詳しいことは、
Webサイトを見てもらうとして、
特徴としては、

  • 平湯温泉と言う好立地、登山口の新穂高温泉や上高地に近い。更に平湯温泉バスターミナルからも徒歩で3分程度
  • 無料駐車場が利用可能
  • 24時間利用出来き、翌朝10時までならいつでも退出可能
  • 温泉も24時間利用可能
  • 別料金を払えば、間仕切りされた部屋が利用可能
  • レストランが併設されており、食事やお酒も飲める
  • フリーWiFiが利用可能
  • コインランドリーもあり、長期滞在可能
  • 喫煙所や自販機も有り


利用方法としては、

  1. 館内へ入り、靴ロッカーに靴を入れて鍵をかける
  2. 受付の券売機で該当プランのチケットを購入し、フロントに渡す
  3. ロッカーキーとフェイスタオルや館内着(もしくはバスタオルの選択)、プランによっては枕カバーが入ったバッグを受け取る
  4. ロッカーで着替えをして24時間利用できる温泉や休憩所で自由に過ごす
  5. 翌朝10時までならいつでも自由に退出可能

で、
ここ重要なのですが、
館内への入場受付は21時までなので、
夜間に入る人がおらず、
早立ちの登山者でも、
快適に眠ることが可能なんです。

ちなみに、
一般的な利用料が大人1,200円です。

間仕切りされた部屋とかを使えば、
もう少し高いですけどね。



以上、
穂高荘倶楽部のご紹介でした。






食事を終え、
宿に戻って来ました。



そして、
再び、

露天へ。



明日は、
朝から神戸に帰るだけなので、
山旅の記事としては、
これで終わります。






今回の目的、
西穂独標、
リベンジ出来ました。

これも、
天気が良く、
ハイカーも多くてトレースが出来てたおかげです。



独標まで行くと、
目の前にはピラミッドピーク。

先に進んでみたくなりますよね。

そして、
ピラミッドピークまで行くと、
次のチャンピオンピーク。

そして、
最後は、
西穂高岳。



俺も、
いつか行ってみようかな ←無理無理(神の声)






振り返って

  • この時期、今回のような条件なら独標ピストンは余裕
  • でも、ピラミッドピークまでとなると健脚の人でないと無理かも
  • 今回は雪が少なくて少し怖かったけど、雪がつけば問題ないかと
  • 展望を楽しむなら丸山で十分
  • 旅荘つゆくさは居心地良い
  • 穂高荘倶楽部は登山者にとって利便性が高い


こんなとこですかね。



西穂独標はリベンジ出来たのですが、
実は、
昨年冬に途中撤退したお山がもう一つあるんですよね。

次は、
それをリベンジしますかね。






リベンジ、西穂独標
一日目 平湯温泉へ
二日目 新穂高ロープウェイ ⇄ 独標ピストン








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