鎖とトンガリ山の石鎚山

弥山から天狗岳を望む




愛媛県にある西日本最高峰の石鎚山(1,982m)に登って来ました。

今回は、
日帰りでして、
山登りより、
往復の車の運転の方がシンドかったです(笑)






と言うことで、
やって来たのは、

石鎚登山ロープウェイ乗り場近くの駐車場。

700円/1日也。

近くに400円の駐車場が有ったので、
そちらに行こうと思ったのですが、
おばちゃんが光速で出て来て、

『はい、700円』

ここになりました。



ガラガラ。

お山も少ないですかね。






いざ!






階段を登って行くと、

このような像が。

石鎚山は古くから山岳信仰の山とされ、
今でも修行道場となっています。

その石鎚山を開いたのが役行者と言われ、
657年に役の行者とその供をした法仙が龍王山で修行のすえ石土蔵王権現を感得したという。
Wikipedia - 石鎚山

その時の御一行様ですかね?






石鎚登山ロープウェイの山麓下谷駅。



往復チケット、
1,950円也。



51人乗りだそうです。

20分毎に運転されています。

運行時間は季節により異なるようですが、
この日は8:40〜17:00でした。


 
標高1,300mまで、
約8分で運んでくれます。

もちろん、
歩ける道もあるそうですが、
3時間くらいかかるそうです。

「時は金なり」



山頂成就駅到着。

ロープウェイの駅舎っぽく無いですね。






では、

行きますか(9:13)






『フムフム』

この真ん中のルートを登るのですが、
ここには、
「一の鎖」、「二の鎖」、「三の鎖」の、
鎖場が有ります。

これは、
登山のサポート用の鎖では無くて、
修験者が修行に使うための鎖なんです。

それを、
登山者が使わせてもらっている訳で、
石鎚山登山の売りの一つなんですね。

でも、
ヘタレ&ビビリな私は、
そんな怖くてシンドそうなのはスルーして、
巻道で行こうと思っていたんです、
この時は、、、






前神寺の奥之院。

安全登山のお願いをしときました。






成就。

沢山の旅館があるのですが、
営業してるんでしょうかね?



石鎚神社中宮成就社。



アートなシャッター。



愛媛県立丹原高等学校、
高校生がこんなの書いて良いのか?

おじさんは好きだけど(笑)



神門(9:35)

ここが登山口ですね。






神門を潜るといきなりの下り。



しかも、

かなりの下り。

今下りと言うことは、
帰りは、、、






鳥居を潜ります。



鳥居を過ぎても、

まだ下り。

帰りは、、、





八丁(9:52)

この辺りまで下ります。






トイレが有りました。

使用するには、
かなり勇気がいると思いますが(笑)






八丁を過ぎると、
やっと登りになります。

そして、
階段。



階段、、、






僅かにフラットなとこは有りますが、
斜面は必ず、、、



階段、、、



階段、、、



そして、

階段を登りきった所が、



「試しの鎖」(10:28)

試しの鎖と言うのは、
この後の一、二、三の鎖の本チャンを登るために、
それらが登れるかどうか、
ここの鎖で試しなさい、
と言うものらしいです。



ちなみに、

こんな感じで、
オーバーハングしています。



冗談です ^^;

実際は、

こんな感じです。



しかし、

鎖がデカい!

これを鎖と呼んで良いのか?



字も彫ってあるし、
さすが修行のための鎖です。



私は、
本チャンはスルーしようと思ってのですが、
この試しの鎖だけはトライしてみようと思っていたんです。

せっかく、
石鎚に来たんでね。



ですが、
この試しの鎖、
一度登ると、
今度は、
鎖を使って反対側に降りるようなんです。

知らんかった。

登るのは何とかなっても下りは怖そうです。



なので、

巻道を行きます(10:40)

各鎖場には、
巻道が用意され、
鎖を使わなくても山頂まで行けます。






一軒茶屋(10:43)

試しの鎖を下りるとここに出てきます。



このあたりを「前社の森」と言うそうで、

ここで初めて展望が開けます、
一瞬ですが。

正面のお山は、
瓶ヶ森(おそらく)






一軒茶屋から少し登り、

そして下ると、、、






石鎚山の全容が見えてきました。



ここは、

夜明峠(10:59)

ここが、
このルートのほぼ中間地点です。






小屋(11:10)

何の小屋か分かりませんが、
ここが、
一の鎖の取り付きです。



で、
これが、

一の鎖。

鎖は登り用と下り用で別れています。



元々は、
スルーしようと思っていたのですが、、、






『オリャーーー』


あれれ、
登ってますね(笑)



当初はスルーしようと思ったのですが、
取り付きに立つと、

『ここまで来て登らんで帰ったら後悔するぞ』

と言う山の神さんがの声が聞こえてきたような(笑)

で、

『おしっ!』

って、
なったんですが、
鎖が重くて、
腕パンパン。

ここ何十年、
こんなに腕使ったことは無いと思います。

そして、
足もパンパン。






おっ、

誰か登ってきてる。

登ってきて、

『腕パンパンです』

良かった、
俺だけじゃ無いんや^^



登りきったとこからパシャ!

さっぱり分からん ^^;






鳥居&建物が見えて来ました。





土小屋への分岐(11:26)





建物はトイレでした(11:28)

立派なトイレですが、
立派な休憩所も有りました。

ここで、
休憩。



ここは、
展望も良く、

正面の小山が一の鎖を登りきったとこですね。






で、
この休憩所&トイレの上が、

二の鎖の取り付きです。

ここも登っちゃいます(11:40)





ここには、
鳥居がありますね。





『行きます!』

って、
ここは既に中間くらいですけど。

この鎖には、
岩場のステップが不足してるので、
鎖にステップが付いています。



ここ、
登るにつれ斜度が増し(中間くらい迄)、
更に腕パンパン、足パンパン。



途中、

こんな場所で休憩。

ここからは、

歩いて来た、
登山道が見えてます。






で、
やっとこさ登りきると、
さらに、

こんな岩場の追加サービスが有ります。

どうせなら、
ここも鎖にして欲しいッス ><

超ヘロヘロでクリア。






石鎚が迫って来ました。

凄い切れ落ちてますねぇ〜。

斜度マイナスですやん(怖)





面河渓への分岐(12:10)






二の鎖で超ヘロヘロになり、
ゼェ〜ゼェ〜、
ハァ〜ハァ〜言いながら、
下を向いて歩いていのですが、、、





突然、

階段が現れました。

『えっ!?』


三の鎖の取り付きを見逃してしまいました f^^; タハッ


『まっ、えっか』


元々鎖はスルーするつもりだったので、
このまま進みます。






しかし、

「お上さん(おのぼりさん)」って言うんですね



これは、
意味不明???
 


手摺、
左右逆ちゃいます?

このように作った意図を聞きたい。






建物が見えて来ました。

後、少し。






で、

石鎚山(12:27)

※ この辺りからカメラが絶不調 m(_ _)m



石鎚山と言っても、
実際には、
「石鎚山」と言う単体のお山は無くて、
最高峰の天狗岳(てんぐだけ:1,982m)、
南尖峰(なんせんぽう:1,982m)、
弥山(みせん:1,974m)の総体山を石鎚山と呼んでいるんです。

で、
ここが、
弥山。



ここには、

石鎚神社 奥宮頂上社が有ります。

中には、
三体の御神像が祀られていました。






さらに、

「頂上山荘」が有ります。

もちろん、
一般登山者でも宿泊可能です。



しかし、

気になります、
この張り紙 …






で、
こちらが、

最高峰の天狗岳。

トンガってますねぇ〜。



凄いとこ歩いてる。

歩けんの?





元々、
今回は弥山までと決めていたんです。

なんせ、
ビビリなもんで。



でもね。

おばちゃん達が天狗岳から戻って来ました。

『全然大した事無かったね』
『行く前は怖いと思ったけどね』



そうなのか?
実際は大した事無いのか?



だったら、、、



『行ったろうやんけぇ』←「やんけぇ」とは言っておりません



おばちゃん『気をつけてねぇ〜 ^-^』

『は〜い ^o^』



と言ってスタートしたのですが、
弥山からの下りで、
早くも怖いですやん。
垂直ですやん。



早くもビビリの虫が登場し、
やめようか思ったのですが、
おばちゃん達がすぐ側で見てるし、
帰るのもカッコ悪い。

と言う事で、
ちょっと気合を入れて、
何とか下りました。






この辺りは楽勝。






後、少し。



しっかし、

そんな怖い顔せんでもえぇんちゃう。

ビビるやん。
それでも無くてもビビってるのに。






で、
着きましたぁ〜、

天狗岳。






『思ったよりサクッと着きました^_^』



想像していたよりも近いし、
木々の間に作られた巻き道へ入ることもできるので、
高度感もあまり感じませんでした。

木々がなければ、
凄い怖いでしょうけどね。

ただ、
岩の上に立つと西側は絶壁で、
周囲に視界を遮る物が無いので高度感ハンパ無いですが。






祠が弥山に向かって建っています。

後ろが南尖峰。

行けるようですが、
もちろん行きません。

ここで、
いっぱいいっぱいです(笑)






ここからの展望は素晴らしく、

こんなのや、



こんなのが見れるのですが、
さっぱり分りません f(^^;






さて、

弥山に戻りますか。






『ひぇ〜、こんなとこ歩かせるのか』

『手摺付けましょうよ』

って、
それでは、
修行の山にならんよね。






後、少し。

今思えば、
この弥山への(からの)、
登り(下り)が一番大変だったかも(笑)

取り付きには鎖が設置されてます。






この後、
来る途中にコンビニで買ったサンドイッチを食べ、

下山開始。



しかし、

気になるねぇ〜、
この張り紙…






下山は、
鎖は使わず巻道を歩いて、
戻って来ました、

山頂成就駅。

下山終了です。






振り返って
少し誇張して書いていますが、
高いとこ超苦手な私でも行けたので、
普通のハイカーさんなら、
鎖場も天狗も行けると思います。

もちろん、
十分気をつけてですが。



特に鎖は、
通常のお山に設置してある鎖とは異なり、
重くて殆ど動かすことができません。

それに、
岩場のステップが無い箇所が有るので、
かなり腕や足のパワーを必要とします。

最初に試しの鎖で、
2〜3m登って判断されるのがよろしいかと。


それと、
三の鎖が一番厳しいと言う話をよく聞きますが、
それは、
一、二を登った後の鎖だからと言うのも有ると思います。

下山時に三の取り付きまで行ってみたのですが、
斜度も長さも二とそんなに変わりません(と思う)。

でも、
一と二で体力を消耗した後では確かに厳しいと思います。

なので、
残りのパワーと相談の上、
お試し下さい。



今回、
鎖も天狗も行けたので満足なのですが、
一つだけ悔いが残ったことが有るんです。

「三の鎖」を登らなかったこと?



いえいえ、

頂上山荘の「ひえひえ〜ビール」を飲まなかった事です。
次行ったら絶対飲む!







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