サパ(二日目) 
サパ郊外の村々をトレッキング

ガッガッガッッ!
ガッガッガッッ!


何やら、
外がメッチャうるさい。

起きて、
窓の下を見ると、

重機でホテルの前を掘りおこしています。



まだ、
朝7時前なんですけどねぇ〜。

確かにこの国の朝は早いんですけど、
ホテルの前くらいもう少し遅くやろうよ。



仕方ない、
起きますか。

で、
肝心のお天気ですが、、、







今日も雲の中。

視界ほぼゼロ。




でも、
サパも実質今日が最後。

朝ごはんを食べてスタートしました。






ラオチャイ
で、
やって来たのは、
サパから西に5.5Km程行った、
ラオチャイ(Lao Chai)村の入口。



いますねぇ〜、

恐怖のセールスレディ軍団。



ミーティング中ですかね?

『◯◯さん、今日の貴方の売り上げ目標はいくら』
『△△さん、貴方はいくらよ』

な〜んてやってるのでしょうか?(笑)






そ〜っと、
彼女らの前を通過しようとしたのですが、
見逃してくれるはずはありません。



早速、
5〜6名のおばさん、お姉さんが寄ってきます。

『Halloooooow』('o'がメッチャ長い)
『How are you?』
『My name is ◯◯◯』
『What your name?』
『Are you form?』
『Are you going?』

流暢な英語で、
矢継ぎ早の質問で友達になろう作戦。

セールスレディの接客マニュアルに載ってるんでしょうかね。



が、
しかし、
おじさんを舐めたらあかんぜょ。

伊達にベトナムに10年もいません。

まともなベトナム語の会話は出来ませんが、
「なんちゃってベトナム語」ならできます。



彼女らの質問にベトナム語で返してやると、
クモの子を散らすように、
一人ずつ去って行きました。



昨日行ったカットカット村でもそうですが、
彼女らのターゲットは外人なんです。

ベトナム人には、
積極的にアプローチしないんですよ。

ベトナム語を話す変な外人も敬遠するようです(笑)






てな訳で、

のんびりとラオチャイ村に降りて行きます。




昨日行ったカットカット村やシンチャイ村に比べると、
峡谷が広いですね。

なので、
田んぼも広く、
作業もし易そうです。






この村もカットカット同様、
観光村のようで、

メイン通りにはお土産やさんが並んでいます。






水を利用した脱穀機。

水は豊富なようですね。






小学校があります。

ベトナム、
どんな田舎に行っても立派な学校があります。

ベトナム人の識字率の高さもこれらの学校のおかげでしょうね。

でも、
先生は足りてるんでしょうか?

ちなみに、
ベトナムでは先生はメッチャ尊敬されてて、
年に一度「先生の日」なんてのがあり、
その日は、
皆んなが先生にお花や感謝の手紙を渡すんです。






小道も舗装されてるし、
家もシンチャイ村などに比べると、
「家」です。



ハンガーもあるし。






ラオチャイ 〜 タヴァン
次は、

タヴァン(Ta Van)村を目指します。

と言っても、
どこからがタヴァンかわかりませんが。






しばらくは、

こんな田園風景が続くのですが、
タヴァンに入ると、

こんなお土産屋さんがあります。

看板に「Ta Van Village」って書いてあるので、
このあたりからタヴァンだと思います。



そして、
このタヴァンが結構凄い。






周りの景色は今ままで同様、

田んぼなのですが、
通りを見ると、


町ですよ、
町。

村ちゃいます。

町と村の区分はわかりませんが。



レストランは普通にあるし、

立派なホームステイもあります。

少数民族の家をイメージした建物ではなく、
普通の建物です。



こちらも、

ホームステイですが、
内容は、

レストランやレンタルバイク、
そして
スパまであります。



そして、
なんと、
JCBまで使えるようです。

ホーチミンでも、
使えるとこ少ないのに。







小洒落たカフェ。






バー。

まだ、
クリスマスのようですが。



ビリヤードもあります。

夜な夜な、
このあたりのホームステイにステイしてる、
不良ファランが集まって、← スミマセン m(_ _)m
ドンチャカドンチャカするんでしょうか?

昼間から、
ドンスカドンスカ鳴ってましたけど。




写真は撮り忘れましたが、
「カラオケ」もありました。






もちろん、

学校もあります。



そして、


幼稚園も。



覗いたら、

『Halloooooow』('o'がメッチャ長い)

もしかしたら、
ここは、
セールスレディの「虎の穴」か?



んな、アホな(笑)






朝から歩きっぱなしなので、
ここらで、

ビール休憩。



まったり、
ビールを飲んでると、
ワンコが寄ってきました。

う〜ん、
そんな眼で見んなよ。

連れて帰りたくなるやん。






タヴァン 〜 ザンタチャイ
ビール休憩も終わり、
次の村、
ザンタチャイ(Giang Ta Chai)村を目指します。



ですが、
これが分からないんですよ、
道が。



道なりに進んだのですが、
行き止まり。
その先は棚田です。

引き返して、
いろいろ探したのですが、
分かりません。



ここは、
地元の人に聞こうと思うのですが、
セールスレディに聞くと、
何か買わされるか、
フォローされそう(付いて来られそう)で怖い。

でも、
他に方法がないので、
ミーティング中のセールスレディ達に聞くと、

『この道を真っ直ぐ行く』

と、
先ほど行き止まりだった道を示します。



やはりそうなのかと思い、
行き止まりまで行くことに。



ちなみに、
何も買わされませんでした。

モン・ギャル数名がフォローしてきたのですが、
なんちゃってベトナム語で話すと、
いつの間にかいなくなりました。

やはり、
彼女達、
ベトナム語を話す者は敬遠するようです(笑)






行き止まりまで来ました。



そして、
棚田に上がってみると、
なんと、

日本の青年が、
日本語で鳥に道を聞いてます(笑)



日本の青年『日本の方ですか?』
私達   『です』

日本の青年『次の村に行きたいのですが』
私達   『私達も探してるんです』



彼も迷ってるようです。



水牛さんに聞いても、
食事に夢中で聞いてくれません。



が、
そこに、
どこから来たのか、
少数民族のセールスレディ2人が我々の後ろに立ってます。



セールスレディ『Are you going?』
私達     『Next village』



セールスレディ『This way』

って、
指差されたのが、、、





私達が立ってる田んぼのあぜ道。



既に田んぼにはまってる連れは、

『えっ?
 こんなとこ歩くん絶対無理』

セールスレディ『No problem!
        I'll fully support you』







はい、
完全にキャッチされました(笑)



しっかし、
恐るべしサパの Way。






てな訳で、

ザンタチャイ目指してスタート。



こんな棚田を見ながら進みます。







日本の青年『スゲェー』

確かに、
「スゲェー」景色です。

天気が良ければ、
別な絵が見れるのでしょうが、
悪くても、
これはこれで素晴らしい絵です。









しばらくあぜ道を進むと、

「普通の道」っぽい道に出ました。


しかし、
これが、

かなりのアップダウン。

しかも、
粘土質の土が濡れてて、
滑る滑る。



しかし、
セールスレディのお姉さん、
スタスタ登ってます。



どんな靴を履いてるかと見ると、

靴底がツルッツルッのサンダル。

スゲェ〜、
根っからの山岳民族です。



ちなみに、
連れは、

フルサポートされてます。






下りも、

ピョンピョン飛び跳ねて降りていきます。



連れは?

フルサポート。



しかし、

嬉しそうやん(笑)






しばらく進むと、
今度は、

竹林の中。



連れは?

さすがに、
ここはサポートなし。

てか、
遅れてるよ〜(笑)






そして、
竹林を抜けると、

ザンタチャイの村が見えてきました。



最後の下りです。



連れは?

フルサポート。

ここが最後のサポート区間、
心なしか寂しそうです(笑)



で、
その相方が、

このオバちゃんです。

笑顔が可愛い、
50歳。






そんなフルサポートを受け、

やっと山を降りてきました。





ここには、
カットカット村同様、

滝があります。

水はほとんど流れていませんが。


フルサポートされてた連れですが、
おりたとたんに元気。






橋を渡って、
ザンタチャイの村へ。


ザンタチャイは「赤ザオ族」が暮らす村だそうです。

ここでは、
ラオチャイやタヴァンで見かけた、
お土産屋さんもホームステイも見かけませんでした。

セールスレディも見かけませんでしたね。



田んぼや畑だけで生活しているのでしょうかね?

田んぼはシンチャイ村等と比べると、
肥えてるようですが。





さて、
そろそろサパに戻りますか。



この道を登って、
車道に出ます。



途中、
私に付いてた若い方のセールスレディが、
ここから家に帰ると言うことで、
ここで、
セールスレディ達の店開きが始まりました。



どれを見てもあまり欲しい物は無く、

私『何もいらない、
  だけどガイド料を払うよ』

と言って、
20万ドンを払いました。

この金額が妥当かどうかは分かりませんが、
彼女は納得してくれました。

もしかしたら、
多かったのかもしれません。



問題は連れで、
彼も私と同じ20万ドンを払おうとしてのですが、
彼をサポートしたオバちゃんは、

『彼はサポートされていないのに20万ドンくれた、
 私は貴方をフルサポートしたので30万ドン』

確かに、
妥当な要求です(笑)



彼も納得したようで、← 本当は渋々
30万ドン払いました。


連れ『確かに、あれだけサポートされたし、
   嫌味がないので、良しとしよう、うん』 ← 無理やり納得


と言うことで、
彼女達とはここでお別れ。



しばらく行って、
振り返ると、
連れのサポートをしてくれたオバちゃん、

なにやら、
しきりにお金の計算をしていました。

今日の予定収入に足りない場合、
今からまた戻って、
我々のような者を捕まえるんでしょうかね?



しかし、
私についてたお姉さんは衣装からして「花モン族」なのですが、
バックハー(Bac Ha)近郊には多いのですが、
サパ近郊にもいたんですね。

でも、
今から帰ると言ってましたから、
かなり遠いとこから来てるのかもしれません。

聞けばよかった。






棚田を見ながら、
坂道を登ると、

車道に出ました。

ここからは、
ガイド無しでも、
車道を歩けばサパに戻れます。






ザンタチャイ 〜 サパ
歩き出して、
しばらく行くと、

こんな道標が。

えぇ〜、
9Km もあるんですね。

しかも、
ここからサパの町までは全て登り。

結構シンドそうです。



ですが、

棚田の景色を見たり、



ヤギさんにちょっかいを出したり、



一服しながら棚田を眺めたりで、
そんなにシンドくありません。



しかし、
凄いですね。

どこが自分の田か分かるんですかね?(笑)






で、

ラオチャイの入口まで戻って来ました。

まだ、
いますね、
セールスレディ達。

まだ2時半なので、
まだまだお客さん来るんでしょうね。









さて、
ここまでは標高も低く雲の下で、
見晴らしもそこそこ良かったのですが、
ここらあたりから雲の中に入り、

殆ど何も見えません。

ひたすら雲の中を歩きます。



この道、
結構車やバイクが走るのですが、
彼らに我々が見えているのか、、、

かなり怖かったです。





後3Kmですね。



最初、
9Kmくらい大したことないと思ったのですが、
全く視界のないとこをひたすら登るのは、
やっぱ、
シンドイです。

車も怖いし。



途中で、
声をかけてくる、
セオム(バイクタクシー)に、
どれだけ乗ろうと思ったことか。

でも、
連れより先に言いだすのはカッコ悪いし、
彼が言いだすのを待ってたのですが、
言わないんですよ、これが。



後で聞いたら、
彼も私が言いだすのを待ってたそうです(笑)






後1.8Km






そして、

サパに到着。


「SA PA 9Km」の道標からここまで、
2時間40分かかりました。

結構シンドかった。



もし、
このコースを行かれるのであれば、
最初にサパからザンタチャイの入口まで(バイク)タクシーで行き、
そこから
ザンタチャイ > タヴァン > ラオチャイ > サパ
と歩くことをオススメします。

そして、
しんどかったら、
セオムに乗りましょう。



まぁ〜、
ツアーに申し込めば、
ラオチャイ、ザンタチャイは車で送迎してくれますけどね。



このコース、
トレッキング主体なら、
面白いのはやはりタヴァン〜ザンタチャイですね。

ちょっとしたアップダウンもあるし、
竹林や、
見事な棚田も見れるし、
田んぼのあぜ道も歩けますし(笑)

でも、
途中で数カ所の分岐があり、
もちろん道標は無いので、
ガイドをつけることをオススメします。

ホテルで頼めば、
ガイドを手配してくれるそうです。






現在4時、
晩御飯にはまだ早いと思ったのですが、
昼にビール一本飲んだだけなので、
かなりお腹が空いてます。

と言うことで、
何かお腹に入れることに。



適当にレストランに入り、
こんなもんいってみました。



ビール。



お店オススメの、

ワインとハム盛り(食べちゃったけど)。



そして、

頼んだのは「カラマリ」ですが、
出てきたのは、
これ。

イカには間違いないし、
お味もいけたのでOK。






お店を出て、
ホテルに戻る道で焼き屋さんを発見。

美味そうだったので、
焼き芋をお買い上げ。

これが、
一番美味かった。






昨年、
サパに来て、
悪天候だったので、
今年再び来たのですが、
今年も天候はイマイチでした。

でも、
今年は雨に降られないだけ、
そこそこ歩けましたし、
それなりに楽しめました。



サパは棚田と少数民族が有名なのですが、
棚田の景色は素晴らしく、
街では見られない物を見せてくれます。

まとわりついてうざいと思われるセールスレディですが、
彼女達と話すと、
素朴で嫌味がないんです。

ホーチミンなどの物売りとはかなり違います。



そして、
サパの町の人も、
素朴で人懐こくって、
ホスピタリティーがあります。

長くホーチミンで暮らした私には、
同じベトナム人?
って、
思います。

結構気にいってます、
サパ。



次は、
最も季節の良いと言われる4〜5月くらいに来て、
さらに奥地のバンホー(Ban Ho)などにも行って、
ホームステイを続けながら、
奥地の村々を歩いてみたいですね。






おまけ
ホテルに帰り、
1日中歩きっぱなしだったので、
疲れもあり、
少し寝ました。

で、
起きたのは8時。



連れ『何か食べる?』
私 『うん』



でも、
外に食べに行くのは面倒なので、
ホテルで食べることに。






下のレストランに降りて行くと、

ホテルのスタッフが何やらパーティをしています。



聞くと、
スタッフの一人が、
今日でここを辞めるので、
その送別パーティだとか。


で、
お前らも参加しろと。

もちろん、
断る理由はないので、
我々もご一緒されて貰うことに。



以下、
その時の様子です。







































いやぁ〜、
楽しかった。






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サパ(初日) サパ近郊の村々をトレッキング
サパ(二日目) サパ郊外の村々をトレッキング








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