この遺跡はベトナムが出来る前に存在したチャンパ王国(190~1800年)の聖地でして、現在はユネスコの世界文化遺産に登録されています。
ベトナム戦争で大半の遺跡が破壊され、今は少ししか残っていません。現在は各国や財団の支援により復旧作業が行われているようですが、中々進まないとか。
朝10時、ミーソン遺跡にやってきました。
ミーソン遺跡は集合体ごとに区分けされていて、グル-プAからグル-プHまであります。基本は一般公開されていますが、修復作業状況によっては公開されないグループもあります。今日も見れないグループがあったのですが、グループ名は忘れましたf^^;
最初のグループに行く手前に休憩所があります。この休憩所にはステージがあり、定期的にチャンパ王国時代の民族舞踊のショーがあります。今回運良く時間が会ったので、チョット立ち寄ってみました。
ここでショーが。座るとこが無い。 |
最初に瓶を頭に載せたお姉さんが4人。
次は男ばっかしの音楽隊(^^
この兄ちゃん結構すごい。息継ぎが殆どわからん(*_*;) |
そして最後はセクシーなお姉さんが3人。
無表情 |
30分くらいのショーでした。内容はサッパリわかりませんけどf^^;)
それでは遺跡に向けて出発。
で、最初に行ったのがグループ?。忘れました f^^;)
とにかく凄い人で、ベトナム人を始めてして、日本人、中国人、韓国人、そしてヨーロピン(アメリカン?)など。世界遺産と言うことで人気があるんですかね。
彫り物もかなり精密です。
しかも驚くのは、これは全てレンガで出来ているのですが、1000年以上経過しても隙間がなく、壊れていません。
隙間がない(@.@ ) |
現在はこの遺跡を復元するために、この遺跡の素材であるレンガの研究がされているそうですが、未だこれを同じレンガが出来ないそうです。恐るべしチャンパ王国の技術力です。
この遺跡はチャンパ王国におけるヒンドゥー教シヴァ神信仰の聖地だそうで、シヴァのレリーフや、シヴァのシンボルであるリンガ(男根)ヨーニ(女陰)石造などがあります。
上がリンガ、下がヨーニ |
そして、チャンパ王国で使用されていたサンスクリット文字が見れます。
サンスクリット語のレリーフ |
少し前まで、このサンスクリット語を読める人がいたらしいですが、今では誰も読めないとか。それにしてもタイ語に似ていますね、タイ語もサンスクリット語から派生したんでしょうかね。
祠堂の中に入れます。
中にはここで発掘された物を展示しています。
展示品 |
ミーソン遺跡は20世紀初頭にフランス人によって発見されたのですが、フランス統治時代に盗掘を受け美術品の多くが失われ、フランスが引き上げる際にも貴重な物は持って行かれたそうです。また、残された主要な物はDa Nang(ダナン)にある チャム彫刻博物館 にも展示されており、ここに展示されているものは僅かです。もし、ここに来られる時にはそちらの博物館で見学した後にこの遺跡を訪れることをお勧めします^^
首の無い象が多く見られます。
カンボジアのアンコールワットやタイのアユタヤも同じですが、異宗教者に侵略されると必ず象の首を落とすようですね。
近くの中学生でしょうか?写生に来てました(^^)
写生中 |
ちなみに、My Son(ミーソン)とは『美山』と書くらしいです。
この遺跡はクアンナム省のミーソン圏谷にあり、聖山マハーパルヴァタを望むことが出来ます。
そして、最後に行ったのがここ、グループAです。
グループと行ってもあるのはこれだけ^^;
壁の一部だけ |
約1時間、遺跡見物をしました。
ここはアンコールワットなどと同じ様式ですが、アンコールワットとは規模が違います。
アンコールワットは一般庶民に王様の力を示す為出来るだけ大きく作られていますが、ここは王様だけが神議を行うために作られた場所で、王様以外の者はだれも入る事が許されなかった所らしいです。なので、先のアンコールワットと比べて規模は小さいですが、何か独特の雰囲気がありました。
そろそろ時間なので、ホイアンに帰ることに。
しっかし、暑いです。汗だく。
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