普通、お寺(廟)は「Chua」と言いますが、ここは「Hoi Quan」なので、「會館」と呼ばれています。
「會館」は海外に移住した華人がコミュニティを維持するために建てる、親睦、協議、互助、祭祀のための集会場のことです。そして、會館の中に祭祀を行うための施設(お寺)を作ったんですね。
この會館内にも Chua Ong Huoc と言う名前のお寺があります。
ここも福建省出身の華僑の人達によって建てられ、他の華僑寺同様、航海の神様「媽祖」やその他の神様が祀られています。
場所はチョロンのバスターミナルからNguyen Trai通りに出て、この通りを市内に向けて歩いて漢方薬通りで有名なPhung Hung通りの交差点を過ぎると左側にあります。
やって来ましたハチュオン會館。
中に入ってみます。
屋根の上には他の中華寺と同じく、飾りが。
焼き物かな? |
「霞漳會館」は福建省漳州地方出身の華僑の人々の會館です |
入口から中を |
中から外を |
中の作りは他の華僑寺と同じで、中庭があります |
柱の彫刻がすごい |
この奥に媽祖様が |
媽祖様です。
ティエンハウ寺(天后宮) の媽祖様は3連ですが、ここは1つです(1つって言っていいのかな?)
「海国安瀾」の文字が |
電飾が^^; |
媽祖に祈りを捧げる地元の女性 |
そして媽祖様のとなりには
「首郡銘恩」 |
そして、ここも他のお寺同様に、いろいろな神様が祀られています。
観音様 |
斉天大聖 |
邪鬼や悪霊を退治し、絶大な法力を持つ神様で、悪戯な子供を連れて行って参拝すると、良い子になるそうです^^;
関帝 |
関羽は 恐らくは中国で最も信仰されている神様で、関帝廟という関羽を祀る寺院は中国各地に、また、全世界のチャイナタウンで見られます。勿論ここチョロンにもあります。
武勇で名高い関羽ですが、なぜか関公として信仰されると「商売の神様」になります。
中央の祭壇には関羽ら三人が見えます。真ん中が関羽、右側が息子の関平、左側に矛を持って立っているのが最後まで関羽と共に戦った周倉だとか。また、右側が劉備、左側は張飛だと言う説もあるようです。
そして、右手前に愛馬の赤兎馬も見えます。
赤兎馬 |
青龍偃月刀を持ち愛馬の赤兎馬にまたがる関羽 |
やはりここも他の華僑寺同様、道教・仏教・儒教が混在していますね(^.^)
皆さん、これをグルグル回してお参りされてました。かなり派手な音がするんです(^ ^)
扇風機かと思いましたf^^: |
ここハチュオン會館はあまりガイドブックに載っていないので、観光客の姿は殆ど見かけませんが、なかなか趣のあるお寺だと思います。
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ハチュオン會館
場所:802 Nguyen Trai Street, District 5
電話:
時間:5:00 - 20:00
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