山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみた  
二日目 鳥取砂丘 〜 鳥取駅

鳥取市内を望む鳥取城跡





山陰海岸ジオパークトレイルのハイク二日目。

初日の様子は↓↓↓

一日目(前編) 東浜駅 〜 網代
一日目(後編) 網代 〜 鳥取砂丘



今日は、
鳥取砂丘近くのキャンプ場から鳥取駅までの、

コース6、7(上マップではルート6、7)を歩きます。



では。






朝4時過ぎ、
目が覚めます。



まずは、

コーヒー。

そして、
朝ごはん。



今日は、

クリームチーズとサーモンのタルティーヌ。
何ちゃって、ですが(笑)

バケットに、
クリームチーズを塗り、
サーモンを乗せたものです。

本当は、
フレッシュのサーモンが良いのですが、
それは無理なので、
今日は、

パタゴニア・プロビジョンズの、
Wild Sockeye Salmon(紅鮭)を使いました。

今回は、
昨日・今日と、
パタゴニアのプロビジョンズでまとめてみました(笑)



ちなみに、
バケットですが、
今回は普通のバケットを持ってきたのですが、
山行きに持って行くなら、
「パリジャン」と言われる、
少し太くて中身の柔らかい物がおすすめです。

普通のバケットは、
パッキングした際に、
潰れると、
元に戻らないのですが、
中身の柔らかいパリジャンだと、
ある程度元に戻るので、
このような乗せ物にも使えます。

それに、
柔らかいので、
歯の弱い方でも大丈夫(笑)






コース6
鳥取砂丘 ~ 摩尼寺
食事を終え、
テントを撤収し、
コース6のゴール、
摩尼寺(まにじ)を目指して、

スタート(06:30)






キャンプ場を出て、
車道を右にしばらく進むと、

265号線に合流します。



この交差点を、
鳥取方面(右)に曲がると、

砂丘トンネルがあります。



この砂丘トンネルの手前が、

多鯰ヶ池(たねがいけ)自然探勝路の入口、
これがトレイルです。

案内板の下に、
山陰海岸ジオパークトレイルのプレートが有ります。

草ぼうぼうで、
よく見ないと見逃しますが。

ちなみに、
コース6のゴール摩尼寺までに、
このプレートは、
ここと、
もう一つ、
二つだけでした(見逃したかもですが)



車止めのチェーンがありますが、
乗り越えて入って行きます。






この路は、
名前通り、

多鯰ヶ池の外周を回るものです。

この池は、
中国地方で最も深い池(水深15.1m)で、
背面は森、
前面は砂(砂丘)に塞がれて出来たそうです。

 

砂丘も見えます。






しばらく道なりに進むと、

車道に出ます。






車道を左に曲がり、
しばらく進むと、

再び、
256号線に合流します。

ここを右に進みます。



実は、
この道、

「梨狩り街道」と言われており、



道路沿いには、
多くの梨農園が並んでいます。

これって、
ここを歩かせるために、
無理やり、
このルートにしたのでは、
って、
勘ぐってしまいます(笑)

今はシーズンではないので、
静かでしたが、
シーズンになると、
結構盛り上がるんでしょうねぇ〜。



この後は、
梨屋さんを見ながら、
道なりに進んで行きます。



ここまでは、
分かりやすいのですが、
これから先、
少し複雑になります。



富秀園の駐車場の看板が見えますが、



この看板の裏を右に入って行きます。



梨畑の中を少し進むと、

9号線の下のトンネルがあり、
これを潜って、
左折し、



9号線に沿って下って行きます。



9号線の福部ICの手前です。

ここには、
いろんな道が合流しているのですが、
写真手前の道に入ります。



こんな道(畦道?)です。

『大丈夫か?』

って思いますが、
大丈夫です。

私は、
ここでしばらく悩んだのですが、
結果オーライでした。



ここを進むと、

山湯山農業センターに出ます(07:55)

これは、
ルートマップでは、
「山湯山選果場」と記載されてるとこだと思います。
(おそらく)

ここを右に曲がります。



後は、

道なりに進みます。



以上をマップに書くと、

※ 「山湯山」が山湯山選果場です(と思います)
こんな感じ。

しかし、
こんな場所こそ、
トレイルのプレートが欲しいですよね。






しばらく進むと、

Y字路があります。

右にある建物はトイレです。



ここで、
どっちやと思い、
調べてると、
後ろから軽四に乗ってきたオバちゃんが車を停め、

オバちゃん『どこに行くんだべ?』
(「だべ」とは言っておりません)

私『摩尼寺に行きたいんですが』

オバちゃん『昔は右に行けば行けたべさ、
     (「べさ」とは言っておりません)
      んじゃが、
      今は道が結構崩れてて、
      行けるかどうか』

私『歩きなので、
  大丈夫でしょう』

オバちゃん『そうかね』

オバちゃん『でも、
      熊には気を付けてね。
      数日前も、
      このあたりに熊が出たけん』
      (「けん」とは言っておりません)

げっ、
マジっすか?



ザックの奥にしまっておいた、
熊鈴を取り出し、
ザックに付けましたよ。



そして、
オバちゃんの教え通り、

右の道を登って行きます、
チリンチリンと熊鈴を鳴らしながら。





ここが、
結構長いんですよね。



そして、
登りきったところが、

行き止まり。

マジか?



右側。



左側。

両方に踏み跡がありますが、
左側は車が走ったような跡もあります。



と言うことで、
ここは、
左に進みます。






少し、
行くと、

ガードレールがあります。

昔は、
車道だったんでしょうね。






そして、

舗装道に出ました。



ここを右に下って行くと、

家が見えてきました。



ここが、
コース6のゴール、

摩尼寺の入口です(08:50)






参道には、
多くのお茶屋さんが軒を並べています。





摩尼寺、
何も知識は無かったのですが、

何やら、
面白そうなお寺です。

奥の院まであります。



と言うことで、
トレイルには含まれていないのですが、

行ってみました。

しかし、
話が長くなるので、
別に紹介したいと思います。

その様子は↓↓↓

帝釈天降臨伝説の残る摩尼寺に寄り道





コース7
摩尼寺 ~ 鳥取駅
摩尼寺参拝から戻って来て、
少し休憩をし、
本トレイルの最終ゴール、
鳥取駅を目指し、
 
摩尼寺に登る階段の脇を入って行きます(10:45)





少し進むと、

分岐が有り、
ここは左の道を登ります。



このコース7は、
摩尼寺から鳥取城跡のある久松山に登り、
そこから久松公園に下山し、
鳥取駅を目指すのですが、
摩尼寺ー久松公園間の分岐には、

トレイルのプレートが設置されているので、
間違えることはないと思います。





こんな一本橋を渡り、
登山道に入って行きます。

この登山道は、
「中国自然歩道」です。






分岐がありますが、
ここは右に。

ちなみに、
摩尼寺から下りて来た時には、
左の道から出てきたんです。

そして、
今来た道を摩尼寺の階段の下まで戻ったんです。






この中国自然歩道、

ほとんどは林の中を歩きますが、



ところどころ展望の開けた場所があります。



摩尼寺ー久松山感は、
標高差も100mくらいで、
アップダウンもそんなになく、
とても歩きやすいトレイルです。






うらじろの木休憩所(11:45)

小洒落た休憩所が有ります。

お昼前だったので、
ここで、
休憩します。



昨日同様、
一本満足バーをかじり、
残ってたバケットを食べます。

コーヒーも入れたかったのですが、
この日も暑くて、
予想以上に水を消費したので、
今後の事を考えて、
我慢。






休憩を終え、
久松山を目指して、

スタート(12:15)






真っ直ぐ行くと、
本陣山、太閤ヶ原。

でも、
摩尼寺で時間を食ったので、
ここはパス。

右に折れて、
久松山を目指します。






至る所に設置してある、
熊注意の看板。

摩尼寺の人も言ってましたが、
数日前に、
鳥取砂丘に、
熊の足跡があったとか。

しかし、
「注意!」

って言われても、
どう注意するのか。






久松山山頂まで、
後少し。






鳥取城跡の石垣が見えてきました。



そして、

山頂(13:00)

中央に見えるのが、
山上ノ丸です。

鳥取城は、
16世紀半ばから明治維新に至るまで存在した、
久松山を中心とした山城で、
現在は、
山頂の山上の丸、
山麓には二の丸、天球丸、三の丸などの遺構が残っています。






山上ノ丸方の眺め、
素晴らしい。



西には、

鳥取市街。



北は、

砂丘、
そして日本海。



当時の藩主は、
ここから下界を眺め、

『庶民の暮らしは、
 いかがなもんかな?』

な〜んて、
言ったのでしょうかね?






麓の久松公園に向けて、

下山します(13:15)






下山道は、
自然石の階段で、
結構歩きにくい。






二の丸ですかね?

もしかしたら、
三の丸かも m(_ _)m





ここでも、
ちょっと寄り道。






そして、

登山口が見えて来ました。



で、

下山終了。

鳥居を潜って、
登山を開始するんですね。



更に下って、

久松公園(14:00)

写真は振り返ったところです。



6時半にキャンプ場を出発して、
14時ですか。

結構かかりましたね。

今日も暑くて、
チョコチョコ休憩しているので、
実質歩いてる時間はそんなにないと思うのですが。



暑いと言えば、
下山途中に水が無くなったのですが、
公園まで降りれば、
有るだろうと思っていたのですが、
有りました、

自販機。

このトレイル、
山の中以外、
至る所に自販機が有ります。

有り過ぎちゃう?
ってくらい有ります。

なので、
水の心配は無いです。



早速、

ポカリをガブ飲み。

一気に飲んでしまいましたよ。





公園から見る、
城跡と久松山。




異彩を放つ白い洋館。

これは、
仁風閣(じんぷうかく)と言って、
1907年、当時の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の宿泊施設として鳥取城跡の扇御殿跡に建てられた、旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸である。「仁風閣」の館名は、この行啓に随行した元帥海軍大将東郷平八郎が命したもの。
Wikipedia -  仁風閣

現在は、
国の重文に指定されてるそうです。





この後は、
コース7のゴール、
と言うか、
本トレイルのゴール、
鳥取駅を目指して、
鳥取市内を歩きます。



そして、
ゴールしました、

鳥取駅(15:00)



山陰海岸ジオパークトレイルのゴール(スタート)は、
ここ鳥取駅になっていますが、
これは、
無理やり感がありますね。

市内を歩いても、
「ジオパーク」って、
感じはしないですからね。

やっぱ、
久松公園がゴール(スタート)では無いでしょうか?

そう思って、
久松公園から駅までバスに乗ろうかと思ったのですが、
バス停を探すのが面倒だったので、
歩きましたけど。






そして、
やって来たのは、
駅前の、

鳥取バスターミナル。

神戸までのチケットを購入。



本当は、
温泉に浸かってから、
帰りたかったのですが、
すぐのバスがあったので、

それに飛び乗り、



無事、
神戸まで帰って来ました。



もちろん、
服は着替えましたよ。

なんせ、
二日間、
着っぱなしで、
めっちゃ臭かったので(笑)






まとめ
山陰海岸ジオパークトレイル(鳥取県)、
私なりにまとめると、

  • コース3の海岸沿いは景色が素晴らしい
  • コース7の摩尼寺から久松山までは快適なハイクができる
  • 山の中以外、至る所に自販機が有る
  • 柳茶屋キャンプ場は無料で設備が整っている
  • トレイルの道標がコース7を除いて少ない
  • コース4は本来のコースが通行止のためすべて車道歩き
  • 登り下りは階段が多い


こんな感じでしょうか。

一番気になったのは、
やはり、
トレイルの道標が少ないことですね。

ルートマップも、
結構アバウトだし、
このルートマップだけでは、
完歩するのは難しいかもしれませんね。

それと、
車道歩きが多過ぎ。

これから、
夏に向けて、
車道歩きは辛いと思います。

ベストシーズンは、
春か秋、
それも少し涼しいくらいが良いと思います。



今回は、
鳥取県側を歩いたのですが、
兵庫県民としては、
兵庫県側を歩かないわけにはいきません。

近い将来、
香住から東浜まで歩いてみたいと思います。

計画しなくちゃ。






山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみた
前日 鳥取へ
一日目(前編)東浜駅 〜 網代
一日目(後編)網代 〜 鳥取砂丘
二日目 鳥取砂丘 〜 鳥取駅
二日目 帝釈天降臨伝説の残る摩尼寺に寄り道








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