白馬三山と温泉巡りの旅 
三日目 白馬鑓温泉 〜 白馬岳頂上宿舎

白馬岳頂上宿舎のテン場、
その後ろに見えるのが白馬岳と白馬山荘





白馬三山と温泉巡りの旅、
三日目。

今日は、
ここ白馬鑓温泉から、
白馬鑓ヶ岳、杓子岳を越えて、
白馬岳山頂手前の白馬岳頂上宿舎まで歩きます。



まずは、

目覚めのコーヒー。



そして、
朝ごはん。

今日もバケット消化に励みます。






ご飯を食べてると、

少し明るくなって来ました。



と言うことで、

朝風呂。

いやぁ〜、
良いですねぇ〜。

温泉に浸かりながら、
ご来光が眺められるとは。






小屋にも朝日が当たっています。

今日も天気は良さそうです、

と、
この時は思ったのですが、、、






白馬鑓温泉 〜 白馬岳頂上宿舎
今日のお宿、
白馬岳頂上宿舎を目指して、

スタート(05:35)



白馬鑓温泉 〜 鑓ヶ岳・天狗平分岐(勝手に命名)
鑓温泉をスタートし、

雪渓の左岸を登って行きます。






で、
早速出ました、

鎖。

実は、
鑓温泉の上部は難所で、
事故多発区間だと言うことで、
少しビビっていたのですが、、、 ← ビビリなおっさんなので






ここから、
上部まで、
鎖が連続します。



少し緊張しましたが、
実際は、

普通。

写真では、
足場が悪そうですが、
良く見ると、
ステップはあるし、
高度感は無いので、
ビビリの私でもノープロブレム。

 

こんなとこは、
鎖を使わなくても登れます。



でも、
滑りそうな岩なので、
雨の日は要注意かも。

特に下りはね。
(事故は下りで起きてるそうです)

それに、
ここのように、
あまり危なく思えないとこが、
実際には、
危ないのかもしれません。

まぁ〜、
何れにしても、
油断は禁物ですね。






で、

最後の鎖をクリア。



鎖場を過ぎると、
 
こんな案内が。

と言うことで、
ここでストックを出します。



後は、
普通の登山道を登ります。






水場(06:20)

この水場の前にもう一箇所水場があったのですが、
先行のオッチャンが独占していたので、
ここで、
休憩します。

今日も水1Lとスポーツドリンク1Lを抱えてるので、
補給は無し。

顔だけ洗って、
リフレッシュ。

もちろん、
タバコもね。





休憩を終え、
スタート(06:30)





水場をスタートして、
少し登ると、

一気に景色が変わり、
展望がひらけます。
 


多くの雪田が点在する、
「大出原」と呼ばれるところらしいです。



ここには、
多くの高山植物が咲き乱れており、
先行のハイカーさん達も立ち止まっては、
写真を撮っています。



と言うことで、
私も、

パシャ!

名前?

以前にも言いましたが、
チューリップ以外分かりません。



でも、
マジで、
この辺りは、
北アルプスでも有数の高山植物の群生地らしいです。






ハイマツ帯の中のザレ場を登って行きます。

登山道の両側には、
高山植物の保護のためのロープが張ってあります。



お花にあまり興味の無い私が、
今一番気になるのがお天気。

ガスが降りて来ています。

それに、
大出原に出てから風が吹き出し、
登るにつれて強くなって来ました。

この辺りは、
かなりの強風で、
多くのハイカーさんが岩陰で風除けをしています。



私も、

左上の岩陰で、
風除け休憩です(07:55)



風除けをしてると、
下ってきたハイカーさんが、

『稜線上はかなりの風ですよ。
 白馬まで行く予定だったのですが、
 諦めて下ります』


更に、
昨日、
一緒に鑓温泉まで登った大学生達が下りてきて、

『無理です、
 下ります』


マジか?

彼らのような若くて馬力のある子達が無理って。

まぁ〜、
一人、「初めて山登ります〜」的女子がいたので、
彼女の為の撤退かもしれませんが。





いずれにしても、
自分でその強風を感じてから判断しようと思い、
風除け休憩を終え、

スタート(08:05)

正面に見えるのが、
後立山連峰の主稜線です。

ちょうど中央あたりが、
鑓ヶ岳・天狗平分岐のはず。






後少し。

ですが、
風が半端ない。

多くのハイカーさんが、
稜線に出ないで、
ハイマツの陰で風除けをしています。






風除けをしてたハイカーさんを横目に、
出てみましたよ、
稜線に、

鑓ヶ岳・天狗平分岐(08:25)

写真に写ってるオッチャンは、
私と同じ鑓温泉から登ってきたのですが、

『無理、
 下りるわ』

と言って、
登ってきた道を下りて行きました。






鑓ヶ岳・天狗平分岐 〜 鑓ヶ岳
分岐から、
南側を見ると、

こんな感じ。

正面のピークは天狗ノ頭ですかね?



北側を見ると、

こんな感じ。

ガスってなければ、
正面の小ピークの左側に、
白い岩屑の鑓ヶ岳が見えるはずなのですが、、、

見えるのは白いガスのみ。






一旦様子を見ようと、
稜線を降りて、
ハイマツの陰で風除けをしてると、
やけにハイテンションなパーティが登ってきます。

よく見ると、
ベテラン山ガール5人組。



私の前を素通りし、
稜線に出ると、

A『凄いって聞いてたけど、
  大したことないじゃん』
B『こりゃ〜涼しくてええわ、
  ガッハッハッ』



まぁ〜、
なんとも頼もしい。



私よりは少しは若いと思いますが、
オバちゃん's には負けれません。

と言うことで、

追っかけます(08:37)



ですが、
これが、
早い、早い。

『待ってぇ〜』



後で聞いたのですが、
彼女達も鑓温泉から登ってきたらしいのですが、
鑓温泉から稜線の分岐まで2時間だったとか。

凄い、
凄すぎる、
オバちゃん's。






で、
どこをどうやって、
歩いてきたか分かりませんが、

白馬鑓ヶ岳山頂(09:10)


オバちゃん's は、
チャチャっと写真撮影をし、
次の杓子岳目指して、
疾風のように下って行きました。

何回も言います。

凄い、
凄すぎる、
オバちゃん's。




本来、
ここからの展望は素晴らしいと聞いていたのですが、

今日は何も見えません。






鑓ヶ岳 〜 杓子岳
と言うことで、
タバコだけ吸い、
次の杓子岳を目指して、

スタート(09:20)





この先に杓子岳があるはずなのですが、、、



鑓ヶ岳から一旦下って、
登り返します。

更に、
一旦下って、
登り返すと、
小鑓です。


右奥のピークが小鑓です。




小鑓への登り。

おっ、
オバちゃん's が直下で休憩しています。

オバちゃん's でも休憩するんや。



オバちゃん's A 『おっちゃん、
        ここで休んで行き。
        ここ、風が当たらんからええょ』
私      『そうするわ』



と言うことで、
休憩。

先の分岐から距離は知れているのですが、
強風で体力が削られます、
気力もね。

風除け含めて、
この区間はかなり休憩しましたね。



10分程休憩したでしょうか、
休憩を終え、

小鑓(09:45)

ここは、
痩せ尾根で、
しかも強風が吹いており、
少し怖かった。

今日の歩きで、
一番気を使ったとこです。

なので、
写真は無し。






小鑓から下ってきて、
振り向いてパシャ!

左上ピークが小鑓で、
岩場、ザレ場をジグザグに下ってきました。






で、
正面に見えるのが、

杓子岳。

中央下の岩のところが、
杓子沢のコル。






で、
その、

杓子沢のコル(10:12)

『ふぅ〜、
 シンドかった』





でも、
まだまだ続きます。



杓子岳の黒部側に作られた登山道を歩いてると、



おっ!、

雷鳥さん発見。

堂々と登山道を歩いています。

雌なので、
どこかに雄がいるはずなのですが、
しばらく見ていたのですが、
現れませんでした。






山頂への分岐(10:25)

このまま真っ直ぐ、
杓子岳を巻いて行こうかと思ったのですが、
風も少し弱くなったので、

山頂を目指します。






後少しで山頂。



でもね、

断崖絶壁スレスレに道を作らなくても良いと思うのですが。

遊園地のアトラクションちゃうし。

巻道の時は風が弱くなったと思ったのですが、
ここらあたりは強風。

しかも、
左から右に吹いてるので、
ヒヤヒヤ。






で、

杓子岳山頂(10:58)

お姉さんの髪が凄いことになっていますが、
ほんま、
風が凄いんですよ。






ここも、

展望は無し。






杓子岳 〜 白馬岳頂上宿舎
と言うことで、
今日のお宿、
白馬岳頂上宿舎を目指して、

スタート(11:00)






杓子岳山頂から、
少し下ると、
風が弱まり、
視界が良くなった来ました。



そして、

白馬岳頂上宿舎が見えて来ました(右上)

しかし、
まだ結構ありますね。

アップダウンもあるし、
シンドそうです。






いくつかのアップダウンを繰り返し、

最低鞍部に向けて下ります。

そして、
登り返したピークが丸山。

丸山を越えると、
白馬岳頂上宿舎はすぐ、
のはず。

でも、
「最低鞍部」って、
唐松と五竜の間にもあったような???






丸山から振り返ってパシャ!

正面の屋根みたいなのが杓子岳、
その右側が白馬鑓ヶ岳、
その前が小鑓。

結構歩いて来ましたね。






そして、
丸山を過ぎると、
見えてきました、

白馬岳頂上宿舎とそのテン場が。

後ろに、
ドンッ!とそびえるのが白馬岳。

その直下には、
巨大山小屋の白馬山荘も見えます。






で、
着きました、

白馬岳頂上宿舎(12:40)

『ふぅ〜、
 シンドかった』






今日のお宿
まずは、

生で、

『カンパ〜イ』

って、
一人ですが。



毎回言いますが、
生が美味い!

ほんま、
最初に山小屋で生を始めた人に感謝状を贈りたい。



生の後は、
お昼ご飯。

今日は、
こんなもんいってみました、

牛丼。

パンばかり食べていたので、
米が美味い。

出来たら、
紅ショウガはフリーにして欲しい。






その後、
小屋の裏にある、

テン場に移動。

平日の1時過ぎですが、
既にかなり埋まってますね。

この写真は設営後に撮ったものですが、
私は、
一番奥に張ったので、
ここからは見えません。

さらに、
この後幕は増えて、
最終的には、
この場所が満杯になり、
奥の岩場にも張られていました。

小屋番さんに聞くと、
小屋泊も一杯だと言ってました。


さすが、
人気のお山です。

凄いわ!






散歩
幕営後、
テントの中で1時間ほど昼寝をしたのですが、
まだ3時前。

何もすることが無いので、
散歩に出かけてみました。






目指すは、
白馬岳山頂直下に建つ、

白馬山荘。

この山小屋は、
800人を収容する日本最大の山小屋。

しかし、
800人って、
そこらへんのホテルより多いですやん。



明日は白馬岳を越えて下山するので、
この小屋を通過するのですが、
朝が早いので、
今日の内に見ておこうと思い、

やって来ました。

右の建物が第1新館、
左の建物が第2新館、
さらに、
第2新館の奥に第3新館があります。

第1新館と第2新館の間が、
白馬岳に登る登山道なのですが、
この登山道が、
富山県と長野県の県境だそうです。

つまり、
第1新館は長野県、
第2新館と第3新館は富山県に建ってる訳ですが、
税金はどうしてるんでしょうかね?





で、
ここにやって来た目的は、
ここ、

レストラン スカイプラザ白馬。

3000mの山の上に、
レストラン、
さすが、
日本最大の山小屋。



ただし、
食事が出来るのは、

11:00 〜 13:30 のようです。

それ以外は、
喫茶のみのようです。






中はかなり広いのですが、
お客さんでいっぱい。

この中では、
バッジやTシャツ、手ぬぐい等の定番グッズも売っています。

食事は、
今の時間は喫茶ということで、
コーヒー等の飲み物とケーキがメインです。





で、
こんなもんいってみました、

生と枝豆。

しかし、
枝豆の量が半端ない。



と言うことで、

もう一杯。

これ、
絶対、
生をもう一杯飲ますための作戦だと思いますね(笑)






ピックアップ
白馬山荘から、
頂上宿舎に帰ると、

ヘリが飛んで来ました。



長野県警のヘリですね。






小屋の上でホバリング。



そして、

降下!



そして、
そして、、、






ピックアップ!




ピックアップされた方は、
大きな怪我はされていないようですが、
何らかの理由で、
動けなくなったのでしょうか?

しかし、
初めてみました、
ピックアップ。



明日は、
皆さんにご迷惑をおかけしないよう、
注意して下山しよう、
と、
あらためて思いましたよ。






テン場にて
ピックアップを見た後は、
テントに戻り、

小屋で買ったワインをチビチビ。

あては、
昨日同様、

乾燥野菜と乾燥フルーツ。




その後、
晩ご飯。

これも、
昨日同様、
パスタとバケット。

と言うことで、
写真は無し。






食事の後は、
トイレに行き、

本日終了。



明日は、
最終日。

白馬岳に登り、
白馬大池を通って、
蓮華温泉に下山します。






白馬三山と温泉巡りの旅
一日目 出発
二日目 猿倉 〜 白馬鑓温泉
三日目 白馬鑓温泉 〜 白馬頂上宿舎
四日目 白馬頂上宿舎 〜 蓮華温泉








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