リベンジ北海道遠征 
四日目 斜里岳登山、その後釧路に移動

沢登り、滝登りの斜里岳





リベンジ北海道遠征四日目。

今日は、
斜里岳に登り、
下山後は、
明日の帰神の為に釧路に移動します。






朝4時過ぎ、
目が覚めます。

いつものように、
コーヒーを飲んで、
寝ぼけてる体を起こしてると、

東の空が少し明るくなって来ました。



で、
朝ごはん。

今日は、

ラーメン。

山に登る日の朝は、
ラーメンを食べると、
なぜか調子が良いような気がして、
結構食べます。

水分と塩分が同時に取れるのが良いのでは、
と思ってるのですが。






5時、

駐車場には既に車が停まっています。

もう、
登ってる人がいるんですね。



斜里岳往復は、
7時間くらいだと思ってるので、
6時に出発すれば、
13時に戻って来れるので、
余裕で釧路まで行けます。



なので、
6時の出発を目指して、
清岳荘前の東屋で準備をしてると、
駐車場に車を停めてたお兄ちゃんがやって来て、

『一緒に登る予定だった友達が来れなくなったので、
 一緒に登ってもらえませんか?』



もちろん、
依存はありません。

1人より2人の方が楽しいですしね。

『いいよ、
 でも、俺遅いよ』

お兄ちゃん

『全然大丈夫です、
 僕も遅いですから』



登山届けを書いてるのが、
そのお兄ちゃん。

函館の人で、
長期休暇を取って、
道内の山を登ってるそうです。

なので、
以後「函館君」と呼びます。






斜里岳登山
と言うことで、
函館君と清岳荘をスタート(6:00)



清岳荘〜下二股
清岳荘をスタートすると、
直ぐに林道に出ます。

フラットな林道を進むと、

こんな案内が。

この辺り、
道立自然公園なんですね。



そして、
さらに林道を進むと、
 
行き止まり。

ここから、
山道(登山道)に入って行きます。

案内には、
山頂まで3.6Kと書かれていますが、

『距離を書かれてもねぇ〜』

って、
思うのは私だけでしょうか?






登山道に入ると、
早速、

沢が現れます。

と言うか、
水量からして「川」と言ってもおかしくない。






ここからは、
この沢を登って行くのですが、

これが結構楽しい。



右岸から左岸、
左岸から右岸へ
渡渉を繰り返しながら登って行きます。

テープがあるので、
基本的なルートは間違わないのですが、
それでも、
細かなこと(どの岩を使って渡渉するとか)は、
各自の判断が試されます。

函館君『ここですか?』
私  『そこ滑りそうやね』

函館君『じゃ、こっち行きます』

な〜んて。






時には、
沢の中に足を入れることも強いられます。

函館君は、
普通の登山靴を履いてるので問題無いのですが、
私は、
トレランシューズなのでビチャビチャ。

それでも、
楽しい。

子供の頃、
川で水浸しになって遊んだことを思い出します。






で、

下二股(06:45)

この間のCTは1時間20分になってましたが、
あまりの楽しさに、
調子こいて45分で来ちゃいました。

なので、
ちょっとここで休憩。



でも、
良く考えると、
ここまで、
ほとんどフラットで、
標高を稼いでいないんですよね。

この先、
若干の不安が。






下二股 〜 上二股
5分程休憩して、
スタート(6:50)

下二股は、
名前の通り、
ルートが旧道と新道の二股に分かれており、
いろんな登山情報や、
清岳荘の登山情報にも、

登りは旧道、
下りは新道、
って書かれていました。

なので、
我々も旧道を登ります。






下二股から少し進むと、
現れるのが、

水蓮の滝。

下二股までは、
沢登りでしたが、
ここからは、
滝登りです。

いろんな滝が、
現れます。






函館君『どこ行ったらいいですか?』
私  『好きなとこ』






地図には、
先程の水蓮の滝を含めて6つの滝が書かれていたのですが、
どれが滝で、
どれが沢なのか、
区別がつきません。

下二股までは、
比較的フラットだったのですが、
下二股から上は、
かなりの勾配です。






函館君『滝、直登ですか?』



私  『横やろ』
函館君『ですね』






万丈の滝。






ロープもあったりして。





もちろん、
渡渉も。






穏やかな道もあるのですが、



こんなツルッツルなとこも。

メッチャ滑る。






で、

これが最後の滝(沢かもしれないけど)

ここが一番難儀しましたね。

斜度もあるし、
とにかく滑る。

途中、
何箇所か渡渉もあるのですが、
岩と岩の間隔が空いてるし、
飛んでも滑りそうで。

トレランシューズで来たことを、
後悔しました。

登山靴を履いてた函館君は、
結構スイスイ行ってましてからね。

清岳荘の管理人のオバちゃんの話によると、
長靴で登る人もいるとか。

確かに、
長靴は良いかもしれませんね。






最後の滝を登りきると、

比較的フラットな沢に出ます。

水量も少なくなります。



そして、
木々も低くなり、

前方の視界が開けて来ます。






で、
再び、
旧道に新道が合流する、

上二股(08:20)

ここで、
休憩。



登りは旧道、
下りは新道と言うのは分かります。

今登って来た沢(滝)を、
下りに使うのは、
怖い。



ここには、

トイレブースが有りました。






上二股 〜 斜里岳山頂
上二股で10分程休憩して、
山頂目指して、
スタート(08:30)





上二股を過ぎても、

沢筋を進むのですが、
水はありません。





水の無い沢を少し進むと、

「胸突き八丁」と呼ばれる急登が始まります。






しばらく登って行くと、

ザレ場になります。



このザレ場も、
急登で、
頑張って登ると、

稜線に出ました(09:00)






稜線上からは、

屈斜路湖や摩周湖、
そして、
その奥には阿寒三山が見えます。



そして、
やっと、

斜里岳山頂(右端のピーク)が見えて来ました。






ここからは、

ハイマツ帯の中の稜線を進みます。






正面には、
馬の背と呼ばれる、
右側が切れ落ちた箇所がありますが、
道幅も広いので高度感はありません。

風が強いと、
緊張するかもしれませんが。



この馬の背に手前に、

斜里岳神社がありました。

この神社、
金属で出来てるのですが、
よくここまで持ち上げたもんです。

私  『ここで溶接したんちゃう?』
函館君『溶接器の方が重いでしょう』

私  『確かに』






馬の背を登りきると、

山頂まで後少し。

ここでも、
ドローンを飛ばしていますね。

最近、
ドローン禁止の山が多いのですが、
ここは良いのでしょうかね?






で、

斜里岳山頂(09:15)

登山口から3時間と15分ですか。

私達は、
下二股と上二股以外にも、
ジャケットを着たり、脱いだりし、
写真を撮りながら、
ノンビリ登って来てこの時間なので、
普通に登れば、
3時間かからないと思います。





ここは、
周りに遮る物が無く、
360度の展望が開けています。



北には、

知床半島。

残念ながら、
羅臼岳は雲に隠れて見えませんが。



西には、

屈斜路湖や摩周湖。

その向こうには、
阿寒三山。



南には、

南斜里岳(中央左のピーク)を中心とする、
斜里の山々。

登って来た登山道も見えますね。
 


そして、

『メッチャ綺麗やな』

と、

感激したのは、

斜里平野から美幌平野にかけて作られた、
見事なパッチワーク。

しかし、
よく作ったもんですな。






斜里岳山頂 〜 清岳荘
山頂で、
行動食を食べたり、
コーヒーを飲んだり、
他のハイカーさん達とダベったり、
40分程マッタリ過ごしたのですが、

そろそろ下山します(09:55)






登りはあまり気にならなかったザレ場も、
下りは結構滑ります。

慎重に下って行きます。






上二股まで下りて来ました(10:25)

ここで、
休憩。






10分程休憩し、
今度は、

新道を使って下山します。

新道は、
熊見峠まで、
基本登り基調となります。





途中、

私  『何、撮ってんの?』
函館君『斜里です』



中央三つの凸の中央が斜里岳山頂。

その右下、
中央に見えるコルの所に、
沢を登って出たんです。

登る時は全然分からなかったのですが、
一度登れば、
分かるもんですね。






正面のピークが熊見峠。

上二股から、
三つのピークを越えて行くのですが、
これが、結構きつい。

下山とは思えません。






で、

熊見峠(11:05)

ここでも、
休憩。






ここからは、
下って、

下って、


下って、



下二股(12:00)

熊見峠から、
ここまでは、
かなりの激下りでした。






後は、
登りと同じ沢を下って行きます。

下二股 〜 清岳荘間の沢は、
斜度があまり無いので、
下りでも歩きやすいです。






そして、
着きました、

清岳荘(12:55)

無事、
下山完了です。



私  『お疲れさん!』
函館君『お疲れ様でした ^ ^』






振り返って

  • 沢登り、滝登りが楽しい。けど、あまりに多くて後半は飽きてくる。
  • 濡れても大丈夫な靴を履く。長靴も良いらしい。
  • 山頂から見る畑のパッチワークが綺麗。
  • 下山時の新道は上二股から熊見峠までの登りが結構きつい。
  • 登山口の清岳荘は素泊まりだけだが、綺麗で設備も整っている。

こんなとこでしょうか。






下山後

函館君『これからどうするんですか?』
私  『お風呂行く』

函館君『僕も行きます!』






と言うことで、
やって来たのは、
清里にある、

ホテル 緑清荘

ここ、
函館君が調べてくれたんですが、
源泉かけ流しの日帰り温泉があり、
入浴料は390円。

雌阿寒温泉の200円に比べれば高いですが、
それでも、
安い。

しかも、
シャンプー、石鹸付きで、
体を洗えるし。

北海道に入って、
初めて、
洗いましたよ。





お風呂から上がり、

函館君『これからどうするんですか?』
私  『ご飯食べる』

函館君『僕も行きます!』






と言うことで、
やって来たのは、
弟子屈に有る、
弟子屈ラーメン総本店



函館君『弟子屈と言えば、ラーメンですから』

ほんまぁ〜、
札幌や旭川ちゃうの?






で、
頂いたのは、

魚介しぼり醤油ラーメン(少し食べた後ですが)

これが、
函館君が言うように、
美味い、美味い。

魚介から取った醤油ダレが、
縮れ麺に絡まって、
さすが、
北海道のラーメンって感じです。

函館君は、
麺大盛りに、
餃子10個食ってました。

さすが、
若い人は違います。






朝6時から一緒だった函館君ともここでお別れです。

彼は、
これから摩周湖に行ってみるらしいです。

私は、
これから、
今日の宿探しです。






今日のお宿
さて、
今日のお宿はどうしましょうか?

明日は、
11時くらいに釧路空港に行けば良いので、
とりあえず、
今日中に釧路近くまで行っておけば、
余裕なのですが。



案としては、
  1. 釧路の街で宿に泊まる
  2. 釧路近郊のキャンプ場に泊まる


釧路の街に泊まって、
美味しい物を食べてみたいとも思ったのですが、
年金生活者の身としては、
あまり贅沢もできず、
やはり、
テント泊にしました。



で、
釧路近郊のキャンプ場を探すと、
釧路湿原内に結構あるんです。

ちょっと調べただけで、
四つくらいありました。






そんな中、
選んだのは、

シラルトロ湖キャンプ場



名前の通り、

釧路湿原内のシラルトロ湖の側のキャンプ場です。

昔は、
湖畔にあったらしいのですが、
今は高台の広場に移転したため、
残念ながら、
見晴らしはイマイチです。




このキャンプ場、
受付は、
お隣の、

茅沼温泉 憩いの家かや沼 で行います。

ここは、
温泉宿泊施設で、
日帰り入浴も可能なのですが、
今日は既に入ってるので、
ここはパス。



受付を行い、
料金350円を払い、

チャチャっと設営完了。

実は、
この時は雨が降っていたのですが、
ほんまこのテント、
設営(撤収も)が簡単で、
しかもインナーが濡れないので助かります。






今日は、

私含めて2張りでした。






設営後は、
お約束の、

一杯。

焼酎は、
「すごいも」

すごい名前です(笑)

そして、
あては、
マグロのお刺身。

どうしても、
魚が食べたかったので、
「すごいも」と一緒に、
弟子屈のスーパーで買って来ました。



以後、
写真は撮っていませんが、
残ってた食材を処分し、
「すごいも」 も空にし、
9時前にシュラフにもぐりこみました。






明日は最終日。

釧路湿原を少し散策し、
釧路空港に向かいます。






リベンジ北海道遠征
一日目 出発
二日目 雌阿寒岳、阿寒富士登山
三日目 清里に移動
四日目 斜里岳登山、その後釧路に移動
五日目 最終日
オンネトー国設野営場








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