ちょっとショートカットして、
山の中を走ってると、
こんなのが出現。
破れかけたゴミ箱。
別に下から撮ってるんではないですよ。
デカいんです。
ほらね。
フォレなら100頭くらい余裕で入りますよ。
実はこれ、
三島喜美代さんの、
もうひとつの再生 2005-N
と言う立派なアートなんです。
高さはなんと、4.5m。
産業廃棄物の処理後に残る廃材を材料に制作された、
「リサイクル芸術」なんだそうです。
いろんな芸術があるもんです。
ベネッセアートサイト直島エリア
そんなデカゴミ箱を後に、やって来たのは、
ベネッセアートサイト直島内にある、
地中美術館チケットセンター
ここで、
地中美術館のチケットを購入。
大人は 2,060円、
15歳以下は無料です。
車はチケットセンターの駐車場に置いて、
こんなとこを歩いて、
美術館に向かいます。
ここは、
地中の庭
と言って、
クロード・モネが造園したジヴェルニーの庭に植えていた植物をベースに、
約200種類の草花や樹木から構成されるてそうです。
モネの作品は地中美術館に展示されています。
勿論、
ワンコは美術館には入れないので、
『フォレは、ここで待っててな』
『ハイデス』
『涼しい木陰でな』
『ハイデス』
地中美術館
チケットセンターから歩くこと数分、やって来ました、
地中美術館
勿論、
ここも内部の写真撮影は禁止なので、
チケットと一緒に貰ったパンフに助けてもらって説明しますね。
私、
「地中美術館」と言うのは、
瀬戸内海を地中海に見立てて、
そのような名前にしたのかと思っていたのですが、
そうではなく、
展示物を含む建物の大半が地下に作られているんです。
なので、
「地(面の)中(の)美術館」なんです。
この美術館、
建築家 安藤忠雄 さんの設計・建築により、
以下の皆さんの作品が恒久的に設置されています。
- クロード・モネ(Claude Monet)
- ジェームズ・タレル(James Turrell)
- ウォルター・デ・マリア(Walter De Maria)
彼ら3名の作品がそれぞれ地下の部屋に設置されています。
と言うか、部屋そのものが作品です。
なんせ、恒久設置ですからね。
クロード・モネの部屋には、
モネと言えば「睡蓮」ですが、
この睡蓮を題材にした絵画5点が設置されています。
この部屋も地下にあり、
地上からの自然光を巧みに取り入れ、
この光のみで鑑賞します。
ジュームズ・タレルの作品は3つ展示されています。
- アフラム、ペール・ブルー
- オープン・フィールド
- オープン・スカイ
これらいずれも、「光」がテーマになっており、
と言うか「光」その物がアートになっています。
特に「オープン・スカイ」の部屋などは、
名前通り、天井がオープンになっており、
光が室内に満たされます。
この、
ジェームズ・タレルの作品は
「家プロジェクト」の「南寺」でも観る?(体験?)することが出来ます。
ウォルター・デ・マリアの作品は
「タイム/タイムレス/ノー・タイム」
と言うタイトルが付いてます。
これは、
一つの部屋の中にかなりデカイ球体と、
かなりの数の金箔を施した木彫を配置した物です。
この部屋も天井に開けられた窓からの自然光だけで、
鑑賞するように出来ています。
写真もなく、
しかもアート作品なので、
うまく説明することは出来ませんが、
これら全ての作品に共通するのは、
全て地下に作られており、
その全てが自然光を巧みに利用していると言うことです。
なので、
天候、時刻(朝、昼、夕方)等により、
全く異なる物に見えるのではないでしょうかね。
もし、
この島に1泊でも泊まられるのであれば、
例えば朝と夕方とか時間を変えて複数回観に行かれることをお勧めします。
さて、
次は黄色い「南瓜」に行きます。
チケットセンターからつつじ荘の駐車場まで、
ベネッセハウス前の道(Map上の赤い道)を通れば、
他のアート作品を見ながら行けるのですが、
この道はベネッセハウスに宿泊してる人以外の一般車両は通れません。
なので、
256号線を通って行きました。
つつじ荘の駐車場に車を停め、
歩いて海の方に行くと、
鳥居がありました。
ここに石を乗せると願いが叶うとか。
いつものやつですね。
しかし、
簡単過ぎない?
鳥居の向こうは海、
琴反地海水浴場です。
やっぱ、
暑かったんでしょうね、
早速飛び込みます。
『ヒャッホ〜イ、ウミデスヨ〜』
暫く、海につかり、
『ア〜、スカットシタデス』
黄色い「南瓜」
そして、この琴反地海水浴場を西に行くと、
ありました、
黄色い「南瓜」
「赤カボチャ」と並んで、
この島のシンボルです。
これも草間彌生さんの作品です。
しかし、
この「南瓜」、
水玉の数がハンパ無いですね。
いったい、いくつあるんでしょうか?
誰か数えた人、いないのかな?
ヘタの先まで、
水玉がビッシリです。
ここだけでも凄い数有るのでは?
フォレも海につかり、
少し復活したようです。
ベネッセハウス ミュージアム
琴反地海水浴場沿いの一体を、「ベネッセハウス ミュージアム」
と言うそうです。
ここは、
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、
美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館したそうです。
「ベネッセハウス」、「オーバル」、「パーク」、「ビーチ」の4棟からなり、
全て安藤忠雄さんの設計らしいです
フォレが見てる方向にある、
小高いところにある四角い建物が、
ホテルとミュージアムが一緒になった「ベネッセハウス」ですね。
そして、
琴反地海水浴場の正面に見える建物が、
パーク、
ホテルです。
その手前にある円筒形の建物は、
ダン・グラハム(Dan Graham)作の
「平面によって2分割された円筒」
と言う野外に設置されたアート作品です。
このように、
ベネッセミュージアムには野外にも多くの作品が展示されています。
あの、黄色い「南瓜」もその中の一つなんです。
今回は時間が無くて、
その多くを見ることは出来なかったのですが、
琴反地海水浴場とホテル パークの間にある、
広場(上のMapの「野外展示エリア」)に設置されている、
アートを少しだけ見て来ました。
それが、
これらです。
かえると猫
カレル・アペル(Karel Appel)作。
上はそう言われれば猫に見えますが、
下はカエルですかねぇ〜?
会話
ニキ・ド・サンファール(Niki de Saint Phalle)作。
これはいったい何なんでしょうか?
どこが会話なんでしょうか?
って、
そう言う見方をしたらいかんのですよね。
アートなんですよね ^^;
猫
ニキ・ド・サンファール(Niki de Saint Phalle)作。
何事にも、
『我関せず』って顔ですね。
悟ってる?
腰掛
ニキ・ド・サンファール(Niki de Saint Phalle)作
『コノオジサン、ナニヨンデルデスカ?』
顔の色が一緒なので、親近感があるようです(笑)
いやぁ〜、
朝5時に家を出て、
既に4時。
少し、疲れましたね。
フォレも黄昏てます。
そろそろ帰りますか。
『またいつか行こうな、どこかに。
日帰りで』
『トマリナライクデス』
フォレと「カボチャ島」へ行って来た
フォレと「カボチャ島」へ行って来た
古い町並みと新しいアートがナイスなコラボ
黄色い「南瓜」とベネッセアート
おまけ
直島は「アートの島」って言われてますが、直島に行くフェリーが出てる岡山の宇野港も結構アートなんです。
いろいろあるアートの中でも異彩を放っているのが、
こちら、
宇野のチヌ
芸術ユニット、
淀川テクニックさんの作品です。
大きさはこんなもんですね。
タイヤや浮き、ペットボトルなど、
瀬戸内海の沿岸で拾い集めたさまざまなゴミを組み合わせて、
出来てるチヌ(黒鯛)のオブジェです。
国内はむろん、
世界の各地から海を渡って瀬戸内に漂着した廃棄物が新たなフォルムとなり、
アートとして生まれ変わった姿が展示されています。
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