裏六甲 紅葉谷周辺の滝巡り

いつも一緒に旅してる連れからLINEが入り、

『盆休みに神戸に行くので、
 六甲山に連れてって』



彼は、
神戸の人ではなく、
六甲山に登ったことが無いそうなんです。



私はプー太郎で、
時間を持て余してるので、

『OK』



って、
返したのですが、
六甲山と一口に言っても、
沢山のコースがあり、
どこに連れて行こうか悩んだのですが、
裏六甲の滝巡りに行くことにしました。



なんせ、
六甲は低山でして、
この時期、
メチャクチャ暑いんです。

いや、
熱いんです。

なので、
滝なら少しは涼しいかなと思って。



今年の冬(1月)に、
滝が凍る氷瀑を見に行ったのですが↓↓↓、

六甲アイスガーデンの氷瀑

ここに行くことにしました。






と言うことで、
連れとは新神戸の駅で待ち合わせ、
やって来たのは、
有馬温泉にある、

魚屋(ととや)道の登山口。






では、

レッツゴー。






この魚屋道は、
数有る六甲の登山道でも、
歩き易さではベスト5に入る道です。← 勝手に決めてますけど






炭屋道との分岐。



今日行く滝は、
紅葉谷道の周辺の滝です。

紅葉谷道は、
有馬の六甲有馬ロープウェイの乗り場近くから、
六甲山頂までの道なんですけど、
2015年1月に有馬に近い部分で大規模な崩落があり、
現在その部分が通行止めなんです。



なので、

ここから、
炭屋道を経由して、
紅葉谷道に入ります。






紅葉谷道までひたすら下ります。

魚屋道をせっせと登ってきて、
この炭屋道を150m程下るんですが、
何だかなぁ〜、
って感じです。






紅葉谷道に合流。

右に行くと、
有馬に下りれるのですが、
現在は通行止めです。



私たちは、

左に進みます。






渡歩し、
しばらく行くと、



分岐(※A)

※ 今回歩いたルートは、
 「山と高原地図」などに記載されていないマイナールートなので、
  備忘録としてルート図を記載します。
  "A"はルート図内の場所を示しています。

真っ直ぐ進むと湯槽谷峠。

私たちは左に折れて紅葉谷道を進みます。

 




渡歩し、



大きな砂防堰堤を右岸から巻き、



次の砂防堰堤を左岸から巻き、
下りてきました、



出会い(B)

真っ直ぐ進むと白石谷。

そして、
その支谷に入ると、
「百間滝」や「似位滝」があります。

これらの滝は後から行ってみたいと思います。



まずは、
「七曲滝」を目指して、

紅葉谷道を進みます。






少し登ると、

白石谷との分岐(C)

ここも紅葉谷道を進みます。



ちなみに、
この道標には、

「白石谷(経験者向け、危険な岩場あり)」

と書かれています。

経験者ではないけど、
いつか行ってみたい。












最初の通行止め(D)

昔はここが正規ルートだったのですが、
現在、
途中の道が崩落してるようです。

なので、
新しい登山道が作られています。



ですが、
この道が、

ほとんど階段。



ひたすら、

階段を登ります。



階段は超苦手なんですけどね。






登りきると、

二つめの通行止め(E)

ここは、
「この先通れません」を無視して、



強行突破。

この先に「七曲滝」や「蟇(ガマ)滝」があるのですが、
神戸市はあまり行かせたくないようです。



実は、
冬に来た時に、
私にここを教えてくれた六甲ベテランハイカーさん達が、
「う回路」の案内板にマジックで、
「この先、七曲滝」と書いたのですが、
消えてました。

おそらく、
消されたのだと思います。

その理由は後で。






少し下ると、

出会い(F)

右に行くと最初の通行止め(D)に出るのですが、
途中が崩落していて通れません。
(崩落部の巻き道もあるようですが)



この分岐の角の木に、

何もありませんが、
冬に来た時には、

2017年1月26日撮影
こんな案内がありました。

この下の図が、
今回記載しているルート図です。



先の「う回路」に書いた文字が消えてたことや、
この案内板が撤去されてることから、
やはり、
神戸市はこの先には行かせたくないようです。

2014年の台風による崩落や、
それ以後も大小の崩落が続いており、
この周辺はかなり危険と判断してるようです。



もし、
行かれる方は自己責任にて、
って、
山行きはどこでも自己責任ですが。

とにかく、
ご注意下さい。



左に折れます。






この写真の手前に、

登りと下りの分岐(G)があるのですが、
私たちは登りへ。

下ると、
「蟇滝」に行くようです。

この判断が失敗だったのですが、、、






登りきると、

次は下り。



そして、
下りきったところが、

出会い(H)

真っ直ぐ(写真上)進むと「蜘蛛滝」、
右に行くと「蟇滝」、
左に行くと「七曲滝」。


ここは、
左に進み、
「七曲滝」を目指します。






沢筋を登っていくと、
右側に、



「七曲滝」



水量は少ないです。

滝壺が無いので滝下まで行ってみると、
涼しい、
と言うか、
寒いくらいです。



↓↓↓が、

2017年1月26日撮影
氷瀑。

かなり、
姿が違いますね。






次は出会い(H)まで戻り、
「蟇滝」を目指したのですが、

「蟇滝」の横の道(オレンジの部分)がかなり危ないんです。

非常に狭く、
少しでも足を踏み外すと、
滝に落ちそうなんです。



私たちはチャレンジャーではなく、
ただのハイカー。

ここを行くのはやめました。



ここは、
最初に分岐(G)を下って「蟇滝」に行き、
そして、
再び分岐(G)まで戻り、
登りの巻き道を出会い(H)まで行き、
「七曲滝」に行くのが正解ですね。






と言うことで、
「蟇滝」は諦め、
出会い(H)まで戻り、
「蜘蛛滝」を目指します。



谷筋を登って行くと、



見えてきました、



「雄滝」



ほとんど無名の滝ですが、
中々かっこ良いし、
水量も多いです。






更に、
奥に進みます。



「雄滝」の横を登ります。



登りきると、



「雌滝」






次は、
「蜘蛛滝」を目指します。



「雌滝」(の横)を登ると、



正面に見えてきたのが、



「蜘蛛滝」



今、
歩いてきた谷は、
蟇谷と言うそうで、
ここが最深部です。

これ以上はギア無しでは進めません。






次は、
「百間滝」を目指します。

二つ目の通行止め(E)まで戻り、
紅葉谷道を登って行っても良いのですが、
ルート図によると、
ここから紅葉谷道に直接登る道があるようです。



少し探すと、
「蜘蛛滝」から少し戻ったところに、

取り付き(I)がありました。



取り付きます。






蜘蛛滝が見下ろせますね。






先行していた連れが、

連れ『踏み跡が無くなってる』
私 『そんなことはないやろ』



確かに、
踏み跡どころか、
道が終わってます。



二人して、
谷底を除きこみます(笑)





連れ『登ってみるわ』



と言って、
ここから直登します、

ヤブの中を。



私も付いて行きますが、
小さな木や枝が邪魔します。

そして、
持って帰ったら、
野菜作りが趣味の家人が泣いて喜びそうな、
腐葉土がメッチャ滑ります。

このあたり、
殆どが腐葉土なんですよ。



私 『無理、下りよう』
連れ『うん』



道が無くなってる場所まで下りて来ました。



二つ目の通行止め(E)まで戻ろうと、
登って来た道を振り返ると、
新たな登りの取り付きを発見。

登ってきた時は見逃したようです。



今度は私が先行します。



ほとんど、
道になっていません。



そして、

かなりの急登。



そして、
次は激下り。






下りきると、

こんなとこに出ました。



ここは、

七曲滝の落ち口の手前(J)のようです



道は間違っていないようです(ホッ)






渡歩し、
登り返すと、

こんな場所に出ました。

見事に崩落してます。

切れてる所はオーバーハングしてるので、
右側を注意深く登ります。

右側も落ち込んでるんですけどね。






崩落してる場所を過ぎ、
しばらく登ると、

紅葉谷道に合流しました(K)



(I)〜(K)の区間は、
急登、そして激下り、
崩落してる箇所もあり、
しかも腐葉土でかなり滑ります。

ですが、
この区間はロープが張り巡らされており、
それらを助けにすれば、
なんとかなります。



この一帯は、
道標や案内板はことごとく撤去されていますが、
さすがに、
ロープの撤去はしなかったようです。






紅葉谷道を少し下ると、

「百間滝」・「似位滝」への分岐(L)







「百間滝」を目指します。



ここからは、
下りが続きます。






あらら、
ザックが開いてますね(笑)






途中、
百間滝の落ち口を右に見て、
滝の横を下りていきます。






出会い(M)

右に行くと「百間滝」、
真っ直ぐ行くと「似位滝」、
左下に下ると分岐(C)や出会い(B)に行きます。



もちろん、

右に行きます。



そうすると、
奥が、

「百間滝」



ここも水量は少ないですね。

↓↓↓が、

2017年1月26日撮影
氷瀑。

ショボい?(笑)



とりあえず、

パシャ!






ここにザックをデポし、
「似位滝」に行ってみます。



出会い(M)から、
少し奥に入ると、

「似位滝」



ここは、
二段の滝で、
連れは登ってました。


クイズ「連れを探せ」

見事に擬態化しています(笑)



私は登らなかったので、
下りて来た連れに、

私 『どうだった?』
連れ『普通』

なんとなく、
理解は出来ます(笑)



この谷の名前は分かりませんが、
(とりあえず「白石谷の支谷」ですかね?)
ここが、
この谷の最深部。

これ以上は進めません。






再び、
「百間滝」まで戻り、
昼ごはんです。






まずは、

かんぱ〜い。



ソフトクーラーに保冷剤を詰めこんで、
凍らしたビールを持ってきたので、
まだギンギンに冷えてます。

メッチャ旨い、
もう一本持ってくればよかった。



後は、
コンビニで買ったパンを食べて昼ごはんは終わり。






それでは、
戻りますか。



白石谷の支谷を下ります。





何度か渡歩し、



へつります。





冬に来た時には、
途中に、

2017年1月26日、下流から撮影
小滝がありました。

ですが、
今回、
この部分の上部が崩落して、
この小滝が埋まっていました。

土の状態を見ると、
最近崩落したようです

やはり、
このエリアは崩落が多いんですね。






ゴルジュ(N)




ここは、

高巻きます。






この先(明るくなってる所)が出会い(O)

右に行くと「白石滝」や白石谷、
左に行くと紅葉谷道。






「白石滝」まで行ってみます。






「白石滝」







白石谷にも多くの滝があるので行ってみたいのですが、
この谷は、

「経験者向け、危険な岩場あり」

と言うことで、
私たちのような素人では無理ですかね?

でも、
いつか行ってみたい。






この先が出会い(B)




以上、
裏六甲紅葉谷周辺の滝めぐり、
今日はこれで終了です。

 




後は登って来た道を下り、
下りて来ました、

魚屋道の登山口。


お疲れ様でした。




この後は、
銀の湯で温泉につかり、
酒市場で一杯(五杯くらい?)引っ掛けて、
連れとは新神戸駅で別れ、
帰って来ました。






「暑いので、滝巡り」は成功でした。

移動時はもちろん暑いのですが、
滝まで行くと、
ミストも出ており涼しくて、
マイナスイオンいっぱいって感じです。



ですが、
このエリアは、
ルート図に記載されていた崩落場所以外にも大小の崩落があり、
十分な注意が必要ですね。

それに、
結構厳しいとこもあり、
特に、
蟇谷の横を通るルートはおすすめ出来ません。



次は、
経験者ではありませんが。
白石谷に行ってみたいのですが、、、



100年早い?(笑)








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