裏銀座縦走 
二日目 烏帽子小屋 〜 水晶小屋 〜 三俣山荘

野口五郎岳を目指すハイカー





裏銀座縦走二日目。

今日は、
ここ烏帽子小屋を出発して、
野口五郎、鷲羽を登って、
三俣山荘まで行きます。

途中、
調子が良ければ、
水晶小屋から水晶岳をピストンして見たいと思いますが、
おそらく、
無理だと思います(笑)






まずは、
朝ご飯。

コーヒーとおやきで簡単に済ませます。

昨日買ったおやきがまだ残っていたのでね。





烏帽子小屋 〜 水晶小屋
今日は、
ロングなので、
早めにテントを撤収し、

テン場をスタート(04:06)

まずは、
三ッ岳を目指します。






最初はハイマツの中を進みます。





振り返ると、

烏帽子(左)とニセ烏帽子(右)が見えています。

昨日は全然見えなかったのですが、
悔しぃ〜。






このオッチャンは、
隣にテントを張ってた「群さん(群馬の人だから)」です。

今日は同じルートだったので、
三俣山荘までご一緒しました。

以後、
ちょくちょく登場しましので、
よろしく。




コマクサを接写する群さん。

花好きらしいです。






眼下は、高瀬ダム。

昨日は、
あそこから登って来たんですよね。






稜線の西側を登って行きます。





振り返ると、

歩いて来た登山道が見えています。

左の尖ってるのが烏帽子、
その右がニセ烏帽子、
更にその右の平らな土の部分に烏帽子小屋が見えています。






稜線に出ました。

ここから、
三ッ岳の西側を巻きます。



巻き終わって、
振り返ると、

お兄さんが凄い勢いでやって来ます。



彼は、
唐松から入って、
上高地に抜けるそうです。

しかも、テン泊で。

デカザックの中は半分はゴミだと言ってました。

凄いわ。




秒速で抜かれました。

この右側が三ッ岳西峰で、
稜線ルートもあったのですが、
群さんの希望でお花畑ルート(巻道)を進みます。

稜線ルートを行っても何も見えませんしね。






お花畑ルート。

右側が三ッ岳西峰。





正面のピークは2,792mピーク。

ここも西側を巻きます。






アルプスらしい稜線です。

野口五郎小屋を目指します。






野口五郎岳が見えて来ました。

小屋はもう少しのはず。






名も無きポイント。

でも、
ケルンが積まれています。






おっ!、

小屋が見えて来ましたね。



着きました、

野口五郎小屋(07:14)

烏帽子小屋から3時間でした。

ここで休憩します。


写真を見てお分かりかと思いますが、
ここまでガッスガスなんです。

写真では見えますが、
肉眼ではほとんど何も見えなくて、
真っ白の中をここまで歩いて来ました。

でも、
雨が降って無いだけまだ良かったです。

ここまではね、、、






休憩を終え、

スタート(07:31)

しかし、
石の重みで屋根が潰れるんちゃう?
って言うくらい石を積んでいます。

しかも、
その屋根を更にロープで岩に固定しています。

よほど風が強いんでしょうね。

ここ、
昔はテン場が有ったそうですが、
テントが強風で飛ばされて、
廃止されたそうです。






五郎岳に取り付きます。

「五郎」と言うだけ有って、
ゴーロ帯です。






おっ!

山頂標識か?



と思ったら、

ただの道標でした。






今度は?



五郎岳山頂でした(07:51)

何も見えないし、
次進みます。






五郎岳を下ります。

次は、
真砂岳です。






振り返って。



再び、
振り返って。






真砂を目指すのですが、

この先からゲリラ豪雨。

降るんちゃうかなぁ〜、
って思っていたのですが、
やっぱ来ました。

それも凄い奴が。

なので、
以後真砂を通過するまで写真が有りません。



ちなみに、
真砂は巻くのですが全て岩場なんです。

岩が雨で滑って、
かなり緊張しました。






真砂を通過しました。

雨もほとんど気にならないくらい弱くなりました。

この手前に竹村新道への分岐があったのですが、
竹村新道は通行止めになっていました。

なので、
烏帽子小屋から水晶小屋間にはエスケープは有りません。

水晶小屋を目指します。






左を見ると、

鷲羽だけやワリモ岳なのですが、、、






岩登りです。






左側は落ちています(怖)






岩登り、まだまだ続きます。

右上が2,833mピーク。






少しですが、
青空が見えて来ました。

先程まで大雨だったんですけどね。






これ、
何かお分かりでしょうか?

これは、、、






槍ヶ岳でした。

でも、
これだけは寂しいですよね。

天気が良ければ、
今日はずっと槍を見ながら歩けたのですが。

ちなみに、
槍は表銀座から見るより、
裏銀座から見る方が断然カッコ良いと思います。






鷲羽岳(左のピーク)や、
その隣のワリモ岳が顔を出してくれました。

しかし、
群さんのザックはデカい(笑)






中央の小さく見えて道標は東沢乗越。

中央上のピークに登ります。

ほぼ、直登です。






振り返って。

中央のピークが真砂岳です。

豪雨の中、
通過に難儀しましたが、
今は降って無いようです。






ここも左側は要注意!

正面奥の3凸の右側に水晶小屋が見えて来ました。






かなり登って来ました。

振り返得ると、

左端の白い平らなお山が五郎岳、
その隣が真砂。

中央右の土の平地が東沢乗越。






てっぺんまで後少し。



ここを登りきると、

左上に水晶小屋が見えて来ました。

ここは、
一旦下って、
登り返します。

しかし、
こんな岩の痩せ尾根を歩かせるのか?

って思ったのですが、
右のハイマツの中に巻道が作られていました。

『ほっ』






後、少し。






で、
着きました、

水晶小屋(11:42)

五郎岳から4時間近くかかってしまいました。

標準CTは2時間半なんですけどね。

この間は、
岩場有り、
痩せ尾根有り、
急登の直登有りで、
このCTはかなり厳しいとは思いますが、
やっぱ、
真砂通過時の豪雨が影響していますね。

かなり慎重に歩いたので。



元々、
11時までにここに着ければ、
水晶岳をピストンするつもりだったのですが、
既に40分オーバー。

私  『水晶どうします?』
群さん『やめましょう、天気も悪いし』



この正面が水晶岳なのですが、
真っ白。


そんな話をしてると、
昨日ブナ立尾根を一緒に登った京さん(京都の人)が水晶岳から戻って来て、

『行きも帰りも山頂も真っ白、
 な〜んも見えんかったです』


水晶岳も、
今回の旅の楽しみの一つだったのですが、
登るのやめます。

となれば、
ここで大休止。



まずは、

プシュ〜。

本当は、
別なプシュ〜って行きたのですが、
まだ後半があるので、
ここは我慢😣



続いて、

名物の力汁。

お餅や牛蒡などの根菜が入った味噌仕立てで、
かなり美味い。
これで後半戦も歩けそうです。



小屋の前からは、

歩いて来た稜線が見えています。

左端の白くて平べったいのが野口五郎岳。

その左には、

三ッ岳や烏帽子岳(見えませんが)

結構歩きましたね。






水晶小屋 〜 三俣山荘
大休止を終え、

鷲羽岳を目指してスタート(12:30)
したのですが、、、






ワリモ北分岐や岩苔乗越に続く登山道が見えています。

この道を下ります。






振り返って。

白い服のお兄さんが「京さん」です。

水晶小屋で遭遇し、
この後三俣山荘まで一緒しました。






もうちょっと姿見せましょうよ、
槍さん。






こちらは、
先に歩いた五郎から水晶小屋に続く稜線。






水晶は未だ顔見せず。






雲ノ平が見えて来ました。

ここもいつか行ってみたい。






ワリモ北分岐(13:09)

ここから、
鷲羽に登れるのですが、



群さん『鷲羽行きます?』
京さん『去年行ったからいいです』

群さん『私も既に行ってるし、
    天気悪いからやめますか』

えっ!?、
俺はまだ行ったことないんですけど。



でも、
雲の中やし、
まっ、えっか。



と言うことで、
水晶岳に続いて鷲羽岳もスルーして、

岩苔乗越を目指して下ります。






岩苔乗越(13:17)

正面のお山は祖父岳。

ここを登って行くと雲ノ平に行けるんですよね。



振り返って。
ワリモ北分岐(正面のピーク)から下って来ました。

左に行くと、
高天原温泉。

ここもいつか行ってみたい。



水晶がやっと顔を出しましたね。



パトロールのお兄さん達が壊れた道標を絶賛修理中。

修理と言っても蹴ってるだけですがw

ご苦労様です。



黒部源流を目指して、
ここを下ります。

その後登り返して三俣山荘を目指します。

しかし、
この下りがめっちゃシンドい。

岩がゴロゴロしてて超歩き難い。






左の稜線上に三俣山荘が見えて来ました。

右のお山は三俣蓮華岳。






黒部源流の分岐まで下りて来ました(14:36)



源流碑は、
分岐から三俣山荘方向に少し行った場所に有ります。


 
三俣山荘目指して、
正面の斜面を登ります。

これが結構急登なんですよね。






で、
着きました、

三俣山荘(15:29)

群さん『源流までの下りシンドかったですね』
京さん『鷲羽に登って下りた方が楽だったかも』

おいおい。






テン場。



サクッと設営。

隣の緑のテントは群さんのテントです。

正面は鷲羽岳。

ロケーション的には最高なんですけど、
雲がね。



今日は黒霧。

この後、ご飯。

今日もお湯を入れるだけ。

今回の山旅、
お天気のせいかイマイチ気合いが入りません。

明日はどうなんでしょうかね、、、






裏銀座縦走
一日目 高瀬ダム 〜 烏帽子小屋
二日目 烏帽子小屋 〜 水晶小屋 〜 三俣山荘
三日目 三俣山荘 〜 双六小屋 〜 新穂高温泉







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