裏銀座縦走 
三日目 三俣山荘 〜 双六小屋 〜 新穂高温泉

双六目指してお花畑の中を登るパーティ





裏銀座縦走三日目。

今日は、
ここ三俣山荘を出発して、
双六小屋より新穂高温泉に下山します。

途中、
調子が良ければ、
三俣蓮華や双六にも登って見たいと思いますが、
おそらく、
巻くと思います(笑)





三俣山荘 〜 双六小屋 〜 新穂高温泉

三俣山荘 〜 双六小屋
昨日一緒に歩いた群さんは、
今日は笠ヶ岳に登ると言って、
4時過ぎにテン場を出発して行きました。

私は、
下山だけなので、
ゆっくりテント撤収し、

6時前にテン場をスタート(05:51)

まずは、
双六小屋を目指して、
正面の三俣蓮華に登ります。






途中振り返ると、
三俣山荘や、
そのテン場が見えます。

鷲羽は今日も雲の中。






三俣蓮華分岐(6:30)

ここを右に登って行くと、
三俣蓮華岳から双六岳です。

今回の旅の目的の一つに、

「双六のなだらかな稜線を槍に向かって歩く」

と言うのがあったのですが、
三俣蓮華も双六も雲の中。

なので、
登るのもシンドいので、

巻道ルートを行きます。





雲の間から光が漏れてますが、
雲は取れません。






巻道ルート。

右は丸山です。

振り返ると、

相変わらずガスってます。

ここで、

エネルギーチャージ。

なんせ、
今日は朝ご飯を食べていないので、
エネルギーだけでも補充しないと(笑)



エネルギーチャージを終え、
しばらく進むと、、、



ゲッ!、

こんなエグい登りもあるのね。

ここは巻道なんですけどね。






雪渓もあります。






まだまだ巻道。

右は双六岳です。
本当は双六の稜線を歩きたかったんですけどね。






巻道分岐(08:06)

ここで、
双六からの稜線/中道ルートと合流します。






双六小屋が見えて来ました。






で、
着きました、

双六小屋(08:22)

綺麗な小屋ですね。

さすが、
北アルプスを代表する小屋。


で、
今朝朝ごはんを食べなかったのは、
ここで食べるためなんですよ。

う〜ん、
何にしよう?



五目ラーメンに決定。

お湯を入れるだけより断然美味い、
当然か(笑)





小屋の前からは鷲羽も見えています。



で、

ここを登ると樅沢岳から西鎌尾根を通って槍ヶ岳ですが、
元々槍とか行く予定は無かったのですが、、、



昨日、
水晶小屋手前から抜きつ抜かれつして、
三俣山荘まで行ったソロの山ガールのお姉さんがいるのですが、
彼女とここでまた会ったんです。

彼女は、
まだ若いのですが、
既に100名山をコンプリートしてる猛者でして、
その彼女から、

『槍に行きませんか』

と言うお誘いを受けたんです。


半世紀以上生きて来て、
お姉さんからお誘いなど受けたこと無い私は、
元々槍とか怖そうなお山には行く予定は無かったのですが、
スケベ根性が顔を覗かせ、

『行っちゃおうか』

な〜んて思ったんです。



でもね、
今回の旅はあまり天気にも恵まれていないし、
小屋番さんに天気を確認したところ、
槍は今日も明日も悪いとの事。

なので、
せっかくのお誘いだったのですが、
丁重にお断りして、
下山することにしました。

でも、
今思えば、
一緒に行っとけば良かったかも(笑)





双六小屋 〜 新穂高温泉
と言うことで、
下山開始(09:05)



双六小屋のテン場の横を抜けます。

フラットで良さげなテン場ですね。






双六目指して、
お花畑の中を登るパーティ。

今思えば、
この双六小屋周辺が一番天気が良かったです。


でも、、、、





直ぐにガスの中へ。






雪田が見えて来ました。



その雪田が、

花見平(09:59)

ここで休憩。

双六を出てからまだ1時間も経っていませんが、
歩く気力が無い。

既に気持ちが切れてるのかダルい、ダルい。

最初を除いて全て下りなので、
体力的にはシンドくは無いのですが、
既に心が折れてますね。

いつも下山はそんな感じなのですが、
今回は特にひどい。






天気が良いと、
気持ち良さそうな稜線なのですが、、、






眼下に鏡平山荘の赤い屋根が見えて来ました。

でも、
ここからが長いんですよ。





この雲の向こうは槍なんですけど、、、

行かんで良かった。

でも、
お姉さんは大丈夫でしょうか?

まっ、
若くして100名山をコンプリートしてる人なので、
問題はないでしょうけど。






弓折乗越(10:25)

ここでも休憩。
ベンチがあると休憩しなくては ^^;

群さんは、
ここから笠ヶ岳に向かったんですね。






多くのハイカーが双六を目指しています。






鏡平山荘が近くなって来ました。






着きました、



鏡平山荘(11:18)



鏡平山荘と言えば、

かき氷。

宇治金時、
めちゃ美味!

小屋番のお姉さんに、
小豆増量をお願いしました。






鏡池(11:47)

槍の穂先が映り込む事で有名な池ですが、
今日はご覧の通り。





熊の踊り場(12:04)






シシウドヶ原(12:27)

ここでも休憩。



ここからは、

左俣谷を流れる川が見れるのですが、
この川の先が新穂高温泉です。

まだまだ、
ありますねぇ〜。






秩父沢出合(13:39)

ここでも休憩。
休憩ばっか。



でも、

ここの冷たい水で顔を洗って少しリフレッシュできました。






既に2時ですが、
まだまだ多くの人が登って行きます。






川沿いに出ました。

この後少し行くと奥丸山登山口に行く橋があり、
その橋を過ぎると、

左俣林道です。

後は新穂高までこの林道を歩きます。





えっ!?

こんなとこに雪渓が有るのか?



これですね。

ご指示通り、
慎重に通過。






着きました、わさび平小屋(14:55)

最後の小屋です。

この小屋は、
新穂高から1時間程入った場所にあるのですが、
こんなとこに山小屋って、
利用する人がいるのかと思ったのですが、
結構いるんですよね。

流石に、
下山時には利用しないと思いますが、
登山時には、
ここで前泊して、
双六や槍に登る人が多いようです。

今日も、
私が休憩してる時も、
どんどん人が入っていました。



しかし、

どれも美味しいそうですね。

そそられます。
でもね、、、



やっぱこれでしょう。



だって、

後はこんな道。

千鳥足でも大丈夫(笑)






笠新道登山口(15:39)

笠ヶ岳に登る道ですね。


この登山道、

登りも下りもめっちゃシンドいらしいですね。

群さんは明日ここに出て来ると言ってましたが、
大丈夫でしょうか?






ゲートが見えて来ました。






お風呂は「ニューホタカ」






そして、
着きました、

新穂高温泉の新穂高ロープウェイ(16:29)

『やっと終わった』






振り返って
  • ブナ立尾根は確かに急登だが、急登故に歩く時間は短い。ヘタレな私でも4Hくらいなので、早い人なら3〜3.5Hくらいで登れるのでは。
  • 真砂岳〜水晶小屋は、岩場有り、痩せ尾根有り、急登の直登有りで大変。でも、見方を変えれば変化が有って楽しい。
  • 岩苔乗越〜黒部源流の下りは、石がゴロゴロしてて歩き難い。
  • 北アルプスなので、途中に小屋が多く、安心出来る。
  • 烏帽子小屋、三俣山荘のテン場は割とフラットでペグも刺さりやすい。稜線上では無いので展望は望めないが、その分風の影響は少ない。
  • 水晶小屋のトイレはメチャ綺麗。
  • 烏帽子小屋、三俣山荘とも生ビールは無い。


こんなとこですかね。

写真ではそこそこ写ってますが、
肉眼ではほとんど何も見えず、
真っ白の中を歩いたのですが、
もし天気が良ければどんな絵が見えたのか。

表銀座に比べ歩く人も少なく、
奥深い北アルプスの中を静かに歩ける裏銀座。

またいつか、
リベンジします。





裏銀座縦走
一日目 高瀬ダム 〜 烏帽子小屋
二日目 烏帽子小屋 〜 水晶小屋 〜 三俣山荘
三日目 三俣山荘 〜 双六小屋 〜 新穂高温泉







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