クローン・バーンルアンという集落があります。
運河沿いに木造の古い家屋が並んでおり、
レトロな雰囲気漂う、
ちょっといい感じの場所です。
以前から行ってみたかったのですが、
ちょっと不便なとこにあり、
なかなか行けなかったのですが、
今日朝スペインからバンコクに着き、
ホーチミン便までのトランジット時間がかなりあったので、
時間つぶしに行ってみました。
クローン・バーンルアンへ
やって来たのは、BTS(スカイトレイン)の
タラート・プルー(Talat Phlu)駅。
駅を出ると、
モータサイ(バイクタクシー)の兄ちゃんがいました。
クローン・バーンルアンは、
チャラン・サニットウォン(Charan Sanitwong)通りのソイ3(Soi 3)
の奥と言うのは前もって調べてました。
ちなみに、ソイ(Soi)と言うのは、
ベトナムで言うヘム(Hem)で路地のこと。
つまり、
メイン通り、チャラン・サニットウォン通りの3番目の路地の奥、
と言うことですね。
私 『Soi 3 の奥までいくら?』
兄ちゃん『50バーツ』
タクシーもいないようなので、これに決定。
チャラン・サニットウォン通りを爆走し、
ソイ3に入ります。
このソイが結構長い。
ここが、ソイ3 の終点。
上の写真の左の路地を進んで行くと、
運河にかかる橋に出ます。
この運河を「バーンルアン運河」と言うそうです。
橋の上から運河を見ると、
右側。
左側。
この橋を超えてすぐ左を見ると、
このようなレトロ感たっぷりの木造家屋が並んだ、
ボードウォークが運河沿いに続いてます。
なかなか、いい感じでしょ?^ ^
レトロ感満載の集落
では、早速中へ。
っと、
その前に昼飯を。
このボードウォークの入り口に食堂があります。
今日はこんなもんいってみました。
タイ名物の皿飯、
カオマンガイ。
お店に人に
『水、ちょうだい』
って言ったら、
となりの家に行き、
『水、貰っとくよー』
と言って、勝手にクーラーから取って来てくれました。
この集落が一つのファミリー(コミュニティー)を形成してるようですね。
このボードウェークにはいろんなお店が並んでいます。
そして、
殆どのお店にあるのが、
こちら。
いろんな袋に入ってます。
お菓子かなと思ったのですが、
それにしてはデカイ。
お店の人に聞くと、
魚の餌だとか。
試しに、
買って川に撒いてみました。
そうすると、
大量のナマズ。
これも一種のタンブンなのかな?
↑「タンブン」は説明するのが面倒なので、ググって下さい^^;
おみやげ屋さん。
結構、観光客がくるんでしょうかね?
日本人は見掛けませんでしたが、
欧米人はかなり来てました。
ボードウォークは靴を履いたまま歩けますが、
お店の中は土足禁止です。
床屋さんもあります。
ギャラリー。
中で絵を描いてはりました。
チョット、
静かで、
なんか時間がゆっくり流れてます。
ワンコもまったり。
そして、
ときおり欧米人を乗せたボートが通ります。
ボートもこのあたりではスピードを落として、
この集落をゆっくり見せてるようです。
レトロなポスト。
もちろん現役だそうです。
お店でポストカードも売ってます。
そして、
奥まで行くと、
こんなところが。
アーティスト・ハウス(ARTIST'S HOUSE)
ARTIST'S HOUSE
って書かれています。
実は、
ここが今日ここに来た目的の場所なんです。
ここは、
タイのアーティスト・グループが民家を買い取って、
アート作品の製作・展示用に改造したものなんです。
そして、
ここでは、
彼らによる人形劇(パペットショー)が開催されているんです。
それを見たくて、
やって来たんです。
では、
入ってみましょう。
ここも土足禁止です。
おっ、
何かありますね?
赤オヤジです。
川面でも眺めているのか思ったのですが、
瞑想しています。
指が、、、
赤オヤジの対面には、
白オヤジ。
赤オヤジとは微妙に顔が違いますが、
かなりリアルで、タイ人の顔してます。
こちらは指はあるのですが、
釘が、、、
そして、
赤オヤジ、白オヤジの後ろには、
こんなのが。
ここで開催されてる人形劇のオブジェです。
マスクを被った複数の人形使いが、
一体の人形を操ると言うもので、
日本で言えば、
人形浄瑠璃みたいな物のようです。
さて、
その人形劇ですが、
ここで開催されてるようです。
この建物はL字型の木製2階建てのタイ式住宅です。
演台の後ろにあるのはアユタヤ王朝時代の仏塔だとか。
この人形劇は、
無料で鑑賞することが出来ます。
ただし、
アーティストたちの活動のための募金は募っています。
が、
しかし、
TODAY → NO PERFORMANCE
あちゃ〜
ネット上では、
「水曜日以外、毎日開催されてる」
とか、
「土日だけ開催されてる」
とか色々書かれていたのですが、、、
月間予定表がありました。
これによると基本は土日のようですが、
土日でも開催されていない日もあり、
平日でも開催されてる日もあるようです。
ここの人に聞くと、
基本は土日開催らしいですが、
外で公演がある時には、
ここでは開催しないようです。
また、
平日でもここで何かイベントがある時には開催してるとか。
なので、
『前もって連絡して貰えば、
開催日及び時間をお知らせします』
って、
言ってました。
開演時間は午後2時のようです。
02 868 5279
しかし、
このブログを書く時に気がついたのですが、
上のカレンダーは7月ちゃうんですかね?
タイ仏暦って、月日も違ってたっけ?
まぁ〜、いずれにしても、
今日はなし。
ふてくされて、寝てる人もいました。
って、違うか ^^;
仕方ないので、
ARTIST'S HOUSE の中をブラブラと。
何故か、
お坊さんが説法?をしてはります。
これも、
ここの人に聞くと、
『ここはタイ人でも癒し?の場所らしく、
ここで、
お坊さんのお話を聞くと自然と理解で出来る』
らしいです。
こちらの人にとって、パワースポットなんですかね?
と言うことで、
時々説法会が開催されてるそうです。
こちらが、
人形劇に使う人形のようです。
今日は外で公演があり、
そこに持っていってるので、
ここには少ししか残っていないとか。
日本人形のような人形もあると言ってました。
どんな人形で、どんな演目なのでしょうかね?
これらの人形は、
ここで製作しているみたいですね。
そして、
演者が被るお面も。
このお面、
売ってます。
しかし、
プロが作ったお面には見えませんよね ^ ^
これは、
素人さん達が作った物だそうです。
ここでは、
このような物を作るワークショップも開催されてるそうで、
そこで作った物を売ってるそうです。
売ってると言えば、
アート作品、
ポストカード、
雑貨、
本なども売っています。
そして、
この奥はカフェになっています。
ここの地名「クローン・バーンルアン」ですが、
「水上村」と言う意味だそうです。
トンブリー王朝時代(200年以上前)、
当時の王様がこの運河の両側にある土地を公務員や貴族達に分け与え、
その結果、運河沿いに住宅が立ち並び「水上村」が出来たそうです。
タイ語では公務員を「カールアン」、
村を「バーン」、
運河を「クローン」、
合わせて「クローン・バーン・カールアン」。
これが「水上村」の呼び名となったそうです。
しかし、
発音するのに長すぎたので、
時代とともに短くなり、
今では「クローン・バーンルアン」と言う愛称で呼ばれてるそうです。
ここは、
日本のガイドブックには載っていないのか、
日本人にはまだあまり知られていないようです。
バンコクの喧騒も良いですが、
たまにはこんな静かな場所で、
スローライフを体験するのも良いのではないでしょうか?
おまけ
ボードウァークから一本奥に入った通りもなかなかいい感じです。雑貨屋や飯屋などが並んでおり、
昔の日本を思い出させます。
この通りの奥には、
お寺もあります。
結構立派です。
そして、
さすがタイ、
こんな方もお参りしておりました。
www
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帰りも心配いりません。
先のソイ3の奥にモータサイ(バイクタクシー)がいます。
彼らに、
『パイ タラート・プルー(Talat Phlu)』
または、
『パイ ビー・ティー・エス(BTS)』
と言えば、BTSの駅まで行ってくれます。
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