朝5時半、
既に多くのハイカーの皆さんが、
登山口に集まって来ています。
中房温泉登山口 〜 燕山荘
私も準備を整え、ここから、
燕岳の山小屋「燕山荘」までは、
合戦尾根を登ります。
が、
しかし、、、
いきなりの急登。
遠来のお客さんを迎えるには、
あんまりやないの、
と言うような急登。
ちなみに、
この合戦尾根、
北アルプスにおける三大急登の一つらしいです。
初日で、
まだ山登りに慣れていない体で、
この急登はきついっス。
第一ベンチ(06:30)
ここは、
休憩なし。
しんどいですが、
気合いで進みます。
この後、
第二ベンチ、
第三ベンチ、
富士見ベンチと、
休憩ポイントがありました。
私、
かなりの牛歩でして、
後ろから来る殆どのハイカーに先に行ってもらって、
第ニベンチ(07:00)
ここで、
最初のタバコ休憩。
殆どが樹林帯の中を登って行くのですが、
左側は所々、
展望が開けた場所があります。
奥の稜線が、
今回縦走する常念山脈でしょうかね?
こう言うのを見ると、
一瞬モチベーションが上がるのですが、
樹林帯に入ると、
再びダダ下がり。
スタートしてから、
約2時間、
第三ベンチ(07:30)
もちろん、
タバコ休憩。
第三ベンチを出発し、
次の富士見ベンチの間が、
最も急登でメチャメチャきつかったです。
悶絶しながら、
富士見ベンチ(08:30)
ですが、
富士山は見えません。
ここで、
10分ほど休憩し、
合戦小屋を目指します。
ゼェ〜ゼ、
ハァ〜ハ、
言いながら登って行くと、
こんな案内が。
この案内板を設置した人、
グッジョブ。
ノーパワーだった体にパワーが蘇ります、
若干ですが。
そして、
合戦小屋(09:30)
登山口からここまでコースタイムは約3時間、
それを4時間ですか。
ふ〜う。
元々は、
うまく進めば、
今日は、
大天荘まで行こうと思っていたのですが、
諦めて、
燕山荘までとします。
完全に舐めてましたね、
合戦尾根。
そうと決めれば、
ここで、
大休憩です。
って、
今までも結構大休憩だったんですけどね(笑)
それにしても、
人、人、人、、、
人、人、人。
この小屋、
宿泊施設は有りませんが、
トイレは利用出来ます。
飲料水や行動食等が販売され、
軽食を取ることも出来るようです。
特に、
スイカが有名らしいのですが、
さすがに今の時期は無いだろうと思ったら、、、
有りました。
私、
普段はあまりスイカは食べないのですが、
これが、
メチャ美味。
一人で、
全部食べちゃいましたよ。
しかし、
皆さん食べてたので、
相当な数を消費してるのですが、
それを、
どうやってここまで持って上がるのだろうと思ったら、
こんな文明の利器で荷揚げしていました(笑)
私もスイカと一緒に乗せて欲しかったわ。
休憩を終え、
スタート(10:00)
すると、
すぐにテン場の案内が。
このテン場は、
燕山荘のテン場が満杯になった時だけ利用するようで、
それ以外の時には、
利用出来ないそうです。
合戦小屋から少し登ると樹林帯を抜けます。
樹林帯の中を歩いてる時は気がつきませんでしたが、
紅葉が始まっていますね。
そして、
左側に槍の穂先が見えて来ました。
ズーム、
少しですが。
かっこ良いですねぇ〜、
って、
私には関係ないけど(笑)
左のピークが、
明日登る大天井岳ですかね?
山小屋「大天荘」と、
それに向かう登山道が斜面に見えます。
合戦沢ノ頭(10:30)
ここからも、
槍の穂先が良く見えます。
そして、
上に目をやると、
燕岳や燕山荘が見えます。
目的地が見えて来ると、
やる気が湧いて来ます、、、
少しですが。
合戦沢ノ頭からは、
左側に槍ヶ岳や穂高連峰が良く見れます。
そして、
その前の稜線上には、
明日から縦走する予定の大天井岳や東天井岳も見えます。
合戦尾根で唯一の鎖場。
簡単な岩場で、
鎖を使う必要は無いと思いますが、
ここは北アルプスでも超メジャールート。
念の為に設置してるんでしょうね。
燕山荘が大きく見えて来ました。
稜線の右側(東側)をトラバースするように登って行きます。
燕山荘のテン場が見えて来ました。
あと少し。
そして、
やっとこさ、
着きました、
燕山荘(11:40)
5:40分に登山口を出発して、
ちょうど6時間ですか。
かかりましたねぇ〜。
まぁ〜、
普通のハイカーさんなら、
4〜5時間で登るんでしょうけどね。
しかし、
立派です、
燕山荘。
まるで、
ヨーロッパの山小屋みたいです。
って、
行ったことないけど。
しかし、
何はともあれ、
生ビアーで一人乾杯。
当然、
メチャ美味。
山の上でギンギンに冷えた生が飲めるとは、
感謝、感謝。
燕山荘 〜 燕岳 ピストン
早速テン場の受付をし、チャチャっと設営完了。
そして、
燕岳を目指します。
しかし、
燕岳って、
六甲と同じ花崗岩で出来てるんでしょうね。
この白さとハイマツの緑が、
白と黒のツバメに見えるので、
「燕岳」ってつけたんですかね?
花崗岩の岩陵が美しいです。
その花崗岩が作り出す奇岩が、
「イルカ岩」
手前は子イルカ?
しかし、
これって、
誰か高名な彫刻家が削ったんちゃうの?
そして、
イルカ岩と比べて、
少し無理のある、
「メガネ岩」
山頂まではなだらかな登りが続きます。
周辺の砂礫地はコマクサの群生地らしいのですが、
既に花のシーズンは終わったようです。
階段が整備された登りやすい登山道です。
で、
燕山荘からゆっくり登って30分でした。
なぜか小銭が置かれています。
これって、
何の意味が有って、
誰が回収するんでしょうかね?
登って来た燕山荘方面を振り返ると、
表銀座(パノラマ銀座)の稜線が伸びています。
明日はこのルートを歩くんですね。
反対を見ると、
北燕岳。
ここ(燕岳のピーク)から行けるのかと思ったのですが、
ここからのルートは無いようです。
燕岳のピーク手前に北燕岳に行く分岐が有りました。
行ってみようかと思ったのですが、
しんどかったので、
パス(笑)
そして、
戻って来ました、
燕山荘。
この像は、
畦地梅太郎さん作の「山男の像」だそうです。
かなりの人気者のようで、
皆さん、
この像の前で記念撮影されてました。
テン場もかなり埋まっています。
私が幕営した時は、
チラホラだったんですけどね。
ちなみに、
昨日(土曜)は満杯だったそうです。
やっぱ、
人気あるんですね、
燕岳。
晩ごはん
今回、ご飯はなるべく小屋で食べようと思い、
あまり食料を持ってきていません。
とにかく、
荷物を減らしたかったので。
なので、
今日の晩ごはんも燕山荘で頂きます。
テン場の受付をした時、
一緒に申し込んでおきました。
小屋の食事は何回かのセットのようで、
私は17時からでした。
10分前に行ってみると、
食堂前は凄い人。
当然、
食堂は満杯。
で、
そのご飯がこちら。
凄いですねぇ〜、
山の上でこんなご飯が頂けるとは。
ご飯、味噌汁は食べ放題、
デザートまでついています。
まぁ〜、
値段もそれなりにしますが。
私は、
食は細い方ですが、
ご飯のお代わりをしちゃいましたよ。
トワイライト
食事を終えて、外に出ると、
皆さんが集まってはります。
沈み行く夕日を見てはるんですね。
北アルプスの主稜線の向こうに沈んでいきます。
場所を変えて、
東側に行ってみました。
この雲の下は、
安曇野です。
いよいよ、
明日からパノラマ銀座の縦走です。
かっきりした予定は立ててないのですが、
出来れば、
大天井岳を越えて、
常念岳の山小屋「常念小屋」まで行きたいのですが、
どうなることやら。
まぁ〜、
無理なら大天井岳の山小屋「大天荘」止まりですね。
時間はたっぷり有るので、
無理しないで、
のんびり歩きたいと思います。
明日も天気は良さそうですしね。
パノラマ銀座縦走
前日
一日目 中房温泉登山口 〜 燕山荘
二日目 燕山荘 〜 常念小屋
三日目 常念小屋 〜 蝶ヶ岳ヒュッテ
四日目 蝶ヶ岳ヒュッテ 〜 上高地
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