久住山山頂手前の登り |
九重遠征三日目。
今日は、
九重の山々を歩いてみます。
とは言っても、
最初から決めてたのは、
九州本土最高峰の中岳と、
九重を代表する久住山だけ。
後は、
成り行きで適当に(笑)
今日も良い天気です。
法華院温泉山荘 〜 久住分れ
最初は久住山を目指すのですが、その前に、
九重登山の重要分岐ポイント、
「久住分れ」を目指します。
山荘の間を抜けて、
スタート(06:10)
右に見えるのは、
九重を代表する、
「三俣山(みまたやま)」ですが、
これは、
明日下山時に登る予定です。
巨大な砂防ダムを過ぎると、
いきなりの急登が始まります。
右に三俣山を見て、
岩場をガシガシ登って行きます。
そして、
この岩場をクリアすると、
今までと全然違った景色が目に飛び込んで来ます。
ここは、
「北千里ヶ浜」と言うそうです。
「山」なのに「浜」?
木々は一切ありません。
土も、
焼けて灰になったのか、
白くなっています。
正面が硫黄山、
この日は噴煙を上げてませんでしたが、
翌日は、
白い噴煙を噴き上げてました。
もちろん、
立ち入り禁止区域です。
この場所は、
九重においても特別な場所ではないでしょうか?
自然の力強さというか、
怖ささえ感じてしまいます。
実は、
この景色がもう一度見たくて、
翌日の下山時にもここを通ったのですが、
土日というのに、
あまり多くのハイカーさんに会いませんでした。
地元の人にとっては「普通」なのかもしれませんが、
ここは、
是非、
歩いてみることをおすすめします。
北千里ヶ浜を過ぎて、
久住分れに取り付きます。
この斜面を登ったところが久住分れです。
岩ゴロゴロの斜面をほぼ直登します。
後、
少し。
で、
「久住分れ」(07:25)
ここで、
休憩です。
昨日は、
20Kのザックを背負ってヘロヘロだった連れも、
今日は、
荷物が軽くて、
余裕でコースタイムをクリア。
やれば、
出来るやん(笑)
ここ、
久住分れは、
九重登山の重要分岐ポイントでして、
右に行けば星生山(ほっしょうさん)や、
牧ノ戸峠の登山口、
左に行けば久住山や中岳、
登って来たのは法華院温泉や坊ガツル、
またはすがもり越を越えて長者原、
などに行くことが出来ます。
まぁ〜、
どこから登って、
どこに行くにも、
久住山系を歩くと、
ここを通過することになります。
右に少し進むと、
避難小屋やトイレがあります。
振り返ると、
歩いてきた北千里ヶ浜や硫黄山、
正面に三俣山が見れます。
先には、
阿蘇の根子岳や中岳が見えますね。
阿蘇を上から見たのは始めてや(笑)
久住分れ 〜 久住山
休憩を終え、久住山目指して、
スタート(07:35)
目指す久住山も中岳も、
このあたりの山は溶岩ドームなので、
全て岩場です。
この後、
久住山方面と中岳方面の分岐があるのですが、
そこで、
ザックをデポ。
って、
デポするほどのザックではないのですが、
1gでも軽くね。
なんせ、
ヘタレなおっさん達なので(笑)
空荷で登っていきます。
『ガンバレ〜』
で、
「久住山」山頂(08:00)
西を見ると、
右のピークは星生山(ほっしょうさん)、
その向こうのピークは沓掛山(くつかけやま)ですね。
いずれも、
明日の下山時に登る予定です。
久住山(1,786.5m)は、
九重連山の主峰で、
九重山として、
日本百名山なんですね。
しかし、
標高では、
これから登る、
中岳(1,791m)の方が高いんですけどね。
久住山 〜 天狗ヶ城
次は、天狗ヶ城を目指して、
スタート(08:10)
中央のピークが天狗ヶ城、
右端のピークが中岳ですね。
ザックをデポした、
分岐まで下りきました。
まっすぐ下ると久住分れ、
右に行くと天狗ヶ城、中岳です。
ザックを背負って、
天狗ヶ城、中岳を目指します。
正面のピークが天狗ヶ城ですね。
天狗ヶ城、中岳の分岐。
まっすぐ行くと天狗ヶ城、
右に行くと中岳です。
ここは、
天狗ヶ城を目指して、
まっすぐ登って行きます。
この斜面、
結構急なんですよ。
で、
「天狗ヶ城」山頂(08:35)
私の持ってる山と高原地図には、
この天狗ヶ城は記載されていないのですが、
なぜなんでしょうかね?
立派なお山なんですけどね。
眼下に見えるのは、
「御池」
池の周回に登山道が見えますが、
先ほどの上りの途中にあった分岐を中岳方向に行くと、
この周回コースを通って、
中岳に行けるようです。
天狗ヶ城 〜 中岳
次は、九重連山の最高峰、
中岳を目指して、
スタート(08:45)
一旦下って、
登り返します。
岩場をガシガシ登って行って、
「中岳」山頂(09:00)
九重連山最高峰(1,791m)、
と言うか、
九州本土最高峰です。
ですが、
その割には、
名前が地味ですね(笑)
このお山、
あまり人気がないのか、
途中で会ったハイカーさんも、
『久住山はあれですか?』
とか、
『久住山にはこの道を行けば良いですか?』
とか、
久住山はよく聞かれたのですが、
『中岳』と言う言葉は全然聞きませんでした。
九州本土最高峰なんですけどね。
ちなみに、
九州最高峰は屋久島の宮之浦岳(1,936m)です。
振り返ると、
右のピークが天狗ヶ城、
左のピークが久住山。
そして、
歩いてきた登山道が見えます。
北を見ると、
坊がつるや、
その左に三俣山、
右には大船山(だいせんざん)や、
平治岳(ひいじだけ)が見えます。
南には、
中岳 〜 稲星山
次は、右上の稲星山(いなぼしやま)を目指して、
スタート(09:15)
ここも下っていきます。
この下りには、
ちょっとしたロープや梯子がありますが、
あまり必要ないかも。
正面に見える平地は、
「東千里ヶ浜」
北千里ヶ浜に比べると、
普通の草地ですね。
東千里ヶ浜まで下りて来ました。
ここから、
坊ガツルに下りる道があったのですが、
通行止になっていました。
登り返します。
この山も溶岩ドームなのですが、
他の山と異なり、
岩ゴロゴロって感じではありません。
こんな斜面を登って行くと、、、
カラスがお出迎え(笑)
作りもんではありません、
ホンマもんです。
「稲星山」山頂(09:50)
ここからも、
阿蘇が綺麗に見れます。
阿蘇の登山道ですが、
熊本地震で被災し一部通行止めが続いていた熊本県道阿蘇公園下野線の「北登山道」(15.5キロ)が26日、大型連休を前に2年ぶりに開通し、これで阿蘇山上への4ルートがすべて復旧した。
朝日新聞 - 阿蘇山 全4ルート開通 熊本地震以来2年ぶり
阿蘇もいつか登ってみたい。
稲星山 〜 白口岳
次は、白口岳を目指して、
スタート(10:05)
ここも、
最初は下ります。
中央に見える土の平地は、
鉾立峠、
その向こうに見える大きな山は、
大船山ですね。
しかし、
この下りが結構辛い。
と言うのも、
狭い道の両側に低木が生えていて、
その枝が体に当たるんですよ。
私は長袖を着てたので、
被害は少なかったのですが、
連れは半袖だったので、
傷だらけでしたよ。
一旦下って、
登り返します。
この登りも、
道の両側に低木。
ホンマ頭にくるくらい、
体に触れてきます。
イライラしながら登って、
「白口岳」山頂(10:35)
後ろに見えるのは、
大船山。
ここでは、
多くのハイカーさんが、
お弁当を広げていました。
私もお腹空きました。
なんせ、
朝は、
コーヒーとチーズをかじっただけなので。
白口岳 〜 鉾立峠
次は、右の大船山を目指して、
スタート(10:45)、
したのですが、、、
この下りが結構な劇下りでして、
最初は岩場を下り、
途中からは、
メッチャ滑る黒土に変わり、
登山道両側の低木に悩まされるんです。
しかも、
途中から、
私のペースがガタ落ち。
水は大量に持って来てたので、
水分補給は問題なかったので、
もしかしたら、
シャリバテ?
まぁ〜、
朝はチーズとコーヒーだけですからね。
いつもは、
途中から私が先行するのですが、
この下りでは、
連れに先に行ってもらい、
ヘロヘロで、
やっとこさ、
「鉾立峠」(11:45)
連れが待ってます。
スンマヘン、
待たせて。
ここを下って来たんですね。
当初の予定では、
ここから登り返して、
大船山に登るつもりだったのですが、
あまりにヘロヘロで、
一旦法華院温泉に戻ることにしました。
そして、
まともな食事を取ります。
鉾立峠 〜 法華院温泉山荘
と言うことで、法華温泉山荘を目指して、
スタート(12:05)
で、
中を省略して、
(あまりにしんどくて、
途中写真を撮る気力がありません)
法華院温泉山荘のテン場(12:30)
私達のテントも無事のようです。
法華院温泉山荘
テントにザックを放り込み、山荘に行って、
マムートビァ〜。
このマムートジョッキ、
よく見かけるのですが、
マムートが売ってるんですかね?
連れはマムートファンで、
着てるものはほとんどマムート。
連れ『オンラインショップで売ってれば買うのに』
そして、
カレー。
本当は、
ラーメンのような汁物が欲しかったのですが、
この山荘では、
カレーと牛丼だけ。
昨晩もカレーを食ったんですけどね。
食後は、
山荘名物の山小屋だんご。
注文してから、
コネコネし、
蒸すので、
時間はかかりますが、
メチャ美味!
あまりの美味さに、
お土産にしようかと思ったのですが、
日持ちしないと言うことで、
断念。
食事を終えたのですが、
イマイチ体力・気力が復旧しません。
まぁ〜、
元々、
体力・気力はないんですけどね。
と言うことで、
大船山は諦めます。
そうとなれば、
温泉に浸かり、
プシュ〜。
プシュ〜の後は、
焼酎とウィスキー。
こんな感じで、
午後はまったり過ごし、
晩ご飯を食べ、
7時には、
シュラフに潜りこみました。
明日は、
下山なのですが、
途中、
三俣山、星生山、沓掛山に登り、
牧ノ戸峠の登山口に出るつもりです。
※ 今日の山歩き |
九州本土最高峰に登ってみた
一日目 九州へ
二日目 九重初入山
三日目 九重の山々を歩く
四日目 下山
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