リベンジ、唐松岳

唐松岳山頂へのビクトリーロードを登るハイカー達





昨年冬に、
途中撤退したお山が二つあるんです。

一つは西穂独標、
これは今年既にリベンジしました↓↓↓

リベンジ、西穂独標



そして、
もう一つが唐松岳。

その時の様子は↓↓↓

北アルプス遠征だったのですが、、、



と言うことで、
リベンジシリーズ第二弾は、
唐松岳です。






行程
前日:
神戸 ー<夜行バス>ー 八方バスターミナル
バス泊

当日:
ゴンドラ駅 ー<ゴンドラ/リフト>ー 八方池山荘
八方池山荘 ⇄ 唐松岳ピストン
八方池山荘 ー<リフト/ゴンドラ>ー ゴンドラ駅
八方バスターミナル ー<夜行バス>ー 神戸


昨年と異なり、
バスを利用しました。

行きは、
夜行バス(スキーツアーバス)。

帰りは列車も考えていたのですが、
思ったより下山時間が遅かったので、
当日予約の夜行バスで帰りました。

しかし、
夜行バスで往復しての日帰り山登り、
かなりしんどい。

爺さんがやることではないですね。

もうしません(笑)






八方バスターミナル 〜 八方池山荘
行きのバスが、
中央道のトンネル内で発生した車両火災に遭遇し、
一時はどうなることか思ったのですが、
定刻より1時間程遅れて、
着きました、

白馬八方バスターミナル。

ここは、
八方インフォーメーションセンターも兼ねており、
無料の更衣室や、
カフェやモンベルが入って下り、
かなり便利です。

昨年も、
唐松、五竜縦走、
白馬三山縦走等で利用させてもらいました。






バスターミナルから見上げる白馬三山もプチモルゲンロート。

今日は、
天気よそさうです。






バスセンターで、
山行きの格好に着替えをし、
やって来たのは、

ゴンドラのチケット売り場。

ゴンドラの運転開始は8時なのですが、
7時過ぎでも既にかなりの人が並んでいます。

約10割が登山者です。



ここで、

八方アルペンラインと言う、
ゴンドラ+二基のリフトの一気通貫のチケットを購入。

往復で2,900円、
かなりのお値段です。

また、
チケット窓口で登山届の提出を求められましたが、
私はコンパスで既に提出済み。



唐松を登る場合、
このアルペンラインのゴンドラ/リフトを利用するのですが、
日帰りの場合、
運転時間に注意する必要があります。

運転時間は日によって違うようで、
今日は、

こんな感じでした。

これは、
ここ山麓駅の営業時間で、
下りリフトの最終時間は、
最後のリフトの降り場に案内されています。






ゴンドラを降り、
最初のリフト、

アルペンクワッド。



コブの斜面は兎平、
通称はピョンピョン平。

コブ初心者がコブ斜面をなめないで、
ピョンピョン飛び跳ねて滑るので、
スキーヤーの間ではそう呼ばれています。






二つ目のリフト、

グラードクワッド。



このリフトから見えるのが、

五竜と猫耳の鹿島槍。

こんなの見せられると、
嫌でもテンションアップ。

しかし、
スキー場でこの景色が見れるとは、
ヨーロッパみたいですね。

行ったことないけど。






で、
着きました、

八方池山荘。

通年営業の山小屋ですが、
電気も来てるし、
トイレも水洗でウォシュレットも付いてるし、
お風呂もある、
スキー場内のお宿って感じです。

ここが、
今日のスタート&ゴールとなります。







八方池山荘 ⇄ 唐松岳 ピストン
ここからスタートするのですが、
その前に、

今まで着てたジャケットを脱ぎます。



なんせ、

こんな天気。

しかも無風で、
メッチャ暑い。

ちなみに、
今日一番寒かったのはリフトに乗ってる時でした。



登り
八方池山荘 〜 唐松岳
アンパンをかじり、
靴紐を締め直し、
アイゼンを装着し、
気合いを入れて、

スタート(08:55)



ちなみに、
↓↓↓が、

グラードクワッドの降り場にあった終了時刻案内。

行動時間は、
9時〜16時、
7時間ですか。

『了解!』

って、
実際はかなりギリだったんですけどね (^^;






このコース、
唐松山頂からの展望も素晴らしいのですが、
途中の景色も素晴らしいです。

右手には、

白馬鑓、杓子、白馬の白馬三山、



左手には、

五竜、鹿島槍。

五竜、
かっこいいですよねぇ〜。

見てもかっこいい、
登っても楽しい、
大好きなお山です。



そして、

キレッキレッの不帰。

今の時期でも歩く人いるのでしょうか?






八方山ケルン(09:12)

今日は、
平日ですが、
多くの人が登っています。

さすが、
人気のお山。






だだっ広い八方尾根、
ガスると、
道迷いしそうです。

なので、
多くのケルンが積んであるのでしょうが。






第二ケルン(09:23)






八方ケルン(09:31)






正面に丸山(丸いピーク)が見えて来ました。






第三ケルン(09:40)

昨年は爆風で、
ここから撤退したんです。

ここまで来るのも大変で、
一緒に登った連れはこのあたりで宙を舞ったんです。

そして、
このケルンにしがみついて風が弱まるのを待ったのですが、
一向に収まらず、
撤退したんですよね。

それが、
今日は嘘のような無風。

連れは、
「嵐を呼ぶ男」と言われており、
今回は彼を連れて来なかったのが良かったようです。



と言う事で、
ここから先は、
お初です、
冬はね。





 
樹林帯に入ります。

樹林帯と言っても、
葉っぱはありませんが。






おっ!、

テント張ってますね。

BCのお兄さん達でした。

でも、
道のすぐ側に張ると、
ウザイと思うのですが(笑)






振り返ってパシャ。

やっぱ、
デカイですね、
八方尾根。






目指せ、丸山。

このあたりは痩せ尾根を歩きますが、
傾斜が緩いので、
高度感は無し。

でも、
風が強いと少し緊張するかも。






げっ!、

こんな急坂を登るのか?

夏は巻いたと思うのですが、
冬は直登なんですね。






急登を登り切ると、

丸山はまだまだ先。

『ひぇ〜』






ボーダーのお兄さん達が、
滑る場所を相談しています。

彼ら、
この八方尾根を滑るんではなく、

向こうの一峰尾根や二峰尾根の間の沢を滑るんです。

マジ、
スゲェ〜です。

中には、
可愛い女の子もいたりして、
惚れちゃいますよ(笑)






ボーダーさん達について行きますが、
早い、早い。

全然無理、
あっと言う前に離されます。






丸山直下の急登。

ヘロヘロです。






で、
着きました、

丸山(11:06)

ここまで来れば、
後は少し、
と思ったのですが、、、






唐松山頂(右のとんがったピーク)は、
まだまだ先でした。

『ひぇ〜』






ここも、
夏は巻いたと思うのですが、
冬は直登。

勘弁して欲しいわ、
直登。






五竜がめっちゃデカくなって来ました。

やっぱ、
カッコいい。

右上の岩峰は、
唐松ー五竜間のプチ難所、
牛首ですね。






もう少しやね。






おっ!、

登ってますねぇ〜、
山頂へのビクトリーロード。



ズーム!

しかし、
そんなギリを登らんでもええんちゃう?

風吹いたら、
落ちちゃうよ。






ここを登り切れば、
唐松岳頂上山荘のはず。






着きました、

唐松岳頂上山荘裏の丘(12:24)

ここで休憩。

結構疲れました。
冬道は夏道と違い直登が多いので地味に疲れます。






休憩を終え、
山頂目指して、

スタート(12:33)


ここも、
夏道は、
富山側(左側)をトラバースするように登って行って、
山頂に回り込むのですが、
冬道は、
稜線上をほぼ直登します。

この最後の直登が、
かなりきついッス ><






後、少し。

前を行くお姉さんが振り返って、

『着きましたよ〜』

って。

よほどしんどそうに登っていたんでしょうかね(笑)

確かに、
しんどかったけど。






で、
やっとこさ、
着きましたぁ〜、

唐松岳山頂(13:00)

9時に八方池山荘をスタートして、
4時間もかかってしまいました。

早い人なら、
3時間もあれば登ると思いますが、
なんせ、
ヘタレな私、
チンタラ・チンタラ、
そして、
ヘロヘロになりながら登って来ましたよ。



でもね、
そこに待っていたのは、
「北アルプスの展望台」と言われる、
360度の大パノラマ。

ヘロヘロになりながらも、
登った甲斐がありました。



振り返ると、

登って来た八方の稜線。

右に見えてるのが唐松岳頂上山荘、
今はもちろんお休み中。



北には、

白馬から小蓮華、白馬乗鞍に続く稜線。

手前は不帰。



南には、
 
五竜。

そして、
それに続く後立山連峰南部の峰々。


さらに、
一番奥には、

槍ヶ岳も見えます。


しかし、
何と言っても、
ここからのベストビューは、、、





岳人の憧れ剱岳。

もちろん「ゴタテ(後ろ立山)」もね。

ちなみに、
左の三凸は、
左から立山、真砂岳、別山です。

別山の右が剱御前ね。






『かっけぇ〜』

岳人ではない私でも憧れますよ。

まさに、
「岩と雪の殿堂」ですね。

あれっ、
「岩と氷」だっけ?






当然のように皆さん撮りまくっていますが、
ここからはローアングルがオススメのようです(笑)



楽しそうです、、、ね( _ _)



相方のいない私は、

セルフィーで。

爺さんの写真なんて、
どうでも良いですね。

はい、
失礼致しました m(_ _)m






下り
唐松岳 〜 八方池山荘
セルフィーも撮ったし、
最終リフトの時間も気になるので、
そろそろ、

下山します(13:13)






最後に剱さんを目に焼き付けてと。






唐松岳山頂山荘裏の丘から、
登ってきた道を下ります。

この下りの出足は、
チョイ緊張。






もう午後ですが、
BCの人達はまだ登って来ます。 

まぁ〜、
彼らは下りは早いですからね。





リフトの最終時間が気になるので、
巻いて下りますが、
やっぱ振り返っちゃいますね。

bye-bye 唐松、
また来るからね。






丸山まで下りて来ました(14:17)

正面に見えるのは、
戸隠連山や飯綱山などの北信濃の山々。






やっぱ、
振り返る(笑)






正面に見えるのは妙高、黒姫ですかね?

違う?






太陽の位置が変わると、
また違った絵になります。













やっぱ、振り帰る(笑)

リフトの最終時間が押してるんですけどね。






第三ケルンまで下りて来ました(15:00)






不帰と飛行機雲。

って、
眺めてる場合じゃない、
リフト、リフト。






モアイケルン。 

もとい、
八方ケルン(15:10)





やっぱ、振り帰る(笑)






八方池山荘&リフト乗り場が見えて来ました。

ここまで来れば、
最終リフトに間に合いそうです。






で、
サクッと下って、

ゴーーール(15:30)

『ふぅ〜』



最終リフトにも間に合いました。



最終リフトまで少し時間があったので、

プシュー!



ビールを飲み干し、
パトロールのお兄さんと一緒に、
最終のリフトに乗り込み、
無事下山しました。






振り返って

  • 展望が素晴らしい。
  • 八方尾根はかなりの強風。でも、山頂に近づけば収まる事もある。
  • ホワイトアウトしなければ、危ない場所は無い。でも、風には注意。
  • 冬道は夏道と違い、直登が多い
  • 日帰りの場合、ゴンドラ/リフトの終了時間に注意。
  • 雪山入門としてはおすすめ。でも、最初は経験者と一緒にね。
  • 八方バスターミナルは更衣室も無料で使え、喫茶やモンベルも有り便利。


こんなとこですが、
まっ、
何と言っても展望ですかね。

登る時には、
白馬三山、五竜、鹿島槍等の後立山連峰の主要峰、
山頂からは剱や立山の立山連峰、
下る時には戸隠連山や飯綱山等の北信濃の山々、
まさに「北アルプスの展望台」。

冬の北アルプスで、
これだけ簡単に登れて(条件次第ですが)、
これだけの景色を見れるお山はそうはないでしょう。








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