ワンコ界最速の走りが凄すぎる

皆さん、

ドッグ・レース

って、
ご存知でしょうか?



※ 写真はイギリスの Yarmouth Stadium さんよりお借りしました。


競馬のワンコ版なんですね。





世界ドッグレース連盟(World Greyhound Racing Federation)
と言う団体があり、
世界中で23の国 or 団体が加盟しているそうですが、
ベトナムもこのメンバーの一員なんです。


そして、
レース場がホーチミン南部の海辺の街、
ブンタウにあるんです。

昔はホーチミンにもあったそうですが。




ワンコ好きとしては、
一度見てみたいと思っていたのですが、
ブンタウに行く機会があったので、
早速行ってみました。





週末、
金曜、土曜の19:30から22:00くらいまで開催されてるそうです。
私はギャンブルが目的では無く、
ワンコの走りっぷりを見たいので、
全てのレースを見る必要は無く、
ゆっくり晩御飯を食べてから行くことに。

食事とか興味無い方はここをクリック。
いっきにドッグ・レースに飛びます^^







海鮮市場
Cho Du Iich Vung Tau
と言うことでやって来たのは、
こちらにお住まいの方ならお馴染みの、
Imperial Plaza裏の、

海鮮市場
Thang Tam, tp. Vung Tau, Ba Ria - Vung Tau

まだ時間が早いせいか、
お客さんは殆どいませんね。






お店の前には、

新鮮な魚介類が並んでいます。



で、
今日はこんなとこ行ってみました。



カキ。




エビ。




タコ。




イカ。




魚。
なんの魚なんやろ?
ピンボケでわかりませんね。




そして、
お酒は、

三岳。
安定の旨さです。
勿論、持ち込みですよ。






最初来た時は、
殆どいなかったお客さんも、

帰る時にはいっぱい。

安くて美味い、海鮮市場。
こちらにお越しの際には覗いて見て下さい、
おすすめですよ。








ラム・サン・スタジアム
SAN VAN DONG LAM SON
食事を終え、
やって来ました、

ラム・サン・スタジアム
15 Le Loi, Vung Tau, Ba Ria - Vung Tau

ここがドッグ・レースの会場です。






先ずは、

入場券を購入。




チケットには「50,000VND」って印刷されてるのに、
その上から「60,000VND」のスタンプが。
こちらでは、
よくあるパターンです。



ちなみに、
バスのチケットなど、

区間は印刷されてますが、
値段は印刷されていません。
時価ってやつですね。






入り口から入ると、
正面にスタンドがあります。

そして、
その前に一周400mの馬場、
いやいや、犬場があります。
砂ですかね。






メインスタンドに行くまでに、
こんな物があります。


屋台。
結構沢山出てましたよ。




子供向けの、

キラキラ・カートや




魚釣り。




さらには、

ふれあいコーナーまであります。




まるで、
どこかの公園か遊戯施設って感じですよね。


ここ、
一応賭場なんですけど、
そんな感じはまったくしません。



それもそのはず、
来ている人達を見ると、

小さい子供を連れた家族連れや若者達、
しかも、若い女性の連れが目立ちます。

賭場と言うより、
娯楽施設なんでしょうね。







グレイハウンド
スタジアムに入ると、
こんなやつがお出迎え。

グレイハウンド

こいつは速く走るために作り出された犬種で、
長い四肢とアーチがかった背中を最大限に伸び縮みさせることで、
すばやく加速できる体型なんです。

また、
完璧ともいえるバランスの筋肉がさらにスピードに拍車をかけます。

そして、
細くて長い尻尾は、
方向を決定する舵の役割や、
ブレーキの役割をこなしているんです。




ちなみに、
地球上最速はご存知チータの 110Km。
その後に、
トナカイ、ガゼル、野ウサギ(えっ?)の 80Km、
そして、
グレイハウンドの75Kmとなります。

4位争い(笑)
※ 写真は TALK VIETNAM さんよりお借りしました。



参考までに、
ウサイン・ボルトの 100m の世界記録が 9.58秒。
と言うことは、
時速は 37.58Km となります。



つまり、
一緒に 100m を競争すると、
グレイハウンドがゴールを切った時には、
ボルトはまだ 50m のところを走ってると言うことですね。





そんな生まれながらのスプリンターですが、
実は、
家の中ではソファーに座ってばかりのノンビリ落ち着いたワンコなんです。
仕事とプライベートを完全に使い分けるタイプですね。



さて、
今日はどんな仕事ぶりを見せてくれるのでしょうか?






ギャンブル
ドッグ・レースは一応ギャンブルです。

馬券、
いや犬券を買います。
一口が20,000ドンです。


勿論、
買わなくてもいいんですよ。
私みたいに見るだけでもOK。



犬券としては、
単勝 ~ 4連単まであるようです。
複勝はあるのかもしれませんが、
わかりませんでした。



しかし、
日本の競馬でも、
最大3連単ですよね。

4連単と言うのは、
かなり厳しいですが、
当たればすごいことになるんでしょうね。

私が見た時には、
オッズは9,000倍以上がついていました。
当たれば、

20,000 x 9,000 = 180,000,000ドン

億ドン長者ですね。






出場する犬の過去の成績やタイムが貼り出されています。

これも貴重な情報なんでしょうね。





そして、

オッズや成績やレースの様子がリアルタイムで表示されています。






レースが終わると、

即行で配当が表示されます。

さすがに4連単はだれも買った人がいないようですが、
3連単で3018倍ですか。

20,000ドンの犬券で60,360,000ドン(約30万)。
こちらの人の一般的な収入に比べれば、
かなりの金額ですね。




そんな犬券ですが、
買ってる皆さんを見てると、
これで儲けようと思ってるのではなく、
(勿論、プロもいるでしょうけど)
ドッグ・レースをエキサイティングに観るための道具として、
買ってるような感じでした。







ドッグ・レース
ゼッケンNo 1番を先頭に、
8頭のレーサーがハンドラーに連れられて、
メインスタンド前を通って、


スタートゲートにむかいます。





ゼッケンNO 1『みんな、先に行ってて』





ゼッケンNO 3『ぼくも』





えぇ〜、
このまま走るの?

心配いりません、
ちゃんと始末します。






さらには、
レース毎に、

整地を行います。







パドックでスタートを待ちます。





スタートの時間です。

ゲートにワンコを入れ、






3、


2、


1、



Go!





スタートしました。

高性能なグレイハウンドは、
スタートしてから 6歩、
または 30m 以内に最高速の 70Km に達するそうです。

チーターと勝負しても100mなら勝つんじゃない?






これ、
60fps(1秒間に60フレーム)のビデオで撮ってキャプチャした物ですが、
こんな状態です。

60fps と言うことは 1/60 で 0.017秒に1枚撮ってるんです。
時速75Kmで走ると 0.017秒で 1.22m 進みます。
当然、こんな絵になりますよね。



しかし、
これでは良くわかりませんよね。
と言うことで、
再度ネットから。

走るんではなく、飛んでるんです。
Wikipedia:Greyhound racing さんよりお借りしました。






第1コーナーに向かって、すっ飛んで行きます。






第2、第3、第4コーナーをまわって、

戻って来ましたっ!






白の3番がトップ、
赤の1番が3番目。

やはり、
あのレース前のうんpは作戦だったのでしょうか、
軽量化するための?(笑)






そして、

ゴールッ!

450m のコースを28秒前後で疾走します。
時速に直すと、58Km くらい。
4つのコーナーを考慮すると、
グレイハウンドの性能いっぱいを出しているんでしょうね。







話は変わって、
こいつらはなぜスタートし、走るのでしょうか?



それはですね、
こいつを追いかけてるんです。

サンタ仕様のウサギのダミーw




こいつが、
加速し、
スタート地点を通過した時に、
ゲートが開くんです。

このダミーを追いかけて走るように訓練されてるんですね。




でもね、
それによる弊害もあるんです。

彼らは、
小動物のダミーを追いかけるように訓練されてる為、
動くものを見ると噛み付こうとする習性が残っているんです。

だから、
口にはマズル(口輪)を取り付けられているんです。

こんな可愛い顔してんのに。







初めて見ましたが、
面白いです。

そして、カッコいい。

競馬って、
馬の性能だけではなく、
ジョッキーの性能も付加されるわけですが、
ドッグ・レースは単純にワンコの性能勝負。
いいですねぇ〜^^







盲導犬を始め、
仕事をするワンコには、
いつか定年がやってきます。

アメリカやメキシコ等では公式ルールで、
グレイハウンドは5歳で引退することが義務付けられているそうです。

引退後は、
ボランティア団体の手によって、
第二の人生を共にする家族のもとへと引き取られて行くのだそうです。




ところで、
ベトナムではどうなんでしょうか?

まさか、、、
食べないよね。












その他の「ワンコ」ネタはこちらを
ジープ島、ジープとビキニ
フォレとカボチャ島へ行って来た

その他の「ブンタウ」ネタはこちらを
そうだ、ブンタウへ行こう










0 件のコメント :

コメントを投稿