夕日に染まるイブネ |
タイトルにあるように、
「イブネ暮らし」
を体験して来ました。
んっ?
「イブネ」
って、
何よ?
って、
感じですよね。
関西にお住いのハイカーさんならご存知かと思いますが、
イブネはお山なんですよ。
鈴鹿山系の最深部、
御在所岳の北西、
雨乞岳の北にある、
鈴鹿10座の一つです。
地図で見ると、
↓↓↓です。
...どこや?(笑)
「イブネ」の近くには「クラシ」と言う場所もあるので、
関西のハイカーの間では、
ここでテン泊することを、
「イブネ暮らし」
って、
呼んでいるんです。
「イブネ暮らしを体験してきた」
なんて、
たいそうなタイトルを付けてますが、
簡単に言えば、
「イブネでキャンプしてきた」
と言う事ですわ。
行程
1日目:
神戸 ー<車>ー 武平峠(鈴鹿スカイライン)
武平峠 〜 雨乞岳 〜 イブネ
イブネ テント泊
2日目:
イブネ 〜 クラシ 〜 御在所岳 〜 武平峠
武平峠 ー<車>ー 神戸
武平峠 〜 雨乞岳 〜 イブネ
と言うことで、やって来たのは、
鈴鹿スカイラインの武平峠(ぶへいとうげ)に有る、
武平トンネル西側(滋賀県側)の駐車場。
トンネルの東側(三重県側)にも駐車場が有ります。
ここには、
トイレは有りませんが、
東側の駐車場にはトイレが有りました。
武平峠 〜 雨乞岳
駐車場前の橋を渡ったとこが、雨乞岳の登山口。
では、
まずは雨乞岳を目指して、
スタート(09:15)
登山道には、
こんな番号標識が設置されています。
で、
スタートしていきなりの急登。
しかし、
この取り付きの急登を登り切れば、
その後は、
何と、
しばらく下りが続きます。
雨乞岳って、
登山口より低いのかと思い、
思わず地図を見ましたよ。
冗談ですが (^^;
その後は、
小さな登りや、
小さな下りを繰り返し、
雨乞岳を目指します。
でもね、
この連続した小さなアップダウンが地味にシンドいっス(T T
途中、
ミックスナッツの木を見たり、
メッチャ根性のある木を見たりして、
登って行きます。
いや、
アップダウンを繰り返して行きます。
そして、
何度かのアップダウンを繰り返し、
この急登を登り切ると、
着きました、
三人山(11:20)
登山口の武平峠の標高が約800m、
ここが1,014m。
200m登るのに、
2時間かかりました(_ _
マジかよ?
三人山を越えてからは、
今度は一気に200m登ります。
これは、これでキツいッス(> <
出来ることなら、
平均して欲しい。
木々が少なくなってきました。
後、少し。
で、
東雨乞岳(12:26)
ここは360度の展望で、
平なところが今日の目的地、イブネ。
更に、
明日登る予定の御在所岳。
そして、
『ほぅ〜』 って、
見てるのは、
これから行く雨乞岳へ続く笹道。
この感じ、
四国のお山に似てますね。
ここで、
お昼にします。
今日は、コンビニおにぎり。
デザートは、
スーパーで安売りしてたワッフル。
大量に持って来ましたから(笑)
お昼を食べ終え、
『行きますか』(13:06)
『結構笹が深いのね』
この日出会った唯一のハイカーさん。
平日とは言え、
少ないですねぇ〜。
こんなもんなのですかね?
後少し。
で、
雨乞岳(13:21)
ここは、
先の東雨乞岳より標高は高く、
メジャーなのですが、
山頂は少し寂しいです。
展望も東雨乞岳の勝ち。
⑩番ちゃうのね。
一体何なんやろ、
この数字?
雨乞岳 〜 イブネ
ここは休憩無しで、次の杉峠を目指します。
ですが、
道が分からん(笑)
いろんな踏み跡があるんですよね。
何とか進んで行くと、
今度は笹がメッチャ深い(> <
足元が全然見えません。
その足元には段差が有ったり、
岩が有ったり、
しかも、
ぬかるんでおり結構滑るんです。
難儀します。
こんなとこ下って来ました。
更に下ります。
正面の平なとこがイブネです。
笹祭りをクリアすると、
今度は、
激下り祭り。
途中、振り返って。
メッチャ急坂で、
しかもメッチャ滑るんです(> <
何とか下って(いや、滑って)、
着きました、
杉峠(13:53)
こんなこと下って来たんです。
今日のルート中でここが一番シンドかった(> <
休憩、休憩。
杉峠は、
その昔、
滋賀と三重を結ぶ重要な千種街道の中継場所だったそうです。
人々は、
その場所を知らせる為に複数本の杉を植えたそうです。
それが、
朽ち果てて、
今では一本を残すのみ。
残ったこいつも、
かなり朽ちてますが、
それでも尚、
まっすぐに天を仰ぐ立ち姿は 、
生き様を見せつけているようにも思えます。
頑張れ、
老杉!
休憩を終え、
イブネを目指します(14:11)
ですが、
『マジか?(怖)』
しかし、
ここ十字路なんですけど、
「この先」って、
どっちよ?
杉峠からは登りです。
こんなとこを登って、
杉峠ノ頭(14:26)
杉峠ノ頭からは横移動。
タイジョウとの分岐(14:32)
もちろん、
イブネへ。
立体的な道標(笑)
佐目峠(14:39)
と言うことは、
この岩は、
「ケツ岩」^^
ケツ岩を過ぎ、
ここを登り切ると、
着きました、
イブネ(14:59)
今日のお宿
イブネ、噂通り、
全面苔で覆われています。
苔、
苔、
苔。
モッフモフ。
テント内のマットがいらんくらい気持ち良いです。
ここは、
平べったい台地なので、
展望も良くて、
明日登る予定の御在所岳(中央)や、
鈴鹿の山の中では珍しい、
アルペン的な山容の鎌ヶ岳(右)が望めます。
鈴鹿の奥座敷と言われるだけに、
360度お山に囲まれているのですが、
他の山の名前はサッパリ分かりません f(^^;
今夜のお宿完成。
今日は貸し切りです。
ちょっと、
寂しいけど。
幕営後はお約束のプシュ〜。
プシュ〜の後は、
流れ的に濃い奴。
絶景を見ながら、
チビチビやります。
と言う予定だったのですが、、、
目の前は木立。
絶景は無し(涙)
実は、
最初は、
絶景ポイントに張ったのですが、
かなりの強風でして、
身の危険を感じて木立の中に引っ越したんです。
ここなら大丈夫。
夜はかなり風が吹いたのですが(暴風警報が出てたらしい)、
全然ノープロブレム。
爆睡しましたよ。
〆は好きなペペロンチーノ。
ペペロンチーノ、
別名「貧乏人のパスタ」とか、
「夢も希望も無いパスタ」とか呼ばれてるそうです。
『まさに俺の為のパスタやね』
アフリカみたい。
苔が夕陽に染まって来ました。
今日も無事終わりそうです。
『明日はそっちに行くよ〜』
イブネ暮らしを体験してきた
一日目 武平峠 〜 雨乞岳 〜 イブネ
二日目 イブネ 〜 クラシ 〜 御在所岳 〜 武平峠
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