夕陽を見に、トンレサップ湖へ

空港からホテルに行くまでのタクシー内の会話。

運ちゃん「トンレサップ湖、行って見る?」
私達  「何?」
運ちゃん「夕陽が綺麗」
私達  「行く」

と言うことで、ホテルで待ってると16時にタクシー運ちゃんやってきました。






で、ここで、トンレサップ湖に関して、Wiki先生に教えてもらいました。

トンレサップ(Tonlé Sap)は、カンボジアに位置する湖であり、河系と結びついている。東南アジア最大の湖であり、クメール語で巨大な淡水湖 (sap) と川 (tonlé) という意味がある。世界最大規模で水上生活者がくらし、1ブロック1万人、100ブロック以上100万人が住む。

トンレサップ

なるほど。
しかし、100万人って、日本では政令指定都市が2つ(@@

ちなみに、地図で見るとこんな感じです。







車に乗ること30分、トンレサップ湖の舟乗り場にやってきました。


ここで、チケットを購入。

ブリッジを渡り、船着き場に。





で、今回の船はこちら。

左が運ちゃん、右がガイド。真ん中の子供は無関係です。

因みに、この運ちゃん、まだ若いですが、既に6人の子持ち。サッカーチームを作るまで頑張ると行ってました。嘘です。


しゅっぱ〜つ。



この船、私と旅友の2人だけ。
プライベートボートです。



先の船着き場はシュムリアップ川にあり、このシュムリアップ川を上って(下って?)トンレサップ湖に出ます。
このエリアの水上生活者はこの河口周辺で生活してるようです。





こんな所を抜けて河口を目指します。






教会


お墓


前出のWiki先生によると、

1年のうちほとんどの期間、水深は1mに留まり(このためプノンペンとシェムリアップを結ぶ定期船が暗礁に乗り上げかける場面がよくある)、面積は2700平方kmしかない。しかし夏季のモンスーンの時期には湖からプノンペン付近でメコン川に流れ込むトンレサップ川が逆流する。そのため周囲の土地と森を水浸しにしながら面積は1万6000平方kmまで拡大して深度も9mに達する。

クメール語で「トンレ」は川、「サップ」は淡水湖を意味するらしいのですが、これも夏季での川からの逆流に語源があるかもしれませんね。



魚を取ってます。


カンボジアの国民一人あたりの淡水魚漁獲量は年間約20kgと世界一だそうです。
トンレサップ湖で取れる魚がその大半を占めることからすれば、ここの水産資源がカンボジア人の胃袋を支えていると言えます。
因に、トンレサップ湖には200種以上の魚が生息しているそうで、琵琶湖の60種弱に比較しても大変多いです。
それだけ水産資源が豊かだからこそ、100万人を超える水上生活者が住むようになったんでしょうね。




河口が近づいてきました。







ここいらで、ちょっと、お家を拝見(^^;

筏の上に家を作っています。フローティングです。
まぁ〜、乾季と雨季で水深が8mも違えば、湖底に固定することは出来ませんよね。

こちらは、もろ、船を家にしています。



後、船(ボート?)の漕ぎ方が、少しかわっています。
ここでは、前に乗って横向きで漕ぐんですね。



よく、これでコントロールできますよね。











走ってると、こんな建物が、

んっ?

ベトナム語です(@@
ベトナム学校、って書かれてます。

実はここには、ベトナム人も住みついているんです。
ベトナム戦争中、ベトナムを脱出したベトナム人(いわゆるベトナム難民)を当時のカンボジア政府がこの湖を指定して住まわせたことが、今の水上生活者の大半であり、水上生活者というのは元を辿ればベトナム人なのです。
尚、これについては、カンボジア人からいろいろ批判も出てるようですが、それは割愛。

因に、こちら、華僑系ベトナム人の家のようです。

中国は福建省あたりから海を渡り、ベトナムに住みつき、そして戦争で追われ、カンボジアで水上生活をおくる、、、ある意味、したたかです。





夕陽までは時間があるので、時間調整をしように言うことになり、水上売店に。

水上売店。

結構、いろんな物が揃ってます。


 で、何を買ったかと言うと、これ。


 ビール、12本

ANCHOR Beer
このビール12本とおつまみ数種で5ドル。どんだけ安いんだ、ANCHORビール。

買い出しが終わり、
再び船を出し、沖でアンカーを沈め、宴会の開始です。

しかし、この兄ちゃん達、よく飲む。
私は、あまりビールが飲めんので、2本で終了。ヨワー

いろんな話をしていると、ガイドの兄ちゃんが、

兄ちゃん「オープンスクールに行ってみるか?」
私達「何?」
兄ちゃん「身寄りの無い子供達が寝泊まりしている学校」
私達「行く」

実は、このオープンスクール、カンボジアやベトナムで横行する人身売買問題が絡んでいるのですが、その話は重たくなるので、ここでは割愛。


で、その学校に行くには、お土産が必要なんです。
そのお土産を買う為に、ここにやって来ました。

お米、インスタント麺、水、等々を売っています。

ここのオッチャンに話を聞くと、ここで買った料金の35%はこの周辺に済むコミュニティに還元されるとか。


私達はインスタント麺を購入。
それを持って、学校に。

外人さん達もお米を持って来ていました。

皆さん、晩ご飯を食べています。

で、こちらが、学校に隣接された教会。

ここで、寝泊まりしているそうです。

ワンコもおりましたよ。



遊び友達なんでしょうね(^^






いい感じに陽が落ちて来ました。



いよいよ、メインの夕陽見学のために、
水上ドライブインに。

水上ドライブイン。

ワニです。


トンレサップ湖にはワニも生息しているのですかね?


このドライブインではワニ革の製品もたくさん売られていました^^;



この2階が、ビューポイントです。





いよいよ、トンレサップ湖に陽が沈みます。






















アンコールワット観光でシェムリアップに来ると、遺跡巡りに時間をかけすぎて、ここの観光をしないで帰る人も多いようです。
ですが、それはもったいないと思います。
ここにも、日本にはない風景、世界でも例を見ない風景があります。

お勧めです、トンレサップ湖










その他の写真はこちらを。




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