今日は、
今回のトレッキングで一番ハードなコース。
ここ淀川小屋をスタートし、
九州最高峰の宮之浦岳などの山々を縦走し、
高塚小屋まで。
コースタイムは8時間と20分。
余裕があれば、
黒味岳や永田岳にもピストンしてみようと思うのですが、
おそらく無理。
うん、
絶対無理やね。
だって、
今日は、
雨、
しかも予想は豪雨。
まぁ〜、
屋久島は、
「1ヶ月に35日間も雨が降る」と言われくらいですから、
仕方ありませんが。
淀川小屋 > 花之江河
最初のチェックポイント、「花之江河」に向けて、
出発(6:10)
歩き出して、
しばらく行くと、
連れの休憩回数が急に増えて来ました。
今年1月に八ヶ岳に行った時も、
10m休憩(10m進んでは休憩)を繰り返していたのですが、
その時は荷物も少なかったのですが、
今回は初めての15K以上の荷物を背負って、
しかも雨の中。
かなり厳しかったようです。
「なんとか展望台」
真っ白、
何も見えません。
小花之江河に出ました。
こんなとこに湿原があるんですね。
で、
着きました、
「花之江河」(08:35)
淀川小屋から花之江河までのコースタイムは1:50、
我々は2:25。
天気が悪いとはいえ、
これは、
今日の目的地「高塚小屋」まで行くのは、
厳しいかも、、、
花之江河 > 宮之浦岳
花之江河では雨をしのげる場所がないので、先に進みます(08:36)
岩場を下り、
水を飲み、
岩場を登り、
着きました、
「投石(なげし)岩屋」(10:20)
淀川小屋を出発してから、
4時間と10分、
やっと雨をしのげる場所です。
と言うことで、
タバコが超うまい!
ちなみに、
「岩屋」と言うのは、
巨大な岩(花崗岩?)の下の空間で、
屋久島にはここを含めて6箇所あるそうです。
休憩は出来ますが、
緊急時以外の宿泊は禁止されています。
休憩が終わり、
出発します(10:30)
投石岩を登って行きます。
何か山らしいものが見えますが、
もう何でも良いです。
既に心が折れてますね(笑)
私?
いつ折れてもおかしくない状態です。
何か見えます。
ですが、
どうでも良いです。
このあたりから、
遮るものがなくなり、
風がハンパなく強くなってきました。
もちろん、
雨も。
横殴りの風がビュービューと吹き荒れてます。
当然、
雨も横に振ってます。
しかも、
ラッキョウみたいな大粒の雨が。
下山してから聞いたのですが、
この日は、
飛行機もフェリーも欠航したそうです。
おっ、
山頂か?
最後の力を振り絞って、
登ります。
が、
栗生岳(くりおだけ)でした。
がっかり感がハンパなかったので、
この大きな岩の裏のスペースで少し休憩。
そして、
再び、
宮之浦岳を目指します。
心も折れてますが、
腰も折れてます(笑)
で、
やっと着きました、
顔、
ボカしてますが、
怒ってます(笑)
天気が良ければ、
遮るものが無く、
360度の展望らしいのですが、
今日は360度真っ白。
そして、
とりあえず、
私も記念撮影。
顔が痛くて前を向けません。
アルプスとかでしたら、
山頂近くには山小屋があり、
休憩出来るのですが、
ここには何もありません。
と言うことで、
今日のゴール、
高塚小屋を目指します。
長居は無用です、
こんなとこ。
宮之浦岳 > 新高塚小屋
次のチェックポイント、「新高塚小屋」を目指し、
下山開始(13:57)
永田岳です(違うかも?)。
当初は、
ピストンしようかと思っていたのですが、
とんでもない。
とにかく先を急ぎます。
って、
既にかなり予定より遅れてますが。
で、
「平石岩屋」(15:30)
今日、
3度目の休憩です。
バナナとキットカットで栄養補給。
バナナがこんなに美味いとは知りませんでした。
手袋は一応、
防水手袋なのですが、
既にビショビショ。
最初のうちは機能してたのですが、
さすがの豪雨で、
機能消滅。
今度はサーフィン用の手袋にしようかしら。
休憩が終わり、
岩屋の下に祀ってあった祠で、
今後の安全をお願いし、
出発します(15:40)
途中、
さすがに写真を撮る気力もなく、
ひたすら小屋を目指します。
で、
やっとこさ着きました、
「新高塚小屋」(17:40)
今日の予定では、
次の高塚小屋まで行くつもりだったのですが、
ここからだと1時間半以上かかりそうなので、
今日はここで泊まることにしました。
朝6:10に淀川小屋を出発し、
11時間と30分ですか。
途中、
10分の休憩を3回しただけ。
長い人生で、
こんなに長時間、雨の中歩いたのは初めてかも。
今日歩いたこのコース、
ブログ等の情報では、
変化に富んだコースで見晴らしも良く、
登山道も整備されており、
登山初心者でも安心して行ける等々書かれていました。
確かに、
天気が良ければ、
そうだと思います。
ですが、
今日のように悪天候だと、
かなり厳しいコースに豹変しますね。
なんせ、
休憩する場所が「岩屋」しかなく、
確かに雨は凌げますが、
風の通り道になっており、
とても落ち着いて休憩など出来ません。
登山初心者の連れも、
(私も同じようなものですが)
『修行やな、
いや難行苦行!』
確かに。
世界自然遺産の島、屋久島へ行ってみた
屋久島へ そしてトレッキング開始
屋久島 トレッキング二日目
屋久島 トレッキング三日目
屋久島 予備日のはずが、今日もトレッキング
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