朝6時半、
やって来たのは、
宿の近くにある、
「野中の清水」
古来一度も枯れたことがないと言う湧水で、
「日本名水百選」の一つ。
飲んでみましたが、
美味い!
五臓六腑に染み渡る感じです!
ここで、
今日の飲み水と、
コーヒー用の水を補給。
そして、
宿に帰って、
朝食。
朝ごはんも豪華。
超美味い。
このお宿、
料理だけでなく、
オッちゃんやオバちゃんの人柄も良く、
ほんま、
おすすめの宿でした。
その、
オッちゃん、
オバちゃんの笑顔に見送られ、
古道に出ます。
今日は、
ここ、
「とがの木茶屋」の前からスタートします。
継桜王子 〜 中川王子
今日最初は、中川王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その1 |
この区間は全て舗装道を歩きます。
距離は1Kと短いのですが、
道路沿いに色々と面白いものがありました。
では、
二日目スタート(07:45)
スタートして、
すぐに出てくるのが、
34番道標。
ゴールの熊野本宮が「76」の手前なので、
今日は約21Kですね。
昨日より長いのか、
頑張ろう。
そして、
その34番道標の隣にあるのが、
「秀衡桜」(07:47)
昨日の「乳岩」に関連し、
藤原秀衡さん夫妻が熊野参りをした際、
滝尻の岩屋(乳岩)で出産し、
その子を残してここ野中まで来て、
杖にしていた桜の木をここの桧に突き刺し、
『戻ってきて、
もしこの木から桜が咲いていたら、
子供も無事なはず』
と言う、
意味不明な願掛けをし、本宮を参詣。
そして、
戻ってきたら、
桜は咲いてるし、
子供は狼に守られて無事やし、
と言う、
なんともハッピーな言い伝えのある桜だそうです。
まぁ〜、
それは置いといて、
今日一発目のスタンプ。
今日も集めますよぉ〜(笑)
しかし、
良い景色ですねぇ〜。
春なら桜が綺麗でしょうね。
と言うことで、
タバコ休憩。
まだ、
スタートしてから2分ですが(笑)
休憩を終え、
スタートすると、
掲示板のような物が。
同じ(ような)滝の写真が2枚1組に貼られています。
説明を見ると、
3D写真のようです。
ようは、
「右目で左側の画像」を、
「左目で右側の画像」を見ると、
滝が立体的に見えると言うものらしいです。
やって見ました。
確かに、
なんとなくそのように見えなくもないのですが、、、
なぜに、
熊野古道にこんな物があるのでしょうか?
意味不明なので、
先進みます。
寄り目が治らん。
「安部晴明腰かけ石」(08:00)
陰陽道の大家、
安部晴明が熊野詣での途中、
この上にある平らな石に座って休憩したらしいです。
その時、
上部の山が崩れそうになったのですが、
晴明は得意の呪術でそれを未然に防いだとか。
すっご。
腰かけてみようかと思ったのですが、
民家の庭のようだったので、
やめました。
『先生、
オシッコー!』
『もう、
しとるがな』
と言う、
掛け合い漫才みたいな手動販売機。
こんな山の中で、
コーヒー100円は安い!
けど、
「オチッコ」って何?
想像はつくけど。
しかし、
それで冷やさんでもええやろ。
「オチッコ」が気になりながら、
進んで行くと、
「中川王子跡」の案内板(08:05)
ここから登るようです。
少しかと思ったのですが、
これが、
結構な登りで、
距離があるんですよ。
朝一からこの登りはきつい><
で、
山の中腹にありました、
「中川王子跡」(08:10)
ここは、
随分早くから社は無くなったようです。
まぁ〜、
隣に継桜王子がありますからね。
と言うことで、
スタンプは設置されていません。
本来の目的は、
「中辺路を歩く」と言うことだったのですが、
なぜか、
スタンプ集めが主目的になってきました。
なので、
無いと寂しい(笑)
早く、
次行こう。
中川王子 〜 小広王子
次は、小広王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その1 |
この区間も全て舗装道を歩きます。
距離は2.1Kなのですが、
あまり見るものはありません。
今日も良い天気です。
昨日、今日と天気には恵まれています。
新高尾トンネル(08:20)
トンネルの前には東屋があります。
「小広王子口」バス停への分岐(08:35)
まっすぐ進むと「小広王子」ですが、
右に400m程下ると、
「小広王子口」バス停に行けるようです。
「小広王子跡」(08:40)
ここは、
社どころか、
石碑も欠けています。
当然、
スタンプは置いてありません。
はい、
次、次。
小広王子 〜 熊瀬川王子
次は、熊瀬川王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その1 |
この区間は、
0.7Kと非常に短いのですが、
途中から舗装道から山道に入ります。
この標識の柱手前を山道に入って行きます。
ここからは、
下ります。
下りきると、
先程まで歩いてた舗装道に合流します。
舗装道の向こうに見えてる建物は、
トイレです。
舗装道を少し進み、
左に折れて、
再び山道に入ります。
まっすぐ進むと、
400m程で「小広峠」バス停に出て、
エスケープできます。
ここを過ぎると、
発心門王子まで、
迂回路を含めて完全な山歩きとなり、
何かあっても連絡も出来ないし、
エスケープも出来ないので、
思案のしどころです。
進む場合には、
それなりの心と、
装備が必要かと。
もちろん、
私はこのまま進んで、
次の熊瀬川王子を目指しますデス( ̄^ ̄) ←威張ることではないけど
休憩所(08:50)
流れてる川は熊瀬川です。
休憩所を過ぎると、
登りとなります。
「熊瀬川王子跡」(08:55)
ここは、
記載されてる文献の少なさや、
その記載内容の信頼性の無さで、
王子社の存在そのものを疑問視する意見もあるようです。
と言うことで、
当然スタンプは無し。
秀衡桜以降、
スタンプを押してないので、
寂しいです。
完全にスタンプラリーになって来ました。
えぇ歳こいたオッサンが、
スタンプ集めに奔走します(笑)
熊瀬川王子 〜 湯川王子
本来なら、次は、
岩神王子を目指すのですが、
途中で通行止めとなっており、
迂回路を通って、
湯川王子に行きました。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その1 |
この迂回路が結構厳しかったです。
熊瀬川王子からも、
登りが続きます。
「 一里塚跡」(09:02)
42番道標。
なぜに42番かと言うと、
40番と41番を見逃したんです f^^;)タハッ
以後、
気をつけます。
で、
登りきったところが、
「草鞋峠」(09:10)
ここからは、
下りとなります。
この坂を「女坂(めざか)」と言うそうです。
下りきると、
舗装道に出て来ました。
本来なら、
中辺路は、
この舗装道を横断し、
熊瀬川を渡り、
「男坂(おとこざか)」を登って、
次の岩神王子を目指します。
ですが、
バリケードがしてあります。
バリケード横の案内板を見ると、
昭和23年の台風の影響で、
道が崩落してるそうです。
全ての王子を巡ろうと思ってた今回の旅はここで挫折。
無理をすれば行けるのかもしれませんが、
決められた所以外は歩かないのが、
山歩きの最低ルール。
ここは気をとりなおして、
迂回路を進みます(09:25)
山道に入って行きます(09:30)
迂回路と言っても、
ちゃんとした登山道ですし、
道標もあります。
さすが世界遺産。
番号道標も、
古道同様、
等間隔(おそらく)にあります。
数字自身の意味はよくわかりませんが。
岩神峠への登りに取り付くと、
あきらかに山の色が違います。
よく見ると、
霜が降りてます。
どうりで、
寒いと思った。
とがの木茶屋のオバちゃんが言ってましたけど、
2〜3日前には、
雪がちらついたらしいです。
もう少しすれば、
中辺路歩きも、
軽アイゼン等の滑り止めが必要かもしれませんね。
取り付いてからは、
ひたすら登ります。
こんな景色を見ながら。
そして、
登りきったところが、
「岩神峠」(10:00)
ここで、
タバコ休憩。
休憩を終え、
下ります(10:10)
下りてきました(10:28)
こんな道を進みます。
迂回路と言っても、
トイレや水場が用意されてます。
さすが、
世界遺産。
ここで、
少し、
迷いました。
写真右には、
「蛇形地蔵尊 ここから下へ100M →」
の案内板。
そして、
見にくいですが、
写真左には、
「← 熊野古道」
の案内板。
蛇形地蔵って、
古道のルート上にあるのでは?
とりあえず、
スタンプのある、
蛇形地蔵を目指すことに。
スタンパーですから(笑)
そうすると、
急阪を下りきったとこに、
「蛇形地蔵」(10:42)
後で分かったのですが、
正しくは、
先の迷った箇所を「← 熊野古道」方面に進みます。
そうすると蛇形地蔵の先に出るので、
そこから蛇形地蔵に戻るようです。
写真では、
奥から蛇形地蔵に向かって来る感じですね。
どうやら、
私はシュートカットしたみたいです。
、
蛇形地蔵ですが、
「蛇形石」と名づけられた石を背において祀られてるので、
「蛇形地蔵」と呼ばれてるそうです。
「蛇形石」というのは、
蛇の鱗に似た海藻の化石で、
この付近で出土したものらしいです。
さらに、
熊野を往来する人々が、
よくこの峠で「ダル」という妖怪にとりつかれて、
倒れる遭難を防いだと云われてるそうです。
「ダル」って何?
と思って、
ググったら、
結構出てきました。
興味ある方はググってみて下さい。
しかし、
そんなことより、
久しぶりのスタンプが嬉しい(笑)
と言うことで、
タバコ休憩。
休憩を終え、
スタート(10:55)
で、
51番道標。
50番は見かけなかったので、
通行止め区間内にあるのでしょうかね?
しかし、
いつ古道に合流したんやろ?
全然気がつきませんでした。
「湯川王子」(11:00)
ここは、
「跡」ではありません、
「王子」で社もあります。
この王子は「五体王子」の次に格式の高い、
「准五体王子」とのこと。
こんな山の中で?、
と思ったら、
つい先近までこのあたりには村があり、
宿もあったそうです。
最近と言っても、
昭和31年に無人の地になったそうですが。
そう言えば、
この王子の手前に、
「湯川一族発祥之地」なる碑がありました。
日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹さんも、
元を辿れば、
ここがルーツだとか。
まぁ〜、
裏は取ってませんが(笑)
湯川王子 〜 猪鼻王子
次は、猪鼻王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その1 |
この区間は、
全て山道で、
4.3Kと距離もそこそこあり、
途中に三越峠越えもあるので、
なかなか厳しかったです。
湯川王子からは、
登りが続きます。
で、
車道に出て、
「三越峠」(11:25)
ここには、
休憩所とトイレがあります。
と言うことで、
休憩。
今日は休憩が多いです。
別にしんどい訳ではないのですが、
今日は本宮前のバス停に16時半までに着けば良いので、
余裕なんですよ。
な〜んて、
思っていたのですが、、、
休憩を終え、
関所の門をくぐり、
ここからは、
下ります(11:45)
しばらく下っていくと、
石で組んだ道が現れました。
珍しいな、
と思ってると、
このあたりには、
かなり大きな集落があったようです。
井戸なども見られますし、
水を溜めたと思える瓶も見られます。
放置された家も、、、
この近くにあった案内板によると、
明治の初めには17世帯が暮らしており、
昭和30年代初めには62名が生活していたらしいです。
昭和30年代後半には林業の衰退で、
ここを離れる人達が多くなり、
昭和48年には最後の8世帯が出て行ったそうで、
その時に、
集落内の全ての田畑に杉や檜を植林して去って行ったそうです。
この集落の名前を、
「道の川」
と言うそうです。
私も、
今は神戸に住んでいますが、
生まれは過疎の山の中でして、
幼い時に、
家を残して両親とそこを出て行ったのですが、
その時の思いが、
浮かんで来ました。
私は、
もうそこに行くことも帰ることもありませんが、
ここの元住民や子孫達は、
集落の祭日には、
今でもここを訪れるそうです。
開けたとこに出て来ました。
バックリ、
崩落したみたいですね。
反対側の山も崩落しています。
伐採し過ぎたんですかね?
フラットな林道を進みます。
林道から分岐して、
山道に入ります(12:14)
ここからは、
急な石段を下って行きます。
下りきると、
音無川にかかる橋に出て、
その橋を渡り、
音無川の右岸を進んで行きます。
「赤木峠分岐」(12:30)
この橋を渡ると、
赤木峠を越えて、
湯の峰温泉に出ます。
この道も、
中辺路で、
「赤木越え」と呼ばれており、
番号道標も「起点」となっています。
勿論、
私は、
橋を渡らず左に進んで、
猪鼻王子を目指します。
「船玉神社」(12:34)
神社ですが、
隣には、
お稲荷さん。
残りの中辺路歩きの安全をお願いし、
猪鼻王子を目指します。
船玉神社から少し行くと、
猪鼻王子と発心門王子の分岐があります(12:41)
熊野古道めぐり地図帳によると、
ここに来るまでに、
もう一つ分岐があるようなのですが、
見逃したのかもしれません。
と言うことで、
猪鼻王子までピストンします。
60番道標。
ここにあると言うことは、
やはり、
最初の分岐を見逃したようですね。
「猪鼻王子跡」(12:49)
何故「猪鼻」なのか、
説明板には書かれていなかったので分かりません。
石碑の隣には、
バンダナを巻いた、
オシャレなお地蔵さんが鎮座されてます。
猪鼻王子 〜 発心門王子
次は、滝尻王子と並んで五体王子の一つ、
発心門王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その2 |
距離は0.8Kと短いのですが、
発心門王子手前の急登はきついです。
先程の分岐に戻って来ました。
まっすぐ進みます。
ここから、
発心門王子に向かう急登、
「たっくん坂」が始まります(13:00)
見上げるような坂道。
見なければよかった。
悶絶喘ぎながら、
登って行くと、
見えて来ました、
発心門王子の鳥居が。
そして、
「発心門王子跡」(13:09)
ここは、
「五体王子」の一つで、
立派な社もあるので、
「王子」かと思っていたのですが、
説明板を見ると、
「王子跡」らしいです。
立派な社は、
後から建てたもののようですね。
発心門の名は、
発心門(悟りの心を開く入り口)とされる、
大鳥居があったことからきてるらしいです。
他の王子の名称は、
地名や地形に基づくものが多いのですが、
発心門王子の場合は信仰に関連する命名の代表であり、
それが、
この王子が果たした役割の大きさを表しているとのこと。
他の王子とは規模も大きいし、
雰囲気からして神聖な場所と言うのは感じるのですが、
少し引くと、
車道脇にあるんです。
車で来る事が出来る、
観光地なんですね。
奥に大きな駐車場もあるし。
この近くには、
「発心門王子」バス停があり、
本宮や田辺から、
ここまでバスで来て、
ここから本宮まで歩く人も多いそうです。
と言うことで、
ここからエスケープも出来ます。
もう、
1時を過ぎています。
メッチャお腹が空いて、
最後のたっくん坂では、
ガス欠で止まるんちゃうかと思いましたよ。
と言うことで、
ここでお昼ごはんにします。
今日のお昼は、
オニギリとめはりずし。
それと、
おかずとフルーツ。
まとめて、
ドン!
お味噌汁は、
「野中の清水」で作りました。
どうですか、
メチャメチャ豪華でしょ。
もちろん、
私が作ったものではなく、
「民宿 つぎざくら」で作ってもらったものです。
私はオニギリとめはりなのですが、
一緒に泊まってたシンガポーリアンにはサンドイッチだそうです。
憎い心遣いです、
折り鶴までついてるし。
でもね、
私、
初めて食べましたが、
このめはりずしがメチャメチャ美味いんです。
オバちゃんが作ってくれたのかな?
ありがとうね、
オバちゃん。
この後、
「野中の清水」でコーヒーを入れ、
まったり。
だったのですが、
少しまったりしすぎたようで、
本宮前16時半のバスまでの時間が押して来ました。
発心門王子 〜 水呑王子
次は、水呑王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その2 |
距離は1.7Kで、
全て舗装道を歩きます。
と言うことで、
少し慌てて、
発心門王子をスタート(13:52)
右に入ります。
「発心門休憩所」(13:55)
トイレもあります。
テーブルもあるし、
ここでお弁当にすれば良かった。
お茶目なお婆ちゃんとお爺ちゃん。
「発心門」バス停(14:10)
野良アート?
『右の道を行きなさい』
と、
八咫烏さんが言っています。
ほっこりします。
ほっこりすると、
元気が出ます。
廃校?
その廃校?の敷地内に、
ひっそりと置かれてるのが、
「水呑王子跡」(14:20)
案内板を読んでも、
なぜ「水呑」なのかよく分かりません。
まぁ〜、
想像するに、
水呑み場だったんですかね。
と言うことで、
給水。
水呑王子 〜 伏拝王子
次は、伏拝王子を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その2 |
距離は1.9K、
前半は山道、
後半は舗装道、
ほぼ平坦な道を歩きます。
水呑王子を出て、
すぐに山道に入ります。
この森を、
「蘇生の森」と言うそうです。
「蘇生の森」は、
以後も何度も入るのですが、
どこもとても良く整備されてて、
気持ちの良い、
古道歩きが楽しめます。
舗装道に合流(14:40)
舗装道に出ると、
無人の売店がありました。
いろんな物を売ってましたが、
車で来てたら買ってたかも、
と言うような物もありました。
こちらは、
蜂蜜。
傘も売ってます。
それより、
気になったのは、
黄色いやつ、、、
謎のオブジェも出現。
お社か?
遠くに見えるのは果無山脈。
先月はあそこらを歩いたんですね。
再び、
山道に入ります(14:53)
「伏拝茶屋」(14:55)
このお茶屋さんの横に、
伏拝王子の説明板と、
スタンプ台があります。
もちろん、
押しますよ。
そして、
茶屋の前の、
この石段を上がって行くと、
伏拝王子跡があります。
ザックをデポして、
登ってみました。
デポする必要もなく、
20段ほどの石段を登ると、
「伏拝(ふしおがみ)王子跡」(14:57)
なのですが、
あったのは、
これと、
これだけ。
これは、
和泉式部の供養塔らしいです。
と言うことは、
先の石碑が王子石碑なのでしょうか?
それより、
ここは、
見晴らしが素晴らしい。
今はこんな感じですが、
昔は、
ここから熊野本宮(旧社地)が見えたため、
厳しい中辺路を歩いてきた参詣者が感動のあまり、
ここから本宮を伏し拝んだそうです。
なので、
伏拝王子。
茶屋まで下りてきて、
タバコ休憩。
時間は押してるんですが、
せっかく荷物をデポしたので(笑)
伏拝王子 〜 払殿王子・熊野本宮大社
次は、祓殿王子を目指すのですが、
祓殿王子とゴールの熊野本宮はすぐ近くなので、
熊野本宮を目指します。
ソース:わかやま観光情報 - 継桜王子〜熊野本宮大社 その2 |
距離は3.3Kと少しありますが、
ほぼ下りですし、
最後なので頑張れます。
休憩を終え、
祓殿王子・熊野本宮を目指してスタート(15:10)
再び、
「蘇生の森」に入ります。
70番道標(15:16)
滝尻王子から35K、
今日出発した継桜王子から18K。
熊野本宮が76(実際は76少し手前)なので、
残り3K。
もう少し。
ですが、
バスの時間が押して来ました。
やっぱ、
ちょっと休憩し過ぎやね。
三軒茶屋跡(15:22)
この茶屋の横の道が、
高野山に続く「小辺路」
先月はここに出てきたんですよね。
一ヶ月前ですが、
なぜか遠い昔のような。
前回は、
ここで休憩したのですが、
今回は、
時間が押してるので、
休憩なしで、
祓殿王子を目指します。
ここからは、
先月の小辺路歩きでも歩いてるので、
勝手知ったる道です。
ここも、
「蘇生の森」
「ちょっとよりみち展望台」への分岐(15:37)
前回は行ってなく、
次またいつこれるかわからないので、
時間は押してますが、
行ってみました。
「展望台」と言うことで、
当然、
登ります。
ここに来て、
登りは辛い ><
で、
登りきったところが、
「ちょっとよりみち展望台」(15:40)
『あれ、
見晴らしないやん』
と思って、
少し進んでみると、
見えました、
大斎原の日本一の大鳥居が。
ここが、
現代の、
伏拝王子ですね。
あまりの見晴らしに、
タバコ休憩。
時間が無いっつうの(笑)
そっこうでタバコを吸い、
祓殿王子を目指します。
前を行く二人は、
昨日から抜きつ抜かれつし、
同じ継桜の宿に泊まった、
シンガポーリアンのお兄ちゃん達です。
彼らは、
今日のコースを全部歩くのは辛いと言って、
朝一のバスで、
熊瀬川王子までシュートカットしたんです。
その後も、
いろんなとこで会ったのですが、
ちょっとよりみち展望台でも会ったんです。
民家に出て来ました(15:58)
もう直ぐゴールです。
75番道標。
これが最後の番号道標です。
滝尻王子から、
ずっとこれを見て歩いてきたので、
最後となると、
少し寂しい(笑)
で、
その75番の隣が、
「祓殿(はらいど)王子跡」(16:00)
本宮直前の王子で、
中辺路を歩いてきた参詣者が、
ここで祓いを行い、
体を清めてから本宮に詣でたそうです。
なので、
祓殿王子。
その祓殿王子から50m程進むと、、、
ゴーーーール!!!
しました、
熊野本宮大社(16:04)
言わずと知れた、
熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心、
全国に3,000社以上ある熊野神社の総本宮です。
おっ、
先月来た時に比べて、
しめ縄が新しくなってるし、
絵馬が来年の干支のワンコになってる。
新年を迎える準備も着々と進んでるようですね。
私は先月お参りを済ませてるので、
今回はパス。
時間も押してるしね。
それより、
スタンプ集め。
ここで、
押さないと、
今まで集めた意味がありませんからね。
本宮のスタンプ台は、
札所の横にあります。
で、
これでスタンプは終了と思われるかもしれませんが、
これが最後ではありません。
熊野本宮大社 ー 湯峯王子
と言うことで、最後のスタンプがある、
大斎原を目指します。
「熊野大権現」の奉納幟が立ち並ぶ石段を下り、
大鳥居前の国道168号線を横断し、
畑の中に入っていくと、
「産田社」があります。
伊邪那美命の荒御魂がお祀りされているところです。
見てくれは地味ですが、
熊野本宮にとっては重要な場所のようで、
本宮のHPに書かれてる参拝順序は、
- 熊野本宮大社
- 産田社
- 大斎原
となっています。
そして、
その正面に見えるのが、
大斎原の日本一の大鳥居。
で、
その大鳥居をくぐって、
やって来たのが、
「大斎原(おおゆのはら)」(16:20)
かって、
熊野本宮大社があった場所ですね。
現在、
上四社は今の場所に移され、
ここには、
二基の石祠が建てられ、
御神霊をお祀りしています。
左側が中四社下四社、
右側が境内摂末社です。
で、
本日最後のスタンプ。
と言うか、
今回の旅の最後のスタンプ、
の予定だったのですが、、、
最後のスタンプを押し、
やって来たのは、
「本宮大社前」バス停。
16:45のバスに間に合いました。
このバスに乗れば、
今日中に神戸に帰れます。
でも、
どうしよう?
実は、
今回は連れと二人で歩く予定だったんです。
その連れが、
体調が悪くなったと言うことで、
急遽参加できなくなり、
一人で歩いたんです。
彼は、
仕事をしてるので、
二日しか休めないと言うことで、
この行程を組んだのですが、
私はプー太郎。
一年中休みです。
今回、
36か所あるスタンプのうち、
20か所を巡りました。
どうせなら、
このまま続けて全部のスタンプを押してしまおうかと、
今日歩きながらずっと考えていたんですよ。
とりあえず、
今日の宿が確保できるか確かめて、
確保できるようであれば、
中辺路歩きを続けようと思い、
宿に連絡すると、
食事は出来ないけど、
泊まれると言う返事。
決定です。
このまま、
中辺路歩き、
いや、
スタンプ集めを続けます。
と言うことで、
バスに乗って、
やって来たのは、
「湯の峰温泉」
実は、
ここにも、
王子があるんです。
バス停から歩くこと5分、
やって来たのは、
「湯峯王子」
実はここ、
本宮大社と湯の峰温泉を結ぶ、
「大日越」と言う、
中辺路のルートがあるのですが、
その湯の峰温泉側の取り付きにあるんです。
で、
何のためにここに来たかと言うと、
スタンプ集め。
ここにもあるんですよ、
スタンプが。
まだ集めてます(笑)
ほんま、
これが最後です、
今日はね。
そして、
やって来ました、
今日のお宿。
ここは、
小辺路をリタイアした時に、
飛び込みでお願いした宿です。
今回も飛び込み。
さて、
ビールでも飲みながら、
明日以降の計画を立てますか。
熊野古道・中辺路を歩いてみよう
熊野古道・中辺路を歩いてみよう
一日目 滝尻王子 〜 継桜王子
二日目 継桜王子 〜 本宮大社 ー 湯峯王子
三日目 川の古道 ー 新宮 〜 高野坂 ー 那智 〜 那智山
四日目 那智山 ー 本宮大社 ー 田辺
はじめまして。めっちゃ参考にさせて頂きました。ありがとうございます!
返信削除泊まりの荷物詰めたザック背負って中辺路歩き通すのが不安で、「中辺路 エスケープ」みたいに調べたらたどり着きました(笑)。結果、バスの時間が合わなくて歩き通したのですが、膝を痛める代償と引き換えでした…どっちがよかったのか…とにもかくにも、大変お世話になりました。