やって来たのは、
JR紀伊勝浦駅前の、
ここから、
朝一の那智山行きのバスに乗り、
降りたのは、
那智山の、
前回は、
ここから帰ったですが、
今回は、
ここからスタート。
まずは、
青岸渡寺を目指して、
登りはかなりしんどい。
朝一やし、
昨夜のお酒がまだ残っています。
その美しさをチョイ見しながら、
登って来たのは、
そして、
その境内の横にある、
小口まで続く、
「大雲取越」の取り付きです。
前回の滝尻 ー 本宮大社間には多くの王子があり、
その王子を目指して歩いたのですが、
今回の那智山ー小口ー請川では王子がありません。
と言うことで、
今回は休憩所を目指して歩くことにしました。
那智山 〜 舟見茶屋跡
最初は、この区間で最初の峠、
舟見峠にある舟見茶屋跡を目指します。
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| ソース：わかやま観光情報 - 大雲取越 |
この区間は、
距離は4.4K、
舟見峠までひたすら登ります。
では、
したのですが、、、
大雲取越の地蔵茶屋〜石倉峠間が、
崩落のため、
通行止め。
新たに迂回路が設置されてるようです。
後で調べたのですが、
台風21号の影響で、
土砂が崩れて通行止めになっていたようですが、
11月2日に迂回路が設置され、
通行出来るようになったそうです↓↓↓
熊野古道中辺路・大雲取越迂回路設置について
良かったけど、
距離は伸びてるのね。
昨晩のお酒が残っており、
メッチャ気分悪い。
皆さん、
歩く前の日は、
お酒は控えましょう。
右に行くと小口（大雲取越）ですが、
左に行くと、
妙法山阿弥陀寺に続く、
「かけぬけ道」だそうです。
知らなかったのですが、
これも中辺路の一部らしいです。
分岐から少し登ると、
ありました、
滝尻ー本宮間の番号道標は木でしたが、
ここは石ですね。
これは「1」なので、
青岸渡寺の取り付きから500mなのですが、
「起点」の道標は見なかったような。
見逃したのかな？
更に登って行くと、
ここは、
「那智高原公園」と言う公園で、
滑り台などの遊戯施設がありましたが、
人は誰も居らず。
まぁ〜、
平日ですからね。
その舗装道を少し進むと、
ここにも、
迂回路設置の案内板があります。
ここまでの道、
那智高原公園側の道を除いて、
ほとんど石が敷き詰められているのですが、
これが中途半端で、
メッチャ歩きにくい＞＜
しかも、
二日酔い。
ゲロ吐きそうでした（オェ〜）← すみません m(_ _)m
青岸渡寺をスタートして1時間、
最初の茶屋跡、
今歩いてるこの道は、
国道42号線が整備されるまで、
大阪・和歌山方面への唯一の幹線道路として利用されてたそうで、
この茶屋も、
田辺からの日用雑貨、
勝浦からの解散物等を商う商店でもあったそうです。
歩き始めて、
急登を1時間、
良い位置に店を出してます。
今もあったら、
きっと団子とか食って休憩していますね。
でも、
今は「跡」なので、
次に進みます。
しかし、
こんな山の中に、
よくもまぁ〜、
こんな多くの石を張り詰めたもんです。
登立茶屋跡から登ること40分、
やっと着きました、
この茶屋跡から少し登ったとこに、
そこからは、
「舟」が「見える」ので、
「舟見」なんですね。
今歩いてる大雲取越は、
基本山の中を歩くので、
ほとんど展望はありません。
そんな中で、
ここからの展望は、
ここを歩く人達にとっては、
絶好のオアシスだったのではないでしょうかね？
と言うことで、
禁煙となってますが、
誰もいないし、
My 灰皿があるので、
ご勘弁を。
舟見茶屋跡 〜 地蔵茶屋跡
次は、この区間で最初のスタンプが設置されてる、
地蔵茶屋跡を目指します。
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| ソース：わかやま観光情報 - 大雲取越 |
この区間は、
距離は3.6K、
全体的に緩やかな登りと、
緩やかな下りで、
急登、激下りはありません。
この区間、
色川辻で、
迷ってしまいました。
休憩を終え、
スタートしてから5Kですか。
今日のゴールは29なので、
まだまだですね。
そして、
下りきったところが、
ここからは、
おかしい、
かなり歩いたのですが、
私の持ってる古道マップでは、
古道の道標の場所から、
山道に入るようになっているのですが。
引き返すと、
でも、
ちなみに、
11番道標を過ぎたところです。
この道はわかっていたのですが、
今ままでの古道歩きでは、
分岐には必ず道標があり、
違う道には、
「ここは熊野古道ではありません」案内があったので、
ここは違うんだろうと思い、
先に進んだんです。
若干不安ですが、
しばらく進むと、
そのお地蔵さんの前には、
この鳥居、
この道を歩くにあたり、
ネット情報を眺めてた時に、
見た記憶があるんです。
おそらく、
ここが古道で間違いないと思います。
世界遺産委員会（そんなのが有るか知りませんが）の皆さん、
色川辻のとこに、
道標を立てましょう（笑）
そして、
鳥居に側には、
何か、
曰くありそうな。
ワンコと言えば、
フォレは今頃何してるのかな？
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| 『ナニカ、イッタデスカ？』 |
そして、
下りきったところが、
先程間違って進んだ舗装道に出てきました。
しかし、
途中にあるはずの12番道標を見なかったので、
ほんま今歩いた道が古道なのか、
自信はありませんが。
再び山道に入ります。
今度は、
道標があるので、
間違いありません。
一旦下って、
登り返すと、
再び、
先程の舗装道に合流しました。
ここが、
以後は、
どうりで寒いと思った。
舗装道を20分程進むと、
見えて来ました、
茶屋跡と言うから、
山の中にあると持ったら、
こんなとこにあるのね。
まだ、
11時前、
少し早いですが、
ここでお昼ごはんにします。
この先、
良さげな休憩ポイントも無さそうですし、
今日は、
5時半に菓子パンをかじっただけなので、
お腹が空きました。
でも、
その前に、
スタンプ。
前回は、
一発目の滝尻のスタンプを忘れましたからね。
ありますね、
で、
チョット薄いけど。
これで、
落ち着いて、
ご飯が食べれます（笑）
ここには、
立派な休憩所があります。
中も、
柱材は桧、
壁板・屋根は杉、
中央には松？使用した囲炉裏が設けられ、
椅子は丸太の切り株、
テーブルは松が使われて、
まさに「木の国（紀伊国）」、
紀州の野古道に相応しい雰囲気です。
電気もつきますよ。
そんな立派な休憩所で、
食べたのは、
建物に負けてる？（笑）
でも、
食後のコーヒーは、
なぜ、
ここが「地蔵茶屋（跡）」なのか？
それは、、、
それも、
まとまって32体も。
もともとは33体だったらしいのですが、
今は、
小口に1体が祀られており、
ここは32体だとか。
これらの地蔵さんは、
宝永4年（1707）、
堺の魚商人が寄進したものらしいです。
さすが堺商人、
太っ腹！
で、
そのお地蔵さんが住んでるのが、
これまた、
立派。
大正10年頃まで営業してたのが、
「地蔵茶屋」らしいです。
しかし、
信心深い参詣者が、
厳しい山道を歩き続け、
寂しく嶮しい山中で、
このお地蔵さんを見て、
何を思ったのでしょうか？
人により思いはそれぞれでしょうが、
きっと、
旅の疲れを少しは癒してくれたのではないでしょうか？
そして、
先に進む勇気と元気もね。
なんせ、
33体ものお地蔵さんが見守ってくれているんですから。
地蔵茶屋跡 〜 楠の久保旅籠跡先の休憩所
次は、楠の久保旅籠跡の先にある休憩所を目指します。
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| ソース：わかやま観光情報 - 大雲取越 |
この区間は、
越前峠までは登り、
そして、
越前峠からは「胴切坂」と呼ばれる、
激下りです。
また、
石倉峠が台風の影響で通行止めで、
迂回路が設置されています。
大休憩も終え、
お地蔵さんに後半戦も見守って下さるようお願いし、
左に入れば古道なのですが、
ここはまっすぐ進みます。
しかし、
1時間10分も休憩したのね。
で、
やってきたのは、
地蔵茶屋跡から5分、
ちょっと寄り道です。
水量は少ないですが、
格好は中々の滝です。
なぜ、
地蔵茶屋跡で1時間以上休憩し、
寄り道までしたのかと言うと、
今日の小口の宿は、
チェックインが15時なんです。
いかに牛歩の私でも、
普通に行けば、
15時前についてしまうので、
時間調整なんです。
と言うことで、
以後も、
かなりのんびり歩きます。
滝見物の後、
地蔵茶屋跡まで戻ってきました。
左に行って古道に入ります（12:00）
ですが、、、
ここを右に行くのが本来の古道なのですが、
台風の影響で崩壊しており通行止め。
と言うことで、
迂回路と言えば、
滝尻ー本宮ルートでも、
仲人茶屋跡ー蛇形地蔵間が通行止めで、
迂回路が設置されているのですが、
その迂回路は、
距離も長く、
登り下りが激しくて、
かなりしんどい思いをしました。
ここも同じかと思ったのですが、
ルート的には、
石倉峠を左に巻いてるようで、
心配したような登り下りはなく、
ほぼフラットでした。
おそらく、
元は林道だったみたいで、
道も広くて、
とても歩きやすいです。
見所はありませんけどね。
台風にやられたよう？で、
途中途中に、
その形跡が見受けられます。
なので、
この迂回路を設置するにあたり、
行政の方や、
ボランチアの方々が、
かなり尽力されたのだと思います。
そのおかげで、
私達は安全に歩くことができ、
本当にありがたいことです。
山歩きに慣れた方なら、
崩壊したオリジナルルートを行くことは出来るかもしれません。
私も、
一瞬は行こうかと思ったのですが、
そう言う方々の頑張ってる姿が頭に浮かび、
『あかん、
迂回路を行こう』
それに、
「決められた道以外は歩かない！」
のが、
山歩きの最低ルールですもんね。
案内板によると、
所要時間は60分となっていましたが、
自撮りしながらのんびり歩いても44分でした。
雰囲気は良さげですね。
早く、
復旧されれば良いのですが、、、
合流地点から少し行くと、
これを渡った所から、
そして、
ここからは、
途中途中に、
最初は読んでいたのですが、
意味不明なので、
途中からは完全スルー（笑）
今までは、
石の番号道標だったのですが、
ここからは滝尻ー本宮ルートと同じく木製です。
これって、
もしかしたら、
管理してる市町村で違うんでしょうかね？
まぁ〜、
それは置いといて、
残りは9、
後4.5Kですか。
頑張ろ。
そして、
20番道標から少し登ると、
この峠は、
標高870m、
中辺路の中での最高所です。
ここにも茶屋があったようです。
そして、
この峠を境に、
小口まで下りが始まります。
ここの標高が870m、
小口が65m、
今までちまちま稼いできた標高を、
一気に吐き出して800m下ります。
特に、
ここから楠の久保旅籠跡までは、
激下りです。
余裕もあり、
しばらく下って行くと、
これが、
かなりの急坂でして、
しかも苔生しており、
結構滑るんですよね。
なので、
「胴切」とは、
小口の方からこの坂を登ると、
横腹が痛くなり、
切れそうだとの意味だそうですが、
下りでも切れそうですわ＞＜
この案内板を過ぎたあたりから、
石畳は減りますが、
緩やかな下りとなります。
そして、
越前峠からここまでのコースタイムは50分ですが、
1時間以上かかってますね。
やっぱ、
下りは苦手やわ。
登りはもっと苦手ですけど。
江戸時代には、
このあたりに十数軒の旅籠があり、
大変賑わったそうです。
確かに、
このあたりには、
その面影は残っています。
今では、
植林されて、
見晴らしはききませんが、
当時は、
遠く小雲取越にある桜茶屋を指差して、
「あそこまで宿屋は無いからここに泊まるよう」
と、
キャッチしたとか。
そして、
それは、
大正時代まで続き、
「豆腐ありま〜す、
風呂わいてま〜す」
が、
宿の宣伝文句だったそうです。
う〜ん、
タイムスリップしてみたい（笑）
そして、
その旅籠跡から、
見えてくるのが、
ここで、
ここには、
そして、
視覚に訴えてます。
楠の久保旅籠跡先の休憩所 〜 大雲取登り口
次は、いよいよ今日最後の区間です。
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| ソース：わかやま観光情報 - 大雲取越 |
この区間も下りですが、
胴切坂のような激下りはなく、
緩やかな下りが続きます。
休憩を終え、
石畳もありますが、
歩きやすいです。
休憩所から20分程下ると、
現れるのが、
熊野三山の神さん達がミーティングした場所ですね。
上部には、
三文字の梵字が書かれており、
右から、
「阿弥陀仏（本宮）」、
「薬師仏（新宮）」、
「観音仏（那智）」
を表してるそうです。
制作の年代や背景については、
良くわからないそうです。
薄い色の苔に覆われていますが、
この苔、
数年前に剥ぎ取られたんです↓↓↓
「円座石」のコケ 何者かに丸剥ぎにされる？
近露の牛馬童子の首といい、
円座石の苔といい、
なんてことすんねん、
ほんま（怒）
後1つ。
そして、
ついに、
下りてきました、
時間も予定通り、
3時過ぎです。
ありますね、
大雲取登り口を振り返ります。
しかし、
ここから那智に向かうのは厳しそうですね、
なんせ、
胴切坂の急登がありますから。
逆ルートで良かった。
今夜のお宿に行けるのですが、
渡らないで、
左に行くと、
休憩所があり、
朝7時半に那智山をスタートして、
約7時間と40分ですか。
途中1時間以上の大休憩を入れたり、
自撮り等をしながらのんびり歩いたので、
そんなに疲れはありません。
この大雲取越を歩いてみて、
一番インパクトがあったのは、
やっぱ、
越前峠からの円座石までの下りですかね。
ただ激下りと言うだけでなく、
神々の宿る領域と言うか、
冥界への道と言うか、
そんな雰囲気を強く感じる道でした。
さて、
チェックインの時間も過ぎたので、
今日のお宿に向かいますか。
今日のお宿
先ほどの橋を渡ると、この集落でおそらく一軒だけと思われる、
「南方」って、
南方熊楠と関係があるんですかね？
ちょっと、
お買い物をして行きます。
で、
その南方商店を過ぎると、
今日のお宿は廃校を利用した物だと聞いていたので、
行ってみると、
ほんまの廃校でした（笑）
更に奥に進んで行くと、
これが、
今日のお宿、
大雲取越、小雲取越歩きの人達のために、
宿にしたそうです。
元学校と言うことで、
この長い廊下の左側が教室です。
もとえ、
お部屋です。
若干問題もありますが、
それは後ほど。
部屋にトイレはありませんが、
トイレも綺麗。
ウォシュレット付きの洋式もあり、
問題無し。
古道歩きの人には嬉しい、
洗濯機もあります。
部屋では繋がりませんでしたけど（涙）
でも、
softbank が 4G で繋がったので、
許します。
お風呂は、
温泉ではありませんが、
広くて綺麗なお風呂でした。
もちろん、
石鹸、シャンプー完備です。
ルミナリエに対抗して、
イルミネーションが点灯しています。
これは、
クリスマスイベント用で、
テスト点灯だとか。
どんなイベントなんでしょうね？
以上、
簡単ですが、
小口自然の家のご紹介を終わります。
チェックイン後、
部屋に案内され、
最初はお風呂。
そして、
風呂上がりは、
当たり前ですが、
激ウマ！
自販機はありませんが、
宿のオッちゃんに言えば、
出してくれます。
（アルコール以外の自販機はあります）
そして、
ご飯。
 |
| ※翌日朝撮ったものです |
ここは、
何の部屋だったんでしょうね。
まぁ〜、
こんなもんでしょう。
隣で食べてた、
スコットランドから来たというニイちゃん二人も、
『デリシャス』
って言ってました。
特に、
この『トウフがデリシャス』と、
鍋に入ってたツクネを持って言っておりました。
しかし、
スコットランドから、
熊野古道を目指してやって来るとは、
さすが世界遺産。
ご飯を食べ終え、
部屋に戻って来ました。
が、
寒い＞＜
かなり寒い（；；）
このお宿、
まぁ〜、
2時間/百円なので、
大した金額ではないのですが、
小銭の持ち合わせがないんです。
両外すれば良いのですが、
それも面倒臭い。
と言うことで、
南方商店で買ったワンカップを燗します。
一本だけでは、
温まらず、
そして、
温まった体を冷やさないように、
布団に潜り込みます。
テン泊か。
熊野古道・中辺路を歩いてみよう、アゲイン
熊野古道・中辺路を歩いてみよう、アゲイン
一日目 那智山 〜 小口（大雲取越）
二日目 小口 〜 請川（小雲取越）
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