Chua Minh Huong(関帝廟)

Hong Bang 通りにある、
関帝を祀ってるお寺、


Chua Minh Huong(関帝廟)
にやって来ました。




ここ、
日本のガイドブックや旅サイトでは、

「Phuoc An Hoi Quan(フック・アン・ホイ・クアン寺)」

と紹介されているものが多いのですが、

「Phuoc An」は中国語の「福安」のベトナム読み。
「Hoi Quan」は「會館」。

なので、

「Phuoc An Hoi Quan」は「福安會館」

だと思います。

さらに、細かいことですが、
ベトナム語は、後ろから前に修飾するので、

Hoi Quan Phuoc An(福安會館)

となります。


でもこの Hoi Quan Phuoc An(福安會館)、

Chua Minh Huong(関帝廟)

とはどんな関係が?


中国寺はどこでもだいたい同じですが、
Hoi Quan(會館)の中にChua(寺、廟)が作られています。
例えば、

Hoi Quan Nghia An(義安會館)内にChua Ong(オン寺)
Hoi Quan Tue Thanh(穂城會館)内にChua Thien Hau(ティエンハウ寺)
Hoi Quan Nhi Phu(二府會館)内にChua Ong Bon(オンボン寺)

等々。


海外に移住した中国人がコミュニティの維持を目的として、
親睦、協議、互助、祭祀を行うために建てた集会場が會館。
そして、
祭祀を行うことを目的として會館の中にお寺が作られたんですね。


と言うことで、
ここも、

Hoi Quan Phuoc An(福安會館)内に Chua Minh Huong(関帝廟)

があるんです。







前置きが長くなりました。
早速入ってみましょう。





入口の上には、こんな飾りが。


すごいですよね。
どんなストーリなんでしょうか?



なんて思いながら、上を眺めると、
んっ?


どこの中国寺にもある屋根の上の飾りですが、、、


ここです。


髭がビヨヨヨ〜〜〜ン
ふざけてるのか?マジなのか?



この髭ビヨヨヨ〜〜〜ン龍、
ここだけではなく、結構いろんなお寺にいるんですよ。


Chua Phuoc Hai(福海寺)の髭ビヨヨヨ〜〜〜ン龍


ティエンハウ寺(天后宮)の髭ビヨヨヨ〜〜〜ン龍、元気ありませんが




さらには、


お正月の飾りにも。
好きです、こう言うの^^







すみません、先進みますね。


ここは名前通り、関帝を祀るお寺。
関帝と言うのは、
「関公」、「関帝聖君」、「関帝翁」、「関帝菩薩」
等と言われている三国志に登場する 関羽


この方です。

三国志では、武勇で名高い関羽ですが、
「関公」、「関帝」となると、
なぜか商売の神様となります。
算盤を作った人とか言われてます。





そして、
建物に入ってすぐ左手には、
関羽の愛馬とされる、


赤兎 の像があります。

たてがみを撫で、
首から下がった鐘を鳴らして祈ると、
安全な旅ができると言われています。

しかし、
関羽が赤兎に乗ったと言うことは正史上では、
証明されていないようですけど。






後、ここ、
渦巻き線香がめっちゃデカいんです。


アホヅラして上、眺めてたら、
灰が落ちてきて、額を火傷しましたよ。
行かれる方はお気をつけ下さい。







関帝を奉るお寺としては、
同じチョロンにある↓↓↓が有名です。

Hoi Quan Nghia An(義安會館)


ですが、
ここは、Hoi Quan Nghia Anに比べて規模は小さいですが、
柱の彫刻や壁の装飾が見事で、見所はありますよ。














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Chua Minh Huong(関帝廟)
184 Hong Bang, District 5
06:00 - 17:00




*おまけ*
関帝はおそらく中華圏で最も有名な神様ではないでしょうか?
関帝を祀ったお寺は世界中にあります。
私の地元、神戸にもあります。

神戸の関帝廟

震災で被災したのですが、
1999年から建て直し、現在の形になっています。
日本の伝統的な建築様式に中国風の意匠や様式を取り入れた、
「華和折衷」

チョット珍しい建物です。






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