今日は、
宿の前にある、
「地獄谷野猿公苑」に行ってみます。
宿からだと、
宿の前の橋を渡ればすぐに入口があるのですが、
ここでは、
上林温泉からの行き方をご紹介。
上林温泉のバス停から西に向かって10分ほど登っていくと、
SNOW MONKEY RESORTS
INFO & GIFT SHOP
があります。
なぜ、
英語なのか?
それは、
行ってみればわかります(笑)
この奥で、
長靴やアイゼンなどの滑り止めをレンタル出来ます。
雪が降ってると、
陽が当たらない場所が多くて凍ってるので、
かなり滑ります。
GIFT SHOP の横にある、
道を入って行きます。
こんな山道を30分ほど歩くと、
我々が泊まってる後楽館が見えます。
橋を渡らず、
そのまま進むと、
地獄谷野猿公苑(Snow Monkey Park)の入口です。
この階段を上がると、
チケット売り場。
チケット売り場で、
私 『何時で終わりですか?』
スタッフ『16時くらいです』
私 『くらい?』
スタッフ『お猿さんが帰ると終わりです』
お猿さん、
毎日出勤してきてるんですね(笑)
大人800円。
裏には、
注意書きが書かれています。
英語や中国語でも、
書かれています。
奥に行くと、
いますねぇ〜、
人が。
彼ら、
殆ど外人さんです。
私、
2時間くらいいましたが、
公苑スタッフ以外の日本人は殆ど見かけませんでした。
ここのお猿さん、
「snow monkey」
と言う名で、
海外でメッチャ有名らしです。
「snow monkey」でググったらアホみたいに出てきます、
海外のサイトが。
私が長野から湯田中まで乗った、
長野電鉄の列車名も、
SNOW MONKEY号
車両は、
成田エクスプレスですが(笑)
なので、
私達が泊まってる後楽館のお客さんも私達以外は外人さん、
GIFT SHOPも英語、
チケットも英語と中国語、
なんですね。
外人さんは、
日本人と違って野生のお猿さんを間近で見る機会が少なく、
しかもそのお猿さんが温泉に入るなんて、
超めずらしいことなんでしょうね。
まぁ〜、
温泉に入るお猿さんは世界でここだけらしいですけどね。
この「snow monkey」と言う言葉は、
1970年にアメリカの著名な写真雑誌「LIFE」の表紙で、
「Snow Monkey of Japan」
として紹介されたことがきっかけだとか。
そして、
ここを世界的に有名にしたのは、
長野冬季オリンピック。
オリンピックの選手団やサポーターがここに来て、
写真や情報を国に持ち帰った事で、
世界中に snow monkey が知れ渡ったそうです。
そして、
世界中のカメラマンやマスコミがやってきて、
情報発信してるそうです。
後楽館の大将が言ってましたが、
毎年来るカメラマンもいるとか。
これなんか特に有名ですよね↓↓↓
ソース:The Story Behind This Incredible Photo Of A Monkey Using An iPhone |
何にでも興味深々の小猿さんが、
お客さんのiPhoneを取上げて、
操作してるところです。
この後、
フラッシュの点灯に成功したらしいですよ(笑)
さて、
お客さんはいっぱいなのですが、
肝心のお猿さんはどうでしょうか?
当たり前ですが、
ここのお猿さん達は餌付けはされていますが、
動物園のようにフェンス内にいるのではなく、
野生なんです。
なので、
いつでも、
ここにいるのではなく、
いない時も当然あるんです。
今日は来てるんでしょうかね?
いますねぇ〜。
実は、
この公苑、
ライブカメラが設置されていて、
現場の状況をリアルタイムで見ることができるんです。
私はこのライブカメラを朝から見てたんです。
上の写真は11時の状態です。
その後、
12〜13時には全くいなくなり、
14時くらいにまた戻って来たんです。
snow monkey と言うので、
雪が降るのを待ったのですが、
中々降らなくて、
今日最後のチャンスかなと思いやって来たんです。
私は、
宿で焼酎を飲みながらライブカメラを眺めて、
行く時間を決められたのですが、
遠い外国からピンポイントで来て、
お猿さんがいなかったら残念でしょうね。
もし時間が許せば、
後楽館で食事やお茶を飲みながら待つこともできますけどね。
では、
世界で唯一温泉に入ることが出来る、
世界一ラッキーなお猿さん達をご覧下さい。
のぼせた、、、
この温泉に入ると言う行為、
Wikipedia で書かれてるように、
メスと子どもだけのようですね。
オスは周りを警戒し、
温泉には入りません。
でも、
お湯を飲んだり、
温かい温泉のパイプに抱きついて、
暖をとってます。
このパイプ、
特等席のようで、
場所取りでもめてます(笑)
結構あちこちでイザコザが見うけられます。
まぁ〜、
本気でやってるのか、
戯れてるのか、
わかりませんが。
それから、
温泉の中でも
「猿のノミ取り」と言われる、
グルーミングを行ってます。
これは、
実際はノミを取ってるのではなく、
シラミの卵を取ってるそうです。
ノミは猿にはつかないそうです。
シラミも動物なので、
栄養にもなるそうですが、
美味くはないですよね(笑)
お猿さんが温泉に入るのは、
人間と同じく、
寒い冬に温泉に入ると温かくて気持ち良いからだそうです。
しかし、
湯冷めしないんですかね?
ここ、
地獄谷野猿公苑は、
お猿さんが温泉に入ることで有名なのですが、
お猿さんは温泉だけにいるのではなく、
公苑内の至るところにいます。
と言っても、
別にフェンスに囲まれているのではないので、
どこまでが公苑かわかりませんが。
グルーミング中。
ファミリーでしょうか?
寄り添って暖をとってます。
でも、
小猿さんは食事に夢中。
こちらは、
大家族。
おんぶ。
逆パターン。
落ちないでよ。
『シャシン トルナー』
地獄谷野猿公苑では、
野生のお猿さんに餌付けをし、
間近で観察できるようにしていますが、
それはあくまでお猿さん達に来てもらうための手段です。
餌の量や種類にも気を配り、
過剰な餌付けは避けているそうです。
あまりにも人間とお猿さん達の距離が近いと、
警戒心を弱らせ、
人に飛び乗ったり、
足元にまとわりついたりするなど、
自然な姿が見られなくなってしまいます。
なので、
訪問者がサルに餌をやったり、
サルに触ったりすることは厳禁。
そのような注意書きが所々にありますし、
チケットにも書かれています。
ですが、
英語の読めない外人さんもいるようです。
あくまで、
野生のサルを観察する、
という気持ちで訪れましょう。
そして、
ある程度の距離をとって、
お猿さん達の生活を邪魔しないようにしましょう。
な〜んて、
ちょっと真面目な事を考えされられる、
地獄谷野猿公苑でした。
秘湯で新年会
今年の新年会は山奥の秘湯
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