裏六甲の滝が凍ったと言う記事が載っていたので、
行ってみました。
裏六甲(六甲の北側)には、
冬季には樹氷や霧氷等が見られる、
通称「六甲アイスガーデン」と呼ばれる、
エリアがあります。
ここには、
有馬四十八滝と言われる多くの滝があり、
寒さ厳しい冬には、滝全体が真っ白に凍結し、
その神秘的な風景は「氷瀑」と呼ばれています。
今日はその中でも、
もっとも凍結しやすいと言われてる、
- 七曲滝
- 百間滝
これら2つの滝に行ってみました。
さて、
氷瀑は観れたのでしょうか?
スタート
で、やって来たのは、
神戸電鉄の有馬温泉駅。
六甲山系には全山縦走路をはじめとして、
いろんなハイキングコースがあるのですが、
これから行く滝は、
「裏六甲」と言われてる、
有馬温泉駅から六甲ケーブル山頂駅までのコースの途中にあります。
今日は、
氷瀑見学がメインなので、
六甲山頂までは行かないで、
滝を見終わったら、
ここに戻って来ます。
では、
スタート。
したのですが、、、
本来は六甲有馬ロープウェイ横の紅葉谷道を登って行けば、
チャチャっと行けるのですが、
紅葉谷道は2014年7月の台風によって損傷を受け不通になり、
その後復旧作業が行われたのですが、
なんと2015年1月に今度は有馬に近い部分で大規模な崩落があり、
こちらは今現在なお復旧のめどは立っていないらしい↓↓↓
(2017年1月26日現在)
神戸市:通行規制情報(通行止めなど)
と言うことで、
魚屋(ととや)道を登り、
途中で炭屋道を経由して、
紅葉谷道に入ります。
目的の滝は、
この紅葉谷道沿いから少し入ったとこにあります。
ここから、
魚屋道に入ります。
こんな道を登っていきます。
この魚屋(ととや)道は、
江戸時代、
有馬温泉に神戸(魚崎)の魚を運ぶために使われてそうです。
明治になり、
県道有馬住吉線として整備され、
更に大阪ー神戸間に鉄道が開通すると(明治7年)、
住吉駅が有馬温泉の最寄駅となり、
徒歩・馬・駕籠による交通が盛んになったそうです。
今は、
インフラとしては機能していませんが、
六甲山頂ー有馬のハイキング・コースとして、
多くのハイカーに利用されています。
しばらく行くと、
炭屋道の分岐が。
やはり、
有馬温泉ロープウェイ駅から炭屋駅合流地点まで通行止めみたいです。
と言うことで、
炭屋道に入ります。
ですがこの道、
ひらすら下りなんです。
楽でええんちゃう?
って思われるかもしれませんが、
下りって、
かなり体力使うんです。
車のエンジンブレーキをかけるみたいなもんです。
更に、
今下りと言うことは、
帰りは、、、
な〜んて、
心が折れそうになりながら歩いてると、
出ました、
紅葉谷道へ。
そして、
こんな看板が。
私はこの日はアイゼンをつけませんでしたが、
途中で会った人の半分くらいはつけてましたね。
紅葉谷道を少し登ると、
こんな標識が。
「紅葉谷を経て極楽茶屋跡 2.3Km」にはいります。
この標識には、
「119 ばん つうほうプレート」
と言うプレートがついています。
このプレートは六甲山の至るところで見かけます。
山で問題が発生し119番通報する際に、
この番号を伝えると、
救急隊や救助隊は、
この番号をもとに最短のルートを選んで救助に駆けつけるそうです。
六甲山系の87のコースに、
約800個のプレートが設置されてるそうですよ。
小川を渡り、
急坂を登り、
そして下り、
出ました、
広場に。
ご夫婦でしょうか?、
記念撮影ちぅ。
ここが分岐で、
写真中央の紅葉谷道を登って行くと、
七曲滝に行きます。
(更に行くと百間に行きます)
写真左の小川沿いの白石谷を行くと、
百間滝に行きます。
噂では、
百間より七曲の方が凍ってると言うことなので、
先にショボいと言われる百間に行くことに。
百間滝へ
白石谷を通って、百間滝に行きます。
こんな、
沢道が続きます。
少し進むと、
谷はV字型になり、
ゴルジュが出現。
道、狭い。
そして、
ロープ、長過ぎ。
今日は雪が無かったのですが、
凍結していれば要注意ですね。
更に、
奥に進むと、
今度は、
プチ滝が出現。
私の身長より高い。
しかも、
ロープ、
凍ってるし (゚o゚)
私の前を先行されていた熟年カップルさんは、
「無理、紅葉谷道の方から行きます」
と言って引き返して行きました。
確かに、
お年寄りの女性では厳しいかも。
私はお年寄りですが、
おっさんなので、
なんとかクリア。
で、
更に進むと、、、
これか?
百間(ひゃっけん)滝
これですね、百間滝。
近づいてみると、
噂通り、
ちょっとショボい。
と言うか、
絶対的に水量が無いですね。
ここでお会いした、
3人の六甲山ベテラン・ハイカーさん達にお話を聞くと、
毎年少なくなってるそうです。
昔は、
この垂直の壁が全面凍りついてて、
多くの人がアイスクライミングをしにやって来てたそうです。
近年では、
殆ど見かけないらしいですが。
これも地球温暖化のせいなんですかね。
しかし、
部分的に見ると、
結構すごいんですけどね。
このブログを書いてる時にわかったのですが、
ここから更に少し行くと「似位滝」と言う滝があるそうです。
この滝も凍るらしく、
前もって知っていれば、
行ったのに。
残念。
百間滝から七曲滝へ
百間滝で知り合った、ベテラン・ハイカーさん達とご一緒して、
七曲滝に行くことに。
百間滝の横の道を登ります。
この道、
ひたすら登りです。
ここが、
百間滝の滝口。
ここから更に登ります。
そして、
登りきると、
紅葉谷道に出ました。
私たちは、
「紅葉谷を経てロープウェイ有馬駅」方向に進みます。
何をイメージしたんだろう?
こんなフラットな道を進みます。
そうすると、
「う回路⇒
この先通れません」の柵が。
ベテラン・ハイカーさん『この先が七曲滝』
私『でも、行けないのでは?』
ベテラン・ハイカーさん『大丈夫、行けるよ』
聞くと、
この先が2つに分かれており、
右は崖が崩落して行き止まりだけど、
左に行けば七曲滝に行ける、
とのこと。
ベテラン・ハイカーさん『じゃ、我々はここで』
私『えっ、行かないんですか?』
ベテラン・ハイカーAさん『先週行ったから^^』
ベテラン・ハイカーBさん『毎週来てるんよ^^』
ベテラン・ハイカーCさん『有馬に降りて、風呂入って一杯^^』
スゲェ〜、
さすがベテラン。
実は、
この七曲滝は神戸市はあまりお勧めしていないそうです。
と言うか、
禁止してるそうです(教育的指導?)
その理由としては、
このあたりは崖の崩落がすごいそうなので。
しかし、
彼らと出会わなかったら行けてなかったですね、
七曲滝には。
なんせ、
「七曲滝」の標識ないし、
「この先通れません」だし。
迂回路の柵を乗り越え、
下りて行きます。
しばらく下ると、
分岐が。
右が行き止まりですね。
左に行くと、
七曲滝です。
本来は、
ここで右側を行き止まりにすれば良いのですが、
この手前で「迂回路(行き止まり)」を作ってるので、
やはり神戸市は七曲滝には行かせたくないようです。
しばらく進むと、
分岐が。
もちろん、
標識などはありません。
トレースは両方についてます。
う〜ん、
どうしよう?
思わず、
空を見上げるおっさん。← 神頼みか
しかし、
良い天気ですなぁ〜、
って、
言ってる場合じゃない。
分岐は登りと下りになってますが、
ここは、
登りへ行くことに。← 神の声が聞こえたような(笑)
結果これで正解で、
こちらが七曲滝への高巻き道でした。
日頃の行いやね(笑)
ちなみに、
右に下ると、
蟇(がま)滝と言う滝に行くそうで、
その滝の横を抜けて七曲滝に行けるそうですが、
その道が結構危険らしい。
やっぱ、
日頃の行いやね(爆)
こんな道を下ったり、
登ったり。
シビアな場所には、
ロープが張ってありますが、
ビニール紐やし。
しかも、
超いい加減な結び。
これに、
命を預けたくない。
更に、
こんなとこを進んでいくと、
ありました、
七曲滝。
七曲(ななまがり)滝
まずは、どん!
もういっちょう、
どん!
右側は凍ってなくて、
水が流れ落ちてます。
こうやって見ると、
結構サイズがあるように見えますが、
実際は、
こんな大きさです。
ハイカーさんと比べて下さい。
しかし、
7つも曲がってないような(笑)
この七曲滝、
有馬四十八滝を代表する滝で、
落差が 20m あるそうです。
そして厳冬期にはこのように凍結するので、
休みには大勢のハイカーさんが訪れ、
ここまでの道がかなり渋滞するとか。
今日は、
上の写真のお二人だけだったので、
ゆっくり見物ができましたが。
近寄ってみると、
水の流れ一つ一つが凍ってます。
表現おかしい?
ボキャブラリーが不足してるので、
許して下さい。
更に近づくと、
やっぱ、
一つ一つが凍ってます(笑)
しかし、
通常は凄い勢いで流れ落ちてる水が凍りつくなんて、
凄いですよね。
もの凄いエネルギーを一瞬で静止させるって、
凄くないですか?
しばらく、
見入ってましたよ。
氷瀑に見入ってたら、
お腹が空きました(笑)
お昼をかなり過ぎていたので、
ここで昼食を。
家から持ってきたコーヒーと、
途中のコンビニで買ったパン。
こんな景色の中で食べれば、
何食べても美味しい。
さて、
そろそろ下りますか、
有馬に。
バイバ〜イ!
これもコースの一部
降りてきました、有馬温泉へ。
やっぱ、
炭屋道の登りがしんどかった ><
「裏六甲」と言われてる、
ハイキングコースは、
通常、
皆さん六甲山から有馬に降りて来ます。
そして、
有馬の湯に浸って疲れを癒し、
その後一杯と言うのもコースに含まれてるんです(笑)
と言うことで、
やって来たのは、
有馬を代表する日帰り温泉、
銀の湯。
ここで、
百間から七曲の入口まで案内して頂いた、
3人のベテラン・ハイカーさん達と、
そして、
七曲でお会いした若いハイカーさんと遭遇。
やっぱ、
温泉もコースの一部なんですね(笑)
しかし、
銀と言えば、
金でしょう。
と言うことで、
続いて、
金の湯へ。
どんだけ好きなん、
温泉(笑)
ひとっぷろ(ふたっぷろ)浴び、
やって来たのは、
酒市場。
ここは、
お酒類も売ってますが、
Standing Bar もあります。
Standing Bar ?
はい、
立ち飲みです(笑)
そして、
お店の真ん中に、
でっかいタンクが。
このタンクは、
「キリン麦酒神戸工場」直送の一番搾りの冷貯蔵タンクらしいです。
では、
それを行かねば。
写真撮る前に飲んじゃった(笑)
良い景色をみ、
温泉に浸かり、
その後の一杯が工場直送のビールって、
まずい理由が見つかりません。
激うま!
ここは、
お酒だけではなく、
ちょっとした料理(あて?)もあります。
でも、
今日はあてはなしで、
ビールの後は、
このお店限定の「白鹿 しぼりたて原酒」の盛っきり。
表面張力、
分かります?
もちろん、
受け皿にも相当溢れてます。
かなり甘口ですが、
疲れた体には、
激ウマ!
おかわりしちゃいましたよ。
今日は、
天気も良く(暑かったけど)、
「氷瀑」も観れたので(ちょっとショボかったけど)、
温泉に入り(入り過ぎたけど)、
美味しいお酒も飲めたので(ちょっと少なかったけど)、
満足と言うことにしときましょ。
では、
帰りますかね。
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