二次会の3日目です。
今日も昨日に続き、
天気悪そうです。
今日も朝ご飯を食べながら、
私 『今日も行く?』
連れ『おうっ、もちろん』
まじか?
巷では、
今年一番の寒気が来ており、
もしかしたら何十年ぶりの大雪になるかもしれん、
と盛んにTVが言ってるのに。
宿のおっちゃんも、
『今日は-12℃くらいやね、外は』
って、
既に昨日の黒百合より寒いやん。
しかし、
行く気満々の連れ。
『今日は高見石に行こう!』
私、
高見石には行ったことがなく、
YAMAKEI を見ると、
途中に、
「賽の河原」と言う場所が。
「賽の河原」って、
「三途川の河原」ですよね。
おいおい(怖〜)
私 『誰か行く人がいれば、俺らも行こう』
連れ『わかった』← 声が小さい
まさか、
こんな日に山に入る人はいないだろうと思ったら、
いたんですよ、
物好きな人が。
連れ『おっし、
レッツゴー!』
支度をして、
外に出てみると、
ぐ〜、
寒そう〜 >< ← 川平慈英 風に
カメラなんですけど、
昨日は、
こんなケースに普通のカメラを入れて持って行ったのですが、
これが超面倒くさい。
なんせ、
ドラえもんの手のようなグローブをしてるもんで、
何するにもメッチャ時間がかかる。
なので、
途中から殆ど写真を撮っていないんです。
と言うことで、
今日はこんな感じで、
GoPro をバックに付けて、
タイムラプラスで撮ることに。
これなら、
何もすることがないので、
楽チンですから。
でも、
バッテリーの持ちとか、
カメラが寒さに耐えれるかとか、
心配はあるんですけどね。
まぁ〜、
とりあえず、
予備のバッテリーは持って行きます。
では、
スタート。
昨日同様、
ここで、
登山計画書を出します。
そして、
昨日は、
黒百合でしたが、
今日は高見石。
かろうじてトレースがあります。
最初、
少しアップダウンがありますが、
後はわりとフラットで、
しかも、
樹林帯の中なので風も無く、
景色を見る余裕があるようです。
しばらく行くと、
二番目の分岐です。
連れ『「賽の河原」って何?』
私 『「三途の河原」やろ』
連れ『そんなんあんの?』
私 『行く?』
連れ『……… 行く』← 声が小さい
連れ『怖ぇ〜』
私 『落ちたらほっとくで』
渋川を何度か渡ると、
結構な登りが続きます。
『おりゃー』
おっ、
気合入ってるねぇ〜。
『おりゃ〜〜』
『お〜りゃ〜〜〜』
『…きゅ、きゅうけい 』
出た、
10m 休憩(笑)
まっ、
彼が休憩してくれると、
私も休めるんですけどね。
そんな感じで、
ちまちま進んで行くと、
このような場所に。
振り返ると、
素晴らしい景色が。
これは、
タイムラプラスではなく、
マニュアルで撮らねばと思い、
GoPro をバックから外すと、
バッテリーがありません。
まだ、
1時間も経っていないんですけどね。
やっぱ、
寒さのせいなんでしょうね。
と言うことで、
バッテリー交換。
が、
しかし、、、
予備で持ってきたバッテリーが充電されてなかったと言う、
落ちで、
チャンチャン。
てな訳で、
これが、、、
GoPro の遺作となりました(爆)
ここを過ぎて、
少し行くと、
出ました!
「三途の河原」
もとい、
「賽の河原」
凄い!!!
これは、
なんとか写真に撮りたいと思い、
ドラえもんの手みたいなグローブで、
なんとか iPhone を取り出し、
Home ボタンを押すと、
ブラックスクリーン。
以後、
応答なし。
寒すぎて壊れたか?
と思ったのですが、
帰ってから調べると、
iOS デバイスは環境温度 (周囲の温度) が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。動作温度を下回る極端な低温下で iOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。
iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ
-15℃近い環境なので、
電源が切れたんですね。
確かに、
山小屋では復活しましたから。
と言うことで、
ネットで「賽の河原」を探すと、
こんな素敵な写真が↓↓↓
ソース:elab - 北八ヶ岳:高見石 積雪期トレッキング |
そうなんです。
今までは樹林帯の中だったのですが、
ここは森林限界を超えたのか?
って言うくらい、
木がないんですよ。
なので、
風がハンパ無い。
この日は天気が悪く、
メチャメチャ強かったんです。
それに、
上の写真では雪が積もってるので、
歩きやすそうですが、
この日は雪が少なくて、
大きな岩がゴロゴロ露出してる、
雪50%、岩50%のミックス状態。
なので、
アイゼンが全然効かない、
と言うか、
逆に危ないんです。
マジでアイゼンを外そうかと思いましたよ。
でも、
雪の部分もあるので、
そうもいかず。
ポールも邪魔になるので、
手で岩をつかんで登りました。
ソース:elab - 北八ヶ岳:高見石 積雪期トレッキング |
こんな天気の良い日に登ってみたい。
しばらく登ると、
連れが止まります。
こんなクッ○風が強いとこで休憩はせえへんぞ、
と思いながら、
私 『どうした?』
連れ『道がわからん』
もともと、
歩いてる人が少なく、
今日は雪も少なく、
しかも強風で雪が飛ばされ、
トレースが分かんないんです。
樹林帯の中では、
目印として、
コースの所々に、
ピンクのリボンが巻かれています。
この「賽の河原」では、
木が無いので、
代わりに岩にマーキングしてあるんです。
それが、
そのマーク上に強風で「エビの尻尾」が出来てて、
隠れてるんですよ。
とにかく、
それらしいと思われる岩の「エビの尻尾」を取って、
マークを確かめます。
これが中々見つからないんですよね。
思わず、
「賽の河原」の別の意味である、
「報われない努力」や「徒労」と言う言葉が頭に浮かびましたよ。
でも、
出発前に、
「まっすぐ登るとガイドのロープがある」、
ということを聞いていたので、
とにかくまっすぐ登ります。
そうすると、
事前情報通りロープが張ってあり、
そのロープに沿って、
進路を北にとると、
「賽の河原」を抜けられました。
「賽の河原」を過ぎると、
また樹林帯に入り、
最初少しだけ急坂がありますが、
後はほぼフラットな道を進みます。
連れ『後、どのくらいなんやろ山小屋まで?』
私 『2時間くらいかな』
連れ『(_ _ )』
私 『^^』
な〜んてことを言ってると、
着きました、
高見石小屋。
※これらの写真は帰る時に復活したiPhoneで撮ったものです。
今まで口数が少なかった連れが、
『やったー\(^〇^)/』
彼にすれば、
エベレストに登頂した感じだったんでしょうね。
まぁ〜、
私もそうですが。
ジャケットを脱いで、
ダウンに着替え、
ストーブの前であったまります、
ホットワインを飲みながら。
後から知ったのですが、
ここは「揚げパン」が美味しいそうです。
頼めば良かった。
夜はランプをつけるようですが、
昼間は燃料を節約して無灯火。
でも、
窓から射す日で明るい室内です。
この山小屋は通年営業しており、
オーナーは天文博士で、
天体望遠鏡も据えてあって、
天体ファンも多く訪れるそうです。
スタッフのお兄ちゃんに話を聞くと、
夏の時期は訪れる人はメッチャ多いけど、
今は少ないそうです。
特に、
今週末は天気が悪くて、
誰も来ないと言ってました。
よく、
そんな日に行ったもんです。
ちなみに、
山小屋周辺の温度は-15℃、
でも風が強くて、
体感気温は-20℃以下って感じです。
3,000m級の稜線ですね。
まぁ〜、
ここも2,300mあるんですけどね。
下りも「賽の河原」を通ったのですが、
この時も登り同様猛烈に風が強く、
登りはフォローでまだ良かったのですが、
下りはアゲンストで鼻水は出るは、顔は痛いはで、
これまた結構大変でした。
やっぱ、
こんな日はゴーグルが必須ですね。
これで、
今年の新年会 & 連れの初めてのスノーハイクは終わったのですが、
帰った翌日、
連れからこんなLINEが。
益々、はまっていくようです^^
次はどこに行こうと言いだすのやら。
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