剣山山頂から三嶺に続く稜線 |
ヒヤヒヤもんでしたけど、
なんとか無事、
見ノ越に着きました。
1日目(前編)剣山登山口の見ノ越へ
の続きです。
後編では、
徳島県の最高峰、
剣山に登ります。
見ノ越
登るのですが、その前に、
見ノ越を少し散策。
剣山の登山口となってる、
標高1,400mの見ノ越。
アクセスは大変でしたが、
思った以上に、
駐車場も大きく、
民宿や食堂を兼ねたお土産屋さんも数軒あり、
さすがに、
百名山に指定され、
西日本で第2位の高さを誇る名峰のベースです。
最初にやって来たのは、
剣山自然情報センター。
内部は、
8畳程の広さで、
剣山系に生息する動物や鳥などが展示されています。
熊はいないようです。
熊鈴を忘れたので、
少し心配してたのですが。
ここは、
10秒で見学完了。
このセンターの隣が、
登山リフトの見ノ越駅。
剣山を、
「百名山で最も登り易い山」
にしてるリフトです。
見ノ越と剣山の標高差が約550m。
このリフトを使うと、
300mを稼いでくれるので、
歩くのは残り250mだけ。
今日も、
バスで一緒だったカナダ人ペアーは、
普通の街歩きの格好で、
リフトに乗って、
山頂まで行くと言ってましたから。
ここの1階には、
「剣山観光センター」があり、
レストランやお土産もありました。
次にやって来たのが、
味な処 霧の峰。
お食事、お土産、民宿と、
三拍子揃ったお店です。
見ノ越には、
ここ以外に、
2軒の民宿がありました。
ここに入ったのは、
昼ごはん。
で、
頼んだのは、
ざる蕎麦。
お店のオバちゃんが、
『おでんも出来とるよ』
って、
リコメンドしてくれたのですが、
おでんを食べると、
お酒も飲みたくなるので、
ここは我慢(笑)
見ノ越 〜 剣山頂上ヒュッテ
見ノ越の散策、食事も終え、今日のお宿、
剣山頂上ヒュッテを目指して、
スタート(11:31)
階段を登りきると、
現れるのが、
劔神社(11:33)
今回の山行きの安全をお願いしときました。
神社の隣にあるのが、
剱神社簡易宿泊所。
ここも泊まれるようですが、
宿坊的な感じなのでしょうか?
で、
この宿泊所の横が、
剣山への取り付き。
ここから山頂まで、
距離で4,000m、
標高で約500。
ヘタレな私でも、
何とかなりそうです。
ここには、
水場もありました。
じゃんじゃん出てたし、
注意書きは無かったので、
飲めると思いますが、、、
歩き易い道を登って行きます。
斜度もきつくありません。
今、
「もみじ祭」の期間らしく、
見ノ越では多くのノボリがたてられてましたが、
既に、
ピークは過ぎたようで、
葉っぱは殆ど落ちてました。
でも、
そのおかげで、
葉っぱがクッションになり、
足には優しい登山道です。
リフトの下を通過します。
しかし、
1人乗りリフトって、
他にはあまり無いのでは?
5〜60年前のスキー場のリフトみたいです。
この道、
至る所に道標があります。
海抜1,500m。
見ノ越の登山口が海抜1,400mなので、
既に100m登って来たんですね。
海抜1,600m。
林を抜けると、
リフトの終点駅が見えて来ました。
そして、
その右を見ると、
青い屋根の雲海荘が見えます。
雲海荘は、
剣山頂上ヒュッテの別館です。
しかし、
早い。
リフトの終点駅の下にあるのが、
西島キャンプ場。
ここは、
無料のキャンプ場で、
こんな素敵なスペースが数カ所ありました。
水場もあるようです。
で、
登山リフト終点の西島駅(12:16)
ここが、
標高1,700m、
登山口から300m登って来たんですね。
ここからは、
こんな景色が見れるのですが、
山の名前はさっぱりわかりません f^^;)
案内図によると、
ここから、
山頂までは、
いろんなルートがあるようですが、
私は、
青色の剣道コースを選択。
可愛い文字が書かれた鳥居を潜って、
大剱神社を目指します。
鳥居の右の道は、
剣山と、
そのお隣の次郎笈(じろうぎゅう)の間のコルに出る、
遊歩道コースです。
山頂まで1,270m。
今は葉っぱが落ちてるモミジですが、
もう少し早く来てれば、
綺麗だったんでしょうね。
大剱神社(12:35)
確かに、
後ろの大岩が剱っぽい。
この時は、
お経を上げてはったので、
スルー。
このあたりが森林限界?
アルプスでは、
森林限界を越えると、
ハイマツですが、
ここでは、
ササです。
でも、
このササが見事なんですよね。
剣山から三嶺の登山道も、
殆どがササの中に作られています。
中央に見えるピークが、
剣山のお隣の次郎笈です。
このお山も、
なかなか格好いいですよね。
雲海荘が大きく見えて来ました。
後、
少し。
で、
鳥居を潜って、
階段を上ったとこにあるのが、
剣山本宮宝蔵石神社。
ピッカピッカの鳥居です。
風雨に曝されても、
大丈夫そうです。
そして、
この剣山本宮の隣にあるのが、
「きころん」がお出迎えしてくれる、
今日のお宿、
剣山頂上ヒュッテ(12:51)
登山口から、
1時間と20分。
他の百名山も見習ってほしいわ(笑)
今日のお宿
剣山頂上ヒュッテ
では、剣山頂上ヒュッテ
早速チェックイン。
こちらで、
受付を行います。
2食付きで、
8,500円/1泊で、
登山リフトのチケットか、
モンベル会員カードが有れば、
500円引きとなります。
2つ有っても、
1,000円引きにはならないそうです(笑)
ここは、
売店も兼ねており、
Tシャツ、バッジ、タオルの定番グッズも販売していました。
1階は、
食堂兼談話室になっており、
私が写真を写してる場所は、
和室で、
食堂兼宿泊部屋になっています。
軽食やお酒、ソフトドリンクは、
左奥の窓口で注文、受け取ります。
基本、
セルフサービスです。
部屋は、
2階です。
部屋は基本個室ですが、
多い時には、
相部屋になることもあるらしいです。
私が案内されたのは、
「丸石」と言うお部屋?
ヒュッテの人は、
「半個室」って言ってましたが、
畳3畳の上下2段の下の部屋。
ソロの人は、
ここに案内されるようです。
カーテン付いてるし、
照明も有り、
コンセントも有ります。
『今日は多いので、
もしかしたら相部屋になるかも』
って、
言われてたのですが、
結局1人で3畳を使って、
メッチャ快適に寝ることが出来ました。
照明は、
消灯時間内でも点灯出来るので、
朝早くからつけて、
山行きの準備が出来るので、
有り難かったです。
カーテンが有るので、
灯りは外には漏れません。
有難いと言えば、
ここには、
お風呂が有ります(1階)
もちろん、
男女別です。
お風呂の手前が
男女別のトイレ。
男性用の大は洋式でした。
このヒュッテには、
外トイレが無い(と思う)ので、
通過者は、
このトイレを使用します。
チップ入れが無かったので、
無料かもしれません(と思う)
更に、
トイレの前に、
洗面所があります。
この洗面所の奥がドアで、
外に出れます(入れます)
なので、
通過者も、
この水を使う事が出来ます、
無料で(おそらく)
と言うか、
今気がついたけど、
風呂も使えんじゃね?(笑)
後、
Wi-Fi もあるでよ。
携帯も、
4Gのアンテナがビンビンに立っていました。
おかげで、
いつもなら、
ご飯を食べたら速攻で寝るのに、
この日は、
消灯時間まで、
携帯をいじってましたよ。
最後に、
食事。
夕食。
指定席です。
朝食。
卵は、
生、ゆで卵の指定が出来ました。
私、
あまり小屋泊の経験が無いのですが、
私が食べた小屋飯では、
かなり上位にランクされるご飯でした。
そして、
時間は、
他の小屋同様、
日の出、日の入りに被らないように、
設定しているそうです。
こんな感じの剣山頂上ヒュッテですが、
建物も綺麗で、
スタッフも親切で、
中々居心地の良い小屋でした。
剣山山頂
では、山頂に行ってみますか。
ヒュッテと、
本宮の間にある、
この階段を登ります。
階段を登ると、
こんな感じ。
左側の丘が三角点のある山頂のようです。
私、
「剣」と名前がついてるので、
剱岳のような、
岩山を想像していたのですが、
ササで覆われた、
平べったい大地でした。
この案内板によると、
そのササを守るために木道が設置され、
その上を歩くようです。
所どこにベンチ、
そして、
展望台にはテラスが設けられています。
では、
山頂に行ってみますか?
しかし、
ガッスガスですね。
しかも、
寒い。
小屋番さんに聞くと、
ここ数日、
朝は0℃まで下がるとか。
今も、
風があるので、
体感的には5℃くらいな感じです。
で、
山頂。
割と地味な山頂です。
山頂標、
倒れてるし。
この山頂から、
更に進むと、
次郎笈、
そして、
そこから三嶺く稜線が見えるはずなのですが、、、
こちらは諦め、
東側のテラスに行ってみます。
で、
そのテラス。
デカい!
天気が良ければ、
ここでビールでも飲んで、
昼寝すれば気持ち良さそうです。
今は、
寒すぎて、
そんな発想になりませんが。
こちらは、
少し視界が開けています。
何を見てるかと言うと、
一ノ森(1,880m)に続く登山道です。
一ノ森は残念ながら、
雲に隠れていますが。
あの日本百名山の深田久弥さんが、
この一ノ森から見る剣山と次郎笈が一番綺麗と、
絶賛したとか、
しないとか。
どんな絵が見えるんでしょね?
な〜んて、
考えられんくらい、
寒い。
展望もしばらくは回復しそうに無いので、
ヒュッテに戻ります。
本宮の裏の大岩に建つ祠が渋い。
この大岩が、
「剣山」の名前に由来となった、
安徳天皇の剣を納めたと言われ、
神社の名前にもなってる「宝蔵石」です。
あらら、
忘れ物?
ヒュッテの前の案内板も用無しです。
ヒュッテに戻り、
注文したのは、
土佐鶴。
もちろん、
熱燗で。
シェラカップに入ってるのが、
山小屋風ですね。
しかし、
初めて飲んだ土佐鶴ですが、
辛口ですね。
これは、
常温で飲んだ方が美味いかも。
その後は、
部屋飲で、
天気の回復を待ちます。
ちょうど、
JIM BEAMが無くなった頃、
少しガスが取れてきました。
ならばと、
再び山頂へ。
今度は、
周りの山々が少し見えてます。
先ほどは見えなかった、
次郎笈(正面)も見えます。
次郎笈から、
右に伸びる稜線が、
三嶺に続いています。
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徳島県最高峰から高知県最高峰まで歩いてみた
一日目(前編)剣山登山口の見ノ越へ
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