道迷いの途中で出会った鹿のカップル |
山陰海岸ジオパークトレイル三日目、
最終日。
今日は、
余部まで列車で移動し、
余部〜鎧のコースVと、
鎧〜香住のコースUを歩きます。
普通に歩ければ、
昼までには、
香住に着くはずです。
朝4時半、
目が覚めます。
で、
朝ごはん。
余部へ
テントを撤収し、やって来ました、
浜坂駅。
お世話になった、
米田商店は既に商売をしてはります。
まだ、
6時前なんですけどね。
列車が入って来ました。
で、
着きました、
餘部駅。
今日は、
クリスタルタワーのエレベーターで下ります。
しかし、
デカい鉄橋ですねぇ〜。
さて、
行きますか、
と思ったのですが、
取り付きが分かりません。
ウロウロしてると、
こんな案内板を発見。
これによると、
鎧駅までは、
たかすの森と言う森の中を歩くようで、
取り付きは、
道の駅 あまるべの前の橋のようです。
コースV
道の駅 あまるべ 〜 鎧駅
では、道の駅 あまるべ 〜 鎧駅
スタート(06:38)
たかすの森の取り付き(06:40)
ここを、
左に入って行きます。
ジグザグの急登を登って行くと、
五反畑展望所(06:56)
ここからは、
余部鉄橋が見れます。
コースVの中間点(07:03)
たかすの展望台(07:08)
ここで、
休憩します。
要塞のような中央の岩壁は、
松ヶ崎百層崖と呼ばれ、
堆積物によって形成されたもので、
砂岩層の白と、
泥岩層の黒の地層が、
交互に幾十にも重なり合って作られてるそうです。
余部鉄橋も見えますね。
休憩を終え、
スタート、
したかったのですが、
道が分かりません。
鎧駅の案内はあるのですが、
その先に道は有りません。
写真を撮ってる場所は、
たかすの展望台の前で、
右の道を登って来たんです。
なので、
残りは左の道なのですが、
この道には道標が無いんですよ。
でも、
他に道はなさそうなので、
この道に入ってみました。
しばらく進むと、
有りましたよ、
鎧駅の案内が。
『ホッ』
車道に出て来ました(07:36)
で、
ゴールしました、
鎧駅(07:38)
道の駅 あまるべの前の橋をスタートして、
休憩を入れて1時間でした。
この駅、
名前も凄いですが、
中身も結構凄いんです。
トイレはとてもキレイな水洗だし、
こんなハイテク機器も設置してあるし、
集落は10軒も無いんですけどね。
(離れた所に沢山有りました m(_ _)m)
コースU
鎧駅 〜 しおかぜ香苑
鎧駅で、鎧駅 〜 しおかぜ香苑
キレイなトイレをお借りし、
着替えもし、
タバコも吸い、
今回の最終ゴール香住を目指して、
スタート(08:07)
4号線合流(08:25)
左に折れて、
4号線に入り、
豊岡、城崎方面に進みます。
三田トンネル(08:36)
このトンネル、
歩道が確保されていなくて、
メッチャ怖い ><
マジで、
ヘッデン点けようかと思いましたよ。
林道への分岐(08:45)
4号線から林道に入ります。
カーブミラーの前が林道入り口で、
工事のオッチャン達が立ってるのは、
香住斎場の入り口です。
ここを入ります。
アップダウンも少ない、
歩きやすい道が続いていたのですが、、、
ゲッ!、
崩落してる(08:53)
でも、
普通にクリア出来ました。
振り返ると、
結構崩れてますね。
それも、
最近のようです。
台風21号とか24号ですかね?
更に、
ここも崩れていますね。
この辺りまで来て、
若干不安になって来ました。
実は、
崩落箇所をクリアした時、
道が上下二つに別れていたんですよ。
私は、
崩落の上の方をクリアしたので、
そのまま上の道を進んだのですが、
もしかしたら、
下の道だったのかもしれません。
地図の等高線を見ると、
下っているのですが、
今歩いてる道はわずかに登っているんです。
それに、
いつもは、
山の中を歩く時は、
Geographica の地図をダウンロードしておくのですが、
今日は、
忘れていたんですよね。
勿論、
こんな山の中で電波は拾えません。
もう少し進んでみようと思い、
歩いてると、
鹿さんのカップルに遭遇。
鹿さんに、
道を聞いたのですが、
シカトされました w
更に進んでると、
広場に出ました(09:18)
この先は行き止まりのような感じなので、
絶対、
間違っています。
と言うことで、
ここで、
休憩。
タバコを吸ってると、
目の前を鹿さんが、
全速力で駆け抜けて行きます。
それも、
3頭も。
ここは、
奈良か。
休憩を終え、
崩落箇所まで戻って来ました(09:38)
道が上下二つあるんですよね。
ちょうど分岐の所が崩落したみたいです。
前回は上の道を進んだのですが、
今回は、
下の道を進みます。
しばらく歩いてると、
「ピコ」って、
LINEメッセージが飛んで来ました。
『えっ』
と思い、
携帯を見ると、
電波を拾っています。
そこで、
Geographica を見ると、
この道で合ってるようです。
『ホッ』
この林道、
結構いろんな所で崩れています。
で、
やっと、
下りて来ました、
三田浜海岸を左手に見ながら歩きます。
休憩所が見えてきました(10:23)
正面の小島は「弁天島」と呼ばれており、
厳島神社が祀られてるそうです。
そして、
松で彩られた小島が点在してるので、
この辺りを、
「但馬松島」と呼ぶそうです。
ここで、
休憩。
そして、
エネルギーチャージ。
一つでは足りないので、
こんなのも。
休憩を終え、
スタート(10:40)
正面に見える町がゴールの香住です。
香住の町に入り、
海岸沿いを歩き、
4号線に合流します。
4号線を少し進むと、
矢田川に掛かる矢田橋が有ります。
この矢田橋を渡り、
10分程歩くと、
コースUのゴール、
そして、
今回のトレイルのゴール、
しおかぜ香苑(11:10)
鎧駅をスタートして約3時間、
途中道間違いで45分程ロスしてるので、
実質は休憩を入れて2時間15分くらいですかね。
ここ、
山陰海岸国立公園に属する、
国の名勝 香住海岸のほぼ中央に位置する、
日本海に面した海浜公園です。
この右側には、
多目的の芝生広場があり、
その広さは 8,000m2 とか。
もちろん、
ジオパークの案内板もあります。
駐車場もデカいです。
駐車場と言えば、
香住の駐車場はここも含めて、
どこも殆ど無料なんです。
香住に移住しようかな。
地元の皆さんの憩いの場のようで、
平日にも関わらず、
多くの人がマッタリされていました。
と言うことで、
私もしばしマッタリ。
香住
トレイルも歩き終わり、後は、
列車で神戸に帰るだけなんですが、
列車の時間は13:48 。
まだ、
2時間以上あります。
なので、
食事に行きます。
歩いてると、
ジオパーク関係の案内板を多く目にします。
盛り上がってるんでしょうね。
更には、
カニ屋さん。
香住と言えば、
なんと言っても、
「香住ガニ」
カニと言えば、
「松葉ガニ」が有名ですが、
これは、
カニの種類では無く、
ブランドなんですよね。
種類としては、
ズワイガニです。
同じズワイガニでも、
山陰で水揚げされるズワイガニが「松葉ガニ」、
福井県沖で水揚げされるズワイガニが「越前ガニ」、
そして、
香住漁港で水揚げされたズワイガニを「香住ガニ」、
と呼ぶそうです。
同じズワイガニでも、
生息地が異なると味も違うそうで、
海洋深層水で育った香住ガニは、
甘みが強いらしいです。
このお店、
香住ガニと松葉ガニを売っています。
ちなみに、
松葉ガニは11月から解禁なのですが、
香住ガニは9月から解禁なので、
早くから食べれるそうです。
で、
やって来たのは、
KAN - ICHI
中々洒落た外観ですが、
中も、
洒落てます。
入って、
右側がレストラン、
左側(写真右奥)がライフスタイルショップで、
新鮮な魚介類、
snowpeak等のアウトドアグッズ、
雑貨等を販売しています。
レストランも窓が大きく、
天井も高く、
屋外で食べてる感じです。
そんな、
KAN-ICHIで頂いたのは、
まずは、
生。
そして、
数限定の「アナゴ丼」
焼アナでは無く、
私の好きな蒸アナの丼です。
アナゴって、
蒸すと、
甘みが増して、
そして、
ふっくら。
絶対、
焼より蒸しの方が美味いと思います。
とても美味しゅうございました。
食事を終え、
やって来たのは、
香住駅。
やっぱ、
カニやね。
駅前にも、
山陰海岸ジオパークの案内。
列車が入って来ました。
この列車、
特急「はまかぜ」で、
神戸の三宮まで3時間でダイレクトに行くんです。
行きは、
4本の列車を乗り継いで来たのですが、
帰りは、
これだけ。
チケットを買う時、
私 『多いですかね』
駅員さん『ガラ空きだと思います』
では、
私『自由席で』
でも、
乗ったら、
8割埋まっています。
なんせ、
自由席は一両ですから。
途中、
城崎温泉からもかなりの人が乗って来て、
120%の乗車率。
姫路まで、
超満員。
今日は、
平日ですが、
人気あるんですね、
山陰。
山陰って、
割と地味で暗い印象を持っていたのですが、、、← m(_ _)m
(「山の陰」ってのが悪いと思うのですが)
実は、
見るとこ多いし、
遊ぶとこも結構多いし、
(特にアウトドア)
温泉も多いし、
食べ物も美味しいし、
人も素朴で優しいし、
結構良いとこなんですよね。
前回、
そして今回と歩いてみて、
少し、
と言うか、
かなり印象が変わりましたね。
振り返って
- コースUの林道はかなり崩れている
- コースVのたかすの展望台から鎧駅への下り口が分かりにくい
- コースWは今回の最長区間だが、余部崎灯台付近の展望を除いて見るべきものも無くつまらない。しかも全て舗装道でかなりシンドい。
- コースXは前半の近畿自然歩道、後半の観音山の登り下りと、結構楽しい。
- コースYは国道を歩くので、車には注意。海岸沿いは景色は良い
- コースZは殆ど車道歩きだが、景色は良い
- トレイル全体としては、やはり道標が少ない
- 浜坂の渡辺水産内のレストランは安くて美味しい
- 浜坂の日帰り可能温泉が複数ある
- 浜坂の加藤文太郎記念図書館は山好きなら一見の価値あり
こんなとこでしょうか。
私は、
余裕を持って、
2泊で歩きましたが、
1泊2日で十分歩ける思います。
ただし、
トレイルの前後をどうするかと言う問題はありますが。
更に、
夏なら、
日も長いし、
キャンプ場がオープンしてるので、
一気通貫で歩けると思います。
このトレイル、
まだまだ伸びてるようで、
そのうち、
京都も歩けるようになるかもしれません。
その時には、
また歩いてみたいと思います。
やけにリアルな香住駅のカニ爪 |
山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみた、アゲイン
一日目(前編)東浜へ
一日目(後編)東浜 〜 浜坂
二日目 浜坂 〜 余部 ー 浜坂
三日目 浜坂 ー 余部 〜 香住
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