どんな願いも叶える奇跡の仏像

オーストラリアからホーチミンに帰る途中、
トランジットの関係で、バンコクに一泊しました。

オーストラリアの旅は↓↓↓を。

パシフィック・コースト、勝手気まま旅




バンコクの近くに、
以前から行ってみたい場所があったので、
ホーチミンに戻る飛行機は夕方なので、
行ってみました。



それは、
バンコクから東に距離にして80Kmの所にある、
チャチュンサオというところにある2つのお寺なんです。






ワット・ソートーン
最初にやってきたのは、

ワット・ソートーン
(Wat Sothon)




上だけ見たら、
お寺と言うより、

教会って感じですね。

ちなみに、「ワット(Wat)」は「お寺」です。




このお寺、
かなりデカイです。

寺院としては、世界一だとか。



そして、
メチャメチャ豪華です。

写真ではわかりにくいですが、
柱や壁は全て大理石で出来ています。

どこから持って来たんでしょうか、これだけの大理石を。
イタリアですかね。






そんなお寺に、

「どんな願いも叶える奇跡の仏像」

があるそうなんです。





このお寺、
タイ人なら知らない人はいないと言われる超有名なお寺だそうです。

タイで、最も入場者が多いのはバンコクの「ワット・プラケーオ」ですが、
2番目がこの ワット・ソートーン だそうです。

ワット・プラケーオは観光客も多く、
参拝客だけなら、ここが一番らしいです。

どんな願いも叶えられるというご利益があり、
願いが叶った人が再度お礼参りに来ることから、
寺院内はいつでも人にあふれているとのこと。





では、入ってみましょう。
どんな仏像が祀られてるのでしょうか?




外観同様、中も見事な作りです。






天井には、

空?宇宙?






床には、

川?海?




しかし、

カニや亀はわかりますが、


こいつらは何?

トラ魚?



おっさん魚?


まぁ〜、よくわかりませんが、
それなりの意味があるんでしょうね。






そして、正面には、

黄金の仏像がありますね。


どれが、奇跡の仏像なのでしょうか?
よく分かりませんが、
とりあえず、願い事を。

「  。。。」

「  。。。」

「  。。。」

終了。






う〜ん、
でも、
な〜んか、違うような。
参拝者もそんなに多くないし。



やっぱ、不安や。

参拝に来てる人に聞いてみましたよ。
私、昔バンコクに住んでたので、
ちょっとだけタイ語がわかるんです。
ベトナム語はサッパリですが (-_-


そうすると、

『ここではない、これはコピー。
 本物は隣の建物の中』

だと。


やっぱりね^^
聞いてよかった。






と言うことで、

隣の体育館みないな建物へ。






どんな願いも叶える奇跡の仏像
おっ、

メッチャ人多いやん。
ここですね。

しかし、
今日は平日、しかもまだ朝の9時過ぎ。
皆さん、いったいどこからやって来たのでしょうかね?






この中を見てみると、



最初に目に入るのが、

大量の卵、しかも「ゆで卵」。

これ、お供え物なんです。
卵をお供え物にするには理由があって、

「安価で手に入れることが出来る卵であれば、
 富める者も貧しき者も、仏様にお供えが出来る」

と言うことらしいです。
「貧しき者」でもお供え物をしなくてはいけないんですかね?



この卵、一人が一個、お供えしてるわけではなく、
大量に供えられています。

そして、

その中の一つは必ず殻が取られて、中身が見れるようになっています。

これにも理由があって、
生卵を食べる習慣が無いタイにあって、
仏様にも、

「これは既に茹でてあり、
 安心してお召し上がり下さい」

と言うことらしいです。
神様でもヒットするんですかね?






こちらは、

ご利益グッズ売り場。

結構売れてました。






こちらは、

タイ舞踊。

これは願いが叶った人達が、そのお礼にタイ舞踊を奉納するらしいです。
踊り子さんの人数により値段が設定されてるようですね。

ひっきりなしに踊ってましたよ。
やっぱ、願いが叶うんですね、ここ。






頭に紫のモフモフリングを浮かべてる、
神様かと思ったら、

宝くじ屋のおばちゃんでしたw

ちなみに、
ここにはこのような宝くじ屋が並んでいます。

ここで、宝くじを買い、
それが当たるように、

「どんな願いも叶える奇跡の仏像」

にお願いするんですかね(笑)






こちらは、

お供えセット売り場。

お供えセットは、
お花、線香、ロウソク、金箔です。






参拝の方法ですが、
お供えセットを持ち、
最初に、

ここで、線香やロウソクに火をつけます。



次に、

花、線香、ロウソクを供え、
お祈りをします。



線香などの煙がすごいので、

巨大なレンジフードが煙を吸うようです。

が、
性能がイマイチなのか、
あまり吸っていませんでしたね。

リンナイとかに頼んで作ってもらったほうが良いんじゃないかな。




そして、
いよいよ、

仏像が祀られ得る部屋に入り、



「お目当の仏像」に、

金箔を貼り、お願い事をします。

この「お目当の仏像」と言うのは、
仏教国として知られるタイでは自分の生まれた曜日を大切にする(重要視する)という文化・習慣がある。一般の寺院内でもそれぞれの曜日にちなんだ仏陀(仏像)が並べて安置されている光景が見受けられ、人々は自分の生まれ曜日の仏陀も一緒に拝む。

タイの曜日仏陀(仏像)―あなたの誕生曜日は?






そして、
この部屋に、

「どんな願いも叶える奇跡の仏像」

が祀られているんです。






それが、こちら、





ルアン・ポー・ソートーン





昔、
タイの北部に天才と呼ばれた3人の僧侶がおり、
悟りを開き、仏像に変身したと言われています。

その後、
タイが他国(ミャンマー)に攻め込まれた際に、
3体の仏像が略奪されることを恐れた住民は、
バーンパコン川(お寺の裏を流れてる川)に流して難を逃れたそうです。

その仏像は、
下流の色々な場所に出現し、
なかなか引き上げることができませんでした。

その3体のうち、
川の流れを逆行していたところを引き上げられたのが、

ルアン・ポー・ソートーン

この仏像なんです。

それが、
「奇跡の仏像」と言われる由縁だそうです。

と言うことは、

「何でも願い事を叶えるから、奇跡の仏像」

では無く、

「奇跡の仏像が、何でも願いを叶える」

と言うことですね。

なるほど。
まぁ〜、どちらにしろ、
何でも願いを叶えてくれると言うことで、
再度、お願いを。


「  。。。」

「  。。。」

「  。。。」

終了。






お参りの皆さん、

すごい勢いで金箔を貼っています。

後10年もしたら、金色の雪だるま状態になるのでは。






しかし、
このお寺の名前、ワット・ソートーンは、
この仏像の名前、ルアン・ポー・ソートーンからとってる訳ですよね。
と言うことは、
ここが、本堂じゃないの?
だとしたら、先の部屋に比べて、



ちょっと、しょぼいような。
天井も壊れてるし。




※実際は神様を動かすのは良くないと言われており、
 昔からのこの場所にそのまま祀ってあるそうです。








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