フレーザー島、そしてエスケープ

パシフィック・コースト、勝手気まま旅、5日目。



こちらに向かって来てる、
超強力サイクロン「マルシア」のことは気になりますが、
今日は、ホテルが実施してる、
フレーザー島内をまわるツアーに参加します。


その後は、
島を脱出して、
「マルシア」からエスケープです。






出発
6:45、
ツアーの集合場所にやって来ました。
出発は7:00の予定。



誰もいませんね。
さすがに超強力サイクロンが来てるので、
参加者はいないのでしょうか?

こんな時にツアーに出かけるバカは私達だけ?






な〜んて思ってると、
7時を過ぎると、

どこからともなく人が集まって来ました。
時間にルーズなだけ?






このツアー、

こんなとこをまわるようです。
右下の枠内の黄文字ね。






このバス(トラック?)で行きます。
ツアー・ガイドは運ちゃん。






ほぼ満席。
こんな時にツアーで出るバカは私達だけではないようです。






出発して即、
舗装してない道に入ります。

ここは砂で出来た島。
そして、昨晩の雨で、道がとんでも無い状態。

揺れる揺れる、跳ねる跳ねる。

車窓から外の景色を撮ったのですが、
さすがの手振れ補正も全然聞きません。

と言うことで、
写真はなし。






マッケンジー湖
Lake McKenzie
最初にやって来たのは、
マッケンジー湖(Lake McKenzie)。

バスを停めて、

少し、歩きます。




そうすると、

こんな湖に出ます。

本当なら、
真っ白い砂とコバルトブルーの水が美しいらしいのですが、
ずっと降ってる雨と、この曇り空で、
今日は綺麗じゃない、
ってガイドさんが言ってました。



それでも、

皆さんは泳いではりましたよ。

私は風邪で、ダメです(-_-












湖の入り口にあった看板。

ディンゴ(Dingo)に対する注意書きですね。

この島には150匹が生息しているらしく、
それは、オーストラリアの中でも最も純血な種類のディンゴだとか。

何年か前に、
5歳くらいの子供が、ディンゴに襲われ亡くなる事件があったそうです。
襲ったとされるディンゴは処分されたとか。

ディンゴが子供を負傷させる事故は何度か起きているらしく、
その度に襲ったディンゴは処分されているんですかね。

って、その時、親は何してたん?

相手は野生の猛獣、熊と同じだよね。見た目はワンコだけど。
この看板にも、気をつけろって書かれてるのに。

親が気をつけてたら、もしかして、
襲われなくてすんで、
そのディンゴも処分されずにすんだかもしれないのに。



しかし、
見たかったな、ディンゴ、
バスの中から (^^;






湖から戻って来ると、

お茶の用意がしてありました。
泳いだ人には暖かいコーヒーや紅茶は美味しいでしょうね。


写真では見にくいですが、
この一帯も全てフェンスで囲んであります。
この島で、野外で飲食できる場所は、
ディンゴのアタックからガードするために、
このようにフェンスで囲まれてるようです。






お茶を飲んでると、

こんなお客さんが。

これ、ゴアナ(Goanna)って呼ばれるトカゲで、
成長すると 2m くらいになるそうです。






セントラル・ステーション
Central Station
次にやって来たのが、
セントラル・ステーション(Central Station)。

駅があるのか?
って、思ったのですが、
あったのは、
トイレと島の説明看板とチョットしたピクニックコース。





と言うことで、

ピクニック。
食べ物、飲み物はありませんが。





運転手兼ガイドさんが、
木や森について、いろいろと説明。

メッチャ早口のイギリス英語で
理解不可能。





ここでオプション選択。

  1. 今来た道をセントラル・ステーションに戻る。
  2. パイル・バレイ(Pile Valley)と言う所を抜けて、セントラル・ステーションに戻る。




私達は2を選択。

パイル・バレイのトレッキング開始。


こんなとこを歩きます。


左に見える小川は、

「ささやきの小川」という愛称らしいです。

この写真で見ると水がわかりませんよね。
それくらい、透明度が高いってことですね。


飲んでみようかなと思ったのですが、
同じような考えの人がいて、
ビーサンでジャブジャブ入って行って飲んだので、
止めました。





朽ちた木もそのまま。





マイナスイオン、いっぱい。
って、感じですね。



 

樹齢1000年以上の木もあるそうです。





歩くこと30分、
戻って来ました、

セントラル・ステーション。






昼飯
昼ごはんもツアーに含まれています。

で、
やって来たのは、
島の東側の海岸にあるホテル、

Eurong Beach Resort
のレストラン。


食事は

ビュッフェ。
可もなく不可もなく。






ここ、
他に撮った写真はこれだけ。

お題:「禁煙場所の黄色い灰皿」






あっ、そうそう、
日本人の若いお姉さんが働いていましたよ。
私が見ただけで3人いたので、他にもいるのかも。
ワーキング・ホリデーか何かですかね?


このホテルの開催するツアーには、
日本語ツアーもあるらしいので、
彼女達がガイドするのかも?







75マイル・ビーチ
75 - Mile Beach
昼ごはんを食べ終え、
バスに乗り、走ること、1分。
視界が開けると、こんな景色が。


 右を向いても、



左を向いても、砂、砂、砂。

端が見えません。


ここは通称、
75マイル・ビーチ(75 Mile Beach)

つまり、こんな感じの砂浜が 120Km も続いてるらしいです。

でも、
「Km」表記のオーストラリア、なぜ「マイル」なんですかね?






ここ、

車で走れるんです。
最高時速は 80Km で制限されてるようですが。

こんなところをブッ飛ばしたら気持ちいいでしょうね。





走れるのは車だけではありません。
こんなのも、

走れます。



実際は、

飛ぶんですけどね。






私たちも、

そんな75マイル・ビーチを目的地に向かって北上します。






ピナクルズ
Pinnacles
75マイル・ビーチを走ってやって来たのは、
ここ、

ピナクルズ(Pinnacles)

ここは、ティーワ・サンズ(Teewah Sands)と言われる、
色の付いた砂で泥や粘土を含んで固まったもので出来てるそうです。

そして、それが、
風化や雨による侵食で、こういう形になったんでしょうが、
なぜ広いフレーザー島にあって、ここだけなんでしょうかね?






太陽の光が当ると、
色のグラデーションが綺麗らしいのですが、

今日はマルシアの影響か、太陽が出ていなくて残念でした。






ここにも、

ディンゴに対する注意が。

見たかったな、ディンゴ。






難破船「マヒノ」
MAHENO Wreck
ピナクルズから少し南下すると、


こんな難破船が。






この難破船、

マヒノ(MAHENO)
と言う船らしいです。



マヒノは元々は400人以上が乗れる蒸気客船だったらしいです。

最初見た時は小さな船だと思ったのですが、
こうして見ると、
船体の殆どが砂に埋もれており、
結構デカイ船だったんですね。






最初はガイドさんの話を全然聞いていなかったのですが、
「JAPAN」ってワードが聞こえて来て、
以後、真剣に聞きましたよ。


マヒノ は「オーナ」という船と一緒に、
日本の会社に買却されたそうです。

その2艘の船はオーナがマヒノを牽引する形で日本へ出発しました。
1935年7月8日、
フレーザー島沿いを航海していた2艘の船は悪天候のため、
マヒノを牽引していたチェーンが切れ、マヒノは浜辺に打ち上げられ停止。

船はビーチに打ち寄せられると修理不可能な程のダメージを受け、
船の引き上げ作業もあえて行われませんでした。


そして、今に至る。

と言うことらしいです。






打ち上げられて80年でこんなになるんですね。

恐るべし、
砂と波の浸食のパワー。






イーライ・クリーク
Eli Creek
次にやってきたのは、

イーライ・クリーク(Eli Creek)
小川ですね。



でもね、

どう読んでも、
「エリ・クリーク」ですよね。



でも、
「イーライ・クリーク」だそうです。






この島は砂で出来ており、
大量の砂は巨大なスポンジの役割をしており、
多くの雨水が砂に浸透して地下水層に蓄えられます。

その大量の水が砂丘より染み出て、小川になっているそうです。
このイーライ・クリークはその中でも最大のものらしいです。





クリーク沿いにはボード・ウォークがあり、

周囲を散策できるようになっています。





少し、奥に入ったところから、

クリークに入ることが出き、




歩いたり、




プカプカしたり、

そして泳いだりと、
皆さん楽しんではりました。

私?
風邪でだめです ( -_-)






ここには、

個人の車をはじめ、
各ツアーバスが集結していました。

おそらく、
本土に戻るフェリーの最終時間を考えると、
ここが最後のポイントなんでしょうね。



と言うことで、
私達のツアーも終わりです。

今からホテルまで戻ります。








フレーザー島の情報は、
今回泊まった、
Kingfisher Bay Resort のサイト↓↓↓に詳しく書かれています。

フレーザー島情報








「マルシア」よりエスケープ
16:30、

ホテルに帰って来ました。

超巨大サイクロン「マルシア」が接近していると言うのに、
ツアー中に降った雨はおしめり程度。
かなりラッキーなのかな。






さて、
これより、17時のフェリーで本土に戻ります。



ホテルのバスでフェリー乗り場まで送ってもらい、

フェリーに乗り込みます。


乗ること45分、

着きました、

本土側のフェリー乗り場。



ここから、
やはりホテルのバスに乗り込み、
車を置いてる駐車場に。





旅友『今夜の宿をどうする?』

まだ、今夜の宿は確保していないんです。

予定では、
今日はこのあたりに泊まって、
明日、ブリスベンに移動だったのですが。


旅友『このままブリスベンまで行こう』

確かに、
弱くなったとはいえ、
「マルシア」が向かって来ているこのあたりに留まるのは良くないような。

しかし、
雨の中、知らない道を5時間も走ってブリスベンまで行くのは、
それもどうかと思ったんです。



とりあえず、
旅友にはブリスベンのホテルをチェックしてもらい、
私は、「マルシア」の状態とブリスベンまでの時間をチェック。


そうすると、
「マルシア」は勢力はかなり衰え、まだ北のほうにします。
ここも、雨が降っていません。
そして、Google Maps によると、
ここからブリスベンまで、3時間半くらい。



旅友『ホテルは空いてる』
私 『ブリスベンまで行こう』
旅友『OK、ホテル予約する』





と言うことで、
18:30、

距離にして300Km弱、
ブリスベンに向けて出発です。









モーターウェイ M1とA1 を走り、
途中1回休憩をし、
22時前にブリスベンに入ってきました。

途中、雨は少し降りましたが、
全然問題ない範囲。

フレーザー島と言い、結構ラッキーだったかも。



実は、
ヌーサからフレーザー島に行く時も、
この時も全て旅友が運転してくれたんです。
私は風邪をひいてメッチャ調子が悪いので。

もし、私一人だったら、
フレーザー島に入らないで、
戻ってたかもしれません。

感謝、感謝です。






ブリスベンに入り、食事をし、
0時、
着きました、

Brisbane 
INTERNATIONAL Virginia Hotel




本当に、お疲れ様でした。
感謝。




パシフィック・コースト、勝手気まま旅
パシフィック・コースト、勝手気まま旅
ブリスベン到着、最初の宿泊地へ
ヌーサ
ユームンディ、モントビル、滝、雨、風邪
フレーザー島へ移動
フレーザー島、そしてエスケープ
ブリスベン初日、雨
コアラとワイン
パシフィック・コースト、最終日







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