Mahout Experience(象使い体験)

このホテル(象さんキャンプ)では、
いろんなメニューを用意していますが、
基本は以下の3つようです。
勿論、これ以外にもオプションはありますが。







象さんキャンプのメニュー
これらは、ホテルを予約した時に、
ホテルから「どれにしますか?」って送られてきたものです。


Mahout Experience (sit on the neck of elephant)
07:00-09:00 - collect the elephants, see them bath ride the elephant back to the camp and learning session to ride on the elephant (get on and off, basic control the elephant) then ride back to the hotel
or
09:30-11:30 - learn to ride the elephant properly then continue trekking on the elephant's neck and you can bath the elephant along the way then finish at the hotel
or
13:30-15:30 - rides the elephant through the jungle (trekking on the elephant), bath with the elephant into the water (river or pond depend on season) leave the elephant in the forest then go back to the hotel
Elephant Trekking (sit on the saddle)
Enjoy a scenic two hour ride atop a graceful elephant, driven by one of our experienced mahouts. Experience the most relaxing way to see the vivid forest, impressive three country view, mighty Mekong River and our baby elephant camp
Elephant Leaning Experience (no ride on elephant)
Observe the behavior and playful interaction of the Golden Triangle Asian Elephant Foundation’s rescued elephants, and learn from Think Elephants International scientists about elephant behavior and intelligence. You'll start with an exciting presentation and discussion with our education team, and then head down to the elephant camp for an up-close and personal experience (including some fun water play!) with our elephants. For every booking we’ll donate an additional 2,000 baht to support the foundations' work.


選んだのは勿論、

Mahout Experience (sit on the neck of elephant)

sit on the neckですからね^^


でも、
チェックインがお昼なので、
13:30-15:30 - rides the elephant through the jungle (trekking on the elephant), bath with the elephant into the water (river or pond depend on season) leave the elephant in the forest then go back to the hotel

ノーチョイスでこれになりました。
本当は朝から夜まで、
象さんと一緒にいたいのですが、、、
それはやはり無理のようです^^;







ゴールデン・トライアングル・アジア象基金
話は変わって、
象さんキャンプとこのホテルの関係を。


タイには象と象使いが一緒に暮らしてきた長い歴史があります。
しかし近年は、
山での作業だけでは生活出来なくなり、
ショーに出たり、
街に出てチップなどを貰っているのですが、
やはり生活するのが難しいようです。


そんな彼らを救うために、

ゴールデン・トライアングル・アジア象基金

が設立されました。

そして、
このキャンプは2003年に作られ、
ゴールデン・トライアングル・アジア象基金と協力しながら、
  • 象を保護し、
  • 雇用の場を提供し、
  • 象と象使いの家族の生活環境を整えて、
  • 象と人間の共生に向けたより大規模な活動を模索

しているそうです。

このキャンプや象基金をサポートしているのが、
Anantara ホテルなんです。

勿論、
お客さんからの寄付や、
いろんな企業からの支援も重要な収入源になっているようです。



すみません、前置きが長くなりました。







象さんキャンプ
部屋に案内してくれたスタッフが、
TVをつけて、

「見て、見てっ」


何かなと思ってTVを見ると、



大きな象と赤ん坊の象が映ってます。


私   「Real time?」
スタッフ「Yes!」
スタッフ「so cute, so lovery ♡」
スタッフ「赤ちゃんが産まれたの ♡」
スタッフ「キャンプに行ったらこの子が見れるわよ ♡」



そう言って、渡されたのが、


これ。
このパンツを履くようです。
象使いが履いてるパンツらしいです。



しかし、メッチャデカイですよね。
でも、心配いりません。


履き方の説明書があります。



これに従って履いてみました。



こんな感じです。



見た目はイマイチですが、わたり幅って言んですか、
太ももまわりやお尻まわりがデカくて、メッチャ余裕があるんです。


こんな感じで(⌒-⌒; ) 足、みじか〜
この余裕が無いと象さんにまたがる事が出来ないのでしょうね。







虫除けスプレーをして、準備完了。
それでは行ってみましょう。





このジープでキャンプまで行きます。




出発。











ジープに乗ること5分、


着きました、象さんキャンプ。



象舎、って言うんでしょうか?



いますね〜、象さん。当たり前ですが。




象舎の奥には、


こんな小屋が建っています。



これは象使いさん達の家で、
伝統的な象使いの村をそのまま再現してるそうです。


竹なんですね。




現在、象使いやブリーダーなど、
象に関係する人達は60人もいるそうです。
象医(象さん専門の獣医)さんまで住み込んでいるそうですよ。







 サーン
おっ、


さっきTVに映ってた親子ですね。



子象さん、
私を見かけると寄って来ました。


メッチャ、人懐っこい。
子象さん、まだ身体中に体毛があります。



お母さんは少し心配そうです、


「あまり知らない人のとこに行くんじゃないわよ」



この子は生後7ヶ月の男の子で、
名前は「サーン」というらしいです。
「サーン」は日本語で言えば 1、2、3の「3(さん)」です。



私を空港からホテルに連れてきたドライバーさんも、
ホテルのスタッフも、
そしてこのキャンプの人達も、
サーンが産まれた事をメッチャ喜んでいます。



象は、5〜8年に1回繁殖し、妊娠期間は600日くらい。なが〜。
でもって、1回に産むのは1頭だけらしいです。すくな〜。
しかも、初産は生後17-18年くらいから。
人間と同じですね。寿命も人間と同じ60〜80年らしいです。

動物園などでは人工授精した例もあるようですが、
ここはある意味、自然に近い環境ですから、
中々子供は出来ませんよね。

皆さんが喜ぶ気持ちは分かります。







 テンモー
それでは、
私と遊んでくれる象さんを紹介しましょう。
こちらです。

















って、近すぎる? ^ ^;





では、ちょっと引いて、


名前は

「テンモー」

8歳の女の子です。
人間とほとんど同じ寿命の象ですから、まだ子供です。
他の象さんに比べてもまだ小さいですね。

ちなみに、「テンモー」は「すいか」です。







 適正試験
で、
テンモー相手に象使い体験をするのですが、
その前に適正試験があります。



試験は、


象さんに乗って、この切株の間をジグザグで歩きます。
言ってみれば、バイクの8の字走行試験みたいなものですかね。
そして、その様子を象使いの皆さんがチェックします。

「ほとんどの人は問題無いが、ごく稀に無理な人もいる」らしいです。
落ちちゃうんですかね。




では、私も適正試験を受けてみます。


スタート。




なんか危なっかしいですね。
最初見た時は、小さな子だと思ったのですが、
こうして見ると、結構デカイでしょ。




勿論、誘導はホンマ者の象使いさんがします。




テンモー、ずっと私に鼻先を向けてますよね。
これ、私が持ってるバナナを欲しがってるんです。




ゴ〜〜〜ル。




私、最初、
平地だし、象さんはメッチャゆっくり歩くので楽勝だと思ってました。
これが、なんとなんと、とんでもない。


Sit on the neck
首の上に座っているのですが、
ちょっと歩くだけで、前後 ・左右 ・上下にかなり動くんです。
要はロール、ピット、ヨーの3次元複合動作。
その動きが予測出来ないので、結構大変なんですよ、これが。




まぁ〜、結構危なっかしいかったのですが、
とりあえず、合格らしいです^^;




それでは、


象使い体験スタート。
う〜ん、なんか、危なっかしいΣ(´Д`ノ)ノ ダイジョウブ??







Mahout Experience(象使い体験)
最初にやってきたのが、
ホテルの入り口。


ここで、守衛さん達にバナナをもらいます。
ここに来たら、バナナが貰えると言うことを知ってるんですね。


嬉しそうなテンモー^^






バナナを食べながらやって来たのが、池。
どうやらここに入るようです。




って、既に潜ってますがな ^^;
んしても、汚くね?





潜って、




顔だして、




プシューーーーーーー





もう一回、

潜って、

顔だして、、、




フェイクでした (^^;
やったった〜、みたいな顔してますね。


これも象使いさんがワザとやってるようで、
何回もやられてると、分かってきます。


鼻先を見てて、
こちらに向いている場合は、


プッシューーーーーーー




では、
プッシューーーーーーー
三連発を。



霧状態^^



チョット失敗。



大成功。




これだけ見れば、楽しそうでしょ?
でもね、

こんなシーンもあるんですよ。


傾いとるし(> <)



潜り過ぎぃ〜(> <)
ライフジャケットが欲しい。





おまけ、


空気取り入れ鼻 w






水遊び終わり、
トレッキングを続けます。





何の鳥なんでしょうか?




この、Mahout Experience(象使い体験)ですが、
実際には3つのコースがあり、
最初に簡単なコマンドを教えてもらうようです。
ですが、私はお昼のチェックインだったので、
そのコースは無し。
いきなり、テンモーに乗ったんですね。

でも、
ホンマの象使いさんのコマンドを聞いてると、
何となく分かってきましたよ。
コマンドはタイ語なんですね。
まぁ〜、当たり前ですが ^^;

私、昔タイに住んでいたので、少しは分かるんですよ、タイ語が。
例えば、

進め ー Pai
止まれ ー How
後ろへ ー Toi

そして、池の中で象使いさんが盛んに言ってたのが、

Dum Lung ー 頭を水の中に(これは少し違うかも)
Bong ー 飲め
Bone ー スプレイ(鼻から吹き出すやつ)


と言うことで、
私もテンモーに言ってみました。

「Pai! Pai!(行け! 行け!)」


全然、言うことをききません。
ですよね f^^;)







テンモー、まだ8歳の子供。
とにかく、道草するんです。

なんの為の道草かと言うと、


道の側に生えてる草や葉を食べるんです。文字通り、道草。






ニヤけた、牛さんを見ながら、




やって来たのは、ここ。
何をするのかなと、見てると、


 ホースを咥え、




うがいをしています。
さっきの池の水は結構汚かったので、 それを洗い流してるんですね。
しかし、象さんのうがいは口から飲んで、鼻から出すようです^^



 

うがいも終わり、
さらにトレッキングは続きます。





 ホテルを見ながら、





道草をしながら。





まぁ〜、とにかくよく食べる。
いつも何かを食べています。
竹の葉を好んで食べていました。






キャンプを出発してから2時間、
ホテルに戻ってきました。



パオォ〜〜〜ッ
(終わりぃ〜〜〜)






お疲れ様。
しんどかったけど、楽しかったよ ^_^





テンモーのホンマの象使いさんです。


名前聞いたのですが、忘れてしまいました。
ごめんなさ〜い mm(_ _)mm

ほとんどの象使いさんは、
一生で一頭の象だけを面倒みるそうです。
彼もテンモーの面倒を一生みるんでしょうね。






キャンプに帰って行きます。


バイバイ、テンモー。
お疲れさん。

象使いさん達は歩きのようです。
流石ですね、と思ってると、、、












二人乗りで帰って行きましたwww







その他の写真は↓↓↓を。








このキャンプは、1日だけ(私は半日だけ)の体験ですが、
チェンマイ近郊のキャンプでは、象さんと一緒に寝泊まりして、
象の世話をしながらの体験コースもあります。
いつか、そんな体験もしてみたいですね。



タイでは象は登録が必要で、1頭ごとに登録書があるそうです。
持ち主が変わった時には、役場に届け出を出すことが義務付けられています。
勿論、野生の象や未登録の象もいるので、正確な頭数は分かりませんが、20年前は1万頭いたのが、現在は森林の減少、牙用や薬用、使役用の乱獲等で3000頭弱に激減しているそうです。


象使いと象さん、
本来は昔ながらに自然の中で、木材の運搬などをして暮らせれれば良いのでしょうが、それが厳しい今日現在の環境では、このようにキャンプなどで共同生活を行いがら、ショーや、お客さんを乗せて歩く象タクシーなど、観光客向の仕事を行いながら、伝統を守って行くしか方法が無いのでしょうかね。

昔は「象狩り」などして、象を増やしていたそうですが、今は「象狩り」は禁止されているため、象を増やすことも難しく、しかも、繁殖は5〜8年に1回くらい、妊娠期間は600日くらいで、1回に産むのは1頭だけらしいので、なかなか増やせいと言っていました。

タイだけでなく、ベトナムも同じような状況みたいです↓↓↓

ゾウ使いの伝統と今 西部高原・ゾウをめぐる物語





しかし、たった2時間でしたが、
私なりにテンモーとスキンシップは取れたのではないでしょうか。
彼女はまだ8歳、
またいつか会いに来てみたいと思います。

人​間​の​言葉​を​理​解​し​、​顔​を​識​別​す​る​能力​があると言われる象、
テンモーもそれまで、覚えていてくれるかな^^




次、日本に帰ったら、

星​に​な​っ​た​少​年 ​~​ Shining Boy & Little Randy​ ~

をもう一度、見てみよう。






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