福海寺のサンバーズ

以前、このお寺に行ったのは、陰暦の1月15日。
その日は日本で言う、初詣の日で、
とんでもない人が出ていて、
ゆっくり拝観することが出来ませんでした。

その時の様子は↓↓↓を。

Chua Phuoc Hai(福海寺)



と言うことで、
あらためて行って来ました。


Dien Ngoc Hoang(玉皇殿)



このお寺、
本殿(玉皇殿)の中央の大きな部屋に道教の最高神、玉皇上帝と、
仏教のお釈迦様等が祀られています。

そして、
その中央の部屋の横には各テーマ?ごとに小部屋があり、
その部屋にはテーマ?に関連した神様が祀られています。

今回は、
その小部屋の神様達を2回にわたってご紹介したいと思います。
チョット変わった神様達がおられるんです^^



ではでは。


今日は、
本殿はパスして、脇の通路へ。




チョット変わった神様(その1)がおられるのがこの部屋。
同じような像が沢山並んでいます。
よく見ると、

皆さん、殆ど女性のようです。
そして子供を抱えています。


表示には、

「Ba(おばあさん) Me(母) Sanh(生む)」

と書かれています。


この時は何なのか分からなかったのですが、
後から調べてみると、どうやら彼女らは、

「Ba Mu(バーム)」

と言う「産婆」さんのようです。
それも1人ではなく、12人も。
まさに、

産婆's(サンバーズ)
↑↑↑勝手に命名してすみませんm(_ _)m


言い伝えによると、
道教の最高神、玉皇上帝が人を創る際、12人の仙女が手伝いをしたそうです。この時、玉皇上帝は 仙女たちに、人間が生まれるときに体の各部を完成させ、 面倒を見る責務を与えたのこと。それぞれの仙女ごとに、「耳を作る」「目を作る」「◯◯を教える」といった役割が決まっているのだそうです。 

この12人の仙女が Ba Mu、産婆's なんです。



それでは、じっくり見ていきましょう。




正面の中央におられるのが 産婆's のお母さんらしいです。
12人も産みはったんですね。


両側に6人ずつの産婆's が並んでいて、
それぞれが子供を抱えています。

右側の産婆's が抱えてる子は全て男の子。


左側の産婆's が抱えてる子は全て女の子。


産婆's の皆さん、
各自、いろんなことをしてはります。
それぞれの担当なんですかね?



水浴びさせています。



赤ちゃんにおっぱいをあげてます、ミルク?を飲みながら(笑)
子供が欲しがってますけど(笑)



この子は何?

どうなってるの、これ?
きっと、意味があるんでしょうね。





そんな中、
気になったのが、

こちら。


首に赤い糸を巻いてます。


この糸はお参りに来た人がかけてるようです。

どんな意味があるのでしょうか?
まさか、あの「赤い糸」ではないですねよ^^;




で、
この産婆's ですが、
生まれて来る子の性別の願いを聞いてくれるそうです。

男の子が欲しければ右側の産婆's を、
女の子が欲しければ左側の産婆's を拝むそうです。

それで、願いが叶えば果物でもお供えすればOK、とのこと。
さすが、産婆's 、報酬は気にしません。




今日は、お寺にすれば、平日。
しかも、時間は朝の8時。

それでも、大勢の皆さんがお参りに来てはりました。


どうやってお参りするのかなと思い、様子を見てると、
最初にBa Muに向ってお祈りをし、
その後、Ba Muに触り、
最後に、自分のお腹をさすってはりました。
願いが叶うといいですね^ ^




私はこのBa Mu、 って始めて知ったのですが、
日本でもそう言う習慣や信仰があるんですかね?



---
Chua Phuoc Hai(福海寺)
73 Mai Thi Luu, District 1
07:00 - 18:00(陰暦1日と15日は 05:00 - 19:00)





*おまけ*
これから、子供をつくろうかなって思われてる方へ^^

Nguyen Binh Khiem にある 歴史博物館 には、
シヴァ神のシンボル、リンガ(男根)とヨーニ(女陰)が展示されています。
女性がリンガに触ると子宝に恵まれると言われています。

上がリンガ、下がヨーニ
※ 写真は世界文化遺産、 ミーソン遺跡 の物です。

と言うことで、
歴史博物館で、リンガに触り、
ここに来て、産婆's にお願いすれば、
完璧ではないでしょうか^^






0 件のコメント :

コメントを投稿