トマト祭りって、こんなんでした(後編)

前編はここで終わりましたよね。

祭りの会場の手前です。



地図で言えば、

黄色い、
フィルムアイコンのとこです。



この先に、

最後のチェックポイントがあり、
ここから先が祭りの会場となります。

上の地図で言えば、
紫のおまわりさんアイコンのところです。






祭り会場
更に進みます。



左右の家は、
ビニールシートなどでガードしてます。
相当凄いことになるんでしょうね ^^






見えますでしょうか、
正面のヤシの木が?

皆さん、
ここを目指しているんです。

地図で言うと、
紫の木アイコンの場所です。


ここにツルツルの棒が立てられ、
その先にスペインらしく、
生ハムが吊されるんです。

で、
誰でも良いので、
ツルツル木を登ってハムをとった時点で、
トマト祭りがスタートするんです。

取れなくても、
11時になれば、
スタートするんですけどね。

これも、
かなりエキサイティングらしんです。

皆さん、
それを見に、
あるいは猛者は登りに行ってるんです。






私達もヤシの木を目指したのですが、
この状態。
全然、
動きません。



更に、
後ろを見ると、

こんな状態。

あらっ、
魚君は女性だったんですね。
となりの半被おじさんは旦那さんですかね?






しかし、
こんな身動き出来ない状態の所を、
トマトを積んだ大きなトラックが来るんですよ。

チョット、
身の危険を感じて、
ここまでに来る間にあった、
ちょっとしたスペースに退避することに。


ここです。
位置的には地図上の双眼鏡アイコンの場所です。






Google カーも来ています。
Street View でトマト祭りが見れるんでしょうか?






今、
10時過ぎ、
後1時間弱ありますが、
このスペースも人が増えてきました。

そして、
通りはまだ、
多くの人がヤシの木の方に行っています。






人が集まってくると、

住民の方が、
水を掛けて来ました。
何の意味があるのでしょうか?

にしても、
左のネズミ男(おばちゃんですが)みたいな人、
完璧ですねw





そうこうしてると、

ドォーーーン!


空砲が鳴り、
トマト祭り開始です。






La Tomatinaaaaaaaaaaa
しばらくすると、


ブ、ブ、ブブブー♪ 
ブ、ブ、ブブブー



トマトを積んだトラック キタ━━━━━━━━\( ゚∀゚)/━━━━━━━━!!
ってやつですね。




みんな、


『△×⬛︎◯※▲、、、!』
『◎♦▽⬜︎●、、、!』


何言ってるかさっぱりですが、
とにかく叫んでます。

ですが、
ここでは撒いてくれません。

このトラックはもっと先のポイントで撒くようです。
トマトを撒くポイントは決まっているんです。



しかし、
トマトは無いものの、
盛り上がってきました。

サッカーの時よく聞く、

『オーレ〜〜〜、オレ・オレ・オレ〜♪』

なんてのを歌ってる団体もいます。

ちなみに、
「オレ」はスペイン語で「Ole」、

「いいぞ!行け!」

と言う意味だと、
隣のおばさんが教えてくれました。
知らんかった。






2台目のトラック、キタ━━━━━━━━\( ゚∀゚)/━━━━━━━━!!
って、しつこい?


このトラックもここでは撒きませんが、
時々、
凄い勢いで投げます。
トマト速は100Km以上出てる感じです。

ちなみに、
写真の真ん中に写ってるトマト、
私に命中です。

メッチャ痛い、これ。







しかし、
この絵だけ見ると、
バイオ・ハザードですね。

いや、
何かの信仰宗教か?
確かに、
皆さん既にトマトの霊に取り憑かれてる。





3台目、

キタ━━━━━━━━\( ゚∀゚)/━━━━━━━━!!
って、
すみません。




おっ、

これは撒いてくれるようです\( ゚∀゚)/






いよいよ始まりましたぁ〜。

皆さん、
下を向いてますよね。
これは、
トマトを探してるんです。
まだ、少ないですからね。

右のオッチャン、
『メガネ、ヨシ!』






こんなのを投げ合います。

トマトを投げるには、

 「トマトは握りつぶしてから投げましょう」

と言うルールがあるのですが、
そんなん、全然無視。

固まりが飛んで来ます。






まだまだ、
トラックはやってきます。





んっ?

トマト以外の物も飛んでますね。

写真には撮れませんでしたが、
Tシャツ等も、
飛んでましたよ。

もちろん、
トマト以外を投げるのはルール違反。






皆さん、
いい感じになってきました。





お気づきでしょうか?
今までの写真は殆ど同じ場所から撮っています。
先に退避したスペースの壁際です。

道は既に、
かなりトマトで埋まってる筈なんです。
そこに行きたいんです。

ですが、
170cm 弱の小アジア人が、
2m 近いアングロ・サクソンを押しのけて行けないんです。

完璧にブロックされます。



が、
しかし、
我が旅友は彼らアングロ・サクソンに負けないガタイの持主。

 『ちょっと、行ってくるわ』

ぐいぐい入って行きます。

私も後に続きます。
ラッセルがデカイので、
進みます。

途中で逸れましたが。






トマトがバラ撒かれた道は既にトマトの川状態。

ここでは、
トマトを投げると言うより、
トマトジュースを手ですくって、
誰かの頭や体にかける。

私?
もちろんかけられましたよ。

身長が低いので、
かけやすいようです。


口の中にも入ります。

まぁ〜、
最初はトマトだからいいかと思っていたのですが、
よく考えたら、
トラックにひかれ、
足で踏み潰され、
手でグチャグチャにされ、
他人の口から吐き出された、
液体状のトマト、、、


『おぇ〜〜〜』




でも、

メッチャ面白い、超楽しい

半世紀以上生きてますが、
こんなハチャメチャなことした事ないです。




ですが、
問題が。

この超楽しい場面の写真が無いんです。
カメラを手に持っていたのですが、
両手を使ってトマトジュースをすくうので、
写真が撮れないんです。

それに、
トマトかけで、
頭の中は真っ赤。

写真を撮るなんてすっかり忘れておりました。



この場面が撮れてれば、
面白いブログになっていたと思うんですけどねぇ〜。
残念。






トマトかけ、かけられもしんどくなったので、
壁際の定位置に戻りました。


このころになると、
カメラにもトマトがベッタリ。

しかし、
皆さんいい色になってます。






『あかん、こんなとこで何しとるんやろ、オレ』

と、
自責の念にかられてる訳ではなく、
目に入ったんですね、トマト汁が。
目に入るとしみるんですよねぇ〜 (^^






まだまだ、
トラックは来ます。

今年は170トンのトマトを撒いたそうです。
170トンって言っても想像できませんけど。

そして、
このトマトはこのお祭りのためだけに、
一年かけて作るそうですよ。

トマト祭りにかける執念、恐るべし。






おっ、

何やら神輿みたいなのがやって来ました。

よく見ると、
Google カー。

でも、
これじゃ、写真は撮れませんよね ^^






そうこうしてると、

ドォーーーン!


空砲が鳴り、
1時間のトマト祭りが終了です。






撤収
空砲がなると、
皆さん一気に出口に向かいます。

私達がいた場所のすぐ後ろに出口があり、
そこから退場です。

地図で言えば、
黒線のルートですね。






皆さん、
いい色してます。






しかし、

皆さん、
襲撃を終えて、
引き上げるゾンビ。




魂が遊離してます。
まさに、
バイオ・ハザード。

しかし、
半被軍団、
綺麗やないの。

どこに隠れとったんやろ。





歩いてると、

村の人が、
ホースやバケツで水をかけてくれます。




ありがたいお心遣いなのですが、
超冷たいし、
残念ながら、
そんなもんじゃ、屁のツッパリにもなりせん。
トマトは既に固まっています。






Googleカーもやられてますねぇ〜。






そして、

仮設のクラブが設置されており、
MCに合わせて、
皆さん、
ズンドコ、ズンドコ。

スゲェ〜、パワー。
とてもオジンにはついて行けません。





以上です。










ですが、、、

なんか物足りないですよね。



そうなんですよ。
ここでも、
大失敗。






トマト祭りの写真を見ると、

ソース
よくこんなのが載ってますよね。


これを忘れていたんです。

私達は祭りの終了と共に動き出した波に飲み込まれ、
そのまま会場を出てしまったんです。

本当は、
皆さんが会場を後にすると、
このトマトの川が残るんです。

そこで、
パフォーマンスをしたり、
それを盛り上げたりするのも、
トマト祭りの楽しみなんですね。
メッチャ残念。






と言うことで、
あまり面白くないブログを読んで頂いたお礼として、
イギリスの

「INTERNATIONAL BUSINESS TIME」

が今年のトマト祭りをレポートしていますので、
それをリンクしておきます。

先ほどの写真もそうですが、
とても Happy で Crazy な写真がいっぱい載っております。

La Tomatina 2015: Huge food fight in Bunol as Spain's annual tomato-throwing festival turns 70






トマト祭りを楽しむためのTips
初めて参加した者がえらそうですが、
今回の失敗を含めて感じたことを書いておきます。
行かれる方の参考になれば嬉しいです。


チケット
チケットのみの購入をオススメします。
バス送迎付きのツアーチケットを購入すると、当日移動になり、前夜祭を楽しむことが出来ません。
また、帰りの時間が制約され、祭りが終わった後のトマトの川でのパフォーマンスを楽しむことが出来ません。
尚、このチケットですが、あまり早くから売り出さないようです。旅行代理店のツアーの方が早く売り出されるので、注意してください。


格好
基本はまったくの自由。
スーツでもゴジラの着ぐるみでもなんでもOKなんですが、サンダルはダメです。
人混みで踏まれて無くなります。道には瓶の破片などが落ちてるとこもあるので、絶対靴がいいです。
そして、靴を含めて服は祭が終わったら、この場で捨てたほうがいいです(捨てる場所はあります)。
バスにしろ列車にしろトマトまみれの服の持ち込むのはどうかと思います。かなり臭いですから。
なので、捨ててもよい服装をオススメします。
ゴーグルも必需品なのですが、競泳タイプの物ではなく、ダイビング用のデカイ物をオススメします。
曇りにくいし、視界も大きいので楽です。


持ち物
お金
喉が乾くので終わった後で水やビールなどを買うくらいのお金です。コインがいいです。

ジップロップ
ビニール袋でもいいですが、ジップロップをオススメします。お金などを入れます。
また、ガイドブックも入れます。このガイドブックにはシャワーの設置場所等が書いてあるので、持ってたほうがいいです。

カメラ
これは難しいですね。トマト祭を純粋に楽しむのであれば、カメラは邪魔になるかもしれません。
でも、写真も撮りたいですよね。と言うことで、本人の判断まかせですかね。
今回見た中では、やはり GoPro を持ってる人が多かったですが、ビニール袋にスマフォをいれただけの人もいました。大丈夫だったんでしょうかね?


観戦場所
基本的には、トラックがトマトを撒く場所付近が良いと思います。
その場所は、下の写真のように、表示されています。
しかし、道(地図の赤線部分)は超危険です。トラックはやってくるし、人だらけで自分で自分の体が制御不能です。
なので、少し道幅が広くなってる場所で、しかもいざと言う時には別の道にエスケープ出来る所が良いです。でも、そこだけにいるとつまらないので、時々は道に出て、バカ騒ぎをする、ヒットアンドアウェイがオススメです。
シャワーが何箇所か設定されていますが、この場所はしっかり覚えておきましょう。ガイドブックを持ってる場合には、そこに記載されてるので良いのですが、持てない場合には、カメラでマップの写真を撮っておきましょう。






翌朝
翌日のバレンシアの新聞では、

全面がトマト祭り、



そして、
その一面を飾るのは、













日本のおっちゃん^^






トマト祭りって、どんなん?
トマト祭りって、どんなん?
トマト祭りって、こんなんでした(前編)
トマト祭りって、こんなんでした(後編)
バレンシア、何も無かったけど、、、
グラナダと言えばアルハンブラ宮殿
アルハンブラ宮殿と言えばナスル朝宮殿
「ただタパ」巡り
フリヒリアナ、スペイン一美しい村なんですが、、、
ネルハ、結構えぇんちゃう?








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