滋賀県の最高峰、 
伊吹山の急登は超シンドかった

朝4時半、

これより、
山行に出発します。





先週、
大山に登り↓↓↓

雪の北壁が見たくて、大山に登ってみた

素晴らしい景色を見ることができ、
遠いアルプスや八ヶ岳まで行かんでも、

『近場でも、
 結構ええんちゃう』

と言うことで、
これから向かうのは、
滋賀県の最高峰「伊吹山」です。






阪神、
名神、
北陸道を走り、
やって来たのは、
伊吹山の登山口がある米原市の上野地区。



車をどこに停めようかと、
登山口に向けて走ってると、
おじさんが、

『こっち、こっち』

って、
手招きしており、
魅入られたように、
駐車したのは、

こちらの駐車場。



そして、
おじさんから、

※ ここに載せることは了承を頂いてます
この紙を渡されました。

あぁ〜、
この人が超有名な高橋さんだったんですね。

お会いできて光栄です(笑)






高橋さん家の駐車場は、
トイレはもちろん、
暖かい休憩室や着替室も有り、
登山者には、
めっちゃ嬉しいですよね。



私も早速、
着替をし、
スタートしようと思ったのですが、
高橋さんが話し好きで、
ずっと話しかけて来られ、
スタートするタイミングがなかなかありません(笑)






高橋さん家の温度計。

気温は-7℃。

じっとしてると寒いですが、
歩くには、
ちょうど良い温度、
と思っていたのですが、、、






しゃべり続ける高橋さんの、
息継ぎの合間を見て、

『じゃ、行ってきます』

と言って、

登山口に向けて出発。

高橋さんは、
まだしゃべり足りなかったようですが(笑)



この道には、
凍結防止に水が流れているのですが、
その水が凍ってて、
危ない、危ない。

アイゼン、
装着か?

って、
思いましたよ。






で、
最初にやってきたのは、
登山口の隣にある、

三之宮神社。

ここで、
今日の山行きの安全をお願いし、
(あっ、賽銭入れるの忘れた)



登山口で、
入山協力金300円を払い、
(ここは、忘れなかった)
登山届を提出し、



スタート(07:30)

一合目までは、
登山道っぽい道を登って行きます。

帰りは、
雪が解けてて、
靴がひどいことになりましたが。



駐車場の気温は-7℃で、
歩くには良いと思ってたのですが、
陽が出てからは、
気温がぐんぐん上がり、
めっちゃ暑かったです。






一合目(07:50)

ここは、
昔はスキー場だったらしく、
宿や食堂の建物が残っています。

もちろん、
営業はしていませんが、
トイレは有りました。

トイレは、
以後は有りません。



ここで、
上を一枚脱ぎ、
帽子も脱ぎ、
手袋もインナーだけにし、

二合目を目指して、
旧スキー場のゲレンデの中を登って行きます。






そして、

二合目(08:15)



ここからは、

ゲレンデの中ではなく、
巻きます。

バックカントリーの人達は、
ゲレンデを直登していましたが。

私も帰りは、
ゲレンデ内を滑って下りました、
お尻で。












途中振り返ると、

雲から頭を出してるお山は、
鈴鹿の霊仙山ですかね?

写真では見えませんが、
右には琵琶湖が見えます。



バックカントリー兄ちゃんもシンドそう。

板履いてるもんねぇ〜。






このゲレンデも巻きます。

もちろん、
帰りは滑りましたけどね。



そして、
巻ききると、、、






ドンッ!



1,300mとは思えない、
圧倒的な姿を現わします。

あの壁を登るかと思うと、
一瞬、

『帰ろうかな』

って、
思いましたよ(笑)







三合目(09:00)

ここにも、
トイレがありますが、
今の時期は閉鎖されています。



トイレ裏の休憩所で、
本日初めてのタバコ休憩。



先週登った大山は標高が1,729m、
伊吹山は1,377m。

こちらの方が、
標高自体は低いのですが、
大山は登山口の標高が782m、
こちらは231m。

なので、
標高差で言えば、
こちらの方が高いんです。



出発して、
1時間半でまだ三合目です。

この先、
どのくらいかかるのでしょうかね?






タバコ休憩を終え、

スタート。

このあたりから、
少しづつ斜度が増していきます。






避難小屋が見えて来ました。



そして、

六合目避難小屋(09:50)

なかなか綺麗な小屋でした。



ここで、
二回目のタバコ休憩。



振り返ると、

左には、
鈴鹿の山々、



右には、
琵琶湖が見えます。






タバコ休憩を終え、
アイゼンを装着し、

山頂を目指します。

ここからが、
冬のこの山の核心でして、
写真中央右の鞍部を目指して、
直登します。






写真ではうまく伝わらないと思いますが、



こんな斜面を登って行きます。



振り返ると、

こんな感じ。






ひたすら、
直登。

高度が増すごとに、
斜度も増していきます。






ポールから、
ピッケルにチェンジ。

でも、
グッサグッサの雪で、
ピッケルが効きません。

ポールの方が、
沈まないだけ良かったかも。






鞍部手前の最後の急登です。



振り返ると、

こんな斜面。



この山に関するブログ等を読んでると、

『この斜面はめっちゃ急で、
 かなり怖い』

と言うような記事を多く見かけたので、
高所恐怖所の私としては、
かなりビビってたのですが、
実際にこの場に立ってみると、

『普通』



おそらく、
スキーやボードをしておられる方なら、
これくらいの斜面だと、
高度感とか恐怖感は全然感じないと思います。

と言うか、
楽しい。

まぁ〜、
これが岩ゴロゴロの斜面だと、
感じ方も違うと思いますが。






ですが、

登るのは、
めっちゃシンドイです ><

下りは絶対滑ってやる、
お尻で(笑)






一歩、一歩、
ステップを切る度に、
呼吸を整えます。






後、
少し。

頑張れ、
俺。






超悶絶しながら、
登りきりましたよ。

『フゥ〜、
 終わった』






山頂は結構広くて、

いろんな遊歩道があるようですが、
さっぱり分かりません。



とりあえず、

トレースを追っかけます。

ほぼフラットなのですが、
今までの登りが相当堪えてるようで、
中々足が進みません。

ほんま、
地味に苦しかったです(笑)






小屋が見えてきました。






駐車場があると言うことは、
夏は車で登れるんですね。






そして、
やっと着きました、

伊吹山頂(11:50)

登山口を出発してから、
4時間20分ですか。

めっちゃかかりましたね。





山頂には、
多くの小屋がありましたが、
もちろん、

今の時期は閉鎖されています。

きっと夏なら、
「海の家」みたいな、
「山の家」状態になるんでしょうね。



そんな中、

こちらのお堂?だけは、
避難小屋としても使われてるようで、
中に入れました。

中には、
祭壇があるので、
人が入れるスペースはわずかですが。






この山のシンボル、
「タケルくん」も雪の中。

「タケルくん」ってのは、
あの超有名レジェンド、
「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」

日本武尊は伊吹山の荒神を退治しようとやってきたのですが、
荒神の化身の白猪が現れ、
氷雨を降らせて日本武尊を打ち惑わしたと言う伝説があるらしいです。

負けちゃったんですね、
タケルくん。





山の名前はさっぱり分かりませんが、
眺めはこんな感じです。



奥美濃の山々。

美しぃ。




伊吹山ドライブウェイが見えます。

中央は養老山ですかね?




霊仙山などの鈴鹿の山々。

霊仙山も、
この時期に登ってみたいお山です。






さて、
ご飯も食べたし
(写真撮るの忘れた) 、
少し風が出てきたので、

そろそろ下ります。






ここからは、
登る時に、

『ここは滑る!』

って、
決めてたので、
滑って下ります。



それに、

アイゼンのダマが凄くて、
歩けないし(笑)

しかし、
笑い事じゃない、
アンチスノープレートが付いてるのに(怒)






斜面は滑り、
道は歩いて、
下りて来ました、

登山口。

登りは4時間以上かかったのですが、
下りは、
1時間ちょっと。

やっぱ、
滑るのは早い(笑)






そして、
戻って来ました、

高橋さん家。

汚れた靴を洗わしてもらい、
着替えをし、
話好きの高橋さんとおしゃべりをし、
帰路につきました。






帰りの車中から。

大山と同じ単独峰、
やっぱ存在感あります。

雪を冠った単独峰って、
富士山もそうですが、
カッコいいですよね。



よし!

次は、
夏に登ろう、、、




車で(笑)








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