16日目、Tam Coc
「チャンアン複合景観」

ベトナム縦断の帰国旅、16日目。
タムコック、2日目。



タムコックに来たのは、

チャンアン複合景観
Trang An Landscape Complex

と言う、
世界遺産を見るためなんです。

この世界遺産、
2014年に登録されたホヤホヤなんです。





「複合景観」ってのは、

「陸のハロン湾」と呼ばれるタムコック、
洞窟と渓谷の名勝チャンアン、
洞窟寺院ビックドン、
千年以上の歴史を誇る首都遺跡ホアルー等々、

自然遺産と文化遺産の複合遺産なんですって。






タムコック
Tam Coc
てな訳で、
最初にやって来たのは、
「陸のハロン湾」と呼ばれる、

 タムコックのボート乗り場。




沢山いますね。






ここで、
ボートのチケットを購入、、、



なのですが、
早くも問題発生。




2人以上でないとダメらしいです。




相方を探したのですが、
皆さん、
カップルか友達通しなので、
訳のわからん、
しょぼい親父とは乗ってくれません。






仕方ないので、
交渉して、

一人で二人分のチケットを購入。

一人 15万ドンなので、
結構痛い。






出航。






出て、
即、


んっ?






んんっ?






何じゃ、
こいつ?

足で漕いでるやん。



オバちゃん、
すげぇ〜。



と思い、
周りを見ると、

こいつも、




こいつも、




こいつらも。






もしや?






シャイなピースサイン。






まぁ〜、
足の方が 手よりパワーは有ると思いますが、
それにしても、
器用なもんです。




感動したので、

動画にしてみました^^






ちなみに、
先ほどの写真にも登場しましたが、
高そうなカメラを持って、
足漕ぎしてるのは、

カメラマンでして、
写真撮って、
『はい、いくら』
って、
商売しているんです。






しばらく行くと、
こんなカップルが。

結婚の記念写真を撮ってるようです。

ベトナムは名勝地で記念撮影するんですよね。



でも、
だんなさん、
シャツ出てますけど。



そして、
花嫁さん、

意識し過ぎなんですけど。


とりあえず、

『お幸せに!』






更に進むとこんな風景が。

これが、
まさに、
「陸のハロン湾」
と言われるとこですね。



ここは、
水田の中に奇岩が林立し、
裾野に穏やかな川が流れてるんです。




なので、
両側では、

田植えをしていました。

今は田植えの季節なんですね。




カカシもおります。






足漕ぎオヤジが、
山の上を指差します。

見上げると、

祠と龍が。

私  『何?』
オヤジ『お寺』

私  『行けるの?』
オヤジ『行ける』



と言うことで、
この後に行ってみます。






更に行くと、

洞窟っぽいものが見えて来ました。



しかし、
穴が小さくね?





入ると、
そこそこの高さです。

でも、
ところどころに、
垂れ下がってる鐘乳石が有るので、
要注意です。




奥行きは無いので、
即出ます。




出ると、

再び、
こんな景色。






この辺りの土地はカルスト地形。

2億5千万年前には海底で、
生物の死骸が積もって1kmにも及ぶ分厚い石灰層を生み出し、
それが隆起してインドシナ半島の一部が出来たそうです。




水に溶けやすい石灰岩は川の流れや風雨の浸食を受け、
数百万年をかけて深い渓谷や奇岩・奇峰を生み出し、
地下水の流れが無数の洞窟を掘り出したそうです。






と言うことで、
再び洞窟。

2番目ですね。




ここも、
先程の洞窟と同じようなサイズ。




即出ます。




再び、
同じような景色。






そして、

売店が有ります。



これは、
きっとここに寄るな、
って思ったら、
素通り。

結構良いとこ有ります、
足漕ぎオヤジ。






再び洞窟。

3番目の洞窟です。



なぜ、
同じような洞窟を三つも紹介するかと言うと、

「タムコック(Tam Coc)」

ってのは、

「三つの洞窟」

って意味なんです。
ただそれを言いたかっただけなんです ^^;








ここを出ると、



終点。



来たルートを引き返します。






再び、

先程の売店が見えて来ました。



行きは素通りしましたが、
やっぱ、
寄るんですね。





一隻のボートが寄って来ます。


オバちゃん『水、コーラ?』
私    『いらない』

オバちゃん『お菓子?』
私    『いらない』

オバちゃん『ビール』
私    『ビール?』



オバちゃん『ビール、3万ドン』
私    『3万ドンは高い』

オバちゃん『3万ドン!』



粘っても下がらなそうだし、
早く行きたかったので、


私    『OK』
オバちゃん『はい、2本ね』

私    『2本いらない、1本』
オバちゃん『漕ぎ手さんのも。
      疲れてるからね(^-^)』



足漕ぎオヤジを見ると、
ニヤニヤして頷いてます。



と言うことで、

2本購入。

ほんま、
こう言うのに弱いわ、俺。






ぬるいビールを飲みながら、

戻りました。






私は、
次の日に、
ここと同じく、
川、奇岩、洞窟と言う景勝地で、
世界遺産名にもなってる

「チャンアン」

にも行きました。


チャンアンに関しては、
次回書きたいと思いますが、
私としては、
こちらのタムコックの方が気に入りましたね。


ボートも小さいので、
乗る人も少なく、
足漕ぎで殆ど音のしない中を僅かな風を切って進み、
周りは水墨画の世界。


とても心地良かったです、
売店がなかったら。← ごめん、オバちゃん、生活だもんね







でもね、
次に行った「ハンムア寺」で、
ここにはハイシーズンが有ることに気がついたんですよ。






ハンムア寺
Chua Hang Mua
次にやって来たのは、
ハンムア寺。



って、

ここを登るのか?(・・;)マジ?





そうだ、そこを登るのだヨ



んっ?






三蔵法師さんの声でした。






ここは、
先ほどのタムコックで、
足漕ぎオヤジに勧められた場所です。

ハンムア村に在るので、
ハンムア寺と言うそうです。






では、

登るかぁ〜。



って、
気合を入れたら、
こんな案内が。

私、
子供以下なんですけど、
体力。





階段を上がるためのモチベーションとして、
階段の数を数えてみました。



『、、、5、6、7 、、、』




『、、、97、98、99、
 
  100』




まだまだですね。


『101、102、103、、、』


『121、122、123、、、』


『、、、』
分かりません。

しんど過ぎて、
数えられません。



と言うことで、
たんなる階段の写真が続きます。← 申し訳ない m(_ _)m












見えてきました、
ハンムア寺






そして、
ふ〜ふ〜、
ゼェ〜ゼェ〜言いながら登ってきました、

ハンムア寺。



お寺と言っても、
観音様がおられるだけですけどね。

金髪ちゃいますよ、
白い方ね。



しかし、
タバコはやめんといかんね。
やめられんけど。






で、
ここに来た目的は、
お寺の参拝ではなく(もちろん参拝もしましたよ)、
この景色を見たかったんです。

では、














ドンッ!









水田に浮かぶハンムア村の奇岩・奇峰群。






反対を見ると、

タムコック。



まさに絶景、絶景。

しんどい思いをしながら登ってきたかいが有ります。






で、
先ほど、
タムコックでも言いましたが、
タムコックには、
ハイシーズンが有ることに気がついたんです。



それはですね、

川の両側は広大な水田です。

今日も田植えをしてました。



と言うことはですね、
稲穂が実るわけですよ。



黄金色の稲穂が実った時期だと、
どれだけ絵になるでしょうか。



つまり、
その時期が、
タムコックのベストシーズンだと思います。

もちろん、
ここ、
ハンムア寺も。






---
階段ですが、
降りる時に再度数えてみました。
443段有りました(おそらく)






ビックドン寺
Chua Bich Dong
今日、
最後にやって来たのは、

ビックドン寺。



ここは、
ビックドン山と呼ばれる、
タワー・カルスト(山のような塔状のカルスト地形)の、
頂上・中腹・麓にそれぞれ建てられた、
上・中・下の3寺から構成されるお寺です。



最初、
11世紀ごろに建てられ、
その後、
18世紀に今のような3寺構成にしたらしいです。






こちらが、

お寺の入口。






入口を入り、
しばらく行くと、

再び門が。

この門の向こうに少し見えてる建物は、
フォンテック寺(Chua Huong Tick)と言う、
別のお寺だそうです。



この門を入って、
左側にあるのが、

下寺。

周りの岩は石灰岩ですが、
このお寺は通常の石の基礎上に造られています。
溶けて崩れる石灰岩対策なんでしょうね。

石と木と瓦で出来た、
中国っぽいお寺です。





 
下寺の横に階段があります。



また、
階段かい。

今日はほんま階段の多い日です。






この階段を上がると、

中寺があります。

『なんや、
 普通の作りやん』

と思ったのですが、
よく見ると、
このお寺、
洞窟の中に建てられています。


 
で、

この左の穴から洞窟に入ります。




ここを奥に進むと、
階段があります。



この階段、
真っ黒。

照明が何も無いんです。

なので、
カメラのシャッターが落ちません。

スマフォで、
照らしながら登りましたよ。






そうすると、

いろんな仏像が祀ってあります。




ベトナムのお寺の像にしては珍しく、
銅で出来ています。




この洞窟自体が中寺なんですね。

場所がら神秘的なお寺です。






で、
洞窟を抜けると、

再び階段。

えぇ〜加減にせえよ、
ほんま。






その階段を上がると、

上寺。



と、
思ったのですが、
違うかもしれません。


ネット情報によると、
先の洞窟の出口から上寺までは、
かなり厳しい階段と岩道だそうです。

ここは、
階段をちょろっと上がっただけですからね。



しかも、
「上寺」は、
現在は崩壊してしまって無いと言う情報もありました。



もともと、
ここに来た目的は、
ハンムア寺同様、
上寺から林立するタワー・カルストや水田等の、
景観を見るためなんです。



が、
ここからの景色は、

なんか、
違う。

ちょっと低過ぎですよね。



おそらく、
ここからさらに登ったとこに「上寺」は在るのだと思います。

でも、
そんな道は無かったような。



あるいは、
もと在った場所は崩壊して、

ここに、
新たに移したのかも?



このあたりが、
一人旅の限界ですかね。

ツアーに参加すれば、
ガイドさんから話を聞けるのでしょうが。



いずれにしても、
今日、
これ以上階段を上るのは無理 ^^;






と言うことで、
「チャンアン複合景観」の初日は終わりです。

明日は、
世界遺産名にもなってる、
「チャンアン」に行ってみたいと思います。














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