8日目、Da Nang
南北交通の難所、ハイヴァン峠

ベトナム縦断の帰国旅、8日目。
ダナン、5日目。



ダナンと古都フエの間には、
ハイヴァン峠(Deo Hai Van)と言う、
ベトナムを代表する名物峠が有ります。



ベトナムを南北に貫く国道1号線のなかで、
全長約 22Km のこの区間は急勾配、急カーブが連続するほか、
濃霧の発生で視界不良に陥ることも多い事故多発区間。

加えて、
地滑り、斜面崩壊といった土砂災害も頻発すると言う、
南北交通の難所だったんです。





すげぇ〜、
曲がりくねってる。




そんなハイヴァン峠の道を何とかするのが、
ベトナムの悲願だったのですが、
そこに登場するのが、
日本のODAと建築技術。

内陸部に、
全長約 6.3Km(東南アジア最長)のトンネルを造っちゃたんです。



なので、
今はこの峠は通らずに、
トンネルを通るんです。






と言うことで、
今日はこのハイヴァン峠に行ってみたいと思います。






一時間くらいですかね。






Google先生の指示は無視して、
海沿いのコースを行きました。



スタートして、
直ぐに、

漁港が見えてきました。



凄い数の漁船が停泊しています。

さすがに今日は漁は休みですよね。






しばらく走ると、

ハイヴァン峠の山々が見えて来ました。



よっしゃ〜、
行くでぇ〜、
と気合を入れたら、

踏切に引っかかりました。

私、
ベトナムで踏切に引っかたのは初めてかも。



統一鉄道(サイゴンーハノイ)の列車が通過して行きます。

サイゴンーハノイ間で30時間以上かかるんですよね。






踏切を通過して、
しばらく走ると、

いよいよ、
ハイヴァン峠に入ります。






ですが、

その前に寄り道を。



今日は元旦なので、
初詣。

南海寺と言うお寺だそうです。



とりあえず、

宇宙の平和と、
今日のハイヴァン峠越えの安全をお願いしときました(笑)






お参りも済み、
いよいよ、

ハイヴァン峠に入って行きます。





ベトナムではお馴染みの、

牛さん軍団をクリアします。

写真には撮ってませんが、
ヤギさん軍団もクリア。





しかし、
前もって、
Google Maps でも確認はしていたのですが、
本当、
真っ直ぐな箇所がありません。

コーナーばっか。

ガキの頃、
夜な夜な、
裏六甲を走ってたのを思いだしましたよ。






ハイヴァン峠は交通の難所として有名ですが、
絶景ポイントとしても有名なんです。

ホーチミンからハノイ間の国道1号線や統一鉄道において、
この箇所が一番絶景らしいです。

今日は生憎の天気でイマイチですが。




統一鉄道の線路が見えます。

明日はフエに移動するのですが、
この峠を列車で越えみたいと思ってます。






いたるところで、

半端無い大きな岩がゴロゴロしてます。

落ちてきたらどうするんでしょうか?
何も対策してないから、
きっと落ちますよね。






峠の手前に、

このようなビューポイントがあります。




C国のツアーの皆さんが、
ハイテンションだったので、



隣の茶屋でコーヒー・ブレイク。

ここまで走って来て、
かなり寒かったので、

『カフェ・デン・ノン(ホット・ブラック・コーヒー)』

を頼むと、
湯煎してくれました。

ぬるい(笑)






C国ツアーの皆さんも行ったので、

私も岩の上に登ってみました。

なるほど、
絶景ですな、
天気は良ければ。



しかし、

岩の下は垂直落下、

メッチャ怖い。



茶屋の兄ちゃんに聞いたら、

『落ちた人いる』

らしいです。






コーヒー休憩も終わり、
少し走ると、

ハイヴァン峠の頂上が見えて来ました。

後少し。






で、

着きました、
ハイヴァン峠の頂上。

カフェやお土産屋さんが並んでいます。

左へ行くとがダナン、
右に行くとフエです。






観光バスやパッケージツアーの箱バンが停まってます。
殆どが、
C国やK国の皆さんです。

彼らの国の「地球の歩き方」にここが載ってるんですかね。



因みに、
ダナンのホテルも殆どがC国の皆さんでした。

チェックインした時に、

『ニーハオ』

って、
言われましたから、

 『ニーハオマ』

って、
答えて、
日本のパスポートを出してやりました。







年代を感じさせる看板があります。

って、
メンテしないんでしょうかね?

ベトナムの観光地、
どこに行ってもそうなんですが、
殆どノーメンテ。

少なくても、
現状維持の為のメンテは必要だと思うのですが。

そのうち朽ち果てて、
お客さん来なくなり、
稼げなくなる、
なんて考え無いのでしょうかね。

そして、
歴史的にも貴重な物なのに。







こちらも年季が入ってますね。



このレンガ造りの建物は、
16世紀ごろの物だそです。




コンクリートの建物はベトナム戦争時の要塞らしいです。



この峠は歴史的にも重要な地として知られており、
15世紀ごろには大越とチャンパ王国の国境だったほか、
フランス植民地時代には要塞が築かれ、
更にベトナム戦争ではかなりの激戦地だったらしいです。



なので、

生々しい傷跡が残ってます。






眺めが良さそうですね。




私も上がってみました。

ちょっと送電線が邪魔ですが、
絶景ですね。

登って来た道が見えますね。



360° View を撮ってみました。







このハイヴァン峠の道は、
英紙ガーディアン(The Guardian)が選ぶ、

「ドライブに最適な世界の道路トップ10
 10 great scenic drives around the world」

に選出されているんです。



確かに、
高低差、コーナー、景色と、
3拍子揃った道路ですね。

後、
道が良ければ最高なんですけどね。



まぁ〜、
道が良くてスピードを出しすぎると、
これまで以上に事故多発地帯になるので、
今くらいの凸凹がいいのかもしれませんが。





さて、
そろそろ戻りますか。

登ってきた道を下って、
ダナンに戻ります。














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