Chua Ba Thien Hau(ティエンハウ寺)

日本のガイドブックを見ると、チョロン(中華街)地区で必ず紹介されているのがこのChua Ba Thien Hau - ティエンハウ寺(天后宮)です。

ティエンハウ寺は航海の神様と言われる媽祖を祀る寺院で、華僑のいるエリアには世界中どこにでもある寺院です。香港でもタイでもマレーシアでも、そして日本にも横浜や長崎にあります




場所はチョロンのバスターミナルからNguyen Trai通りに出て、この通りを西に約1Km程歩いてLuong Nhu Hoc通りの交差点を過ぎると左側にあります。
やって来ましたティエンハウ寺。


お寺の前にはこんな物を売っています。
こちらのお寺では、どこでも必ず鳥を売っています。
これは、功徳のために、捕らえていた鳥を逃がしてやると言うことらしいのですが、、、場所によっては逃がした鳥を捕まえるための罠が仕掛けられているとこもあるとか。

入ってみます。
ここは観光客も多いです

屋根の上には神様達?が。それとも何かの物語でしょうか?



これらの神様達?については↓↓↓を。

屋根の上のジオラマ



入口の上には「穂城會館」と表示が。
穂城會館
「穂城會館」は広東省出身華僑の自治組織の事務所で、ティエンハウ寺はこの會館の中に作られています。


中はこんな感じ。
入口から中を

入ると直ぐ、両側にこんな方達が。だれなんでしょうか?





中の屋根にも神様?達が。






何の話をしてはるん?(^^

チョロン地区にも18世紀の後半以降、多くの中国人(華人)が住みつきはじめました。そんな 中、このお寺も広東省出身の人達によって1760年に建てられた、ホーチミン最古の中華寺だそうです。

 



両側の壁には寄付をした人達の名前が







線香、でかっ!(@.@

奥から入口を見たところ、ブティックホテルみたい(^^;


媽祖様とご対面です。
航海と漁業の守護神である媽祖様は女神です。3重に並ぶ極彩色の聖母は、日本のお寺にある仏像とはかなりイメージが違います。
中央が媽祖、左が金花娘娘、右が龍母娘娘
金花娘娘(キンカニャンニャン)は媽祖の娘で縁結びを司り、龍母娘娘(リュウボニャンニャン)も同じく娘で航海の安全を司ります。
媽祖様
ネットで調べてみると、媽祖は宋の時代の建隆元年に福建省興化府で生まれた実存した林黙という女性が神になったもので、4、5歳の頃から聡明で、8歳では読書に親しみ、聞いただけで暗誦をしてしまうほどだったそうです。林黙は自分の一生を人々のためになることに尽くそうと考 え、医学を勉強し人々を治療したり、気象学を勉強し航海の安全について人々に説いたりしていたそうです。林黙が16歳のとき、父と兄が海で行方不明になっ た時に、林黙は自分で閃きを感じ、自ら海に漕ぎ出し父を探し出し、その後兄も見つけて二人を救出したそうです。このような逸話から、林黙は媽祖という航海の神様(天后聖母)になり、特に華僑の多い福建省と広東省を中心に崇められている、とのことです。


ここはティエンハウ寺と言うのですが、別名『渦巻き寺』とも呼ばれています。
それは、天井一面にお供えされた渦巻き線香から、そう言われているようです。
巨大渦巻き線香

せっかく来たので、私もお供えさせて貰いました。
この売店で、お札を買い求めます。20,000VND(90円)です。
売店

お札に日にちと名前を書いて、とりあえず世界平和をf^^;
これを渦巻き線香に付け、自分で線香に火を着けます。そうすると、オッチャンが適当な位置に吊るしてくれます。
その線香の写真を撮ろうと思ったのですが、オッチャンが吊るすのが早くて、よそ見をしている間に吊されてしまい、場所が分からないので諦めましたf^^;)
このうちのどれかですf^^;)


小さなお寺ですが、なかなか雰囲気があって好きなお寺です。





---
Chua Ba Thien Hau - ティエンハウ寺(天后宮)
場所:710 Nguyen Trai Street, District 5
電話:なし?
時間:6:00 - 17:30(旧暦1、15日は5:00~22:00)


0 件のコメント :

コメントを投稿