フエ、3日目。
今日はフエ郊外にある、
「幽霊の町」
に行ってみたいと思います。
実は、
ここに行きたくて、
フエに来たんです。
さて、
「幽霊の町」ですが、
ネット上に写真とかは結構出てるのですが、
場所がさっぱりわかりません。
ちなみに、
写真では、
こんな感じなんですが。
ソース:An Bang - City of Ghosts
唯一場所が書かれていたのが、
上記のソース。
それによると、
An Bang と言うところに「幽霊の町」があり、
An Bang は Thuan An ビーチのそばで、
フエから東に20Km のところ。
と言うことらしいです。
ですが、
そんな場所は無いんですよ。
「An Bang」は有ります。
「Thuan An ビーチ」も有ります。
でも、
An Bang は Thuan An ビートの側では無いんです。
さらに、
フエの東20Km ところは An Bang でも、
Thuan An ビーチでも無いんです。
さすがベトナム情報、
いい加減ですわ。
どうしようかと考えたのですが、
とりあえず、
Thuan An ビーチを目指すことに。
で、
サクッと着きました、
Thuan An ビーチ。
当然、
何も有りません、はい。
周りをグルっと走ってみたのですが、
それらしい物は何も有りません。
ここは聞こう、
とやって来たのは、
ビーチ近くのカフェ。
カフェの親父に、
先のネットの写真を見せながら、
私 『ここ、知ってる?』
親父『知ってる』
私 『どこ?』
親父『前の道を真っ直ぐ行って、
2つ目の交差点を左に曲がって少し行くと在る』
おっ、
さすが地元民。
で、
やって来ました。
それらしき物は在ります。
が、
しょぼい。
写真とはかなり違います。
今度は、
道端でジュースを売ってたおばちゃんに、
水を買って聞きました。
私 『ここ、知ってる?』
おばちゃん『知ってる』
私 『どこ?』
おばちゃん『あっち、
ずっと、あっち』
Google Maps を見せながら、
私 『どこ?』
おばちゃん『・・・』
忘れてました。
ベトナムの人、
地図が見れないんです。
ホテルのネームカードの裏に場所が書かれているのですが、
そこそこのホテルでも、
南が上に、
北が下なんて平気で書かれてますから。
おばちゃん『49号線をずっと行く』
私 『何Kmくらい?』
おばちゃん『ずっと』
十分です、
これだけの情報で。
と言うことで、
49B号線を An Bang の方向に走ります。
走り出して、
暫くすると、
こんなのが見えて来ました。
更には、
近くには豪華なお寺。
ここか?
と思い、
脇道に入って行くと、
Beach Bar Hue and Villa Louise Boutique Hotel
と言う、
やけに名前の長い小洒落たホテルがありました。
ここのレセプションのお姉さんに、
写真を見せながら,
私 『この写真はここですか?』
お姉さん『ここでは有りません。
これは An Bang ですね』
ここで初めて英語の会話です。
私 『ここからどの位ですか?』
お姉さん『20Km位行った所です』
おぉ〜、
さすが高級ホテル(知らないけど)のレセプション。
距離まで知ってるのか?
私 『何か目印は有りますか?』
お姉さん『An Bang まで行って聞けば、
誰でも知ってると思いますよ』
えぇ〜感じになって来ましたね。
とりあえず、
An Bang 迄 49B号線を走ります。
この49B号線、
至る所に、
豪華なお寺と、
豪華な「こんな物」が有ります。
多すぎて、
写真撮るのも面倒臭いくらい。
もう既に、
おわかりかと思いますが、
「こんな物」と言うのは、
「お墓」
なんです。
「幽霊の町」と言われる町には、
超豪華なお墓が乱立してるそうなんです。
なんで、
そんな超豪華なお墓が在るかは、
「幽霊の町」に行ってからと言うことで。
それにしても49B号線、
「お墓街道」
ですね。
もう少し行くとAn Bang です。
しばらく走ります。
走っても、
それらしい物は見えません。
ここは、
ホテルのお姉さんの言う通り、
誰かに聞こう。
雑貨屋の前にバイクを停め、
タバコを買って、
お店の兄ちゃんに、
私 『ここ、知ってる?』
兄ちゃん『知ってる』
おぉ〜。
私 『どこ?』
兄ちゃん『この道を行った所』
何と、
お店の横の道を入った所と言うではありませんか。
まじか?
超ラッキー。
お店の横の道を入って行くと、
こんな門が。
「LANG VAN HOA AN BANG」
って書かれてます。
An Banng 文化村
って言うのでしょうか?
そして、
有りました!
これですよ、これ!
これ、
お寺ではありませんから、
お墓ですから。
しかも一般 pepole のお墓です。
Photo Sphere(360°View)を撮ってみました。
興味のある方は↓↓↓をクリクリして下さい。
ここは小さな漁村でして、
3Km 程の小道の両側に
超豪華なお墓がこれでもか、
って言うくらい並んでいます。
とても全部は見て回れません。
と言うことで、
ほんの少しだけご紹介。
これらのお墓は、
An Bang の魚村の皆さんの墓で、
村の約90%の人がここに超豪華なお墓を建ててるそうです。
続きは↓↓↓
仏教、道教、カトリック等々いろんな宗教のお墓が有りますが、
作りは皆同じ感じですよね。
これらは、
フエにある阮朝の王宮や皇帝のお墓をコピーし、
それを各自が少しアレンジしているそうです。
これらを造るのに要する費用は、
25,000 〜 50,000USD位らしいです。
5万ドルと言えば、
570万円くらいですかね。
そんなコストでこれが出来るんですね。
てか、
日本のお墓、
高過ぎ!
で、
それらのお金は魚を獲っただけでは用意出来ません。
そのお金は、
海外に住む親戚から送ってくるそうです。
ベトナムの場合、
海外で成功した越僑からの闇送金が結構凄いらしいですからね。
よく見ると、
ガラスや陶器の破片で出来ています。
こちらも、
陶器の破片で出来ています。
これらは、
ベトナムの伝統的な装飾技法だそうです。
まだ、
制作途中の物もあります。
お金が集まったら、
続きを造るんでしょうね。
一つのお墓には、
先祖からの一家のお墓が祀ってあります。
中には、
生前からせっせと豪華な墓を作ってる人もいるとか。
このあたりは、
カイディン皇帝と同じですね(笑)↓↓↓
10日目、Hue
郊外のお墓、お寺巡り
そんな豪華で巨大なお墓ばかりの「幽霊の町」の中で、
一際目立ってたのが、
こちらのお墓、、、
日本人的には、
お墓はこれですよね。
最後になりましたが、
なぜ、
「幽霊の町」と言われてるかと言うと、
夜になると、
大量の幽霊が出没する、
からではありません。
その逆で、
漁民の皆さんはいたって質素な生活をしてるのに比べ、
死者は豪華な屋敷(お墓)に住み、
生者より贅沢な生活をしてる。
ゆえに、
そのように言われてるそうです。
う〜ん、
私は死んでから贅沢するより、
生きてるうちに贅沢したいですねぇ〜。← 無理無理( -_-)
以上、
「幽霊の町」
でした。
そろそろ帰るとしますか。
と思ったのですが、
「幽霊の町」の入り口近くで、
何か、
美味そうな物を焼いています。
昼、
何も食べて無かったので、
頂くことに。
魚をいろんな香草とヌクマムに漬け込んで、
焼いた物です。
おばちゃんが一生懸命説明してくれるのですが、
さっぱり分かりません f^^;)
でも、
これが美味い、美味い。
ちょっとピリ辛で、
ビールがすすむ君ですよ。
って、
飲んでませんから、
1本しか。
普通に食べてたら、
おばちゃんが葉っぱを出してくれました。
ここはベトナム、
当然巻き巻きします。
でも、
そのまま食べた方が美味い ^^;
「幽霊の町」も観れたし、
フエも今日が最後。
明日は、
フォンニャ(Phong Nha)と言う町に移動します。
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