バックハー、3日目。
帰る気などさらさら無く、
まだまだ行ってみたい所はいっぱい有ったのですが、
一旦「帰る」となると、
一刻でも早く帰りたくなりました。
と言うことで、
最短の帰国行程をチェック。
勿論、
コストも考慮して。
そうすると、
今日、
ラオカイに行き、
夜行列車で明日朝ハノイに戻り、
その日の昼の飛行機に乗れば、
明日夜には日本に着きます。
列車と飛行機のチケットは昨日ネットで予約済みです。
ラオカイへ
10時、ラオカイ行きのミニバスがホテルに迎えに来ました。
乗客は、
同じホテルに泊まってた、
スペイン人の2組4人と私。
しかし、
そんな数ではラオカイまで行きません。
ホテルやバス停に停まってお客を乗せていきます。
そして、
立っていた赤モン族のお父さんを乗せます。
お父さんはあまり乗る気は無かったようですが、
乗って来ました。
そして、
しばらく行くと、
お父さん『停めて!』
奥さんが歩いていたようです。
お父さん『乗って行こう』
奥さん 『ダメ、歩いて行くの!』
一蹴され、
お父さん降りて、
お母さんと一緒に歩いて行きました。
二人で乗っても10万ドン(500円)以下ですが、
奥さんにしてみれば無駄金なんでしょうね。
何時間かかっても歩けるところは歩く、、、
厳しいッスね。
そんなこんなで、
お客を乗せ、
満席で出発。
途中で更に乗せ、
立ち席状態。
12時、
ラオカイの駅前に到着。
まずは、
一服。
そして、
昼ごはん。
ハノイ行きの列車は夜8時過ぎ。
なのに、
なぜこんなに早くラオカイに来たかと言うと、
一度中国に入ってみたかったんです。
別に用事は無いんですけどね。
ラオカイは中国との国境の街で、
中国側は「河口」と言う街です。
時間はたっぷり有るので、
国境まで歩いて行くことに。
向こうに見える高い建物は中国。
ベトナムと中国を結ぶ鉄道。
昔は、
ラオカイから中国・昆明行きの国際列車が走っていたそうですが、
現在は、
廃止されています。
でも、
貨物列車は運行しているようですが。
やって来ました、
ベトナムのパスポートコントロール。
メッチャ立派な建物ですね。
意地張ってる?
ベトナムを出国
何事もなく、イミグレを通過。
パスポート・コントロールを出ると、
こんな風景。
門、
立派過ぎ。
絶対、
意地張ってますね。
大量の荷物を持ったお運びさん達と出会います。
全て、
中国からベトナムへ運んでいます。
国力の差?
ベタですが、
国境越え。
あっ、
越えてないわ。
こちらが、
中国・河口のパスポート・コントロール。
これまた、
立派です。
入ると、
イミグレの前に若い検査官がいました。
パスポートを出すと、
検査官『旅行ですか?』
私 『はい』
検査官『では、入出国カードを書いて下さい。
ペンは持ってますか?』
私 『はい』
ペンをカバンから出そうとすると、
カバンを持ってくれるし、
入出国カードの書き方を細かく教えてくれます。
メッチャいい人やん。
しかも、
イミグレのキューに並んで、
私の番になったら、
この若い検査官が担当に。
なので、
何事も無く、
入国。
中国のイミグレの人って、
こんな優しいの。
中国に対するイメージ変わるわ。
ベトナムのイミグレと大違い、
と思ったのですが、、、
この話しには続きが有りまして、
それは後ほど。
中国へ入国
パスポート・コントロールを抜けると、河口の街。
長い人生ですが、
2度目の中国 in です。
最初は35年前。
上海の南京路でも、
夜は明かりが無く真っ黒でした。
今では、
考えられませんよね。
綺麗な街ですね。
まぁ〜、
世界第二の経済大国ですもんね。
さすがは国境の街、
普通にベトナムが書かれてるし、
普通にノンラーオバさんがチャリンコに乗ってます。
ベトナムに持ち込む品ですかね。
本当は、
あまり美味くない青島ビールを飲みながら、
中華料理でも食べようと思ってたのですが、
美味しそうなお店を見つけることが出来ず、
断念。
ちょうどタバコが切れかけていたので、
タバコを購入。
ですが、
英語が一切通じません。
実は、
タバコ屋の親父だけでなく、
ここに来るまでに、
数人の中国人に道やお店を聞いたのですが、
まったく英語が通じず。
もしやと思い、
私 『Bao nhieu la thuoc nay?(このタバコは幾らですか)』
親父『Sau muoi nghin dong(6万ドン)』
ベトナム語が通じるやん。
しかも、
ベトナムドンかい。
と言うことで、
購入した555。
しかし、
6万ドン(300円)って、高くありません?
中国って、
そんなにタバコ高いの?
さて、
タバコも買ったし、
出国しますか(笑)
戻って来ました、
パスポートコントロール。
ですが、
出国(EXIT)が有りません。
建屋には「EXIT」って書いてあるんですが。
付近を探してると、
有りました、
出境(EXIT)が。
一階が入国で、
二階が出国ってことですね。
中国を出国
ここまでは、何も無く順調だったのですが、
ここで問題発生。
イミグレの担当者にパスポートを出すと、
チェックをします。
当然です。
ですが、
長い。
そして、
他の担当者を呼び、
何やら中国語で喋ってます。
そして、
他の担当者が、
私に中国語で何やら言ってます。
私『中国語は分からないのですが』← 英語
何やら、
こっちに来い、
みたいな事を言ってます。
そして、
別の部屋に連れて行かれました。
おいおい、
俺は何も悪いことはしとらんけど。
そうすると、
英語を喋る担当官?が出てきて、
担当官『貴方は、
1月○日にベトナムに入国している。
今日は 2月29日。
ベトナムはVISA無しでの滞在は15日。
それを超えている』
はは〜ん、
そう言うことね。
しかし、
それをチェックするのは、
ベトナム側やろ。
なんで、
中国側でそれをチェックするん?
俺が、
日本人だから嫌がらせ?
それとも、
小遣い稼ぎ?
って、
思いましたが、
ここは大人の対応を。
私『私はベトナムの滞在許可書を持っています』
と言って、
レジデンスカードを出しまた。
カードを受け取った担当官は、
私をこの部屋に連れて来た担当官と何やら中国語で喋ってます。
担当官『何だ、これは?』
おいおい、
滞在許可書でんがな。
英語でも記載が有るし。
私『べトナムがそこに書いてある期限まで私に住んでもいいよ、
って保障した物です』
担当官『見たことない』
だから〜、
これはあなた方がチェックすることでは無く、
ベトナム側がチェックすることでしょうが。← 本当は出国側でもチェックされます。
かなりイライラきてるのですが、
ここは大人の対応を。
私『ベトナム側に確認して下さい』
検査官がカードを持って携帯で話しを始めました。
中国語なので、
おそらく上司か同僚。
そして、
カードを持ってどこかに行きました。
待つこと10分。
カードを持って帰って来ました。
担当官『OK。
今後はパスポートと一緒にこのカードも出すこと』
まぁ〜、
冷静に考えれば、
私のミスだったんですけどね。
でもね、
態度がいかんですよ、態度が。
超高圧的な態度。
やっぱ、
ベトナムのイミグレと同じでした。
入国時の若い人が特別だったんですね。
しかし、
ベトナムでは、
2015年から30日以内の再入国にはVISAが必要になったのですが、
この規制が空路だけ適用されるのなら良いのですが、
陸路も適用されるのであれば、
ここラオカイでの「VISAクリア※」は出来ないことになりますね。
※ ベトナムはVISA無しで15日は滞在出来るのですが、
それ以上延長しようとするとVISAを取得するか、
一旦他国に出国し再度入国することで、
新たに15日の滞在が可能になる(なってた?)。
パスポート・コントロールを抜けると、
またもやお運びさん達。
荷物バラけてるし。
まぁ〜、
一人でこれだけの荷物を運ぶのは大変ですよね。
そして、
ベトナムのパスポート・コントロール。
ここでは、
チャンとパスポートとレジデンス・カードを提出。
検査官がそれを見て、
ボソッと、
『初めて見た、、、』
お前もかい
ベトナムへ再入国
この日はメッチャ良い天気で、さすがに10Kのバッグを担いで歩くのは、
しんどいです。
どこかでビールを飲みたかったのですが、
良さげなところがみつからず、
駅に向かって歩いてると、
と言うことで、
ココナッツ・ジュース。
このココナッツ・ジュースですが、
ホーチミンなどでは、
外側の殻を削ったココナッツ・ジュースをよく売っています。
ココナッツって、
殻を取ると直ぐ茶色に変色し見栄えが悪いんです。
そのため、
人体に有害な漂白剤に漬けて見た目を良くしてる物を売ってます。
(全部ではないですよ)
なので、
初めから外側の殻を削ってあるココナッツは買わない方が良いです。
そして、
やって来たのが、
ラオカイ駅の側にある、
Nhat Linh
レストランです。
今晩の列車は↓↓↓のサイトで予約しました。
Vietnam Railways
前日だった為か、
安い車両がなくて、
「Fanxipan」と言う車両を予約しました。
そうすると、
メールでバウチャーが送られて来て、
このレストラン内にある、
Fanxipan のオフィスでチケットに交換するようにと。
その為にやってきたんです。
そのチケットが、
こちら。
発車は20:35ですか。
まだまだ時間がありますね。
ハノイへ
適当に時間を潰し、やって来ました、
ラオカイ駅。
今回乗る列車はSP2と言って、
ラオカイ発が20:35、
ハノイ着が04:20です。
ハノイーラオカイ間を走る列車はチョット変わっており、
車両のほとんどが旅行会社の専用車両となっています。
私が乗る Faanxipan もそうですし、
有名な Victoria Express もそうです。
各社が1両か2両の車両を連結しており、
いずれも専用の列車を仕立ててるわけではなく、
全て定期列車にお世話になるという形です。
なので、
各社が専用色の車両を連結してるのかと思ったら、
なぜか、
全てベトナム鉄道の車両でした。
唯一 Fanxipan と分かるのは、
窓に貼られたシール。
各社で値段は違うので、
同じ車両だと、
どうなのよって思いますけどね。
夜行寝台なので、
サービスなんてのも有りませんし。
(有ったのかな?)
まぁ〜、
他の車両を見てないのでわかりませんけど。
今日は重たいバッグを担いで結構歩いたので、
疲れました。
寝ます。
(って、発車前から寝てたんですけど)
おやすみなさい。
確か上海ではマルボロ買ったけど日本より安かった記憶が・・・
返信削除数年前なので値上がりしたのかも知れません?
日本が高すぎるんですよね^^
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